LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (SVU) シーズン6 第10話 罪の意識 Haunted

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第10話 罪の意識 Haunted

脚本/Amanda Green
監督/Juan J. Campanella

【ストーリー】

外は雨が降る。
フィンとオリヴィアは徹夜で張り込みしていたが、目的の人物
が現れずそろそろ引き上げようかというオリヴィア。
フィンはコーヒーを買ってくるので本部に報告して置いてくれ
と告げると雨の中、近くの店に入っていく。中には店員と一人
の少年が小銭を使って買い物をしている中、2人の若者たちが
入ってくる。フィンが異変に気がつくと、すぐに少年を若者
たちの死角に引き込み、自分が盾のような形になる。
オリヴィアは本部に撤収することを告げる中、フィンの入った
店で発砲音がした為に急いで無線で応援を要請する。
「東115丁目の雑貨店で銃声、応援を要請する。私服警官が巻き
込まれた」と。オリビアは警戒しながら店内を調べると、中には
若者二人、店員一人、そしてフィンが胸を撃たれてそれぞれ
倒れていた。そして少年が一人死角に隠れていた。オリビアは
救命を呼ぶ中、フィンの胸からの出血を止める為に、必死に患部
を圧迫止血する。

病院に運ばれると左胸に被弾し出血多量だという。
出血性ショック状態で、医師のフォンによると手術次第だと
語る。
知らせを受けてエリオット、マンチ、クレイゲンも病院へと
駆けつける。「私のせいだ」というオリビアに対して「襲われ
る何て誰も予想は出来ないんだ」と語るエリオット。状況は
どうなのかと問うと、意識がない状況だという。現場では3人
が死亡し男児が無事だったとのこと。マンチは証人だなと告げ
ると、あいにくフィンの影にいて助かったという。クレイゲンは
現場が物語るとして、オリビアやエリオットに現場で鑑識と
合流する様告げる。フィンの相棒のマンチはここに残ると語る。
彼の家族に連絡をというクレイゲンに対してオリビアは息子が
いるだけのハズだという。署に戻り連絡先を調べろと。

11月29日(月)・西122丁目543番地。
オリビアはドアを叩くと中から青年が出てくる。クワシ・チュ
ツォーラかと尋ねると、ケン・ランデルだとし、母の旧姓だ
という。クワシと呼ぶのは父だけでしょと語ると、同僚なのか
と問われる。父に何か有ったのかと問われると、撃たれて重傷
だという。病院に来てくれないかとすると、父の希望なのかと
問う。意識不明だとすると、何年も逢っていないという。しかし
身内はあなただけなので行ってあげてと語る。

クレイゲンはマスコミから、丸腰の少年を警察官が売ったのか
として現場に群がるものたちから尋ねられる。
犯人の銃は一丁しかないことをライアン・オハロランが報告。
自動小銃/MAC-10を犯人は所持していて一丁だけ発見。銃創は
空っぽだという。フィンもそうとう危うかったが、現在他の銃
を探していることをオハロランは語る。
フィンは大丈夫かと問うシパーは、詳しいことは何一つ分かって
いないという。レジの男は右手と頭を撃たれていること。恐らく
目の前のMAC-10を持つ少年に撃たれたのだろうと。それに対して
左側から右に向けて打っているとし、壁に弾痕があるという。
胸を撃たれているとし血痕からすると発砲はフィンだろうと。
もう一人の少年は?と問うと心臓を一発撃たれて即死している
こと。流れ弾の可能性はあるのかというクレイゲンに対して
弾の角度から見て撃ったのはフィンだというシパー。エリオット
は丸腰の相手をフィンが撃つはずはないと語るが、少年からは
硝煙反応が出ていないのだという。発砲していないので強盗の
共犯者ではないのかもというシパー。これは騒がれるだろうと
するクレイゲン。やむを得ず撃ったのだというエリオット。
そんな中各紙防犯カメラ映像を見つけたとしてオハロランは
ビデオテープを持ってくる。クレイゲンは何としても銃を
探すようエリオットに告げ、自分は病院に行ってくるという。

病院には殺人課の上司のマルドリューがやってくる。
クレイゲンに対してフィンの容体を尋ねる中、マスコミは警察
を悪者にしようとしていると語る。鑑識のモラレスが証拠の
VTRを持ってきたと語るとみんなで当時の状況を見てみること
にする。すると最初に店主を売っている強盗。その強盗を
フィンが発砲していること。そして入り口にいたもう一人の
強盗は銃を冷蔵庫の上に投げているのをマンチは指摘する。
現場のエリオットに連絡するという。
そんな中医者のフォンから種々は無事終了した事を告げ、
急所は外れていたので助かったという。

