第5話 過熱報道 Outcry
脚本/Patrick Harbinson
監督/Constantine Makris
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建築現場の作業員の2人は会話しながら現場へいく。
自由の女神を見に行ったとすると、鼻の高さはどのくらいだと
思うと尋ねる。1.4mだろうとして、俺もツアーで行ったという。
そんな中誰か人がいるぞと告げ、急いで救急車を呼べと語る。
この子のことを知っているとして、目の前でダクトテープで
手足を縛られて傷つけられている女性は、金曜日から行方不明
になっているタンディ・マケインだと語る。
すぐにオリビアとエリオットが現場へとやってくる。
タンディはテープで縛られていたとし、ハドソン大学の改装中
の寮で見つかったという。レイプ被害を訴えているとして二人は
病院に運ぶべきことを告げるが、父親がやってくると写真を
撮るなとしてマスコミたちを払いのけて私の娘だと語る。
病院には行かせないとし、母親が心配しているのだという。
しかし診断しないと家には連れて行けないことを語る。貴方は
継父だとすると、娘の身になるよう告げる。オリビアは未成年なの
で診断の義務があると語る。タンディは父に対して病院には
行きたくないとするが、彼女の為だとして継父のロンに言い聞かせ
る。エリオットはオリビアに今のは社会福祉のつもりか?と問うと、
彼女を家に帰せば証拠を失うという。行きすぎだというエリオット。
彼女に正常な判断は無理だと告げる。
クレイゲンも事件を知りやってくる。継父の意を無視してオリビア
が事件にしたとエリオットは語る。父も同じ事をマスコミに話して
いるという。私は被害者を第一に考えただけだという。父がレイプ
検査を拒んでいるのは何故なのかと問うと、娘のトラウマによりと
いう。オリビアは説得すると語ると、その役目はエリオットに任せる
というクレイゲン。父の怒りが収まるまではオリビアはタンディの
母に話を聞くよう告げる。
エリオットは検査は必要な手順だとロンに語る。犯人を特定の際に
検査結果が役に立つのだという。捜査することを望むならば
聴取を認めて欲しいという。ロンは立ち会うならば認めると語る。
エレオットはタンディと話す。彼女はバス邸の前で男性にパーティー
に誘われて断ると身体を掴まれて連れ込まれたという。2、3人いた
が顔は見えなかったという。背丈とか人種、服装などはと問うと、
制服だったとのこと。今日は月曜だが週末も同じ場所に居たのかと
問う。逃げたら殺すと言われたのだと語る。
オリビアはタンディの母・アリスから話を聞く。妊娠中のアリス。
高校生なのにハドソン大に居たのはどうしてなのかと尋ねると、
特進クラスに通っているのだという。コロンビア大を志望し
娘はマジメにしているという。金曜日も勉強だったのかと問うと
図書館にいると電話が有ったとし、11時半になり、夫のロンが
大学に捜しに行ったという。通報が土曜日の朝なのは遅いのでは
ないかとするが、私が通報したが、夫が探していたからだという。
オリビアはタンディににに逢わせてと頼む。
メリンダはレイプ検査の結果、殺精子剤が検出されたとし、犯人
は避妊していた事を語る。クレイゲンもレイプ検査の結果を
聞きに来ると、脚のアザと処女膜の破裂からバージンだったの
だという。物証はと尋ねると、発見者が身体を拭いてしまった
という。つまり証拠が消えたのかというクレイゲン。
鑑識は現在何も見つけて葉居ないこと。ロンチェスター寮で金曜日
にパーティーが有ったようだというフィンとマンチ。寮は被害者
発見場所の向かいだという。士官学校の学生が広州で滞在中だっ
たこと。図書館からバス邸に行く際に寮の前を通るというオリビア。
学生部長に事情聴取しろというクレイゲン。
8月16日(月)・ハドソン大学
学生部長に話をする。士官生を疑うのは時期尚早だという。
パーティーの出席者に聴取させて欲しいとするが、確証がないと
名前は教えられないという。プライバシーの問題だと。しかし
学内で少女がレイプされたのだと訴えるが、独自に調査して犯人が
