第15話 真犯人 It’s All My Fault
監督/Bill D’Elia 脚本/Peter Nowalk
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【ストーリー】
生徒たちはレベッカが逃げないように拘束していた。
レベッカを責めればコナーは俺たちの身元が割れるという。
しかし彼女があの晩びしょ濡れになっていたと目撃者が居ること。
ミカエラは本当のことを言っていたのだという。アナリーズは
そんな生徒たちが集まるところに来ると、黙るよう告げる
と、ウェスに状況を説明する様告げる。レベッカがライラを殺
したのか?サムは無実だったのかも知れないと語ると、みんな
完全に正気を失っているというアナレーズ、私が全てを片付ける
のでレベッカのテープを剥がすと語る。本当に酷い目に有った
わねと告げると、叫ばないよう告げる。しかしテープを取った瞬間
レベッカは「助けて」と声を上げる。
— 8月29日 PM6:57 ホテル・ニューヘイブン —
サムはライラから電話を受けていた。奥さんにもこんなウソを付いて
いるのかと問われる。出張だと聞いたがエール大に移るのかと
問われると講義に来ただけだと語る。ライラは私はグリフィンと
寝ようとした事を告げ、彼に自分の子だと思わせる為だという。
でも彼から拒否されたと語る。私は中絶はしないとするライラに
対してサムは数日に戻るという。しかしライラはもうこうなったら
奥さんにバラすと告げる。
— 現在 —
アナリーズは良い子にしていたら何もしないとしてレベッカに語る。
騒いだら地下室に監禁するとフランクは告げる。アナリーズは
彼女の手を解いてくれというと私たちは人間であり、身勝手に
拘束するなんて怪物にでもなったのかと告げる。アナリーズはボニー
はどうしたのかと問う。
その頃ボニーに連絡を入れるが彼女はアッシュとベッドで寝ていた。
フランクが告げ口するかも知れないというアッシュに対して、彼の
汚い秘密を握っているので大丈夫だという。
殺人を疑われていると思ったが、私は人を殺したりはしていない
というレベッカ。そんな中このままでは拉致があかないので
アナリーズは裁判を使用という。あなたたちは自分勝手にライラを
殺したのはレベッカだと決めつけているとし、一方レベッカは不当な
扱いだと感じて居ること。レベッカを裁判に掛けるのよというアナリ
ーズ。
— 8月29日 PM8:47 —
ライラはアナリーズは居るかとしてアナリーズの事務所に来る。
ご主人のことで話が有るという。ボニーが対応に出ると、
後悔することになるとし、今はいないと語る。大事な事を伝えに
来たと伝えて欲しいと。もう彼は秘密を隠しきれないという。
アナリーズはボニーに誰か来たのかと問うと、フランクの遊び相手
が来ただけだと語る。
— 現在 —
フランクはボニーを呼びだすとレベッカを裁くことになったこと
が聞かされる。これは以前サムがレベッカを心理鑑定した時の録画
したものだとしてよく見てレベッカが警察に話した内容との矛盾点
を探して、一時間後に被告人に対する各自の主張を聞くという。
以前の状況ならば薬物を使用しグリフィンと寝ていたのをライラに
見られたのが動機だとされていたというコナー。ミカエラは自白
ビデオではレベッカはグリフィンがライラを抑え付けるのを見て
いたと言っていること。つまり死因は絞殺。これは警察が公表する
前に知っていた情報だという。
どうして彼女の携帯を持っていたのか。殺される前の晩、ウチに
置いて行ったのだというレベッカ。しかし記録によるとライラは
サムとその後も数回電話をしていること。動機は嫉妬だというコナ
ー。ライラが美人で裕福だからだと。
ライラら絶交を告げられレベッカはキレたのだろうとコナーは補足
する。
ウェスはどう思うのかと意見を求めると、何も無いと語る。
レベッカはルディに濡れた姿を見られていること。ルディを
黙らせるダメにPCPを使用させたのだろうという。しかしレベッカ
はそれを否定し、PCPでは精神は壊れない事を語る。
