第5話 安全地帯 Safe Haven
脚本/Alicia Kirk
監督/Andy Wolk
【前回までのあらすじ】
オレは9歳の時に父が死んだとし目の前で撃たれた事を語る
モーガン。スパイサーは娘のエリーは妹のクリスティンと
一緒だとするが、犯人にとって妹は意味はないという。エリー
を助けると言ってくれという中、スパイサーもクリスティン
も殺害される。
【ストーリー】
サンドラとジェイクは何とか犯人から逃げようとしていた。
サミー(11歳)とケイラ(9歳)を何とか起こそうというが、子供
たちがあいつに連れて行かれたという。ジェイクは犯人が
やってくると男の癖に弱い物に手を出すなとすると、ジェイク
を殺害する。
アイオワ州カランシルブラフス。
ベネット家の一家4人が殺されたとして、オマハ支局のビークス
捜査官からの依頼が来ているというホッチ。一昨日には隣の
ネブラスカ州で起きた一家惨殺事件と同じ手口で殺されたという
もの。母親は鈍器で殴られて殺されて、父親は複数の刺し傷が
あるというモーガン。子供は絞殺されているというロッシ。
子供部屋で犯行しているのに虐待はないこと。ベネットの家の
父は刺されただけでなく胸が切り裂かれ、二位増がかき回され
腸が切り取られてたという。グロイ部分の話は異動の飛行機で
どうぞというガルシア。最初の家族は解剖されていないという
リード。一日で凶暴になったのかというプレンティス。
そんな中モーガンはエリーがいきなり里親の元から逃げてきた
ことを知る。いきなり逃げてくるなんて良くないという
モーガンに対して、あの家は酷いのだと死、大きい子がシャワー
を覗こうとするのだという。ロスは早朝なので児童保護局に
メッセージを残したので明日聞くことになるだろうという
ガルシア。他に行くところが無かったというエリー。モーガン
はガルシアは親友で俺が居ない間に面倒を見てくれるとし
出来るだけ早く戻るから待っていてくれと語る。プレンティス
はモーガンに対してどうするつもりなのかと語る。
飛行機での移動中、ガルシアはモーガンにエリーの件をロス
に戻れるよう働きかけるという。エリーは里親のカードを
盗みネットで航空券を買ってやってきたという。9歳の娘がそ
んなことまでしてきたことに心を痛める。
一方みんなで今回の犯罪について語り合う。
どちらの家にも押し入った形跡がないこと。4人家族なのに
テーブルセッティングは5人分だったことから食事に呼ばれて
いたものなのか。互いの被害者の家庭の距離は13kmで、被害者
同士が取り合いかも知れないというリード。ベネットとアーチャ
ー家の接点をガルシアに探ってもらう。しかし教会も別々で
両家とも敬虔な信者だと分かる。教会通いは生活の一部になって
いたこと。犯人は食事は儀式なのかも知れないとしプレンティス
は、カール・アーノルドの例を出す。フォックスの場合はター
ゲットは父親だったというリード。しかし今回は母親も残虐な
殺害のされ方をしていること。ホッチはモーガン、プレンティス
と共に支局にいくとし、ローガンとリードはカウンシルプラフス
の現場に行って調べて欲しいと語る。
アイオワ州カウンシルプラフス。
犯行現場を見に行くリードとロッシ。
家族全員が殺害される時には大抵子供から殺され、親を苦しめる
ものだというリード。食事が出来たとして母が二階にある子供
