[E] ホームランド Homeland シーズン3 第12話 名もなき星 The Star

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第12話 名もなき星 The Star

監督/Lesli Linka Glatter 脚本/Alex Gansa
Meredith Stiehm
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【ストーリー】
ブロディはCIAの内通者のジャバディのことを密告しようとする
が、アクバリの発言によって現実に戻りオフィスでアクバリを
灰皿で殴ってクッションで顔を覆い、窒息死させる。
すぐに遺体が見つからないように床の血を拭いて、手に付いた
血痕を水で洗い流す。そしてアクバリの机から銃を抜き出すと
何事もなかったようにしてオフィスから出て行く。
キャリーもブロディと合流する為に準備し、ジャバディもビル
から出て行く。秘書がアクバリの死を知る時には、ブロディは
建物のセキュリティを抜けて車に乗り込んだ後だった。銃を
突き出すと、運転手に対してそのまま運転するよう強制する。

ダールはソールの元に行くとキャリーから電話だという。
現在メラット公園に向かっているとのこと。ソールはジュネーブ
に飛べと言っただろうとするが、ブロディがアクバリを殺したの
だとし任務遂行をしたのだという。本人がアクバリのオフィス
から電話してきたのだと語る。しかしそれを信じるのかという
ソール。ブロディからCIAの作戦を聞かされたアクバリが君を
捉えようとして罠をしかけたのかもしれないという。今から
落ち合う事を告げると、治安部隊をつれてそこに向かっている
かも知れないぞという。そんなソールにキャリーは貴方にはその
世に誰も信じられる人がいないのかと問う。捕まればどうなるかは
分かっているなと問うと解放の交渉もしないしCIAの関与は完全に
否定されるものだという。ブロディはイランからは出られない
可能性も高いという。ソールに対して本格的に救出作戦に動いて
欲しいと告げる。しかし先ずはアクバリ殺害が事実化の確認を
する方が先だという。ソールはダールに対してジャバディに繋いで
くれと語る。

ブロディは運転手から携帯を捨てさせると車を奪って運転手を
置いてキャリーと約束の場所へと向かう。しかしなかなかキャリー
は公園には来ず、ブロディは車に戻るとキャリーが窓を叩く姿
が有った。追っ手が居ないか確かめたのだという。私の車に
乗り換えてギャルムサールの隠れ家に向かうという。後はソール
次第だという。

ジャバディはアクバリが死んだことを報告する。
ブロディは何処に行ったのかと問われ、計画は6日前に流れたので
何処に居るのか分からない事を語る。ジャバディは私が捜索を任さ
れたのだとすると、明日の朝までに彼を逮捕して軍事法廷に出さ
ないといけないとし、彼の逮捕に手間取れば無能と判断されて
私がアクバリの後継者には選ばれなくなるという。彼はキャリー
と一緒なんだろう?と問う。最悪のシナリオだけは回避しないと
いけないのではないかという。二人が一緒の所で捕まえること。
少なくともキャリーは守るというジャバディ。ブロディの場所
を話すようソールに要求する。
ダールはソールに対してもっともな主張だとし、ブロディとキャリー
が何事もなく隠れ家に行けるとは思えないという。ソールに君が
長官代理なのか今日までだとし、ここに来てアクセルを吹かす
必要はないという。しかしソールはすぐに救出作戦にかかるという。

キャリーとブロディは隠れ家に向かう車の中で話合う。
オレは砂漠で生まれたこと。モハーベ砂漠で、オヤジが駐屯して
いたという。空陸戦闘センターにいたと。キャリーは少しも知らな
かった事を語る。今も生きていてオレを見たら絶望しただろう
なというブロディ。あと80kmで隠れ家だという。

