第1話 二人の実母 Birthright
脚本／Jonathan Greene
監督／Arthur W. Forney
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リバーサイド公園。
パティは公園で父・マット・ブランソンと遊びに来ていると
涙を流しながら走ってくる。男の人が・・自転車を乗った人に
連れて行かれる所だったという。近くで聞いていた自転車乗り
の男性は赤い野球帽を被った男性に誘拐されそうになったのか
として自分の自転車で容疑者を追いかけていこうとするが
居なくなっていた。
誘拐されそうになったのはパティ・ブランソン(6歳)。
人の多い公園で誘拐未遂、目撃者は野球帽を被り白人だったと
だけしか分からないという。追跡したが自転車で逃げてしまっ
たという。
オリビアとエリオットは父・マットから話を聞く。
娘がフェンス越しに頭を掴まれて髪の毛を引き抜かれたとし、
私が少し目を離した隙に連れて行かれそうになったという。
エリオットは娘さんと1対1で話を聞きたい事を告げると父親は
同席を求めるが、こういうことは親が居ない方が話しやすいと
してオリビアをパティと話をさせる了承を得る。
オリビアはパティに一対一で話しかけると、行こうと言われた
という彼女。ディンキーの所・・子犬のことだというパティ。
この前にも遊ばせてくれたとし、子犬を見せてくれたのだという。
現場では見かけない男で、周辺で同様の被害は今の所ないと
エリオットはクレイゲンに報告する。自転車で誘拐するなんて
変質者なのか。犯人は下調べして前にも子犬で誘っていると
いう。暴行は頭だけで性的被害は受けていないとのこと。
犯人はパティに執着しているという。自宅のウエストサイド付近
で聞き込みをするというクレイゲン。
ホアンも同席してパティの両親に逢う。
妻のサラは再犯を恐れているという夫のマット。エリオット
はこれまで尾行されたと感じたことはないのかと問うが、特に
気になったことはないという。下校後は夫か私のどちらかの家
に居るという。
オリビアとパティが遊びながら、パティから公園でのことを
聞きだそうとしているのをホアンらも含めてみんなが監察して
いた。公園の男は何色のシャツを?「青色」。帽子は何色?「赤色」。
従兄弟のジミー兄ちゃんも赤い帽子だという。その男はおじさん
だったかお兄さんだったかと問うと「お兄さん」だという。犬
について尋ねると犬ではなくディンキーは子犬だという。
犬はどこに居るのかと問うとお馬に乗っていて・・と語る。
ブレスレットを見せてと言われたという。それは誰からもらった
ものなのかと問うと、医者だとし私は糖尿病なのだという。
馬に乗ったというのは何の事なのかと尋ねると、本物ではなく
金を入れると動く馬のことだという。それを聞くとサラは
家の近くに有るスーパーの店頭のおもちゃの馬のことだと分かる。
少年が犬を見せてくれたとすると、自宅前に警察官を配備する
という。パティの足取りを追い、スーパーから話を聞こうと
告げる。
6月3日(木)・スーパーマーケット。
フィンとマンチは店長から話を聞くと、不審者として青いバン
に乗っていた白人二人組がいたという。運転席に乗っていた
のは中年で助手席には少年が犬を乗せていたとのこと。先週
入り口に注射して邪魔だったので注意したら好きに通報でもしろ
と言われたという。通報したら警察からは無視されたという。
車はアリゾナナンバーで、ナンバーは控えてあるという。
フィンは小児性愛者なのかと問うと、事を争うというマンチ。
しかし普通ならば単独で獲物を探すものだというフィン。
少年は矢と惚れているのか弱みが有るのか。
そんな中、車の番号から96年型のフォードのバンだと分かり、
22分署には情報提供の履歴があるとのこと。提供者は第45公立学校
の守衛からのものだという。パティの学校だと分かる。
主演から話を聞く。
教員用の駐車スペースにバンを駐めていて注意をしたが無視を
されたという。男は下校時まで子供たちを見ていたとのこと。
男は一人だったとすると、エリオットは守衛に名刺を渡し、もしも
その男を見たら知らせて欲しいと頼む。
エリオットとオリビアは行動を読まれているのかと疑う。
しかしアリゾナから誘拐に来たというのか。向こうで事件を
起こして逃げて来たのか。しかしそれにしては何故パティに拘る
のかが分からないという。
そんな中エリオットは角に駐まっている車は青い該当車両だとし、
アリゾナナンバーだということも確認する。応援を呼んで包囲
