第15話 孤独な誕生日 Forget Me Not
脚本/Andrew Dettmann
監督/Karen Gaviola
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ホテルではカップルで食事をする人で溢れていた。
しかしサラは、ギルが来るのを待って一人でテーブルで飲んで
いた。そこにテイラー・ワイナードがやってくると、誕生日
おめでとうと語り、ケーキを持ってくる。間違っていたかと
尋ねるが誕生日で合っているという。何故分かったのかと問う
サラに対してドレイアップしているし、向こうで誕生日をして
いる人を見ていたからだという。テイラーは持って来たケーキ
にロウソクを吹き消すよう告げる中、願いが叶うと良いねと
告げる。サラは今日はこのホテルに泊まるとし、自分へのプレ
ゼントだという。スパに行ってホテルに泊まって食事を取る。
普段の頑張りへのご褒美の日だという。
今夜はありがとうと語る中、エレベーターで君は12階で僕は
18階だという。サラは12階で下りようとするが、彼の部屋で
飲む事にする。
翌日サラは帰宅しようとしてエレベーターで下りるとすれ違い
様にグレッグが上に上がっていこうとしているのを目にする。
何が有ったのかと問うと18階で殺しだという。
サラは一緒にいくとすると非番じゃなかったのかという。
グレッグはサラに誕生日おめでとうと語る。
ニックも現場に来たサラに対して非番ではないかと告げる。
サラはラッセルに対して話が有るとして今すぐに話したい旨を
伝える。サラは被害者のことを知っており、夕べこの部屋に
自分もいたこと。下のレストランに居たら、彼が話しかけに
来てくれてその流れで彼の部屋に来て一時間くらいいたのだ
という。ラッセルはサラにすぐに担当刑事に供述をする
のだと語り包み隠さず事実を話すんだと言われる。
被害者はIDによるとテイラー・ワイナード、カーソンシティ出身。
デビッドは刺創が7箇所有るとし、防御創はないという。最初の
一刺しが致命傷になったからなのか。それとも顔見知りだった
のか。
室内のグラスから見て誰かがいた形跡があるとし、指紋はマンディ
に送るという。
そんな中、ラッセルは問題だとすると、今サラと話してきたが
夕べそこに居たそうだと語る。同時に指紋の検査でグラスから出た
指紋はサラだということが判明する。
クロフォードから詳しく事情を聞かれるサラ。
レストランを出て10時頃部屋にいったこと。一時間くらいただ話
をしていただけだという。しかしクロフォードは本当かと問うと
室内には3本くらいワインが開けてあったという。一時間居た
だけでお開きになるものかと。サラはちょうど部屋にいた時に
ある人からのメールで誕生日おめでとーと書かれていたのだと
いう。夫からのメールが来たので急に部屋に戻ればば相手は
どう受け取っていたのか。怒っていたのではないかと。
私はとにかく部屋に戻ったとすると、カードキーの入室記録は
11時15分になっていること。24時にの電話は誰にかけたのか?と
問われる。24時4分から8分間電話しているとし、履歴にも出て
いるという。
グレッグはニックに対してサラは何をしていたのかと問うが、
ニックは仕事に集中するのだと語る。すると部屋からサラのネック
レスが出てくる。
クロフォードにサラはその時間に電話などしていないという。
その後はベッドに入って寝付けないから処方薬を飲んだという。
酒を飲んだ後に睡眠薬を飲んだのかと問われる。カードキーでは
その後一度部屋を出て戻ったのは午前2時49分だという。しかし
サラは部屋は出ていないと語る。24時~3時までの間一体何処に
いたのかと問われる。
グレッグはバスルームに湿ったタオル、排水溝には被害者のでは
ない色と長さの髪の毛が入って居るという。サラのものと符号する
とのこと。ニックはシーツが無くなっているとし誰かが証拠を
始末したのだろうという。
モーガンはサラの血液検査をする為に注射する。
予め言って置くけど注射するのは久しぶりだからと語る。
サラは注射ならばホッジスがプロだとするが、モーガンは今は