隠れ家に到着する。
ブロディは手を洗いながら鏡を見つめていた。
一方その頃、国営イラン放送によるとダーニッシュ・タクバリ将軍
が暗殺されたという報道が行われる。将軍はイスラム革命防衛隊
総司令官であり精鋭部隊としてその名を知られるコッズ部隊を率いて
いたという。
スコット・ライアンに対して、トルコ側かアフガン側かと尋ねる。
シールズの救出チームを組みアフガンのヘラートの米軍基地から
向かわせるという。人員16名ヘリが4機、ブラックホークとチヌー
クが2機ずつ。ブラックホークはここからイラク領空へ入り、
更にトルバテヘイダリーイェを目指して北上すること。あとは
砂漠に沿って西に向かい屋根伝いにギャルムサールに下るという。
総飛行210分の工程だという。チヌークのアフガンのこの場所に
留まり支援隊にはブラックホークを置いてイランとの交戦に
余儀なくされた場合の援護に向かうという。不吉な響きだという
ダール。フィスター少将もぶっつけ本番を不安視しているという。
イラン国境には中国製の対ステルスレーダーが配備されているとも
言われていること。不安材料は上に伝えるか?それはソールなの
かそれともロックハートなのかと問われ、ダールはソールだという。
後11時間10分は長官代理である事を語る。
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CIAのソールはジャバディを協力者としてイランに戻して、ブロ
ディをイランに潜入させて、アクバリを暗殺され、ジャバディ
をイラン政治のトップに立たせることでアメリカを含めた国際的
な協調の流れに参加させて混乱を収拾させるという壮大な計画を
実行する。常に綱渡りの状態で、ブロディはイランでの生活に
居心地の良さを覚え、CIAのやることに対する不信感も相まって、
裏切ろうとしてアクバリのオフィスを尋ねるが、その部屋から
一連のブロディを使ったイラン側のアメリカでの工作事件が
始まっていることを知って、咄嗟にブロディは再び正気に返り、
アクバリを殺害する。既に計画の失敗を覚悟していたソールは
今尚計画が継続されていることをキャリーからの電話で知らされる。
キャリーはブロディの脱出計画を素早く指示して欲しいと唱える
が、ジャバディは私がブロディを逮捕しなければアクバリの後継者
となるのは不可能だとして、CIAに対してブロディを差し出すよう
求める。キャリーの安全は保証するというが・・・

いよいよシーズン3の最終話。
気になるのはここまでアメリカ国民から不信感を抱かれている
ブロディの落としどころを何処に持っていくのかというところ
にあるのかな。

英雄になったり、非国民となったり、監禁されたり、逃亡生活
をしたり・・・ホント、ブロディの波瀾万丈な人生に於ける精神力
の強さというものを最後まで感じさせるものが有り、その原動力は
なんなのかという感じがする。そこには夢だったり家族だったり
が有るのでしょうけど、アメリカという国に対する忠誠心に
関しては最後はどう感じて居たのかな。

ジャバディとキャリーの会話の中で、キャリーの行動の背景に
有る迫真の演技や行動に於ける原動力の先にはブロディの存在が
有るとされていたけど、それを失うことの辛さと消失感はやはり
図り知れないものがあるのだろう。キャリーが幻想のようにして
追ってきたブロディの最後を見届けることで、一つの区切りと
なることは言うまでもなく、今後このドラマをどういう方向として
描いていくのか気になるね。こういうところ、アメリカの脚本家
は優れているところが有るので、ブロディ編を忘れさせるような
凄い展開を用意していきそう。正直、中東とか海外を舞台に
したドラマになると今まで辛気くさくて面白味を失うことも
多かったけど、最近は本当に上手くアメリカのドラマ界は世界を
巻き込んでいる感じ。

国を守る立場として大局的立場を支持するのか、個人の人権や
人命を守るのかという深い葛藤が描かれたのがシーズン3だった。
それもただの人ではなく英雄とも言える人物の命を犠牲にすること
への酷な展開が用意されたけど、前線で戦っている兵士たちは
みんな名前も知らされないままに命を失うことに対して、ブロディ
自身は追悼式のその場で名前は刻まれなかったけれど、少なくとも
これに関わったものたちにとっては、ブロディのしたことの大きさ
というものを感じたのだろう。そんな事実がいつ明らかにされて、
いつ名誉が回復するのか。時が過ぎないとなかなか現状では難しい
ものがあるのだろうけど、せめてブロディの一家が生きている時に
伝わると良いんだけどね。ジャバディの立場を考えなければならない
という皮肉な状況が有って、ホント辛い状況だ。

キャリーとブロディは一晩だけど共に過ごす時間が有った。
その中でキャリーは失意を覚えて自分自身を見失っている彼の姿を
目にする。
「一体どの世界で殺した罪を別の殺しで償えるのか?」
「あなたは海兵隊なので倫理感が違う」
「オレはもう海兵隊ではない。もう随分前から違う」

