第17話 狙われたカーネリアン Carnelian, Inc.
脚本/Bruno Heller
監督/Kevin Dowling
——————————————————–
CBIでは事件がなく退屈していた。あの保安官は捜査依頼に来た
のかもというチョウに対して退屈していたから良かったという
パトリック。しかし人が死んでいたら失礼だというヴァンペルト。
死んでいる人は感情もないので失礼も何もないという。
そんな中リズボンがやってくると、メールが20分前に検事局と
知事のオフィスに届いたという。
「見ていろ、今日の午前11:5きっかりだ。北緯35度4分、西経
116度49分の地点で、傲慢かつ強欲な者が死をもって罰せられる。
私は本気だ。以上、ジョーQパブリック。」と書かれていた。
巡り巡ってミネッリから私の元に来たという。
場所はモハベ砂漠でハイウェイから400mのところ。ここからだ
と3時間はかかるという。しかし今の時期は砂漠はとてもキレイ
だとしてみんなでお弁当でも持って行こうとパトリックは語る。
しかし一人は残って電話番をしなければならない為、一番後輩の
ヴァンペルトが無条件に残る事になる。
カリフォルニア州モハベ砂漠。
測定器を持ったチョウは犯人が指定している場所へとみんなを
誘導する。パトリックは化石を見つけたとして、この虫が
生きている時、この砂漠は広い海の底にいて、恐竜がいたり
巨大な鮫がいたと説明する。山は火山だったこと。しかし
チョウはこれは化石ではなく半年前のヤギの糞だとして投げて
しまう。いざ現場に到着し時間になるのを待つが、何も起きなか
った。まんまと騙されたことなのか。リグズビーは何か聞こえ
とすると、次の瞬間空中から男性が降り落ちてくる。
被害者はデーヴィッド・ウィテカー。今朝仲間6人でスカイダイ
ビングに来たものたちで、6人はカーネリアン・プライム・トラスト
という会社の幹部だという。企業研究の為にここに来ていたとし
ウィテカーは人事部部長だという。チョウはヴァンペルトに
電話してウィテカーや会社のことを調べてもらう。
スプルエルというインストラクターはマスターストラップが人の
手で着られているとし、パラシュートが開いた瞬間にストラップ
から外れたのだろうという。ギアの点検は2度行ったという彼。
パラシュートに詳しいものの仕業だろうと。15年間彼はギアの
点検の仕事をしているが一度も事故はないと語る。パラシュート
の番号から特定は出来ないのかと問うとメンテ用につけているだけ
だという。ギアは格納庫に置くが鍵はかけていないので空港に
入れるものならば誰でも細工できる可能性が有った。
社長のランドル・フォークがリズボンに対して会社に戻るという
が、これは殺人事件だとして我々が許可するまではここから出る
ことは許されない事を語る。
ヴァンペルトはカーネリアン・プライム・トラストについて調べる
と、世界有数の投資会社で大企業を所有しているという。石油会社
や自動車工場、ホテルなど。現場検証をする為にチョウとリグズビー
に空港で夕べのギアに触れた人を調べてくれという。また
インストラクターのスプルエルについても調べてくれと。
そんな中ヴァンペルトはリズボンに対して近くにテレビはないか
と告げると今事件を放送しているしているとのこと。
クーピーという管理者のいる場所へいく。
テレビを見るとウィテカーの死後一時間で次のような犯行声明文
が警察及びチャンネル4を始めとした各局に届いているという。
「私は自らの力を証明した。一生を勝ち取ったのだ。いいかすぐに
でもカーネリアン・プライム・トラストがその傲慢且つ強欲な
態度を公に謝罪し、経営方針の変更を約束しないとまた殺しを
行う」というものだった。
社長のフォークはここに残って研修の続きをしようという。
役員はナディア・ソベル、ジョイス・トラン、ホルマン・ピアリー
ショーン・ブレイマーの姿が有った。我々はバケーションの為に
残っているのではなく研修を通して自分やお互いのことについて
与えたことを通して会社を支えるのだという。デーヴィドの死
は然るべき時に悼むという。今は勇気と意思を見せる時だという。
しかしパトリックはこの中の誰が死んでもおかしくはないことを
告げ、全員死に値すると思われている事を語る。
最近どんな酷い事をしたのかと問うと、我が社は500億ドルの
資産を管理して50万人以上の従業員を雇っていること。しかし
景気の影響で5万人の社員を解雇した事を語る。決断を下すのが
仕事であり寂しいことだが合理的に考えるという。会社に不満を
抱いている人はいるだろう事を告げ、リストを渡すという。
