第2話 自由をつかむために Return to Sender
脚本/Mark Lafferty 監督/Martha Mitchell
【前回までのあらすじ】
ピンクパンサーズは世界最高の窃盗団。仲間になる為に彼の拠点に
盗みに入るというニール。ウッドフォードが現在のリーダーだと
いう。彼の前にいくニールはオレにはあんたが求めているスキル
がある事を語り仲間に入りたいという。
ピーターに対してエリザベスは妊娠したことを語る。ニールは
ピンクパンサーズと引き替えに自由が欲しいという。モジーは
今回は本当に自由が得られると思っているのかと問うと狙いは
他にあるというニール。
【ストーリー】
ピーターは朝8時からシンクの下に潜り込むとディスポーザー
を修理する。エリザベスはそんなに急いですることもないという
がオレがこれを直すという。まだみんなには妊娠のことは内緒
にしてよという。
ニールはピーターの家にやってくるとエリザベスとの再会を
喜ぶ。いつまでニューヨークにいるのかと問うともうD.Cには
戻らないとしここで夢を追うという。お陰で家のリフォームに
専念できるというピーター。ルス中には気をつけてと語る。
ピーターとニールは話する。本部のピラーに伝えたこと。
ピンクパンサーズを捕まえれば自由になるのかとすると、ピラー
の方から上層部に話してもらうという。しかしニールはもう口約束
では信用出来ないとして前回もFBIは心変わりをしてあっさり
却下したのだという。契約書だとして法律顧問に頼んだと語る。
モジーかと言うと、ニールはそれにサインしなければ協力しない
と語る。抜け道を探したらFBIとは法廷で戦うという。ピーターは
お前を自由にしたいがピンクパンザーズの潜入は危険だと語る。
一時間後に彼らに会うので足枷をつけていく方が危険だと語る。
これは釈放じゃないぞとして足枷を外すと、放し飼いだろうという
ニール。
ピンクパンサーズのウッドフォードたちと遭いに行くとニール
はボディチェックをされる。すると何とそこにはケラーの姿が
遭った。また遭えたなと告げるニール。年を重ね角が取れたワイン
の様だとし、お前の経歴を彼らに話してやれよと語る。
エジプトの骨董品にナチスのお宝、しかも潜水艦から盗んだのだと
いう。数々の伝説を生んだがFBIに目を付けられたこと。自分の能力
を過信していたのだろうと。だが刑期を終えたとすると復帰おめでとう
として歓迎するという。ウッドフォードは仕事だと告げるとケラー
は君の偉業を自慢しているがでも過去は忘れるのだという。
君の任務だとすると事務所に侵入しただけでは腕の証明にはならない
のかと。ニールに対してその切手が我々の計画に必要だという。
写真を見ると19世紀のスウェーデン製で保存状態も良いという。
ニールは郵便局を襲撃するのかと問うと、各自役割があるので黙って
やれという。その切手は明日オークションに出されるもので48時間
以内に持ってこいと告げる。
ピーターはピラーに遭う。
ピンクパンサーズは世界中の捜査機関が潜入できずにいること。
現在調査中だとし、ニールは今リーダーに遭っている事を語る。
FBIのコンサルタント対世界一の窃盗団かというと、ピーターは
頼みがあるという。人員、残業手当、鑑識機材など何でも提供
するぞというと、それらはニールに任せるという。人員を増やせば
奴らに気がつかれるとしそれが原因で今まで失敗したのだという。
今のチームのままで良いという。しかし人員を使えば失敗しても
手を尽くしたと言えるんだとすると、保身には走らないという
ピーター。キャリアが終わるぞと言われるがリスクは承知だと
いう。頼みとは何かと問われると前回ニールの釈放を約束した
のにFBIは覆したこと。今回こそ成功したら自由にしてやること
だという。その為の契約書だとして皺雨長官のサインが必要だ
という。ピンクパンサーズを捕まえたいならサインさせろと
いうピーター。
■今回のミッションと流れ
・ピンクパンサーズの潜入捜査による検挙を行う事が出来ればニール
が自由を得られるとする司法長官からの契約書のサインを受ける。
・ピンクパンサーズの集合場所に行くと、そこには長年のライバルの
マシュー・ケラーが居る事が分かる。彼はニールがFBIと協力している
事を知っている為に最大のピンチが訪れたが、何故かケラーはそれを
言おうとはしなかった。