見つかれば警察に渡すという。それを聞いてエリオットは学校側の
魂胆は分かっているとし、被害者に棄却を迫るのだろうと。
パーティー参加の親に事情を話し証言の医師を確認するという学生
部長。私有地だとしてすぐに出て行くよう告げられる。
そんな中フィンは警備員の中に元警察官がいたとし、パーティーに
居た4人の名前を教えてくれたという。トニー、ルーク、ジョー、
ジェームスという学生だという。
マンチはトニーから話を聞く。この少女を見たことが有るかと。
寮のパーティーに出席していたよと。オリビアはルークから話を
聞く。彼女は16歳なのにパーティーに出席させたのかとすると、
本人は21歳だろうとし、酒を飲んだり踊ったりしていたという。
フィンはジョーから話を聞くと、パーティには二人ほど女性が
いたという。エリオットはジェームズに対してタンディのことを
尋ねると、パーティーで途中で居なくなったとして抜けだしたの
ではないかという。何故失踪のニュースが流れた後にも通報しなか
ったのかと問うと報道を見ているハズだと語る。本人とは思わなか
ったのだというジェームズ。そんな中ジェームズの元にはランガン
弁護士が現れると、私が代理人になったとエリオットに語る。
しかしここは公道なので話をすることが出来るとして、質問を
進める。金曜日の夜も制服を着ていたのかと問うと、ランガンは
黙秘だと語る。尋問はそこまでだと。
エリオットとオリビアは話を聞いた限り、みんなタンディがパーティ
ーにいたことは認めていたとし、本人に聞いて見ようと語る。
8月16日(月)・タンディの自宅
タンディの家にいくと、ジェイミーというエリオットと顔なじみの
記者の姿が有った。オリビアに旧友だと語る。
タンディに対してパーティーに行ったのかとして、目撃者がいる
のだと語る。真実を話して欲しいとするが、私は行っていない・・
さらわれたのだとして、みんなが嘘を付いている野田と語る。
クレイゲンは士官生の証言は一致していること。タンディの方が
嘘を付いているのかと。レイプの正当性にはならないとオリビアは
反論する。鑑識は?と尋ねると、現場で働く作業員と家族の指紋を
採取した状態だという。クレイゲンは明日9時から記者会見をする
事を語る。エリオットはマスコミにヒントを与えて探らせようと
告げる。パーティーの参加者は他にも居るハズで、レジャー紙の
記者に友人が居るという。
エリオットはバーでジェイミーと逢う。
彼に何でタンディに拘っているのかと問うと、時の人だろうとして、
エリザベス・スマートの誘拐事件と同じだという。
若くて美しくて白人女性だという。性犯罪が有ったのかと問うと、
エリオットは否定するが、SVUが捜査していることを指摘する。犯人
は学生なのかとし、士官生が関係しているのかと問われる。
ヒントくらいくれというジェイミー。
俺たちは金曜日のパーティーに行った者に話を聞きたいのだという。
タンディに聞けば良いというジェイミーは彼女は相当パーティー好き
らしいぞと。情報源は誰かと問うと、弁護士なのかという。
彼らは悪評を流して有利にしようとしている事を告げると、
オフレコにするので話してくれという。パーティーは開いたのは
士官生なのかと。
翌日新聞には「士官生がレイプ」と経済新聞の一面に掲載される。
クレイゲンはエリオットに対して記者に容疑者を教えたのかと問う
がそれを否定する。容疑者名が実名で報道されているとし、レイプ
したことも暴露されているという。マスコミと話すとダメージが広が
るという。そんな中、士官生の恋人・マリアから緊急通報が入った
という
フィン。
公道は渋滞のようになっていた。その先に居たのはジョーとその
恋人・マリアだった。彼と歩道を歩いていたら男性達がレイプ魔と
呼んで、ジョーを歩道まで追いかけて事故直後に逃げていったの
だという。
何故新聞は嘘を書くのか?という女性はエリオットに尋ねる。
ジョーは脈が弱くすぐに搬送しなければならないという。
オリビアたちは署に戻ると、エリオットは内務監査の対象になった
という。事情を説明してこいというクレイゲン。そんな中刑事部長
