第19話(38) この曲 だれの曲? Tunes & Trials
監督/Shelley Jensen 脚本/Luisa Leschin
【ストーリー】
アリーはソニックブームに来た客にトライアングルの鳴らし方
を教える中、デズとトリッシュは店のソファーとテレビを
乗っ取り二人して、ドラマ「犯罪と判決」を1話から全て見よう
としていた。8シーズン全・182話のドラマ鑑賞マラソン。
ミッチェル刑事が使うスーツケースまで持っているというデズ。
そんな中店にはチームオースティン&アリーを尋ねて女性・ヴァ
ルがやってくる。私のことを覚えているかと問うと、アリーを
騙して5年契約を結ばせようとしたぶっ飛びプロデューサーでしょ
という。二人にお願いがあるとしてストレイキティーズの為に
あと一曲あれば一発屋になれるのだとして彼女たちをブレイク
させるような曲を作って欲しいという。断ろうとするとギャラ
の話を持ち出した為にトリッシュは話を聞こうと言うが、
それぞれ自分たちの曲を作らねばならないし、時間がないこと。
またあなたを信用出来ない所もあると申し訳なさげに断る。
アリーとオースティンは曲作りをする。
オースティンはその曲は気に入ったとして次のシングル曲に
するという。しかし足りないものがあるのではないかと言われ、
歌詞だというアリー。オースティンがまた歌詞を書いて見たら
どうかとすると、この前僕の曲を聴いただろうとして、無理だ
という。しかしアリーはまだワンストライクだと言うと、
「ラケットを持ってパックを叩いてリンクにシュートして!」
と変なたとえをする。もう一度トライしないといけないとして
アリーはオースティンに歌詞を書き留めておくノートをプレゼ
ントする。なんだか書けそうな気がするというオースティンは
その気になる。自分の好きなモノを歌詞にするのだとし、大切な
人とか知っているものを書くようアドバイスすると、地理は
赤点だったのでそれは書けないという。ウェストバージニアが
あるなんて知っていた?というオースティン。
トリッシュとデズは全182話を4日徹夜して鑑賞終了する。
徹夜した甲斐があって二人はかなり法律・法廷戦術を身につけ
ていた。デズはまた1話から見直そうと言うが、アリーに止めら
れる。
オースティンは歌詞を書き終えたとして歌ができあがる。
トリッシュは予め言って於くけど、正直イマイチだと語る。
アリーはまだ何も聞いていないでしょと語る。デズはオーステ
ィンが歌詞を書くのを見るのをドラマを見て居て見逃したとし、
もしかして世界では色んなことが変わっているのではないかと
いう。
オースティンの曲は大ヒット。ラジオでも雑誌でも取り上げら
れていた。曲はもちろんのこと、曲の歌詞は意味ありげに女性
のことを歌った歌詞だった。トリッシュは「おかしくなりそう」
とか「天使の笑顔」なんて明らかに誰かを意識した歌詞だと
して誰のことなのかと問う。アリーのことなのではないかという
が・・・
■感想
第15話(34話)でアリーがネコのStray Kittiesとして売り出され
そうになった時の悪徳プロデューサーのヴァルが再度登場。
Stray Kittiesに入ったアリーのネココスプレも悪くなかったの
だけど、あれだと先が知れているからね。
ヴァルからアリーとオースティンに曲を書いて欲しいと依頼が
あるがそれを断ったことで問題が発生していく。
デズとトリッシュは「犯罪と判決」全182話を一気見していた。
4日間の徹夜だとしていたけれど、先週の「掟上今日子の備忘録」
での今日子さんが5日徹夜して100冊の小説を読むというシーン
が有ったので思わず思い出す。
リクライニングシートにテレビという構図は最早アメリカでは
定番の光景だけど、トリッシュはデズのことを毛嫌いしている
割にはこういうところで相当気が合う。
アリーは曲を作るがその歌詞をオースティンが作ってみることを
提案する。先日のエピソードでオースティンの歌詞があまりに
“オコチャマ”レベルだったので、彼には出来ないだろうことも
予想されたが、意外にも上手く出来た。しかしその歌詞の内容が
ある女性を想定して描いたものではないかということで騒動が
発生する。
トリッシュは繰り返しオースティンが想定した女性はアリーの
ことだろうとしていたけど、オースティンは誰でもないという
姿勢を見せる。その間に、過去オースティンが付き合ったり
オースティンに接触してきた女性の中に該当者が居るのでは
ないかということで、女性捜しが始まる。
私ではないかとする勘違いの女性が現れたり、デズが目撃した
証言からその女性に目を付けていくことになる。
デズがケーキのクリームをどんなシーンでも作っていたところ
が笑えるね。
その騒動に便乗して、ヴァルはその曲は自分が作詞したものだ
と言い始める。
もしもそれが盗んだものだとされたら活動が出来なくなるとし、
名前を変えてノースダコタに引っ越しするしかなくなるという。
裁判に持ち込まれることになり、何と言っても不利な状況は
デズの持っていたカバンの中にヴァルと書かれた楽譜が
入っていたことか。
歌詞を書いたのは紙ナプキンだとしていたけど、ポケットに
入れていた為に母親に現れてクズ同然。
トリッシュが司法試験にも通っていないのにドラマを見ただけで
弁護士を演じてしまう滑稽さ。一人ずつオースティンがだれに
向けて書いた歌詞なのかを知る必要があり、裁判の流れに乗じて
それを説いていく流れが面白く描かれた。
オースティンはアリーのサプライズパーティーにマルーン5
を呼ぼうとしていたけどそんなコネクションがあるのか!?
結果としてオースティンが歌うことで全てが解決。
ヴァルのスーツケースの件は判事も「犯罪と判決」を見て居て
すり替えるテクニックはドラマの中でも出てきているという
ことで、結果的に無罪になったようだ。逆に名誉毀損で
訴えてやれ!
■使用された曲
・Steal Your Heart by Ross Lynch
■出演者
オースティン・ムーン (Ross Lynch) 歌手目指す
アリー・ドーソン (Laura Marano) 楽器店”ソニックブーム”、あがり症
トリッシュ・デラロサ (Raini Rodriguez) アリーの親友
デズ (Calum Worthy) オースティンの親友
キラ・スター (Kiersey Clemons) ジミーの娘、歌手としてデビュー
フレミング (Gregg Daniel) 判事
ヴァル・クロフォード (Saidah Arrika Ekulona) プロデューサー
— (Madison McMillin) 欧州のモデル
ブルック (Carrie Wampler) オースティンが好き、ストーカーっぽい