クレイゲンはフィンの病室にいく中、フィンは男児を心配
する。無傷だと語ると、フィンは悲惨だったと語り、あっとい
う間の出来事だったという。二人を殺したことを告げると、
クレイゲンは正当防衛だと語る。オリビアもフィンの様子を
見に来る中、見舞客が来ている事を語る。
ケンが病室にやってくると、大丈夫かというケンに平気だと
いう。それを聞くと出て行こうとするが、フィンはもう行くのか
と告げる。無事だから良いだろうとすると、フィンは俺は良い
父親ではなかったとし、仕事が忙しいのを口実に家族をないが
しろにしたことを語る。ケンは別に気にしていないというと
お大事にと語り出て行く。

11月30日(火)・SVU捜査本部
11月30日(火)・西134丁目190番地
11月30日(火)・麻薬課
12月2日(木)・マーシー病院
12月2日(木)・ノウルズ邸
12月3日(金)・ローリー商店
——————————————————–

■今回の事件

今回は珍しくフィンとオリビアがコンビを組んで徹夜で張り
込みをしていた際に、仕事を終わりにしようとしてコーヒーを
買いに行ったフィンが事件に巻き込まれたもの。
16歳の少年が自動小銃を持って雑貨店に押し入ったというもの。

フィンが撃たれて重傷。
そのお陰でフィンの息子・クワシ・チェツォーラ(ケン・ラン
デル)がいることが判明。
演じているErnest Waddellは、このドラマのS4-12の
「おとり捜査の結末」の結末という中で、バスケをしている少年
役で出演しているのだけど、その時には別の里親の元で過ごして
いたのだろうか?

そしておとり捜査というタイトルからして、この捜査とは必ず
しも関係はないのだけど、過去にフィンが麻薬課の囮捜査官
として関わっている時に母と子を引き離すことになったトリシア
を探すエピソードへと繋がっていく。

■二つの捜査の流れ

フィンが捜査官として間違った行動を取っていないということを
証明する雑貨店の捜査をする。
シーズン6に入ってからのSVUはマスコミはかなり警察に対する
不信感をあらわにしていて、その対応に追われるシーンがある
な。強盗に入った二人組が16歳の未成年ということ。
二人組だったけど、銃が一丁しか見つからず、しかも自動小銃
の中の銃にも弾が入っていなかったので、フィンが誤射したので
はないかとする視点を持たれていたので捜査をすることになる。

もう一方でフィンは負傷中なので休暇扱いになる中、
SVU捜査本部に乗り込んできたサンドラの言葉を無視出来ずに
フィンが過去の事件の後始末をするために捜査するというもの
だった。サンドラはフィンの麻薬捜査課時代にかかわった女性
トリシアの母親で、今回の雑貨店の事件で少年を救ったフィン
がヒーローとして新聞に大々的にでた為に、違和感を唱えて
駆け込んできたようだ。

■麻薬課時代のフィン

フィン単独のスピンオフとしても一本ドラマが作れそうな
シナリオの広がり方をしていたけど、麻薬課時代にドラッグ売人
を逮捕する課程で、フィンは売人の用心棒として潜入していた
為に、見捨ててしまった人物がいた。
麻薬課に長いこと勤務していると、ジャンキーの命に対して
まるで無頓着になるところがあるのだろうけど、フィンは
殺人課に移ったことでまた違った視点や感情を抱くことになった
のだろう。

息子への罪悪感もそうだし、今回関わっていくことになるノウ
ルズ家の親子問題に関してもフォローして行く流れになる。

■フィンとルーキー・マイクの捜査

麻薬課にトリシアの捜索協力を求めるが、人捜しは専門外だと
して一蹴された。個人的感情で動くほど暇じゃないという。
これは至るところで同様の台詞が聞かれたので、麻薬捜査官
というのはそういう姿勢で挑んでいるのだろうし、そういう
リスクも背負っているのだろうね。

かつての上司に俺のお陰で手柄を立てただろうとして、人員を
貸して欲しいと言った際に、差し出されたのはマイクという
若手捜査官・マイクだった。

■とにかく早期の解決を求める

トリシアがどこかに潜伏しているのではないかとして、その
居場所を突き止めようとするが当然何処に居るのか分からない。
当時トリシアの彼でドラッグ売人だったバンス・デニスは
既に匿名のたれ込みによって逮捕されていて20年の実刑で
服役。バンスも捜査官たちもトリシアがバンスを売ったのだろう
としていて、自分を売ったトリシアのことをバンスは既に
殺しているのではないかという流れが有る。
売人というと裏切ったものを殺すという印象があること
から、既にトリシアは殺されている可能性が高いのは確かだった。

バンスから話を聞きに行くが、当然ながら「自分で探せ」と
言われる。

■売人トニーを囮で逮捕

マイクとフィンの第一印象は悪かった。
フィンはマイクに仕事を教えている時間はないとしてあまり
相手にしていなかったけれど、トニーの取調室でのやりとりの
中でフィンが思わずトニーを殴ってしまう中、フォローに
やってきたのはマイクだった。マイクはトニーのことをずっと
見張り盗聴していたので有罪にする材料は随分あり、量刑の
問題を引き合いに出して取引していくことになる。

