第6話 ふたり Consumed
脚本/Matthew Negrete、Corey Reed
監督/Seith Mann
【ストーリー】
— 回想 —
キャロルはリックに刑務所で焼き殺した犯人が彼女だと知られ
たことで、タイリースとの兼ね合いから、彼女を追い出さねば
示しが付かなかった為に、車と食料、そして武器を持たせて
逃げさせる。「誇りまみれですみません」と車には書かれて
いる中、キャロルは運転席で涙する。しかしそうしている間
にもウォーカーたちは彼女の前に現れて気の休まるところを
知らなかった。キャロルは適当に建物を見つけウォーカーが
居ないのを確認するとソファーで寝ようとする。
しかしそんな中、比較的近場から煙が立ちこめるのを目にする。
急いで刑務所へと向かう。「ヒッチハイカー・脱獄囚の可能性
有り」と入り口には書かれていた。
— 現在 —
ダリルとキャロルは行動を共にしていた。
ダリルは刑務所から出た後、ベスと一緒にいたことを告げる。
彼女は強い子なので生き延びたこと。暫く一緒にいたが急に
姿を消して居なくなったという。白十字の車が通り去ったこと。
今追っているあの車と同じだという。しかしダリルは深追いす
るとリックが心配するとし、ガス欠寸前の車であることにも
懸念が有った。キャロルは運転手を止まらせて、その人に聞いた
方が早いのではないかとするが、例え捕まえても話無ければ
無意味だし、今は俺たちが優位に立っていることを語る。
愛がグループならば対策を立て彼女を取り戻すのだという。
キャロルは車は北上しているので85号線に入る様だという。
市街地に入ると建物の前で車が止まった為に、少し距離を置いた
ところでダリルたちも車を止めて様子を見る。
一体何をしているのか。遠くから見た限り警官の制服を着て
いた。こちらの姿も見られているかもと警戒する。警察の車
は発進するが、ダリルたちの車はガス欠で動くことは出来なく
なる。バイパスを避けたので街の中に居るのだろうと。
朝まで何処に身を隠そうというと、キャロルは数ブロック先に
知っている場所があるという。
外では大量のウォーカーが徘徊していた為に急いで室内に入る。
ダリルは元職場か”何か”なのか?と問うと、”何かよ”という
キャロル。倒れている職員から鍵を抜き取るとその鍵を使って
オフィスに侵入する。ここは何なのかと問うと虐待避難所だ
という。テーブルには幼児虐待患者の心のケアの本が有った。
ダリルは来た事があるのかと問うと、住んだことはないという。
室内は二段式のベッドになっていた為に、キャロルは上を取る
と語る。下はあなただとすると、私は先に見張りをするという。
侵入できないし安全だというダリルだが、見張るのは私だから
気にしないでというキャロル。
「やり直そう」と言われたがあなたは?と問うキャロル。
努力しているというダリル。何が言いたいのかと問うダリルに
対して、私はもう人を救えないという彼女。ならば何故来た
のかと問うと、努力していることを語る。
俺が現れなかったらどうしていたのかと問うと分からないと
語る。
ベッドに横たわるキャロル。隣に横たわるダリル。暫く二人で
上を見ていたが、外で物音が聞こえる。ウォーカーがドアを
叩いているだけだった。ダリルは放って置けと言うが・・
キャロルは気がつくと眠っていて朝を迎える。
外で煙りがした為に急いで外に行くと、ダリルは少女の遺体を
火葬していた。それを見てキャロルはありがとうと語る。
— 過去 —
キャロルはタイリースと遺体を穴に埋めている際に、遠くで
煙が立ちこめるのを目にする。
— 現在 —
車は中心街に行った様だが高いビルでもあれば何か見渡せる
かも知れないという。ビルに近づいて静かにしていても
ヤツラが寄ってくるという。しかしあそこに渡り廊下がある
としてあそこに行こうと語る。ノートに火をつけると、ウォー
カーにその火に引きつけさせ、その隙に建物内に入っていく。
渡り廊下には寝袋で過ごしていた人たちがウォーカーに襲撃
されてウォーカーと化している姿が有った。一匹ずつ寝袋
に入ったウォーカーを始末する中で、テントのウォーカーは
