CSI:科学捜査班 シーズン13 第21話 死霊の囁き Ghosts of the Past

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第21話 死霊の囁き Ghosts of the Past

脚本/Andrew Dettmann
監督/Brad Tanenbaum

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ZIMNEY食肉処理場。
食肉処理場に三人の男が心霊グッズを持参で撮影にやってくる。
ここは殺人鬼のウォルター・シムズが殺人にしようした場所。
警察官との銃撃戦で亡くなった場所でも有った。
これからシムズの亡霊とコンタクトを試みるというと撮影しな
がら中に入っていく。女性スタッフのキャリー・シンクレアは
強い気配を感じるという。それを聞いてオーウェンはEVPレコー
ダーを回そうと語る。キャッチ出来るかも知れないと。7人も
残酷に殺した余韻に浸りながら・・と。少年の苦痛を感じると
いうキャリー。電磁波測定器を取り出すと、ダグは吊るし部屋
へと見にいくことになる。あれから20年も経過しているのに未だ
に重苦しいという。シムズはここで残酷に殺したんだと改めて
感じる。ダグは食肉の吊るし部屋にいくと、突然自分の荷物から
ナイフを取り出し、少年たちをこういう刃物で殺していたのだ
ろうとして語り開ける。何故か目の前でフックが揺れていること
が分かると、ここに亡霊が来ているんだと期待していた。しかし
突然悲鳴と共にダグは吊るし上げられ、そして腹部を割かれる。
悲鳴を聞いたオーウェンとキャリーはダグが殺されているのを
確認し急いで警察に知らせる。

ブラス警部とフィンが現場へとやってくる。
ゾっとする場所ねというフィンにタイして昔の事件の時にも
ここにいたというブラス。20年前ここのトレーラーに住んでいる
警備をしていた男・シムズが9ヶ月で7人の少年を誘拐してここ
に連れ込み殺したのだという。あの時は心底ぞっとしたという。
シムズもこの場所で死んだのだとし、公判で移送中逃走し、射殺
されたとのことだった。この殺しは昔のと関係があるのかとフィン
は尋ねると、少年たちと同じ頃され方をしているという。吊して
はらわたを抜く20年前のシムズの殺し方。あのウォルター・シムズ
が地獄から蘇ったのだとブラスは語る。

デビッドは検視をしながらシムズ事件の時は小学6年生だった
ことを語り、シムズのあだなはブッチャーとされていたという。
自分と同年代の子供達が次々と消えていったこと。シムズが
射殺された後もその伝説が残ったという。彼の名を3回唱えると
生き返ってはらわたを抜かれるのだという。それを聞いたフィン
は3回唱えるから出たに手錠をしてと告げると、
「ウォルター・シムズ・・・ウォルター・シムズ・・ウォルタ
ー・シム・・」途中で止める。試すのはボクが出て行ってから
にしてというデビッド。

サラとフィンはこんな場所時代がゾッとすると語ると、サラは
だからベジタリアンなんだと語る。血がこすれたのを発見
したが、仲間のせいだろうという。滑って転んだ為のもの。
しかしフィンはカメラは血だまりの外なのに下側には血が付いて
いるという。サラは中身を確認するとメモリーカードが無くな
っていることに気が付く。恐らく抜き取ったのだろうと。

モーガンはオーウェンの着衣を調べる。
グレッグはキャリーにいつ頃からゴーストハンターを
やっているのかと問う。昔から感じて居たのだとし、向こう側の気配
が・・という。ダグとオーウェンと組むようになったのは数ヶ月前
からで、撮影はテレビ局ではなくインターネット配信用とのこと。

ゴーストに殺されたとは本気で思っていないんでしょとキャリーに
問うと、しかしこれ程強い何かを感じた場所はないという。
守ってくれるペンダントを持っているのだとしてグレッグに見せて
もらえる。

オーウェンは霊の世界と交わった決定的証拠だとして興奮して
いた。そんなオーウェンはモーガンは一つ質問をしたいとして、
カメラのメモリーカードは何処か?と問う。ボクが取ったと認める
が必要なんだという。ダグが犯人を撮っているかも知れないとし、
期待している読者に報告しないといけないのだと。モーガンは早く
それを渡してと語ると機材の全てを押収することになると告げる。