・ケラーはかつてニールたちが持つナチスの沈没船の宝を奪う為に
エリザベスを誘拐(S3-11)した人物故に、それを知ったピーターは
激高する。そもそもロシアのマフィアに狙われていた彼はロシアの
刑務所で服役しているハズだが何故ここにいるのか。
・ピンクパンサーズのリーダー、ウッドフォードはニールに対して
ある切手を盗ませようとする。明日オークションで開かれるもので、
オークションは開催日まで開催場所が知らされないというものだった。
切手を保有するのはビアンカだが、彼女は預かった盗品を売ってその
手数料を得ている人物だという事だった。
■
ファイナルシーズンなので見て居るけれど、今見て居るドラマの中で
はちょっと退屈な部類に入るな。
ケラーが出てきたけど、だから何って感じ。
ニールがFBIのコンサルタントをしているように、彼はインターポール
のコンサルタントのようなことをしているようで、一蓮托生なところ
が有るけど最終的には保身のために裏切っていくのだろうな。
ただニールはケラーが語る「自由」という言葉に共感を得ている感じ
だった。
ニールがウッドフォードの元に行った際に帽子が投げ捨てられた。
ニールが不機嫌そうに拾ってまた被るというところがなんとなく
印象的。
ウッドフォードが今回ニールに課したのは切手を盗んでくるという
もの。オークションに出される切手。その非公開オークションに参加
する為の資格を得なければならないこと。この辺の流れは”偶然”に
ニールとピーターと似たような放蕩息子と富豪の父という
ナサニエル・ディートリックとイライアスが居た為にそれに扮して
接触することになる。彼らは写真に写ることが嫌いなので写真が
あまり無いとしていたけれど、遊び人ならば相当今の時代写真が
取られていそうだけど・・
ピーターはオレはニールの父親世代じゃないと否定していた
けど、ジョーンズはオレでは人種が違うということでピーターが
そうならざるを得なかった。
今回はこの「親子関係」というのが一つのキーワードになっていた
のだろう。ピーターが一人でオークション参加の資格をビアンカ
から取ったときには「弟子が独り立ちか」とニールが語る。
切手が守られているのは最新式のブラックスネットA97という機種の
セキュリティシステム。電源は別でブレーカーを落としても無駄。
レーザーに触れれば柵が下りるというもの。元泥棒が開発に協力した
最強のセキュリティシステム。
昔格闘ゲームが流行していた頃に人気の有った格闘ゲーマーたちが
監修して格闘ゲームを作ったらもの凄くつまらなかったみたいな
「御意見無用」を思い出すけど、そんなセキュリティに対して
ケンカを装いその隙に切手を盗むなど、盗む為の方法論が
理解出来たような理解出来ないような・・(笑)
結局ウッドフォードたちはセキュリティシステムとその警備の対応を
調べていた様だ。
しかしウッドフォードほどの人物ならばピーターのことも知っている
だろうしニールの事情にも精通していそうだけどね。敢えて彼を
泳がしているって気がしないでもないな。
エリザベスの妊娠に関しては内緒にしていたけれど、最初にモジーに
知られて、そしてニールにはピーター本人が仕事が終わった後に語って
いた。葉巻を吸いながら・・。
「子は欲しかったが授からず諦めていた。」(Peter)
「1日だけの息子だけど最高の父親だと保障するよ」(Neal)
■使用された曲
・White Collar Theme by Jon Ehrlich
■出演者
ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット
マシュー・ケラー (Ross McCall) 元犯罪者、インターポールのコンサルタント
アラン・ウッドフォード (Gavin Lee) ピンクパンサーズ、aka.アラン・キング
ビアンカ・エステヴェリーナ (Paloma Guzman) 32歳、アルゼンチン
デビッド・ピラー (Michael Potts) FBI本部
オーブリー (Eyas Younis)
— (Peter Brouwer) Auctioneer
ロバーツ (Brad Heberlee) オークション
— (Myles Humphus) Guard
— (Marmee Cosico) Business Type
— (Jay Hieron) Roberts Bodyguard