スルーして先に進む。そんな二人のことを別のところから
見ている黒人・ノアの姿が有った。
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■今回はキャロルサイドのエピソード
s5-4の最後にベスが捕らわれている病院に運ばれてくるキャ
ロルのシーンが有ったことと、その前のエピソードでは、
リックら教会組のところにダリルが戻った際に、誰かを同行
させている姿が合ったので、それが誰なのかが気になっていた
ところ。今回のドラマでは、そんな流れを回収する流れとして
描かれていた。
■市街地
これまでシーズン1の頃を除いて、市街地とか文明を感じさせる
場所ってあんまり無かったのだけど、予算を考えると仕方がない
とはいえ、今回ついにアトランタの市街地の映像が見られたのは
ちょっぴり感動的だった。例え世紀末状態で建物が崩れかけてい
ても人がいたことを感じさせる臭いがあるし、どうしても安心して
しまうものがある。ただやっぱり撮影は大変そうだな。
道の真ん中に白十字のバンが有り、調べている最中にウォーカー
に囲まれた。あれだけ見晴らしが良い場所を2人だけで歩く姿は
爽快だったけど、ウォーカーに囲まれることなど想定内だった
よね。
陸橋から車が落とされそうになるシーンなど、「ジュラシック
パーク3」か・・って感じの一場面だったけど、ここでは何と
落下することに活路を見いだすのだから凄い(笑)
ハッチバック様々ですが、キャロルの助手席側ではロープで
肩を痛めた感じだった。
■キャロルの過去
キャロルはこの町に住んでいたんだね。
ガス欠になり一晩をウォーカーや正体不明の敵から身を隠す
場所を探す際に、キャロルは自分が知っている場所が近くに
あることを語っていた。
そこは虐待の避難所。
キャロルはなかなかダリルに対して自分の過去を話せずにいた
し、ダリルも無理して聞くことはなかったけど、キャロルが
夫のエドから虐待されていたことや娘のソフィアが居たことは
シーズン1の頃に描かれている。
シーズン2でソフィアが居なくなった際に、キャロルと一緒に
娘を探しに行ったのはダリルでも有るし、結局ソフィアはグリーン
家の農場の倉庫にウォーカーとなった姿で見つかっていたよね。
キャロルの猟奇的思想は今の世界だからこそ存在するのか、
夫からの虐待故の精神状態が発端なのかよく分からないけど、
度々幸せや安心感を手に入れては燃え尽きたことを告げ、
現在の自分がどうすべきか分からないと告げる。
「俺たちは灰じゃない」というダリルの言葉。
ハンフリー・ボガートの「俺たちは天使じゃない」をほんの一瞬
思い出させる台詞だな。
■回想シーンが短いながらも上手く構成している
キャロルが居る背後には常に煙が立ちこめるシーンとして
描かれていた。直接彼女が関係している訳ではないんだけどね。
彼女が悲観的になるのは分かるし、この世界の中で、生きる為
に必要なことをしている事実も理解出来る。
この世の中で冷静に判断できる方が寧ろ難しい。
キャロルが折角取り戻してくれたダリルの武器が病院から脱走
したノアによって奪われてしまい、二度目に再会した際には
キャロルは自分を殺そうとした彼を撃ち殺そうとしたが、
それをダリルが止めていた。しかしいざ武器を取り戻した際に
もみ合う中、ノアの上に本棚が覆い被さり、ウォーカーが
迫ってくるのを助けを求める中、ダリルは「1度はチャンスを
2度目はない」として無視していこうとする。今度はキャロルが
助けようとする中で、結局ダリルが矢を放って助けることにな
った。
■ダリルとキャロル
この二人、いずれ結ばれるのではないかという雰囲気が有り、
今回はそのチャンスじゃないのかという感じがしていた。
こんな世界ではなかなか性欲もわかない気がするけど、前回の
エピソードで、エイブラハムがロジータと派手にHしていたの
で、それもありなのかなと思った。
ベッドで一緒に隣で横たわるシーンは最大のチャンスかと
思ったけど、色々と邪魔が入る展開だったね。
■ノアとの戦いで病院関係者に見つかる
なんとか逃げようとしたが、キャロルだけは車に轢かれて