部屋に呼びに来る。子供が縛られていることに気がついて母が
近寄ると犯人が母親を殴る。そして子供を囮にして父親も同様
に近づいて同様に襲ったのだろうと。リスクがあるのではないか
として子供を縛るには最低10分はかかるという。そして皿が
5人分あること。メニューはタコスで大きな鍋には挽肉、小さな
鍋には豆腐の具が入っているという。サイコパスの命令で食事を
作るのか?ベジタリアン用のメニューを用意しているが無理に作
らされてはいないとし客だという。秩序型は凶器を持ち込む
が犯人は家の中で有ったものだけを使っていること。キッチンナイ
フ、縄跳びのロープ、ベルト子供の相手を任されているので
他人じゃないと語る。
ネブラスカ州オマハFBI支局。
ビークスに逢うホッチたち。検視局によるとジェイクは刺され
て一分内に死亡しているという。拷問ではなく好奇心だろう
というホッチ。医学の知識はなく、サンドラもモニカ・アーチ
ャーも死ぬまで時間がかかっているという。苦しんだのは妻
の方だとしてターゲットは女性だと語る。
モーガンはガルシアにエリーのことを尋ねると寝ているという。
里親の家には子供が6人居るので家族は家出に気づいていない
と語る。
サンドラは小学教師で教会やホールケスシェルターのボランテ
ィアをしていること。モニカは総合病院の看護師をしていること。
傷い軍人の為に施設で無料奉仕をしてたというプレンティス。
他人を助けても自宅まであげることは普通はないという。それ
ならばボランティア仲間なのかというリード。余程近くないと
子供は任せないという。犯人は見境を無くした無秩序型であり
ながらもノーマルな見えるというプレンティス。一日で信頼
を勝ち取っているというロッシ。
その頃再び事件が発生する。
信仰救清教団・ルイス・ハナム牧師(41歳)はジェレミーという
少年が歩いているのを見て近くのガソリンスタンドまで乗せる
事を語る。6号線を5kmの距離走って救世軍に寄付を届ける予定
だった牧師が殺害されて発見されたのだった。
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■今回の事件
アイオワ州カウンシルプラフスでベネット一家4人(父・ジェイ
ク、母・サンドラ、息子・サミー、娘・ケイラ)が殺害される。
しかしそれは2件目の事件で一昨日にはネブラスカ州でも
同様にモニカ・アーチャー一家が惨殺されていた。
父親は複数の刺し傷。母親は鈍器で殴られ、子供は絞殺。
父親は体中の内臓が切られてかき回されていたこと。
第3の被害者としてハナム牧師、そして第4の被害者になりそう
だったナンシー・リヴァートン一家。
■色々と日本にはないアメリカの事情
驚いたのは「避難所法」というものがあるということ。
生まれた赤ちゃんも病院で捨てれば積み荷問われることはないの
だという。ネブラスカ州では当初年齢制限はなかったとのこと
だった。
「児童虐待防止対策法」。これはエリーに対して該当する
ものだということで、あげられていた。これは日本にも似たよ
うな対策法はあるのかなぁ。エリーは州をまたいでやってきた
のでこれは
またサイコパスだと断定することが出来るのは成年に限る
ということ。他のドラマで語られていたことも有るけど、
未成年の場合、心と体と脳のバランスは少なからず不安定な
ものがある為に断定することが難しいというもの。
■犯人像は?
