第12話 失われた信頼 Suspicion
脚本/Curtis Kheel
監督/David Warren
【これまでのあらすじ】
ネフ先生は金のやりくりが上手くないとジョイはゾイラに吹き
込む。ネフはジャンヴィエーヴに対して私を取るかメイドを
取るかを迫る。ジョイは何で貧乏だと思わせたいのかとネフ
医師に尋ねる。ジャンヴィエーヴはゾイラに対して辞めてもらう
しかないと語る。テイラーはロージーにマイケルに捨てられた
として泣きつく。オリビアは男を雇ってテイラーに近づかせて
誘惑し浮気させたことを認める。エルネストは潜入で組織に
入ったが誰かに密告されて監禁されていたという。ヘクター
はエルネストに対して妻は本当のことを知っているのかと問う。
ケイティは目撃者だとして犯人が探しているので名前を変えて
隠していることをロージーに語る。ヘクターはボスがエルネスト
を探しているという中、エルネストはケイティがヴィオレタだ
と知ると、ボスと取引したいことを語る。ボスが探している
女の子を差し出すという。スペンスはケイティの部屋でピエロ
のボボが写真を撮り、エルネストとひそひそ話をしていたこと
をロージーに語るが信用してもらえず・・スペンスはその夜
ヘクターによって家に押し入られて殴られる。しかしケイティ
の家のソファーから血痕らしきものを見つける。
カルメンはセバスチャンに対してあんたといると自分が嫌いに
なるとして別れる。マリソルからカルメンは子供嫌いだったわ
ねと言われるが、子供に構っている余裕がないだけだという。
エヴリンはディオンを連れてエイドリアンの元へ。私たちの
息子よと。エイドリアンは私立探偵のドレスデンに電話して
ある男の子の実の親を見つけて欲しいと連絡。しかしエイドリ
アンはディオンに情が湧いていく。
【ストーリー】
ディオンに対して家に来てくれてありがとうというエイドリ
アンとエヴリン。各種動物グミを用意したとして、あなたが
一生ここで住むことについてどう思うかと問う。つまり
養子にしたい事を語る。そんな中電話が鳴るとカルメンに出て
くれという。カルメンは私も返事を聞きたいというが後で結果
は教えてやるという。ディオンは養子になったら白人に見られる
のか?と問うとそれはないというエイドリアン。それならば養子
になるというディオン。カルメンは電話に出た後エイドリアン
を呼び出す。私立探偵からの電話だという。ドレスデンは
彼の父親を見つけたというと、エイドリアンはこの話は無かった
ことにしてくれという。しかし父親・ウォレスが目の前に居る
のだという。是非会いたいと言っていること。
ロージーはケイティと話をする。
これは聖母のお守りだとして怖い夢を見ても守ってくれると
語る。私も祖母からもらったものだとし効果は抜群だと。
テイラーは私の実家に連れて帰っている間、あの子は眠れなか
ったのだという。ミゲルのパーティーはどうだったのかと問う
と、ソファーに困ったことが有るというロージー。クッション
の裏側に血の跡があるという。しかしテイラーは赤いワインだ
としてブランカには染み抜きを頼んだのだという。私は汚して
いないことを言いたかったとすると、正直に話してくれて良か
ったというテイラー。
ヘクターはエルネストに対してボスはしびれを来していると
語る。子供を連れ出すにはタイミングが必要だとするが、
ガヴィオタ・カルテルのボスは絶対だとし俺は数日後には
メキシコに戻るという。子供がダメならお前の首を持って帰る
というヘクター。
マリソルの元にゾイラから電話。
仕事を紹介して欲しいということ。依頼は一軒有るが最悪の
客だという。ゲイルは我が儘で口も悪く、ジャンヴィエーブ
とは大違いだとすると、ゾイラは雇い主との友達関係は辞める
という。それなら面接をセッティングすると語る。
そんな中ロージーもマリソルの元を尋ねる。
見て欲しいものがあるとしてこの染みのことだとして携帯で
撮影したソファーの染みを見せる。テイラーは赤ワインだと
するがエルネストは血痕だと言っていること。エルネストは
警察官だとし、沢山写真を撮ってもらったというが、マリソル
が写真に目を通すとロージーの胸の写真ばかりが写っていた。
テイラーが嘘をついているのか。この染みを見せたら凄く驚い