訴えたり抗議をしたり、過激な脅迫文を送って来た人の名前だ
という。
その頃リグズビーとチョウは空港職員から空港には入れる人のリスト
を送るよう告げると、ヴァンペルトに頼んでフォークのリストと
照合して一致する人物を調べて欲しいという。するとリー・スケリン
グの名前が一致した事を語る。
——————————————————–
検事局と知事のオフィスに突然殺害予告のメールが届く。
ただしイタズラの可能性も高く、奇抜な内容で、殺害時間と
殺害地点を予告してきたのである。メールの署名にはジョン・Q・
パブリックと書かれていて、殺害場所はモハベ砂漠だということ
を知る。それが本当なのか確かめに行こうとして、パトリックは
この時期は観光にも良いということで弁当を持ってピクニック気分
で行こうと誘うが・・・
まぁ変な感じの殺人事件だった。
結局殺害していたのはこの会社の社長で、予告の文章からして
自分のしていることは傲慢で強欲だと感じて居るんですかね。
上から遺体が振ってくる殺人事件という奇抜な案件。
パラシュートのギアを誰が選ぶのか分からない状況なので、殺害の
ターゲットは誰なのか犯人が選びようもないとしていたけれど、
寧ろ遺体の落下地点を特定出来た方が凄いことではないのかと。
最初の殺しで株価を操作して儲けようとしているナディアの姿が
有ったかと思えば、ナディアはこの会社を辞めて社長をセクハラ
で訴えようとしていた様子。ナディアが株価で儲けていたという
ことは、最初の殺人は社長との間で共犯だったりしたのだろうか?
社長の殺害の目的は、金でも冒頭で殺されたデーヴィッドでもなく、
ナディア殺害。その為のカモフラージュということで、別人を
殺してしまうというのだから、どんだけ傲慢で酷い人間なんだって
感じがするのだけど、こんな人物を勝手に司法取引してしまう
パトリックの姿が有ったりして、本当殺人罪として扱わなくても
良かったのか?って感じがする。確かに一人の被害者に50万ドルは
渡ったけれど、他にもの凄い数の被害者が居る訳だし、ジェーン
には何の司法取引の権限も無いではないのはないのか。
リズボンも今回の会話の中で「彼はCBIの意見とは違いますので・・」
って語っていたよな。
軍の関係者とか、パラシュートに於けるバディ関係、そして
企業に於ける研修と称して6人の幹部で集まっていたところをみる
と「信頼関係」というのはテーマになっていたような感じ。
途中の流れの中で、パトリックとリズボンの間には信頼関係が
あるか無いかの会話が有って、リズボンはパトリックのことを
ウソばかりつくのでそんな人物を信用出来ないことを口にしていた
けど、実はパトリックの彼女をみる視線よりも、リズボンの彼を
見る姿勢の方にこそ、信頼関係以上の愛情さをこれまでの流れ
の中に見て取れていたので、そんなセリフはちょっぴり意外だった。
リズボンの昇進研修の時にも「倒れてキャッチ」という行動を
起こす事があるようだ。君は後ろ向きに倒れて僕がキャッチするも
のだという。何が有っても僕は君の身方だとすることで、それを
分かって欲しいとする意味でもキャッチさせて欲しいとした際に
何をするのかなと思ったけど、目をつぶって倒れて後ろにいる人
にキャッチしてもらうという行動だったみたい。
ヴァンペルトは今回はお留守番。
もっとピクニック的雰囲気になるのかなと思っていけど、サンドイ
ッチを食べているのはジェーンくらいだったな。
■検索用キーワード
・
パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官
ジョイス・トラン (Susan Chuang) 役員
ジェシー・スケリング (Myndy Crist) リーの妻、ガン患者
リー・スケリング (Rodney Eastman) ジェシーの夫、脅迫文
タナー・スケリング (Brennan Bailey) 息子
ランドル・フォーク (Patrick Fabian) 社長
マイク・スクルエル (Scott Klace) インストラクター
ショーン・ブレイマー (Scott Lawrence) 役員、
— (Adam Lieberman) Bomb Squad Officer
ホルマン・ピアリー (Peter Mackenzie) 役員、メガネ
ナディア・ソベル (Jaime Murray) 役員
ジェイク・クービー (Muse Watson) 管理人
— (Dot-Marie Jones) Airport Manager
— (Angela Martinez) News Anchor