[N] ホワイトカラー White Collar シーズン5 第1話 危険な取引 At What Price

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第1話 危険な取引 At What Price

脚本/Jeff Eastin、Joe Henderson 監督/Stefan Schwartz

【前回までのあらすじ】

ピーターはニールに条件は分かっているなと告げ、今回の
釈放はFBIの監視付きだという。一時的措置でダッチマンを
逮捕出来たら考えるという。スペイン勝利債権を見るニール
はこれは偽造品だとし、ダッチマンが誰だか分かったという。
カーティス・ヘイガンだとして逮捕する(S1-1より)。
エレンの元にニールは逝くと父・ジェームズのことが分かった
とし汚職警官で生きて居るという。ニールはピーターに初めて
自分のことを話す。証人保護で3歳の時からずっと過ごして
来たこと。警察官殺しの銃に父親の指紋が有り、自白したのだ
という。エレンは亡くなる以前にVTRに撮っていて、証拠は
全て金庫の中だと語る。お父さんは私にウチの署は汚職警官
だらけと言っていたという。金庫から証拠を見つけたところで
やってきたテレンス・プラット上院議員が当時の汚職警官の
一人だった。ジェームズはやっと見つけたとして、プラット
を殺害して逃走する。ピーターもその現場に居合わせる中、
アマンダがやってきて、ピーターを逮捕する。ダイアナは
プラットを撃ったのはボスの銃でボスの手からも硝煙反応が
出ている事を語る。ニールはジェームズに対して証言してくれ
と語るが、それは出来ないとして父親は消えてしまう。

【ストーリー】

ピーターは逮捕される。刑務所にはニールが会いに来ると
俺のせいだと語る。俺のオヤジがあんなことをするなんて・・
という彼にピーターはお前には責任はないとし、ジェームズの
せいだと語る。俺の手から硝煙反応、銃に指紋が付いている、
そして目撃者は居ないのであれば、捕まって当然だろうという。
ニールは正義は勝つと語る。
ジョーンズもまたピーターに面会にやってくる。
ダイアナが妊娠したとし、一人で決めたみたいだという。
そんなのいつの間に・・と驚くピーター。
エリザベスもピーターに面会にやると元気にしている?と尋ね
られる。ピーターはこんな姿は見せたくなかったというが、これ
くらいで負けはしないと語る。

逮捕から6週間。起訴前審問は明日からだった。法廷で扱うか
どうかが決まるだけのことだというエリザベス。起訴されたら
例え無罪になってもFBIに勤めることは出来なくなるという。
それでもエリザベスはピーターが自由の身になれればそれで良い
という。エリザベスはピーターが首になったらニールが刑務所
に逆戻りになる事を告げる。ニールは俺のせいだとすると、
なんとか起訴前にピーターの無実を証明したいという。無理なら
ばどうするのかと問われると、脱獄させてアラスカにで逃がす
よと語る。

ニールは部屋に戻るとモジーが何か作業をしていた。
ピーターの脱獄の方法以外の話ならば聞きたくないというニー
ル。モジーは足かせの追跡信号を妨害することが出来たという。
この装置を作るのに9ヶ月経過したこと。FBIはお前が何処に
いるのか分からないという。問題はピーターの脱獄に際して
どう説得するかだという。脱獄のことは話したのか?と問われる
中、ニールの携帯に何者かからメッセージが入る。
「バークを助ける、オペラハウス、午後5時、一人で来い」という
ものだった。