しようという。
クレイゲンやフィン、マンチらもやってくる中、運転席には白人が
一人乗っているが顔は見えないという。そうしている間にもバンの
後ろから赤い帽子の青年が出てくる。パティの誘拐犯だとすると、
下校時間まで15分なので迎えの親達に紛れ込む気だろうと。クレイ
ゲンは今の内に捕まえた方が良いとして一斉に行動を起こす。
フィンは車を退けろとバンの運転手に命じるが、男はバッジを
見せて捜査中だという。ネット犯罪の捜査をしているのだという。
今日の色は?と尋ねるフィンに対して紫だと語ると、フィンとクレイ
ゲンはエンジンを切って車から降りろとして銃を向ける。
しかしバンは走り出して逃げ出す。少年を先ずは確保すると少年は
身分証が後ろのポケットにあるとして私立探偵だという。取得はニュ
ーヨーク州であること。一方車で逃げたバンもエリオットが何とか
追い詰め、相手の車が衝突したことで停車する。オリビアは
誘拐未遂と危険行為で逮捕するという。
クレイゲンは車の修理代に3000ドル!!!?とエリオットに驚く中、
運転手はピーター・カーソンでもう一人はケニス・プラット(23歳)
だという。ピーターは2州で探偵の免許を所有していること。子供を
捜し出して保護者の元に返すのが得意の探偵のようだというオリビア。
強引な手段で連れ戻すとし報酬は5万ドルプラス経費とかなり高い
というエリオット。
なんとかパティに誘拐しようとしたケニスの面通しをしてもらい
たいとして両親に語る。
オリビアは誘拐未遂と危険行為で逮捕する
という。
6月3日(木)・オズボーン宅
6月4日(金)・第35法廷
6月8日(火)・ノートン産科医院
6月9日(水)・科学捜査研究所
7月22日(木)・第38法廷
7月26日(月)・第38法廷
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公園で遊んでいた6歳の少女パティはお兄さんに誘拐されそうに
なったとして近くにいた父親に訴え、それが警察に伝わる。
人の多い公園で誘拐未遂が起きたとのことだが、同様の被害は
この周辺で起きたとする報告はなく、パティは髪の毛を引っ張ら
れたと主張する。パティの話から、そのお兄さんとは一度前にも
有っていて、子犬のディンキーと遊ばせてくれたのだということ
から家の近くで接触されていた事を知る。パティに固執している
理由は分からないが、店員が彼らの乗った車を通報しており、
過去には小学校の守衛もまた警察に通報していたことから、
SVUの面々はパティが通う小学校の下校時に狙われるものとして
小学校の前で聞き込みしていると、そこに目撃された青いアリゾナ
州ナンバーのフォードのバンが停車していることを知り、応援を
要請して取り押さえることになる。容疑者の二人は探偵である
ことが分かり、パティの母親だとするものからの依頼で彼女を
取り戻そうとしていたことを主張する。しかしパティの両親には
何のことだかまるで分からず、再犯性があるものだとして恐ろしさ
を訴える。守秘義務を主張してなかなか依頼人の事に対して口を
割らなかった二人だが、依頼人がミシェル・オズボーンであること
を語る。
いよいよ始まりましたシーズン6。
といってもDlifeはまだ始まらず暫く準備期間になるのかな。
Dlifeさんは翻訳を分かり安くしたり、難しい文字にふりがなを振る
ようにして見やすくするよう工夫しているけど、正直ふりがなは
邪魔で要らない気がする。SVUはクリミナルマインドに比べて
色んなところで眼にする機会がある作品だけど、取りあえず
FOX版でレビューを書いていこうかと思います。
シーズン最初のエピソードというと取りあえず人事の異動がある
のかどうか気になるものが有るし、捜査官のそれぞれの状況に変化
が有るのかどうかとか気になるものも有る。
シーズンゲストの存在なんかも楽しみなのがLAW & ORDERだと思う。
オープニングクレジットで変わったのは、オリビアとノバク検事
の写真カットだけ地味に変更されていること。女性は髪型とか
ファッションに左右されて見た目変わることが多いので仕方がない
けど男性陣はまるで変わっていなかった。
冒頭で想像する犯罪とは違う方向で議論が進んでいくのが、
性犯罪特捜班の流れだけど、シーズン5の最終話のエピソードに
於ける小児性愛者の物語の流れを引きずり、そんな犯罪者が
巻き起こす事件なのかに思われた。
ドラマとしては法律が今の時代に追いついていないということ
を示す流れが有り、法の立場で見るしかない検事局側のノバクの