トーマス・ホープがブラス警部の下にやってくる。
この倉庫は家の会社がここの開発を手がけようとしているという。
家のボスが撮影の許可をしたこと。免責同意書にサインしてもらっ
て良かったとするが、失言だったとして謝罪する。しかし悪い事
が起きるとボスに忠告したのだというホープ。この中に居ると何か
感じるのだとし、じっくり調べて終わったらここは取り壊される
という。

アルとラッセルはモルグで遺体を調べる。
死体に注目すべき点が有るという。あの時の犯行を正確に模倣して
いること。犯人は予習したのか?解剖所見は厳重に管理され表に
は出ないとし、偶然よることがない独特の手口である事を語る。
犯人が切った後は精肉所が切り分けるようにまっすぐではなく
カーブしているという。シムズのSのように・・・と。

グレッグとモーガンは事件現場を調べる。
モーガンはどの街にもこういう場所はあるわねと語る。10代の子
は誰でも知っている。知らないのは親だけだと。人が勝手に入って
いた跡があるとし、室内には祭壇のようなものが有った。殺された
7人を悼む場所だという。人形や写真などが置かれているが、相当
前のものも有れば、つい最近のものもあるという。誰かが供え物
をしていたと。モーガンはイヤリングがあるとし、先ほどの霊能者
のものかと問うがグレッグはキャリーのものとは違うという。

サラは被害者役で、フィンが犯人役で現場再現を行う。
このフックを背中にめがけて突き刺し、抵抗力を奪ったこと。
つり上げられた後、刃物で切り裂かれたのだという。一人でも十分
に出来たという。フィンはルミノールで調べようと語る。
そんな中サラの携帯にはサンフランシスコ警察からの電話だとして
フィンはサラに告げると後で折り返すと語る。
そんな中、室内の血痕反応は恐らく動物の血痕だろうが廊下の方に
伸びていた。デビッドが使ったカートの跡も残っているが、
その中で出口とは反対側の何も無い場所にも血の靴跡が続いている
ことが分かる。辺りを調べるとそこには凶器が隠されているの
だった。その凶器には指紋がついたままだというが、調べると
オーウェンのものだと分かる。ニックも撮影機材を調べている
と当時98秒間だけカメラがオフになっている瞬間があるので
その時にオーウェンがダグを殺したのではないかとして疑いの
目を向けて行く。
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長年閉鎖されている食肉解体工場で殺人事件が発生する。
この現場は20年前に地元民ならば誰でも知っているウォルター・
シムズが少年を7人誘拐して、動物を解体するようにして子供を
つり下げ腹を切り裂いて殺害していたという場所でも有った。
殺された人物はここには亡霊とコンタクトが出来る程の霊気を
感じるとして、同様に心霊に興味を持つ者達への情報を発信
する為に撮影しに来たものが殺害された格好だった。
殺されたダグの遺体を見ると、当時シムズが殺害した方法と同じ
手口を使って殺されており、まるでシムズの霊が殺されている
のではないかとされるものが有った。
そんな場所を調査に来た三人の内、一人の女性・キャリーには
霊的に敏感で、現場捜査をしているグレッグに対してあなたには
現場で少年達の存在を感じたハズだとして、自分の能力を意図
して隠そうとしていることに言及する。

前回、スピリチュアルなネタを取り上げて、西洋科学か精神や
魂の分野のことなのかと言った葛藤が行われていたので、今回は
それに乗じて霊と科学についての考えに対して、CSIのメンバーは
どう捉えるのかということが描かれた感じ。
CSIを長年見ていると、毎回まるで違うシチュエーションの事件
を取り上げているようで、実は意外と繋がりが有り、そして
シーズンテーマなんかも見えてくる。このシーズンは取り分け
「親と子と家族と仲間」についてのテーマが一連の流れの中に
存在しているけれど、亡くなった人との精神的な繋がりとはどう
いったものなのかということを通して、奇跡と現実的流れとして
描いた感じだ。
これってサラとギルのことにも精通しているのだけど、
遠距離恋愛に有った二人に対する見えない絆に言及することが
有ったりするところに繋がって居るんだよな。