ニールはオペラハウスにいくと、そこには刑務官の監視付きで
ヘイガンが美術品の修復作業をしていた。メールを読んだのか
とすると久しぶりだなという。お礼の手紙くらいは寄越せという
ヘイガンは俺のお陰でお前は自由に歩き回れるのだという。
俺に同じ自由は認められないという。しかし外での作業は認め
られていること。殺人犯なのによく認められたなとすると、
殺しでは捕まっていないのだとし、偽装だけだという。
俺には需要があるとし、美術の修復家としての日当10ドルの仕事
だという。ただし武装した監視付きだった。それでも買収は
出来るという。おれはアイツを自由の身にしてやろうと言って
いるとすると、ヘイガンでもピーターを逃がすのは無理だという。
するとヘイガンは起訴に熱心な連邦検事がいるのではないかと
問うと、俺が検事に何としてでもバークを追い詰めろと頼んだ
のだという。そんなコネがあるなら何故自分の釈放に使わない
のかと問うと、連邦検事になったのは俺が実刑を喰らった後だっ
たという。でも俺の忍耐は別の形で報われるとし、頼みがある
とニールに語る。金がいるのだとし、仕事を頼みたいという。
だれでも出来る盗みの仕事だとすると、ピーターを救えるならば
やっても良いという。もう一つ条件があるとすると、連邦検事
が手を引くには当然それなりの理由が必要だというと、顔を立てる
為にもお前の父の自白が必要だという。人の言葉をでっち上げる
方法は幾らでも知っているハズだという。あとは俺に任せろ
というヘイガン。

モジーはニールに対してヘイガンの言葉を何も疑わないのかと
問うと、ピーターが逃げずに済むにはこれしかないという。
ジェームズの声っぽく加工は出来るが似た声がいるという。
その役目は俺しかないなというニールは家族は質も朱縁方も似て
いるという。録音すればジェームズが一緒に逃亡者になるが、
彼は自業自得だという。彼の声のサンプルはあるかと問うと、
エンパイヤに入る前に留守電が入っていたとのことだった。
——————————————————–

■いよいよ始まりましたシーズン5

日本でも最近ファイナルシーズン6の放送が終わったこの
ドラマですが、シーズン6の放送が僅か6話だと考えると
シーズン5の13話と加えて残り19話になりました。

シーズン4のラストでニールと父親のジェームズは気持ちも
距離も近づいたかと思われたが、結局ジェームズは自分の
ことを優先して、自分をハメた汚職警官のプラット上院議員
を殺して逃走。正当防衛だったのだけど、彼が逃げて現場
に残されていたのはピーターだった為に、彼が殺人容疑者と
して捕まってしまうという姿が有った。

■オレンジのつなぎを着たピーター

アメリカの囚人と言えばオレンジのつなぎだよね。
ニールがピーターに面会に行く際には、立場が逆転したなと
語っていたけど、現状ではシャレにならない状況になって
しまった。

色々と現状を聞かされる中で、一番のサプライズはダイアナ
の妊娠(笑)。同性愛者だったのに妊娠はまずいだろうとか、
ピーターが逮捕されてからどれだけ経過したのか分からないけ
ど、まだ起訴も決まっていない状況を見ると、大して時間は
経過していないと思われ・・そんなダイアナが大きなお腹を
していることに驚くばかり。

ダイアナを演じるMarsha Thomason。2009年に照明技術者の
クレイグ・サイクスと結婚して2009年4月にタルーラ・アナイース
という3,970グラムの”女児”を生んでいる訳だけど、完全に
出来ちゃった結婚だなと思いつつ、ドラマの中では”男の子です”
と語っていたし、ピーターはまさかニールとの子か?と疑って
いたけど、知能指数の高いシェフの人工授精だとしていた。

■ピーターの逮捕にニールの行動は?

ピーターが例え無罪だったとしても起訴されるとFBI捜査官
としては辞めなければならなくなる。そうなるとニールとして
は刑務所に逆戻り。ただニールってそろそろ刑期は終わらない
んだっけか。これまでの功績からすれば恩赦や特赦が有っても
いい気がするんだけどね。

ニールがモジーと考えていたのはピーターを脱獄させること
だけど、そんな時にニールにメールが有り、「バークを助けた
ければオペラハウスに5時に」ということで会いに行く。
そこにいたのは、かつてニールが司法取引に利用出来たカーティ
ス・ヘイガンだった。

■ヘイガンの要求するもの

彼はニールによって逮捕されたも同然なので恨んでいることは
明らか。彼は自分の知り合いの地方検事に頼んでバークをなんと
か追い込んでくれと頼んでいたとしていたけど、ここでもまた
汚職の構図があるのか。
彼には借金があるということで、ラインハルトビル8階にある
金庫に眠っているウェールズ産の金貨を盗むよう要求する。
またピーターの無実を証明する為には、ある程度審問でも
それをアピールする為にもジェームズによる自白が必要だという
ことで、ニール自身がジェームズの声を偽造することで、
ピーターを助けることになる。