非情に思える態度と、例え罪状は同じでも環境や状況は人それぞれ
に違うとばかりに、対応には柔軟性を持たせるべきだとするSVUの
面々の主張も有って、考え方の違いとして現れていたけれど、
あくまで互いに意見を出し合い、それぞれの仕事を淡々と
こなしていくからこそ機能するもので、あまりなれ合ってしまうと
それはそれで問題なんだろうね。
検事局のノバクだけが悪いというだけでなく、ドラマの中では何度
となく町の人たちは、警察に通報したが無視されたことを口にして
いたし、結局全てのことに目が届くわけはないし、何処かに例外が
出てきてしまうというところは有るんだろうね。
責任の所在は明らかな部分もあるし、グレーゾーンのところも有って
なかなか複雑な一話だった。
親権に於いて重要な要素はDNAなのか、産んだ事実なのか、育てた
事実なのか。
より問題を複雑にしたのは、当事者たちの関知しないところでそんな
事実が発生してしまっているところだけど、医者が内緒で行って
いたそれを探り当てたミシェルという人物の神がかったものが有り、
展開としては胡散臭いというよりも、裁判に於ける親権での主張への
後押しに繋げて居るところが凄かったかな。
最終的には子供の気持ちこそ大事なものだとすることで、子供に辛い
決断をさせた格好で、それを見たDNA上の母親にも気持ちを伝えてい
くというものだった。
ミシェルが勝手な行動を起こす為に、色々と問題は複雑化して、
訴状を出すノバクも接近禁止命令を主張したり、取り消しさせたり
誘拐未遂罪にしても同様の状況が有って、一筋縄ではいかなかった。
最終的には親権の問題はともかくとして、この女性を裁くべき
ことへの酷さみたいなものを感じるところだったけど、個人的には
自分が産んだ子が死んだからと言って、そんな法の抜け道を
付いてくるようにして、不妊で悩んでやっと授かった母親から取り上げ
ようとしたミシェルに対してあまり同情することもなかった。
冒頭からこのドラマにしては珍しくカーチェイスシーンが有ったり、
ステイブラー家のエリザベスとディッキーと三人でバスケット
ボールする流れが見られたり、私服姿で相談にやってくるノバク
さんにちょっと萌えてみたりして、見所が多いところだった。
そもそもノバクさん、取調室での服装もやっぱり検事っぽくなかっ
た(笑)
初回だけ有ってゲストも豪華。
DNA上の母・ミシェルを演じたのは、映画「Back to the Future」
シリーズで一家の母親・ロレインを演じたLea Thompson。
トム・クルーズと共演した「栄光の彼方に」の中で、いきなり
ヌードになったので幼い頃何度も見た記憶が有るけど(笑)
そしてミシェルの弁護士を演じたのは、「殺人を無罪にする方法」
で、主人公の敏腕弁護士役・アナリーズを演じたViola Davis。
エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医
ケイシー・ノバク (Diane Neal) A.D.A 検事補
パット・フィッシャー (Gibson Frazier) CSU Tech
エリザベス・ステイブラー (Patricia Cook)
ディッキー・ステイブラー (Jeffrey Scaperrotta)
ミシェル・オズボーン (Lea Thompson) 受精卵の母
ドナ・エメット (Viola Davis) ミシェルの弁護士
ピーター・カーソン (Ned Bellamy) 探偵
サラ・ブランソン (Camilla Scott) 着床・出産、育児の母
マット・ブランソン (Beau Gravitte) サラの夫
パティ・ブランソン (Abigail Breslin) 6歳の少女、ミシェルのDNA
ロジャー・クレスラー (Ned Eisenberg) ノートンの弁護士
ウォルター・ブラッドリー (Peter McRobbie) 判事
ダニエル・ラーセン (Sheila Tousey) 判事
Dr.スタンリー・ノートン (David Forsyth) 産婦人科医
ケニー・プラット (Tobias Segal) 探偵
— (Buzz Roddy) Grocery Store Manager
Mrs.モリナ (Leslie Frye) 先生
— (Joseph La Rocca) Uniform Sergeant
— (Brian Osborne) 自転車男
デルガド (Gabriel Womack) 捜査官
— (Jamieson Rhyme) バイクの警官