CSI:科学捜査班 シーズン13 第19話 普通じゃない愛情 Backfire

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第19話 普通じゃない愛情 Backfire

脚本/Jack Gutowitz
監督/Frank Waldeck

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卵を焼きパンを焼く少女。テーブルや床には多数の血痕が
付着していた。その彼女は電話して助けを求める中、外で
待っていた。やってきた捜査官たちは室内を調べると3体の
遺体が無残にも殺されていた。娘のモリーはスティーヴン
叔父さんは?と尋ねるとアルはもう目を覚ますことはないと
いう。金魚と同じなのかというとママはいつも無くなると
トイレに流していたという。ママはいつ帰るのかと問う中、
母親が居なくなっている事を知る。マリアにモリーの面倒を
暫く見てもらう中、アルはラッセルに対して家の中に三人の
男の遺体があるという。IDは皆有るとし、フィンが今調べて
いるとのこと。モリーの母親の名前はグレース・グッドウィン
だという。グレースとその弟のスディーヴンがこの家に住んで
いるとのこと。被害者はスティーヴンの友人らしいという。
モリーは父親のことは話さないとし、朝起きてリビングルーム
に行き通報をして外で警察を待っていたという。あの子の母が
見つからないという。
ラッセルも室内を調べる。フィンはハイになっている時に
襲われたのだろうと語る。相当派手に殴られているとし、押し
込み強盗に見えるが、ステレオを盗む為だけにここまではしな
いだろうというラッセル。キッチンにバッグが残っているという
フィン。
中身を調べる戸グレーンのIDと携帯が入って居たが、車のキーが
無かった。自分の車で連れて行かれたのかも知れないとし、
血痕からして争ったのだろうという。しかし失血死する程の
量ではないというと生きて見つかるのを祈ろうと語る。

そんな中、アグネス・グッドウィンが規制線の中に入ってくる。
ここは私の家だとして、孫達が住んでいるのだという。
ミッチェルは中に入れてやれとするとラッセルがアグネスと
話をする。ここは貴方の家なのかと問うと、孫のスティーヴン
とグレースに貸しているのだという。グレースには娘(ひ孫)の
モリーが居たハズだという。スティーヴンと男性2人が殺された
ことを語り、グレースの行方が分からない事を語る。モリーは
現在デザートパーム病院にいると語る。モリーの父のことを
尋ねると、イラクで亡くなったとし、モリーが生まれる前のこと
だという。グレースたちとは昨日逢ったばかりだと。

ニックはドアを調べると鍵をこじ開けた痕が有ることを見つける。
フィンはレーザーポインターで血痕を調べる戸、3人は跪いた状態
で殴られているという。ダクトテープで手足を縛られている
こと。ニックは最近似たケースを見たとし、早番が調べている
この界隈で起きた押し込み強盗と同じ手口のようだという。それが
殺人にエスカレートしたものなのか。その強盗団は女性をレイプ
し解放されたことがあり、その時の証言ではマスクを被った三人
組を見たというものだった。しかし今回は目撃者はいないという。

フィンはキッチンの血液は滴下血痕で真上から落ちた血で、
恐らくモリーの母だろうこと。廊下に向かっている血の跡が
有り、右のドアはモリーの部屋だという。娘に中にいてと合図
を送ったのではないかと推察する。

ラッセルはモリーと話をする。
ラッセルは自分の名前はD.Bだと告げると、本名はディーベンコーン
というのだという。モリーの警戒心を解くために笑わせる中、
昨日の夜中に目を覚ましたかと問う。ママに乱暴する人を見たか?
と問うと、何も言わずにこの本を読んでくれる?と語る。「夢の中へ」
という本でママが好きな本だという。しかしそんな中、ラッセルの
元に電話が鳴る。グレッグからのもので車を発見したとし、トランク
の中に遺体が有る可能性があるという。

グレッグはモリーに型と年式は同じだが、ナンバープレートが
判別不能だという。車体番号を調べるし所有者はバート・マイケル
になっているという。別事件のものなのか。トランクを開ける
と、中には遺体が入っていた。頭に穴が空いていた為に撃たれた
ものなのか。缶のガソリンで燃やされたのだろうという。

一方スティーヴンと一緒に殺されていた人物はJ.Dキーシーと
デューク・ギブンズだと判明する。
ブラス警部はアグネスと彼女の息子・ブルースに対してこのもの
たちを知っているかと問う。部屋から吸引道具一式があるとし、
スティーブンはドラッグをしていたのかと問う。するとブルース
は否定するが、アグネスは実はドラッグの問題が有ったとして
辞めようとしていた事を語る。父のブルースはこの数年は離れて
生活していたので近況を知らない様だった。

グレッグはデビッドに対して被害者はバートで間違い無いようだ
と語る。頭部の弾は有ったかと尋ねると、デビッドは穴がある
だけで銃創ではなく鈍器損傷だという。凶器を尋ねると、キズの
表面、そしてキズの中の組織も炭化していることを語る。頭蓋骨
の中も同様だという。頭を殴られてトランクに入れられて焼か
れたものなのか。期間を見る限り火で焼けていること。火を飲み
込んだのだろうとし、食堂から胃壁にもその傾向が有り、生きた
まま焼かれたであろう事を告げる。
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一人の少女モリーが警察に通報してくる。父・スティーヴンは
自宅で殺され、母・グレースは何処かに拉致され居なくなって
いたのである。スティーヴン以外にも部屋には2人の男が手足を
縛られて殺害されていた。この家の持ち主だとするアグネスが
やってくると、この家には孫のスティーヴンとグレースを
住まわせていたとのことだった。ひ孫のモリーは無事だと伝える
が・・・