マルドリュー自ら署にやってくると、注目事件の容疑者の名前を
何故マスコミに流したのかと問う。エリオットは誤解だとするが。
8月17日(火)・タンディの自宅
8月17日(火)・チャンネル3
8月18日(水)・特殊戦術班(TARU TECH)
8月18日(水)・タッカー建設
10月14日(木)・第27法廷
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金曜日の夜に失踪した16歳の白人学生・タンディ・マケインが
ハドソン大学の改装中の寮で手足をダクトテープによって縛られ
発見される。幸い殺されずに済んだが、タンディは一刻も早く
帰宅したいとし、病院にいくことを拒むが、オリビアは継父のロン
に対して犯人を捕まえたいのであれば検査すべきで、未成年者なの
で検査の義務が有ることを語る。
失踪に至る経緯を尋ねる中、何者か男性2、3人にパーティー
行かないかと誘われて拒んだら無理矢理車に乗せられたのだという。
ハドソン大学のロンチェスター寮で金曜日にパーティーが有った
という知らせを聞いて、大学の学生部長から学生の情報を聞きだそ
うとするが、なかなかプライバシーを盾に話を拒む。
警備員の情報からパーティーの主催者4名の名前が判明して事情を
聞くと彼らは、タンディはパーティーに出席していたことを告げ、
そこでは何もなかったことを語る。しかし4人以外にもパーティー
に参加していた人がいるハズだとして、エリオットは行き詰まった
捜査に風穴を開ける為に、マスコミを逆に利用しようというが、
それがアダとなり、報道合戦は加熱していく。
タンディ役のAmanda Seyfriedは、リメイク版「ツインピークス」
での出演が内定しているようだけど、古くは「ヴェロニカ・マーズ」
で殺害されてしまうケイン家の娘・リリー・ケイン役、
「Dr.HOUSE」S1-11では、病気になる彼氏の恋人・パム役として
冒頭からベッドシーンに始まり、派手なカースタントシーンで
ピンチに陥るという役を演じていた。
そんな彼女が発言する言葉が、彼女にとって被害者なのかただの
嘘付きなのかというところで踊らされる話であり、すべての元凶
は立場を悪用した犯人に有るのだろうけど、マスコミの偏向報道
なり、言論の自由という名で身勝手な報道を繰り返している記者
や、それを精査することもなく暴力を奮うという市民たちにも
問題が有ったね。
冒頭ではオリビアが暴走する話なのかなと思って見ていたし、
エリオットが寧ろ妙に冷静な態度だと思っていたら、結果的には
エリオットが最も災難に合うというもので、マスコミの影響力の
すさまじさたるや白人の美人女性がレイプされたと知るや、
容疑のかかる士官生に対して暴行が行われてしまい二次的・三次的
被害というものを生んでしまうものだった。
容疑者像としては士官生も怪しかったし、継父も怪しかった。
士官生のウチの一人、ジェームズにはすぐにランガン弁護士が
付いたし、継父のロンがエリオットの暴言に怒って殴った際には
すぐに保釈金を支払われたことで、どちらが怪しいのかを見比べて
いた感じがするけど、結果的にはロンの保釈金を払った上司の
男が犯人だった。
取調室に於いて容疑者だと知るやエリオットが悪い刑事役と
ばかりに悪態をついて挑発するけれど、如何にも犯人だと決めつけて
のエリオットの暴言にも近い発言を見ていると、いつかこうなる
ことも有るんだよなと思わせた。これも刑事としての辛い役目
の一つなのか。
ノバク検事補の登場は、被害者のタンディのパーティーシーンが
撮影されたとする映像をテレビ局側が入手したことでそれを差し止め
ようとする場面がファーストシーンだった。
ミドリ色のインナーを着ているノバクさん、とても可愛らしいです。
法廷で真正面から映るノバクさん、めっちゃキレイでした。
彼女自身嘘を付かねばならない状況に追い込まれてしまった中に、
継父の命と妊娠中の母の中に新たな子供が宿っているという事情
も有っての行動だったけど、彼女なりに一人で解決したい思いが
付かせた嘘だったのだろうね。
ただでさえレイプ裁判は立証が難しいとされているので、これだけ
