第17話(13) ビリー・ザ・ラット The Amazing Rat Race
脚本/Dicky Murphy
監督/Eric Dean Seaton
【ストーリー】
今日のラットレースは誰が勝利するのか。
マックスとギデオンとアンガスとオイスターはそれぞれ飼って
いるネズミを持ってくる。オイスターは今回は違うコンテスト
にしないかとして一番早いラットではなく一番ぽっちゃりした
ラットが優勝と言うことにしようと。オイスターのネズミは
太っていた。エサにグレービーなんかやめからだというマックス。
そんな中フィービーがやってくると今日のダンスパーティー
に今人気のDJを呼んだという。フィービーは男性陣がネズミを
持っているのを見てみんなカワイイ彼女がいるんだねと語る。
今度のライブの衣装について意見が割れているのでラットレース
で決めるのだという。話し合いをすれば良いのではないかとし、
フィービーはファッションのことならば私に聞いてくれれば
アドバイスするという。マックスはパンクロック風、アンガス
はガイコツコスチューム、ギデオンはロボット風、オイスター
は裸にネックレスが良いという。誰が買っても大した変わりは
ないわねと語ると、その場から立ち去る。
男ならばネズミで勝負だというギデオンの言葉で配置に付ける。
そしていざレースを行うとギデオンが勝利刈る。ロボットコス
プレに決定する。
学校ではフィービーとチェリーがDJ ASTRONAUTがやってくる
ダンスパーティーとしてチケットを売っていた。しかしフィー
ビーの携帯にDJからメールが有り、「司令室の諸君へ、急病で
今夜はロケット打ち上げ不可能になった、ゴメン」と入ってい
た。宇宙飛行士調で書けば許されると思っているのかとして
激怒。しかしこのままだとダンス大会は出来ないというシェリル。
それを聞いていた客達はざわつくがフィービーは
「目指せ宇宙よ、弾けるのだ、一度発射したら止まらない年に
一度のダンス大会」だとしてごまかす。しかしDJが来ないと聞
いたらみんな許してくれないと語る。
そんな中フィービーはマックスに今日の大会で演奏をしてくれ
ないかという。マックスは快諾するが、今日はギデオンの母の
ガソリンスタンドで演奏会だろうという。しかし客はトラック
野郎より女の子の方が良いだろうというマックス。ギャラの変
わりに燃料を満タンにしてくれるガソリンスタンドでの方が
やっぱり良いという。トラック野郎と言っても女性ドライバー
だとすると、解決の方法はラットレースだけだなという。
フィービーはマックスにレースは勝てそうかと問うと、勝った
ことがないのだという。勝ってくれないと困るというと、しょう
がないのだとし、バンドルール77、「意見が割れたらラットレ
ース」だという。
一方父とノーラは庭の手入れをしてくる。
パパは良い気分だろうとするが、ノーラはパパは日陰で立って
いただけだと非難する。ノーラはマックスが持っているモフモフ
のものに興味を示すがネズミだと知ると悲鳴を上げて走って二階
に逃げ込んでしまう。一方ビリーと母親も帰宅する。
アイスクリームを買って食べているビリー。アイスはビリーが
陸上チームに入らない代わりに買ったのだという。足の速さ
じゃ誰にも負けないのに・・というビリーに対して、ヒドゥン
ビルに住むなら念力は使えないのだと語る。マックスとフィー
ビーも念力を隠しているしパパも怪力、ママはイビキを隠して
いるという。それでもビリーは世界一早いのにそれが使えない
なんてと不満を語る。
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■感想
タイトルは、「ビリー・ザ・キッド」をもじったものか。
マックスの流れは完全にバンドとして確立され始めたね。
オイスターだけだとキャラが弱かったけど、ギデオンの加入
によってかなり面白くなってきた。今回はそれにアンガスを
加えてチームは4人。
その4人はバンドのルールとして意見が割れた時にはラットレー
スで決定権を決めるというもの。
冒頭ではくだらないラットレースの流れだったけど、そこから
ノーラやビリーの流れを加味していくと途端に面白くなった。
今回は「アニマライザー」というアイテムが登場する。
フィービーは何故か各仕事が出来ずに正直に話してしまうと
いう性格。こんな性格性は今までに無かったのに(笑)
「さぁフィービー、アブラカタブラ、バラセ~」とマックス。
芽キャベツの缶をいじるとアニマライザーのある扉が開く。
アニマライザーとは過去にコロッソを超悪人からウサギにした
アイテムで、コロッソが上手いこと口を挟んで自分を元通り
の人間型にしようとしていたところが笑える。
ビリーが逃げてどうしようもなくなった際には、ネズミのコス
プレをして自分がビリーだと主張して照射してもらおうとする
ところなど面白いやりとりだった。
「2+2=6」。ほらビリーだろと。
ビリーは相当能力が使いたくて仕方がない。
彼は足が速いのでその能力を披露する場所を探していたら、
都合良くラットレースがある。一度覚えた蜜の味はなかなか
手放すことが出来ずに、家中を逃げまくる様は、「トムとジェ
リー」みたくなるのではないかと思わせたけどね。
突然現れたラットマン。
害虫駆除というと、「グッドラックチャーリー」を思い出して
しまう」。家中に仕掛けられたネズミ採りにビリーがハマって
しまわないかと不安。ネズミ嫌いのノーラに頼んでビリーを
捕まえてもらおうとするが、ノーラは両親が自分のネズミ嫌い
を克服するための作戦だとして疑心暗鬼になる。
その辺のやりとりもまた面白く出来ていたね。
ノーラが初めてネズミと対面した時のリアクション。
そして目の前にネズミが出てきた時に、声をあげずに叫んで
いたのを見てバーブは、
「私たちには聞こえない周波数で叫んでいたんじゃない?」と
語る姿。
最終的にはノーラがネズミ嫌いだと知りビリーは嫌われたくない
ということで捕まえられた。逆にノーラもまたネズミがビリー
だと知り駆除されないようにと、業者から取り戻していた。
最後に捕まえたフィービーのネズミはビリーではなかった。
垂直に気絶していたところは、今回の罰ってところなのか。
■出演者
フィービー・サンダーマン (Kira Kosarin) 優等生の14歳、炎と氷の息、念力
マックス・サンダーマン (Jack Griffo) フィービーとは双子、炎と氷の息、念力
ノーラ・サンダーマン (Addison Riecke) 8歳。目からビーム
ビリー・サンダーマン (Diego Velazquez) 10歳、高速移動
ハンク・サンダーマン (Chris Tallman) 父、怪力、空を飛ぶ
バーブ・サンダーマン (Rosa Blasi) 母、光を操る
チェリー (Audrey Whitby) フィービーの親友
Dr.コロッソ (Dana Snyder) しゃべるウサギ、かつてパパが退治した超悪人
ギデオン (Kenny Ridwan) 帽子
ダリル (Wes Robertson) the Rat Man、駆除業者
アンガス (Justice Smith) 仲間、黒人
オイスター (Tanner Stine) バンドメンバー