流石に子供が犯人とは想像するのが難しい事件だった。
容易に他人の家庭に入り込むことが出来て大事な子供を任せ
られる人物ってどんな存在なのかなと思うところが有った。
教会の牧師ならばそれも出来るのかと思わせつつ、実際に牧師
は出てきたけど、被害者の立場としての登場。
子供のジェレミーが犯人だったけど、殺された人たちはみんな
敬虔な信者だったり、少なからず地域に貢献している人物だ
ったことも有り、犯人を同情できないところに追い込んだけど、
犯人としてみるとそういう彼らの行動は偽善と見ていたところが
有るのだろうか?ジェレミーは最後に母親に対する恨みを晴らす
際に殺しの練習をしていたことを語っていたけど、そもそも
ジェレミーは幼少期に奇っ怪な行動を取っていたところがある
のかな。
ジェレミーに声をかけた人たちも少年を見過ごすことが出来ない
という性格を持っていたところがあるのだろうね。
■犯人はニコ・ベック
ガルシアが調べた結果、そういう人物がいることを割り出して
いた。
アイオワ州のニュートンに住んでいて、名前はニコ・ベックだ
としたけど、その名前はゲーム・グランド・セフト・オートIVの
主人公の名前だとしてロッシが語っていた。オレが知っていて
も良いだろうとしてロッシがブツブツ言っていたけど、真っ先に
その名前で思いつきそうなのはモーガンのように思える。
モーガンってあんまりゲームとかやらないのかな。6号線の
東にニュートンがあるということで、あながち全ては嘘でもない
のだろうとのこと。
■被害者・モニカの自宅を再度調べる
この決断によってある意味かなり犯人に近づいたよな。
留守電を調べたらナンシーがジェレミーのことを保護して泊めて
いることを語っていた。
ただドラマとしては時間が余ったのか、これが判明してから
の流れがやや間延びした格好だった。
■ナンシーはサイコパスの少年を説く
ナンシー役を演じていたMare Winningham。この人、かなり
癖のある役を演じることがあるけど、ナンシーは数々の猟奇的
行動を取るジェレミーのことを操っていた。
子供たちの安全を守るために外にジェレミーを連れ出したこと。
ナンシーの行動は、このシーズンの最初のエピソード(S6-1)での
スパイサー一家・マットの件とは正反対で、心を強く持ち
犯人に対して絶対に気持ちを折れないように行動を取っていた
というところが結果として、ジェレミーに対して犯行を留まら
せていた部分があるんだよね。最後は刺されてしまったけど、
マットとは別のケースで運命を分ける結果となった。
■そもそも少年はサイコパスなのか
ナンシーは子供は悪くないとして私はあなたを責めないこと
を告げていた。愛して見守ってくれる人がいないだけだとし、
あなたは何も悪くないと繰り返し語る。
ジェレミーもナンシーの言葉を疑心暗鬼の視線を持っていたし
混乱していた。
モーガンはまたしても犯人と向き合うシーンに遭遇してしまった。
マットの件もあり、今度は絶対にミスすることだけは許さない
とばかりの態度を見せていた。
しかしこの少年は確かにヤバイのだけど、サイコパスなのかと
言われると、どうなんですかね。
クインシー神父も酷いことを行っていたみたいで、「双子を身
ごもっていたのにある日一人になった。片方の子がもう一方を
吸収した。」
生まれる前から子供を責めていたという母。「あなたは腐りき
っている」とされれば、当然おかしくもなりそう。
13歳なので5年経ったらまだ戻ってくるとしていたけど、それを
止めることは出来るのか。
■使用された曲
・MoneyGrabber By Fitz and the Tantrums
■出演者
デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年
ナンシー・リヴァートン (Mare Winningham) 母
ザック・リヴァートン (Evan Dye) 息子
アンバー・リヴァートン (Stephanie Katherine Grant) 娘
ジェレミー・セイヤー (Sterling Beaumon) 犯人の子
ケンドラ・セイヤー (Kerry O’Malley) ジェレミーの母
キャリー・セイヤー (Chloe Csengery) 娘
グラディ・ビークス (Michael Reilly Burke) ネブラスカ州オマハFBI支局
エリー・スパイサー (Isabella Murad) 9歳の娘
Mrs.Spicer (Cameron Meyer) エリーの母
サンドラ・ベネット (Kristin Carey) 2件目被害者・母
ジェイク・ベネット (David Goryl) 2件目被害者・父
サミー・ベネット (Preston Strother) 2件目被害者・11歳
ケイラ・ベネット (Natalie Alyn Lind) 2件目被害者・9歳
ルイス・ハヌム (William Cowart) 牧師、車に乗せて殺される
— (Kenneth Meseroll) State Trooper
— (Gene Patrick Smith) Iowa State Trooper
クリスティン (Austin Highsmith)
— (Weston Sager) Dead body
モニカ・アーチャー (Shari Gulley) ネブラスカ州、1件目の被害者