May 12, 2011
第4話 ゲッダの日記 Maid Man
脚本/Dustin Lee Abraham
監督/Martha Coolidge
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マフィア博物館がいよいよオスカー・グッドマン前ラスベガス
市長の元で開催にこぎ着ける。CSIとしても押収したマフィア
の武器や私物品を提供していた。
ラッセルはエクリーと共に博物館のこけら落としのパーティー
に出席する為に来ていた。ラッセルはマフィアはアメリカの歴史
そのものであり、イタリアからエリス島に渡りブルックリン、
シカゴ、カンザスシティ、そしてラスベガスに来たのだという。
アメリカンドリームの象徴だという。エクリーは曾祖父はウェルーズ
から来た移住者でトラックでパンを売ってきた事を語る。
博物館の建設には反対するものたちも当然いた。
イタリア系への偏見ではないかというもので、その内パスタ博物館
と名前を変えるのではないかという意地悪なマスコミもいた。
しかしオスカーは、マイヤー・ウンスキー、バグジー・シーゲル
モーダリッツなどマフィアと言えども色んな人種がいるのだと
して反論する。
アンソニースピロトロの展示の前でキャサリンは鑑賞していた。
グレッグがやってくると、貴方の父も展示されていますねと
語りかける。ラッセルもまたやってくると、映画「グッドフェ
ローズ」の娘がCSIになったとは驚きだと言われる。グレッグは
キャサリンをフォローするようにして、キャサリンの父・サムは
マフィアとしての汚い仕事ではなく宴会を任されたりカジノの
運営を任されていたのだという。確かにサムは善人ではなかった
が家族を愛していたのだという。
そんな中グレッグは来客する人物を見て変に興奮する。
早打ちのトニー・メリ夫人、ばらし屋のビニー・サファイア夫人、
偽造屋のストゥ・グリンバーグ夫人が三人で並んで来ている
のだという。ビニーはルー・ゲッダの殺し屋であり、グリーン
バーグのことをダイヤモンド婚式の日に殺害し、メルを通院先で
殺したのだという。ビニーは保釈中に失踪して20年近く行方不明
になっているとのこと。
そんな中リストン保安官に感謝を示しつつ、オスカー・グッドマンは
こけら落としの挨拶をする。ここにはベガスの組織犯罪の栄光
と影の全てがあること。乾杯の音頭と共に突然オスカーは何者
かによって銃弾を受ける。
幸いにもオスカーは亡くなることなく殺人未遂事件となる。
リストンはエクリーに対して早期の解決を求める。
しかしあの状況で助かったことや血痕が現場に飛び散っていない
ことから見ても演出ではないかというニック。ラッセルは確か
に至近距離から4発の銃声が有ったこと。コルト38リボルバー
が現場に落ちていて4発撃った跡が有った。銃を捨てて立ち去る
なんてまるでマフィアだという。ゲッタ人形に二発当たっている
ことも有り、町長に向けた発砲以外にも銃弾が向けられている
ことが分かり、発砲地点が二カ所に渡るものではないかということ
になる。しかも正面から逃げれば目撃者がいるハズ。
裏口を見に行くと警備員の遺体が有った。そこではS&W38スペシャル
によって2発撃った後、警備員の鼻に当たった形跡が有った。
タイヤ痕が残っていた為にラッセルは携帯で写真を撮る中で、
今日の記念だとしてラッセルはキャサリンの写真も一緒に撮影する。
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前ラスベガス市長が計画を立てて設立したマフィア博物館の
場で発砲事件が起きる。その開館のレセプションパーティー
に出席した、ラッセル、キャサリン、グレッグ、エクリーは
中心になって捜査を開始する。
やはりベガスの歴史といえばグレッグ有り気ドラマって感じ。
完全に解説者と化していたけど、ラッセルから説明の為に何度も
「グレッグ~~~~」と呼ぶシーンが笑えた。
今回も二つの事件が同時進行して捜査する格好だった。
1) マフィアの件
どうしてもマフィアというと、「ゴッドファーザー」とか
「アンタッチャブル」の頃に生きた前時代的悪人の象徴としての
産物を想像させるけど、まだそういう系統の人たちが生きていたり