しまった。その後の映像はs5-4に続いていくのだろう。
ダリルがリックの元に連れて帰ったのは彼なのか。
ノアはベスのことを知っていたことで助かった感じ。
病院に乗り込むために作戦を立てていくことになりそうだけど、
エイブラハムらとはどうやって再会していくのかも気になるね。
しかしノアにボーガンが奪われた後に、ダリルが手にしていた
武器の方が白兵戦に於いては随分と有利な気がする。
ダリルのボーガンってちょっと重そうなので機動力はそがれるし
矢は毎回回収しなければならないしね。
■使用された曲
・Walking Dead Main Title Theme
Performed by Bear McCreary
・Bad Blood by Alison Mosshart & Eric Arjes
■出演者
リック・グリムズ (Andrew Lincoln) 保安官
ダリル・ディクソン (Norman Reedus) メルルの弟
グレン・リー (Steven Yeun) 市街地組、アジア系
マギー・グリーン (Lauren Cohan) ハーシェルの次女
カール・グリムズ (Chandler Riggs) リックの息子
ミショーン (Danai Gurira) 剣を持つ女性
キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻
エイブラハム・フォード (Michael Cudlitz) 軍曹
ベス・グリーン (Emily Kinney) 娘
タイリース・ウィリアムズ (Chad L. Coleman) 刑務所へ、リーダー格
サシャ・ウィリアムズ (Sonequa Martin-Green) タイリースの妹
Dr.ユージーン・ポーター (Josh McDermitt) 博士、原因を知る?
ロジータ・エスピノーサ (Christian Serratos) フォードを好き?
タラ・チャンブラー (Alanna Masterson) 総督と行動を共にしていた
ゲイブリエル・ストークス (Seth Gilliam) 神父
ノア (Tyler James Williams) アトランタの病院を脱走
オドネル (Ricky Wayne) 捜査官
— (Matthew Lyda) Walker
コメント
http://itawind.web.fc2.com/2015/aibo1401.htm
相棒14「第1話 フランケンシュタインの告白」のコメント場所が分からなかったので、こちらに書かせてもらいます。
あらすじ楽しく読ませていただきました。
是非お伺いしたかったのですが
「石井康孝」医師
「中嶋良行」刑務官
「長尾朗」刑務官
の役名がよくわかりましたね。
私はこの役名を見つけることができなかったので、どこで見つけたのか教えていただければありがたいです。
相棒ファンさん書き込みありがとうございます。
ドラマの役名などよくwikipediaなんかでも正式にクレジットに出ていないものの扱いに関しては
議論になりますが、大抵参考にしているのは字幕機能を使って拾い上げたものです。地デジになって
字幕が使えるようになりましたが、良い感じに台詞と共に役名が出てくるので、それを参考にすること
が多いです。
字幕を使って見てしまうと、ミステリー系のドラマに於いてはは時に犯人がすぐに分かってしまうという
欠点もありますので、気をつけてご使用ください。
返答ありがとうございました。参考にさせてもらいます。
あと、役者なんですが
石井康孝 (矯正医務院)が、「中田春介」
中嶋良行 (刑務官)が、「藤岡大樹」
ではないでしょうか。
中嶋良行 (刑務官)と冠城亘の身長が同じくらいでした。
>石井康孝 (矯正医務院)が、「中田春介」
>中嶋良行 (刑務官)が、「藤岡大樹」
>ではないでしょうか。
>中嶋良行 (刑務官)と冠城亘の身長が同じくらいでした。
確かにそうかもしれませぬ。ちょっと現在時間がないと確認が出来ないので、
後で確認して訂正させていただきますね。情報ありがとうございます。
またまたヨロシクお願いしますね(^O^)