嘘をついて混乱させてしまうと流石に有罪は難しいなという中での
法廷シーンに於いては弁護側がエリオットを召喚して話の裏付けを
したのに対して、ノバクさんは見ているだけの状態だった。冒頭で
オリビアが被害者が襲われたであろうキズ痕を見ている訳だし、
彼女を召喚すれば良かったのではないかという思いもする。
一度ならず二度も嘘を付いたことで、結局自ら首を絞める形で、
無罪とされてしまったけれど、オリビアが語る様に、例え負けても
対峙したとする精神的な問題と、実質的に訴えたとする事実が
後にボディブローのような効果を発揮してくれることを祈るのみ
だね。
刑事部長が今回初めての登場。エリオットが責任に問われそうに
なる時にクレイゲンは私が認めたことだとして、自分にも責任が
あることを口にして部下を守ろうとする姿が有った。
マスコミとしていることが同じだとしてエリオットも今回は苦悩
している姿が有ったけど、責任という面では何処に所在があるのか
難しいところも多かった。
あのマスコミの報道によって意識不明の重体に陥った士官生って
誰の責任になるんですかね。
エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医
ケイシー・ノバク (Diane Neal) A.D.A 検事補
トレバー・ランガン (Peter Hermann) ジェームズの弁護士
エチェバリア (Triney Sandoval) TARU Tech
ジュディス・シパー (Caren Browning) 鑑識
ロナルド・マケイン (Michael O’Keefe) “ロン”、継父、建築現場
タンディ・マケイン (Amanda Seyfried) 娘、16歳、アリスの連れ子
アリス・マケイン (Cady McClain) タンディの母
ジェイミー・バリガン (Joseph Lyle Taylor) NYレジャー誌記者
マイク・タッカー (John Bedford Lloyd) タッカー建築・会社社長
ロジャー・ケスラー (Ned Eisenberg) タッカーの弁護士
マルドリュー (John Schuck) 刑事部長
ジョセフ・P.ターフーン (Philip Bosco) 判事、ノバクは放送すべきじゃないと
リン・リフ (Blair Brown) 企業法務、テレビ局の放映権利を主張
リコ (Jim R. Coleman) 現場作業員
ジェフ (Stewart J. Zully) 現場作業員
ディーン・リン (Sewell Whitney) ハドソン大学・学生部長
フレッド (Gordon Joseph Weiss) ハドソン大、寮の近くの店、目撃者
ローレンス・ウルマン (Neal Lerner) チャンネル3の放送関係者
ルーク・デレベッチオ (Jake Mosser) パーティ出席の士官生
アリソン・ルーハン (Emma Bell) 彼女もタッカーにレイプ被害
ラリー・オコナー (Christopher Moccia) パーティ出席の士官生
ジョセフ・イグリー (Keith Jamal Downing) パーティ出席の士官生
トニー・ストアー (Jarrett Willis) パーティ出席の士官生
マリア (Marsha Stephanie Blake) ジョーの恋人
— (Jane Fergus) TV Interviewer
— (Greg Vaccariello) Uniform Officer
— (Tye Alexander) 救命士
— (Eric Evangelista) ニュースアンカー
— (Anne Dupont) Jury Forewoman
— (April Armstrong) Journalist
— (Bill Kocis) Journalist
— (Nick Basta) Journalist
— (Teresa Woods) Journalist
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— (Chris O’Neill) Journalist