■メリンダからの報告

残念ながらトリシアは無縁仏で死んでいたことが判明。
しかしメリンダから遺体の検視報告書を見ると帝王切開の跡が
あるということで、出産していることが判明。
トリシアが通っていた主治医の元に行くと、彼女は既にドラッグ
は辞めていて子供のための行動を取っていたことが分かる。
息子(孫)の名前はオースティンだということで、病院に写真が
貼られていたけど、それを借りてサンドラに見せても良かった
のではないかなという気がする。

ノバクさんに頼んでマーシー病院で生まれた赤ちゃんの情報
を引き出せるように頼んでもらっていた。今回のノバクさん
は出番少なめ。

■赤ちゃんはトリシアの親友リジーが預かっている

母親はトリシアがおかしくなったのはリジーと付き合ってから
だとしていたけど、このリジーがまたとんでもない極悪人。
なんでリジーがこんな人物と付き合ってしまったのか。
見た感じ母子家庭っぽかったので近所に住んでいたリジーと
つるむことが多くなり、それを知ったリジーがトリシアを利用
していたということなのか。

赤ちゃんを預かっているのも、全ては麻薬の為。
リジーは主に万引きしている人物だったけどベビーカーが
あると万引きしやすいということだけど、トリシアを殺して
赤ちゃんを奪ったのだろうか?
麻薬を市販の風邪薬で作っていたり、麻薬の保管所にしている
場所には厳重に防犯カメラや爆弾が設置してあるということで
ある意味犯人も変に頭が良い奴だったね。
因みに風邪薬にはプソイドエフェドリンが入っていて、
添加剤、不凍液、排水管の洗浄剤の成分を抽出して生成し、
濾過することで薬が作れるのだという。

■風邪薬が盗まれた場所から製造所を特定していく

製造所を見つける為に地理的プロファイリングを行うという
ことで、彼らの生活圏を調べる為に、風邪薬が盗まれている
薬局を調べていくことになる。
このときには既にSVUの面々が強力してくれていた。

売人は聞き込みの結果、TDビーマンだと判明していたが、
彼の姉はなんと自宅で託児所をしているというのだから驚き。

場所を特定して踏み込んだ際には沢山の子供がいたのは驚く。
しかも有毒ガスが発生して一度を外に子供を連れ出す姿が有った
りもするしね。

■わずか一人の命だが・・

今までならば見捨てていた案件。その僅か一件の事件捜査の
アフターフォローをして、娘は助けられなかったが、母親に
孫を届けることが出来た。刑事が何処まで捜査に於いて関わった
人物に対するアフターフォローをしていくのか気になる
ところだけど、刑事たちは自分の家族も犠牲にしている訳だし、
なかなか微妙に写るところ。
そういえばエリオットの家庭の問題はどうなったのだろうね。

■使用された曲

■出演者

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ケイシー・ノバク (Diane Neal) A.D.A 検事補
エリザベス・ドネリー (Judith Light) 地区・地方検事
ライアン・オハロラン (Mike Doyle) Forensics Tech
ルーベン・モラレス (Joel de la Fuente) TARU Tech

マイク・サンドバル (Nicholas Gonzalez) 麻薬課・捜査官
サンドラ・ノウルズ (Jeannetta Arnette) トリシアの母
トリシア・ノウルズ (Brigitte Hagerman) ジャンキー
マルドリュー (John Schuck) 殺人課チーフ、クレイゲンの上司
ファット・トニー (Jeffery V. Thompson) 麻薬の売人
T.D.ビーマン (Gene Silvers) 売人、ドラック製造
ヴァンス・デニス (Kevin Pinassi) 売人、フィンが潜入捜査で狙う
ケン・ランダル (Ernest Waddell) フィンの息子
リジー・ジョーンズ (Emma Myles) ジャンキー、トリシアを裏切る
ピゼッリ (Albert Insinnia) Lieutenant
ジョーイ・ボスコ (Kevin Nagle) 潜入捜査官、フィンの馴染み
Dr.マーニー・エイケン (Tijuana Ricks) マーシー病院・産科医
Dr.フォン (Francis Jue) 外科医、フィンを手術
ガス (Ralph Lucarelli)
— (Daryl Wein) Clerk
オルセン (Joseph E. Murray) 救命士
クレイジー・ジム (Jaime Rodriguez) ギター弾きのジム
ジェシー (Andrea Barnes)
— (Jim Chiros) Junkie
— (Rosalind Brown) Junkie
ポーラ・ビーマン (Georgienne Millen)
— (Chuck Ardezzone) Corrections Officer
— (Bryse Gregory) Gravedigger
— (GlennThomas Cruz) Counterman
— (Ephraim Benton) Punk
— (Jayvon Smith) Punk
— (Ethan Stein) Boy
— (Kent Cassella) ND Detective
— (Katie McGee) Reporter
— (Tom Bruno) Firefighter
— (Booker T. Washington) Basketball Player
— (Kerie W. Edmead) Basketball Player
— (Gregory Sims) Uniform Officer
— (Frank C. Williams) Uniform Officer

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