そんな彼に対してキャリーはアイデイティティを取り戻す為に掛けた
言葉は、パンチのあるものだった。
妊娠している事実はもちろんのこと。
「私だって帰国後にどうなるか分からない。どんな暮らしが待って
いるのかも。一緒に居られないかも知れないが、それでもこの先も
人生は続く。
私は悲観的に生きていくつもりは一切無い。あなたに出会う為に
生を受けた。そう信じている。」

イラクからイランの国境に入る時と同じような演出で、今度は
アメリカからの救援かと思いきや、光の先に居たのはイランの
ジャバディ率いるコッズ部隊だった。
最後の最後まで展開を反転させるのが上手いドラマで、最後の最後
まで窮地であれ助かる流れが有るのだろうと思わせたと思えば、
今回のように絶望的流れを演出する。

アメリカという国に尽くしてアメリカを一度は裏切り、そしてアメリカ
からも裏切られた男。
映画「ランボー」よろしくとばかりに、シルベスタ・スターローンの
ように上官の前で、アメリカが見捨てた兵士に対する憤り感を銃弾を
発砲出来れば気分も爽快だろうし、
映画「プラトーン」では援護のヘリコプターが無情にも目の前で
立ち去る光景に視聴者に訴えかけるものも多かった。

政治家としての立場、外交的関係を考えると、その選択は間違って
いなかったのだろうし、ロックハート議員は嫌われ者だけど、
本来やろうとしていたソールの作戦はこういうことだったんだよね。
ただいくつかの誤算は、ブロディ自身もソール自身もこの
作戦に於いて助かる可能性が有るとは思っていなかった事だろうか。
唯一今回のドラマで酷なのは、一度は助かると思わせるシーンを
演出したこと。しかしその思いが逆がその世に未練を残させない
ものとして、最期の時を迎えられたのかも知れないし、解釈として
は難しいものが有る気がするね。

妊娠しているキャリーを海外に派遣するとかちょっと現実離れ
してしまったところも多く、その辺は残念かな。
ソールの功績だとされていたけど、寧ろキャリーとブロディの
執念の共作って感じの計画だったね。

最後に無言の抵抗の如く星を一つ書いて行くキャリー。
子供の件では育てられないとするキャリーに対して父・フランクが
育てるとしていたけど、フランク役のJames Rebhornさんって
皮膚がんで亡くなってしまったんですよね。

シーズン4はパキスタンでのタリバンとの戦いとなるみたいです
けど、どんなメンバーが出てくるのか楽しみですね。

■使用された曲

・Homeland Main Title
Performed by Sean Callery Feat. Chris Tedesco

■検索用キーワード

キャリー・マシソン (Claire Danes) CIA
ニコラス・ブロディ (Damian Lewis) 2003年行方不明、軍曹
ピーター・クイン (Rupert Friend) デビッドの部下、CIA職員
ジェシカ・ブロディ (Morena Baccarin) 妻、マイクと不倫
クリス・ブロディ (Jackson Pace) 息子
デイナ・ブロディ (Morgan Saylor) 娘
ミラ・ベレンソン (Sarita Choudhury) ソールの元妻
ソール・ベレンソン (Mandy Patinkin) キャリーの上司

アンドリュー・ロックハート (Tracy Letts) 上院議員
ダール・アダル (F. Murray Abraham) CIA職員
スコット・ライアン (Tim Guinee) CIA職員

アラン・バーナード (William Abadie) モサドの工作員
マジッド・ジャバディ (Shaun Toub) イラン
マサド・シェラジ (David Diaan) ファラの叔父、ファラの父の弟
ダーニッシュ・アクバリ (Houshang Touzie) 革命防衛軍のリーダー
フランク・マシソン (James Rebhorn) 父
マギー・マシソン (Amy Hargreaves) 姉
デイブ・ワイスマン (Jack Solomon) ロックハートの部下
— (Caroline Renfro) アンカー
— (Gezell Fleming) ウェイトレス
バハル (Mohamed Choubi) ジャバディのアシスタント
— (Anas El Akil) Security Guard
— (Younes Bouab) IRGC Commander
— (Kelly Borgnis) CIA Widow
— (Marlo Scheitler) CIA Widow
— (Miller Carbon) CIA Senior Analyst
— (Kevin M. Conte) CIA Jr. Analyst
— (David N. Russell) CIA Jr. Analyst
— (Fred Galle) CIA Senior Analyst
— (Brent Gribble) CIA Tech
— (Teagan Heesch) CIA Family Member
— (Paula Jilling) CIA Senior Analyst
— (Mark Guy Thompson) Air Force Drone Pilot

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