■再びどっぷり犯罪にハマっていくニール

愛する人を助ける為、そして間違いを正す為とはいえ、ニール
の行動は嘘に嘘を重ねていくような行動にしか見えず、もの凄く
辛い立場へと追い込まれていっている。
釈放されたピーターは、悠長なことに、ニールが罪を犯さずに
いてくれたことを褒めていたけど、その間に彼に起きていること
はピーターを救う為の行動だった。しかも憎いことに、ピーター
はニールのことを未だに疑い、折角ごまかすことの出来た足かせ
を最新式のものに変更してしまうというのだから憎らしい(笑)

エリザベスは自由の身になれるだけでも良いとしていたのに
ピーター自身には釈放された途端にワシントンへの栄転話まで
持ち上がるという始末。
現状ではホワイトカラーユニットの主任の座ということで
現場捜査官としてはラストの捜査だと語っていた。
今後どうなるのか分からないけど、この土地を離れるということ
になるのかな。ただピーターの上司・ブルースがBoris McGiver
だという辺り気になるぞ。

■ハラハラの連続

金貨を盗む際には、モジーが自殺者を装い消防車を出動させる
という「バックドラフト作戦」。元々はモジーが火をつけて
消防車を出動させるものだけど、流石に燃やすのはアカンし、
モジーの中にある放火魔的性格を考慮して、その封印を解くのは
ヤバイということで、自殺者を装った格好だった。
「俺の中の放火魔は大人しくしている」という台詞が滑稽だった。

防護服姿でニールは金庫のあるビルの隣のビルから
侵入してあっさりと金貨をボンベの中に入れて持ち出した。
しかしキーナンによってボンベは回収され、消防署内に持ち込ま
れる。アメリカに於ける男性ストリッパーの人気コスプレの
一つは消防士の制服なので、サービスカットとしてのニールの
コスプレ姿だったのか。

■ピーター最後の現場の捜査?

最後の捜査として選ばれたのは、なんとニールが盗んだ金貨
を見つけること。ピーターがまた至る所で鋭い視線を持って
居るために、ニールとしても先の先をついて行くのが難しかった
だろうね。ニールもピーターから盗みの実行犯の手口などの
アドバイスを求められた時には、ある程度信憑性のある事を
話さないと自らが疑われることになる訳だし、どこまで情報を
明かしていくのか難しいところが有った。

消防署でのやりとりも相当ヒヤヒヤものが有り、なんであんな
ところで食事を作っているのかみたいな違和感が有ったけど、
まぁそれはそれって感じかな。ボンベを窓枠から落とそうとして
いたけど、それがかなわず相当時間のかかる作戦だった。

■ヘイガンの求めるもの

ニールに要求したのは、金ではなく自分を釈放させる為の布石
だった。

「マルクシャガールはナチス占領下のフランスを脱出し、
アメリカから与えられた偽造ビザでニューヨークに渡った。」

という台詞に対して、非合法な手段で自由になったと言いたい
のだろうと語るニール。
ヘイガンは自分が捕まった際に持っていた偽造債権を廃棄させ
ようとする。ニールが金を盗んでいるシーンを録画して、それを
脅しに利用していたが、正直、債権を盗むよりもその録画VTRを
盗む方が楽だと思うのは気のせいだろうか。

こうしてまたニールがピーターには内緒でミッションを開始する
ことになりました。

■使用された曲

■出演者

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

カーティス・ヘイゲン (Mark Sheppard) “ダッチマン”
ウィルソン (Molly Price) 交渉人、モジーの自殺を阻止
アンドリュー (Bill Sage) 地方検事、審査官
— (Joe Gately) Travel Agent / サンクチュアリ社
キーナン (Jonathan Judge-Russo) 新人消防士
Lt.ギャノン (James McCaffrey) 消防署隊長
ブルース・ホーズ (Boris McGiver) CIAリーダー、ピーターに打診

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