冷静に考えると人間関係がよく分からなくなる感じのエピソード。
殺されたのはアグネスの息子ではなく孫だとしていたことで、
冒頭から一気に混乱してしまうものが有ったし、ブルースという息子
が出てきた際には、どういう家族構成なのか戸惑うところが有った。
アグネスが若すぎるという事情も有るのだろうけど・・・
家庭内では一体何が起きているのか最後になるまで分からなかった
けど、ブルースは自立するまでグレースやスティーブンのことを
虐待していた事実が有り、そんなブルースのことをグレースは
決して家には寄せ付けまいとしていた様子。

ラッセル家ではまたしてもケイティが悪夢を見始めたということで
マヤやバーバラから孫の元に行こうとする流れが有り、ラッセル
のことを悩ます姿が有った。電話に出ないという辺り、サラと
ギルのエピソードを彷彿させるようで恐いところが有るんだよね。
「Major Crimes ~重大犯罪課」の中で、レイダー家の事情を思い出す
ところも有るけど、シャロンの夫のジャックは子供の面倒を一切
見なかったのに、ラスティに対する愛情を注ぐ姿が有った。
皮肉にもラッセルは目の前にいる被害者のモリーとの相手を通して
ケイティへの思いへと繋げていたところも有ったのかも知れない。
何度もモリーが通報した録音データを聞くシーンなどを見ると、
仕事か家庭かの選択で悩む男性の姿が有るね。

D.Bの名前がディーベンコーンだということは、S12-14の中で
証されているけど、改めて名前を聞くと相変わらずインパクトが
有るな。

ドラマでは二つの事件が混在するものだった。
最近この界隈で起きている押し込み強盗に対して、3人の犯人の
ウチ、残り一人が判明していないとした際には、誰が犯人なのか
という点で犯人捜しは興味深いものになったし、デトロイトから
来たという謎のデイヴなる殺し屋がどの人物に該当するのかという
ことも二つの事件に関連が有るのかなと思って見ていた。

二つの目の事件/トランクで焼死体として発見されたバート・マイケル
の件では、サンディ・ラーケンの名前が引き合いに出された。
この人、S11-11にも登場していて、ホッジスが真っ先に彼女の名前
を聞いて2年前、彼の恋人からバイクを購入したことを口にしていた。
その恋人は車と車に挟まれて死亡するというもの凄い不運な死に方
をしていたけれど、今回の一件でもサンディが犯人ではないかと
思わせ、実際には凄い偶然のロジックが働いての死亡事故だった
ことが判明し、それを解き明かすグレッグとかホッジスとかモーガン
は相当科学に精通しているんだなと改めて感じさせる。
モグラ駆除剤が使用されたことと、被害者がゴルフ場のグリーンキー
パーだったということから、映画「ボールズ・ボールズ」が引き合い
に出された。(この映画の感想を学生時代にホームページに掲載した
ことがあるのだけど、FORMATの違いでちょっと今すぐには掲載出来
ないので、後で時間が有る時にこのシリーズの感想をアップしようか
と思います。)。ホッジスはあの女と関わると死ぬということを
証明するとしていたけど、深入りすると恐いな。なんとなくサンディ
演じるAmy Ackerさんは謎めいた役が多い感じ。これも
「Person of Interest」のルート役の印象が強い為か。

サンディは天然の人だけど、トニーという殺し屋はなかなか尻尾を
掴ませないギャングの一人の様子。なんとなくその辺の二人の
姿が象徴的に映る。

そして事件が二つ存在していたように、グッドウィン家の押し込み
強盗の件に関しても二つの意味合いが存在していた。
上手い事ブラスの機転で、盗聴器を仕掛けて、真相を掴むことに
成功した。

■その他

・Who Are You by The Who

・フレンドアジェンダ
・トランクの血漿は十酸化四リン ホスフィンガスと酸素が反応して出来る
・バートのトックスの結果、高濃度の亜鉛が検出。モグラ駆除剤を飲んだ。
・ガーリック臭
・カジノIDバッジ RFIDチップ
・凶器は六角形 ラグレンチ

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部

ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官

アグネス・グッドウィン (Dey Young) 祖父
ブルース・グッドウィン (James McCauley) アグネスの息子
グレース・グッドウィン (Tarah Paige) アグネスの孫、スティーブの姉
スティーブ・グッドウィン (Justin Gant) アグネスの孫
トニー・ラッシュ (Wings Hauser) マフィアのドン
コナー・ダーマン (Vincent Ventresca) スペアミントライノ従業員
モリー・グッドウィン (Kylie Rogers) グレースの娘
サンディ・ラーケン (Amy Acker) カジノで働く。バートの元彼女
クリスタル (Malea Mitchell) ブラス警部と懇親にしているダンサー
クリスタル (Monica Guzman)
バート・マーケル (Shaun W. Loeser) サンディの元彼、ゴルフ場勤務
ダリア (Mindy Robinson)
マリア () 児童保護
JDキーシー () 押し込み強盗の一人
デューク・ギブンズ () 押し込み強盗の一人
アリソン・リス () 押し込み強盗の被害者、トニーの姪
タッド () サンディの今彼
ピーター () サンディの元彼、バイク事故で死亡
デイブ () デトロイトの殺し屋

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