過去CSIでちょっとしたお遊び的エピソードが有り、ネットで
掲載されている遺体や殺人の写真は本物かどうかをCSIメンバー
が楽しそうにフェイクかどうかを解説するシーンが描かれていた
ことが有ったけど、心霊現象はある意味、CSI職員に対する性格を
占うものとして面白い存在だと思う。
デビッドは事件と同世代故にトラウマ化しているのかも知れないし、
フィンはあの性格からまるで迷信とか信用し無さそうな感じだし。

イカレているという言葉が何度となく描かれているけれど、
アメリカのドラマを見ていると霊を信じる人を狂人扱いする人
は多いよね。「ゴースト 天国からのささやき」のメリンダとか
「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のアリソンが如何に
コンタクトに苦労したのか見た人ならば分かると思う。

今回も科学的に全てのことを解明していく流れだったけど、最後に
ちょっとそんな不思議が有っても良いかなと思わせるところは
この手のドラマのお約束。ペンダントを入れたロッカーが開いて
しまうところなど恐いシーンだけど、ちょうどモーガンとグレッグ
も盛り上がってきていよいよディナーを奢るというちょっとした
捜査上での誤解から来た言葉の掛け違いによって、そのきっかけ
が出来たというところもまた良かったのではないかなと。

最近このドラマを見ているとフレンドアジェンダというワードを
使うことが多いね。アジェンダという言葉を政治家が使うことが
有るけれど、一体何なんだって感じ。

インフラサウンドとかEVP(電子音声現象)レコーダ、電磁場発生装置、
モーションセンサー、サーモカメラ、電磁場検知器など、素人
でもそういうのを持つ時代になっているのね。
音声解析によって現場の音で当時の状況を再現するよう言われて、
ヘンリーとホッジスで現場を訪れた時のやりとりとか面白かったし、
ヘンリーは学術論文の中で心霊はインフラサウンドで科学的に説明
出来ると書かれていたとして語っている姿が有った。

換気扇の低周波が原因となってこの一帯に妖気のようなものを
伝えていたけれど、人に聞こえるものが犯人を特定していくところ
に繋げていくグレッグの流れなど、モーガンたちが先にその事実を
掴んでいたことも有って、グレッグとのタイムスパンな流れの誤差が
グレッグ最大のピンチとして描かれていくところなど、恐い流れだった。
科学班なので幽霊は信じないにしても、あの現場で2人も殺されて
いるのに、よく夜になって一人であんなところに行こうとするな
って感じ。恐いもの知らずにも程が有るぞ(笑)

前にモスキート音なんかのこともドラマではとりあげられていた
ことが有ったことを思い出す。

しかしこの犯人の男性、なんであんな不気味な着信音にしていた
んですかね。笑い声は自分の子供たちのものだったのか。

自分が犯してきた犯罪がバレることを恐れる為に殺害を侵してしま
ったという事件で、身勝手な理由が動機だったけど、当時8人の目
の被害者が存在していたという新たな真相が明らかにされる流れ
なんかは面白く出来ていたのではないかな。

いよいよ次のシーズン最終話。
警察官の振りをして17人の女性をレイプしたライル・ブリンクス
の仮釈放に関して、サラが却下されるように証言しにサンフランシ
スコ市警・法廷にいくことになるシーンが描かれるのかな。

しかしシムズのことを追いかけていた法廷オタク女性のモニカ
役のKiersten Warrenって、少し年を取ったMaia Mitchellに
しか見えなかった。出てくる人はキャリーという名前だったし、
犯人は里子として里親の元を転々としていたジョナサン・ハリス
だということで、ドラマ「フォスター家の人々」か?って感じ
の突っ込み処も存在していたな。

■その他

・Who Are You by The Who

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部

ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官

スコット・タニクリフ (Eric Lange) ウォルター事件の専門家
モニカ・ダウンズ (Kiersten Warren) 裁判傍聴人
トーマス・ポープ / ジョナサン・ハリス (Ian Bohen) 倉庫管理人
オーウェン・ウェバー (Billy Aaron Brown) カメラクルーの一人
キャリー・シンクレア (Erica Dasher) スタッフの一人、霊能力
ダグ・ラスキー (Yani Gellman) カメラクルーの一人、最初に殺される
ジル・マクダーモット (Kate Danson)
— (Shea Elmore) Receptionist
ウォルター・シムズ ()

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