して、そう昔のことではないんだなと改めて感じさせるものがある。
ラッセルはキャサリンのことを「グッドフェローズ」の娘が
CSIになったとは驚きだとしていたけど、グレッグの話では、
キャサリンの父・サムはマフィアと言えどもそう悪い人物では
なかった様だ。
ビニー・サファイアも20年前に逃走して以降、消息不明となって
おり、マフィアの生死が都市伝説のような状況になっている
ところは、ある意味では興味深いものがある。
刑事とマフィアの関係も昔は意外と共栄共存していたのであろう
ことが伺えるけど、サファイア夫人がブラスのことをブラッシー
と呼んでいる姿にちょっぴり笑えた。
前町長はボゴタ製の防弾チョッキを自衛の為に身につけていた為
に助かったようだ。
銃弾によって現場にいた人物を特定していく。
警備員が殺害された銃弾は44口径だったことや、博物館で撃たれた
弾は全て80年代の事件で使用されたものでIBISにヒットしたと
されていたけど、当時の銃弾も一応全て調べられて登録されて
いるのかな。
ビニーの愛車である79年型キャデラック、トレードマークの帽子
とスーツなど彼が生きているかのうよに装っていたけど、結果
としては、博物館に寄贈されたNYPDの押収物のゲッダの日記を
求める為の犯行だった様子。「チェザーレ・マストラントニオ」と
いう名前が書かれていて、そこにビニーが残した財産がある
ハズだったのだけど、実際にはなかった様だ。更にビニー自身は
ガンによって亡くなり、遺灰は湖にまかれたことが語られていた。
同じ日に見た「Life」S2-11でも70年代の殺人鬼が使用していた
銃が使われる事件だったので、思わず頭の中でシンクロしてしま
っている。
2) ホテルのスイートルーム
客室係の女性が殺害された事件。
泊まっていたのは中東の王子だったことや、王子という悪印象
から、係員を自分の好き放題にして、人間扱いせず、殺害した
のではないかとするモーガンの先入観から捜査がスタートする
ものがあった。
スイートルームにカメラが設置してあり、客室係のマリアが
王子を脅しているのか、それとも逆なのかという感じで進行して
いくも撮影していたものを指紋から特定していくと、マシュー
という若者のものだと判明する。AFISでマンディが指紋を調べて
いたけど、ニックがそれを覗こうとして近づくと”近い!!”と激怒
したり、マンディのご機嫌取りの為に紫の服を誉めていたけど、
残念ながら時既に遅しという感じだった。
盗撮していたのは金庫だった。
金庫の中に入っている装飾品をイミテーションと交換して
盗んでいたマシューと客室係のポーレットによる犯行だった。
全くもって身勝手な論理で殺害しているけど、アイスピックで
殺害するなんてまさにマフィアも驚きの殺害だな。
王子のことを疑ってかかったモーガンはまるで謝罪もせず。
王子はマリアの家族に10万ドルを渡そうとしていた。
・The WhoのWho Are You
D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) 指紋
シオマラ・ガルシア (Monique Gabriela Curnen) 銃器ラボ
ジョアンナ・サファイア (Frances Fisher) マフィア”ビニー”の妻
シェリー・リストン (Barbara Eve Harris) 保安官
ポーレット・バスケス (Karen Bethzabe) ホテルの清掃係
ハマド・アル・マクトーム (Phillip Rhys) 王子
オスカー・グッドマン (Oscar Goodman) ラスベガス町長
マシュー・ラパーズ (David Del Rio) 22歳、エクリプスの元職員
マリア・ガルザ (Ana Isabel Mercado) ホテルの清掃係
モニーク・ロバーツ (Joyce Hyser) 女ビニー
— (Michele Lainevool) Female Reporter
— (Vince Corazza) Stanley Gant-Security Guard
— (Jay Faisca) Tommy Gun Guy
— (Frank Scozzari) Italian Mobster
— (Sunny Vachher) Italian Mobster