カッとなって抵抗したというコナーの主張を信じろというのかという
アナリーズ。自白ビデオを撮る前に死因は絞殺だと言われた可能性
はあるとし、携帯についてウソを付いていただけで殺人犯にする
のかとしてアナリーズは呆れる。事実は何処に有るのかと問うと、
絞殺したなら彼女の居たいをどう貯水槽に入れたのかと問う。
今までのことは全て憶測であり、半年近く私の下で働いてきた結果
がこれ様かという。
事務所にはエミリー・シンクレア検事がやってくると、ネイトの
裁判の担当検事だと名乗る。アナリーズに話を聞きに来たのだと
するが、対応に出たアナリーズは今、泊まり客が居るのでそちら
の事務所に行くという。
シンクレアはアナリーズからサムが失踪当日のことについて
尋ねる。ネイトの家に行ったこと。心配していて彼とは性的関係
が有ったこと。回数は一回、そして帰宅すると気が付くと後ろには
ネイトがいたという。武士に返るのを見届ける為だという。ネイト
を守りたがったが、サムは車に乗り込み逃げるところだった
という。サムは酔っていて私を怒鳴ったとし、ネイトはサムを
宥めようとしたのだという。しかしサムの怒りは収まらず力尽く
で抑え付けたと語る。
— 8月30日 AM24:53 —
サムはライラに電話すると約束したコーヒーショップに到着した
とし、今何処に居るのかと問う。ライラは屋上にいるという。
グリフィンが他の女と寝ているのを見たという。私の事が邪魔でしょ
と告げ消えた方がマシだろうと語る。お腹の中の子供も・・と
告げ今にも飛び降りそうな気配だった。サムは今、そっちに
向かうと告げる。
— 8月30日 AM1:12 —
屋上にサム到着。
— 8月30日 AM2:46 —
びしょ濡れになったレベッカはルディに見られる。ライラって子
とケンカしていたが大丈夫か?と。壁が薄いので聞こえるのだと
いう。PCPとタートルXを混ぜて吸わせる。
— 8月30日 AM1:14 —
私が愛しているのは君だけとサムはライラに語る。
妻との関係はもう終わっていると。
— 8月30日 AM1:58 —
— 8月30日 AM2:12 —
レベッカが貯水槽でライラの遺体を発見
— 8月30日 AM1:14 —
サムとライラ、もう君を二度と失いたくない。君だけだと。
今すぐに妻に事実を話したい。終わったら電話するというサム。
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ウェスは自分が住んでいる部屋の前の住民・ルディのことが気になり、
レベッカから話を聞くが、彼女は一度も逢ったことがないとした
ことから、疑問を感じて調べていくことになる。
レベッカの矛盾した発言を聴いているウチにウェスとしては、彼女
を愛している気持ちとは反対に彼女の本音・本心が何処に有るのか
分からなくなってしまう。その件で疑っている事をみんなに話す
とライラ殺害に関しては、サムではなく実はレベッカなのではないか
ということになり口論になる。レベッカによって操られていた
行動ではないのか。アナリーズはそんな事態の収拾を図る為に
レベッカに対する裁判を開くことをつげ、それぞれに説得力の有る
証拠を持ち合うことを告げる。
一方指輪を巡り、ネイトが疑われていた件でアナリーズはその経緯
を説明する。またしてもウソを付いて夫が激高していたのを止める
為にネイトを抑え付けたという彼女。
そんな中、レベッカの裁判では有罪だとは言いきれず釈放する
しかないという中で、軟禁していたレベッカが地下室から居なくな
っていることが分かる。
いよいよシーズン1の最終話。
色んな要素がありすぎて、取り留めのない話になってしまった。
色んなところで足の引っ張り合いのようなことが起きているような
感じで、人間の貸し借りが、人の「生と死」に関する流れとして、
事件と関係している中で発生していることなので、なんともいけ
好かないものとして存在しているところが実に感情移入しづらい
感じに思える。
レベッカとアナリーズは色んな面で似ていて、共に多重人格者なのか