彼の事は遠ざけて置いた方が良いと語る。彼は不倫だと思っている
のか?と問う。グリッソムのことを神様よりも上だとしているとし
ホッジスは許せないみたいだと。私がギルを裏切ったということ
がここの統一見解なのかと告げる。モーガンは私は彼を知らない
けど、でも彼はいつも居ないので無理もないと語る。サラは
何も無かったとするが、何か有っても誰も責めないというモーガン。
血液検査して夕べのサラの酒の量と薬の量を算出するという。
アルとフィンはモルグで遺体を見る中、フィンはサラが誘惑される
くらいだから確かにイケメンだと語る。アルは不謹慎だとするが
フィンは私たちはチームグリッソムなのか、チームサラなのか
みんなはどっちの味方なのかと問う。両方だとし、何かすれ違いが
合ったのだろうとして、この件を茶化すべきではないと語る。フィン
は茶化しているつもりはないが署内全体が不倫疑惑の方にショック
を受けて忘れられていることがあるという。サラは殺人の容疑者
なんだと。
凶器は何か。ホテルの被害者のルームサービスのカートからナイフ
が消えていたのでそれと同じのを借りて来たという。
刃の長さ柄の形は一致するというアル。でも本物と比べてみないと
分からないとのこと。
サラはホッジスの元にいくと、彼は君はラボには入らないでくれ!
と言われる。鑑定の為に入らないでと言っているのだとし、3時間
かけてこの部屋から君の痕跡を全て消したのだという。証拠が
汚染されると困るのだと。怒っていないか?という問いかけに、
私は本当のことを話したのだとするが、ホッジスは客観性に欠ける
という。証拠に真実を語らせようとして、ホッジスはちょっぴり
怒り節でサラからDNAの為に髪の毛を引っこ抜くのだった。
フィンはサラに対して大丈夫かと話しかける。こんなことは初めて
だとするとホッジスのことは気にしない方が良いという。ニックと
グレッグは帰っているかというサラに対してフィンは、今は捜査官
とは距離を置いた方がいいとし、あなたは今ここにいるべきじゃない
と語る。
サラは帰宅して風呂に水を張り、音楽をかけてリラックスしよう
とすると、室内で何か音がしていることに気が付く。食洗機の
中にはテイラーを殺害した時のものと思われる凶器が入っていて
食洗機が稼働していたのだった。
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サラは誕生日を一人ホテルで祝っていた。しかしそんな中
偶然にもホテルに三ヶ月前に知り逢ったとされるテイラーが
現れ、彼女の為に一緒に誕生日を祝うことになる。
食事が終わった後二人はまだ飲み足りずにテイラーの部屋で
ワインを飲みサラは部屋に戻るが、翌日ホテルにはCSIが
来ていることに気が付く。サラはそこで殺されたのがテイラー
だということを知り、自分が第一容疑者になっていることを
知る。数々の証拠がサラを殺人犯へと導く中で、ラボ内でも
あのグリッソム夫人が不倫していたとして少なからず衝撃を受け
ていた。サラは捜査から外れる中、現場に落ちていたとする
ネックレスは自分がその日身につけていたものではなく、当時
ストーカーから其の身を救うことになるイーディからもらった
ハートのネックレスだと知り、イーディをつけ回していたロナルド
によってハメられたであろう事を知る。ラボのスタッフとしては
サラの証言を信じるべきか感情に揺れ動く中、なんとかしてサラ
の嫌疑を晴らすために証拠を調べていく。
S13-2に登場したストーカー男・ロナルド・バスデリックがサラ
を狙うというもの。ダイナーでの一件は四ヶ月前に起きた事件という
ことになっていた。
元々ストーカーだった男なだけに周到で緻密さを兼ね備えられてい
て面白い内容として描かれた。
捜査官でさえこんなリスクを追うのだから、一般人ならば
こんな人物に狙われたらひとたまりもないところだね。
それにしてもサラとグリッソムはちょっと変わり者で仕事人間の
二人だけど、そんな二人も遠距離での恋愛は続かないということを
示唆していて、なかなか興味深いものが有る。
このシーズン、ギルの電話での登場が多かったけど、ギルの与えた