なと思って見ているのだけど、結局フィクサーという名の謎の男の
前には何も出来ないなという感じで、その一人・レベッカが殺害
されることで一つの流れを封じてしまった。
アナリーズが何れの流れの中にも何処まで感知し、関与しているの
かということがよく分からないのだけど、ライラ殺しに関しては
形(実行犯)は違えどサムが彼女を殺したということには違い無い
ように思う。
気になるのは上述したことにもなるけど、互いに付かず離れず
みたいな関係を保っている状況の中に、同じ秘密を共有する仲間
の構図が出来上がり、その秘密がなんなのかということ。
時間軸を相当遡らないと、アナリーズとサムとフランクとボニー
の関係はよく分からず、単純に見ればどう見ても一緒にいる
べき相手ではないのだけど、その状態を保っている理由の中には
現在のサム殺しに於ける、ウェス、ローレル、ミカエラ、コナー
の関係と同じような理由が詰まっているのだろうか。
ライラ殺しの件ではサムがフランクに貸しが有ることを語っていた
けど、それが何なのだろうね。
ボニーとフランクの間でも何らかの秘密を持ち合っている感じだし、
レベッカの件ではフランクが殺したのか、それともアナリーズが
殺したのか。
今回は取りあえず殺すまでの流れが詳細に描かれた。
しかしそれを解明するに至るまでは全然及ばないところでドラマ
が回ってしまった。知る人だけが知るということで、現状
生きている中ではフランクだけがライラ殺しの顛末を知っている
訳だけど、上述したようにその流れもアナリーズが把握している
のかどうかが気になる。
指輪が一つのキーアイテムとして利用された。
ローレルはフランクと付き合っているだけ有って、この人も人心掌握
する為の方法論をある程度熟知している感じがする。
フランクだか誰かがドラマの中でも語っていたけど、ローレルは
人を操っていく一面が有り、都合良くその時々に合わせて人との
付き合いを替えていきそうだ。
ローレルはミカエラが警察にいくことを恐れて指輪を持っていた。
指輪を利用して警察に縛られてしまっているのはネイトも一緒。
フランクはそんなローレルから殺人鬼と思われていることに不快感
を露わにしていたけど、本当に殺人鬼だったという辺りは有る意味
凄い。
気になるのはネイトがアナリーズに言われた電話番号に電話して
いたことと、レベッカは隙を見てミカエラの携帯を使って何処か
にメールしていること。「エッグス911」って何の事なのだろうか。
レベッカとネイトが繋がって居たことが有るけれど、その時のこと
が何か関係が有るのか。エッグス=ライラの妊娠の事だと思うので
それを誰かに告げようとしていたところで殺されてしまったという
感じなのかな。
個々のエピソードでは、ミカエラはゲイの彼氏と別れるみたいだし、
コナーの心の支えとなっていたオリバーはなんと言ってもHIVの
陽性だったこと。
また何となく血祭りにされるのはアッシャーなのかって感じの流れ
が新たに提示された。今回妙に彼だけはハイテンションで、邪魔くさい
ところも合ったからね。
■使用された曲
・Run Me Out by Zola Jesus
・Black by The Soft Moon
■キーワード
・
アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
サム・キーティング (Tom Verica) アナリーズの夫、心理学教授
グリフィン・オライリー (Lenny Platt) ライラ事件容疑者
ライラ・スタンガード (Megan West) 殺された大学生
オリバー (Conrad Ricamora) IT部門、ゲイ
エミリー・シンクレア (Sarah Burns) ネイト事件の検事
メアリー・ウォーカー (Lynn Whitfield) エイデンの母
ルディ・ウォルターズ (Jack Mikesell) ウェスの前の住人
— (Jessyka Finnoy) Law Student
ハンナ・キーティング (Marcia Gay Harden) サムの姉