これまでのこのドラマの影響力を考えると関わり合わせていくのは
悪くないけど、やはり声だけの登場で気を持たせていくという
のも限界が有り、そろそろ潮時かなと思うところも多々有った。
何よりもそれを感じたのは、サラの前に現れたサンフランシスコ時代
の元同僚のエピソードだったし、今回の一件でもギルの影がなけば
意外と早くにサラ自身は立ち直れた気がする。
ギルを大将と呼ぶホッジスの反応が一番面白かったし、そのホッジス
とサラの絡みなんかはもっとも興味の示すところ。
なんで別れたサラよりもホッジスが感情的になるんだって感じだけど、
その辺がまたギルを崇拝しているホッジスらしい一面だった。
ギルのことを知らない世代の人たちが捜査官の中には当然居るんだな
と思うと、ギルを知るものと知らないものの間で起きている意識
の違いなんかが面白い色分けされているところも有る。
フィンとモーガンはギルを知らない人物の代表で、
取り分けグレッグとニックはギルを知るものの中でも最も信頼し、
今でも心にギルの存在を感じているものたちだけど、フィンが
語る様にちょっとこのラボはギル信奉者が多いよね。
ニックとグレッグはサラを心配している様子はよくうかがえたし、
もう少し早くに話せていれば、今回の誕生日だって楽しく過ごせそう
だけど、サラとギルが別れたのって、サラがギルからの電話を度々
無視していた辺りのことなのかな。
事件はストーカーのロナルドが犯人だということで、ギルとの
別れを知ったサラの悲しみにつけ込んで、サラを誘導し、接近禁止
命令を取り付けては、射殺する道筋を上手く考えたなと思う。
サラに対して「僕が不倫を無理強いしたのか?」として反論して
いた辺り、憎たらしいけど、サラの今の心情を知ってのロナルド
の的確な挑発だったのだろうなと思う。
サラが銃を手にした時とか、ロナルドから銃を預かった際には、
正直その後どういう展開になるのか予想が付いたけど(笑)
ただ過去にも同様にこの人物は、ストーカーしては似たようなこと
をして賠償金で金儲けをしていたということで、この容疑者
の中には一人の女性に対する拘りみたいなものは感じ無い気がする
んだけどね。
10時間後の検査で、サラはアルコール濃度.03とゾルビデム0.9mg
が検出された。
シャワー室から毛髪、携帯からは電話の痕跡、そして室内には
謎の入出記録。
サラが色々と嘘を付いてしまったことで、なかなか信用出来るか
どうかの選り分けが難しい中で、サラを知らないクローフォード
としては、ロナルド側のことを信用していた。
驚くべきことはサラの母親・ローラが初めて登場したことと、
なんと言ってもローラが父親のことを射殺していた事実が公に
されたことかな。ロナルドはテイラーのことを七箇所刺したのは
ローラが父親に刺したのと同じことをしたようなことを言って
いたけど、よく調べてるな。
そんな母を車椅子で退院させようとした際に、「ルールなんて守ら
ないでしょ」と母親から言われるサラとの会話なり、「時々これか
らも有ったり出来ないか」とした際に、サラは私は大丈夫だとして
いたけど、寧ろ母親の方が大丈夫じゃないのではないかという気が
してならないんだよね。
■その他
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D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部
コンラッド・エクリー (Marc Vann)
ケビン・クローフォード (Alimi Ballard) 捜査官
アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 捜査官
テイラー・ワイナード (Carter MacIntyre) カーソンシティ在住、被害者
ロナルド・バスデリック (Adam Harrington) ストーカー、イーディ事件
ローラ・サイドル (Kay Lenz) サラの母、介護施設
— (Megan Easton) テイラーの妻
ジョエル・ブレナー (Stan Egi)