た顔をしていたのだという。今までテイラーをかばったがオリ
ビアが信じられないことを言っていたという。テイラーは誘惑
するよう男を雇ったといったこと。テイラーは浮気しているとし
血痕が本当か調べなければいけないという。オハシドールを
染みに垂らして泡が出るか見てみてというマリソル。
ジャンヴィエーブはジョイから食事を持って来られるが、
私は1992年からパンは食べていないと語る。痩せますよという
彼女に太った人は何故仕組みを知らないのかという。病院
のチャリティパーティー用のドレスを選んでいるがどっちが
良いかとジャンヴィエーブはジョイに尋ねる。決められない
のでジョイに決めて欲しいという。選べないというジョイに
対してゾイラが居ればと思わず語る。辞めて残念だというと
あなたに責任はないという。ゾイラは親友だったとし、ジョイ
ともお互いに遠慮なく言い合おうと語る。ドレスが変ならば
言って欲しいとし、私はあなたの髪型が変だとちゃんと言う
という。なんだかペタっとしていると。そのジョイは母親が
糖尿病で目を失明し、既に死んでいることを語る。
デイルの家を訪ねるゾイラ。マリソルはあなたのことを褒めて
いたとし、ゾイラの事をゾーラという。おしゃべりは禁止で
用がある時も手短にと語る。
■感想
今回AQUOSレコーダーの裏録で毎週録画の形でこのドラマを
いつも通り録画していたのですが、ちょうどこの時に
Fire TV Stickで映画見ていたんですよね。その関係で電波の
状態がおかしくなったのか。ウチの場合掃除機かけていると
それだけで録画失敗することが有るんですけど、録画している
時にはFire TV Stickをいじらない方が無難だった。今朝録画
して見た別のドラマは裏録して見たけど、ちゃんと録画されて
いたので。
さていよいよ残り2話。
アメリカのトランプがメキシコ人を嫌うように、このドラマ
の中でもカルテルの存在がアメリカ人に対して不利益を及ぼし
た事件。
今回はみて居ると至る所に酒が重要なアイテムとして利用
されている。各々のエピソードの中でどこで酒が出てくる
のかというのを見てみるのも楽しいのかも知れない!?
■気になること
・マリソルのメイド紹介所
マリソルは自分のことはさておき、ロージーの流れに加勢
する流れが有りましたね。
彼女は随分とメイドたちから頼られる存在になったなとい
う印象。ゾイラからも仕事を紹介して欲しいと頼まれていたし。
4人で集まっている際にテイラーが何かを隠していることが
あるとロージーから指摘され、今までテイラーとは友達
関係だったマリソルも、それも真実のためにはやむなしとばか
りに詮索を始める。
オリヴィアからはテイラーをハメる為に男性を雇って浮気させ
ていたとしていたし、テイラーがロージーに語ったケイティの
殺人の目撃者に関して何処まで信憑性があるのか精査することに
なる。
「親友から秘密を引き出すためには?」
「話すまで酒を飲ます」
ただマリソルの誤算はテイラーが薬物依存の会に出席している
為にアルコールは飲まないということを忘れていたところが
有るのかな。
マリソルは自分がジェシーに振られたことをきっかけにして
魔が差すことが有るから・・として、テイラーにも同様のこと
はないかを尋ねる。
シラフの彼女に思い切って尋ねると、テイラーからはマリソル
に対して逆に不信感を覚えられる。これまで嘘をついていたのは
寧ろどちらなのか。マリソルはずっとメイドと称して人の家
を調べて周り本まで出版して大金を得ているからね。
確かにそんな人物を信用出来ると思えない。
次に起こしたのはテイラーの家のソファーの回収。
ロージーの仕事だったけど、ロージーが行動を起こすよりも
先にテイラーは室内の装飾を変えてしまっていた。
その為に家具屋にいって回収することになる。
最後にロージーがエルネストと分かれた後にマリソルは
回収してきた家具のことを話す。その血はやっぱりルイのもの
だった。
・ロージーの二股
世話になったスペンスと法律的にも結ばれるも、信仰心を優先
してエルネストを選んだロージー。
相変わらず4人で居る時のカルメンとロージーの言い争いは
楽しいな。カルメンは普段は人も殺さないと思っているような
人こそ殺人を行うとしていたけど、私には”アラバイ(アリバイ)”
が有るとしていた。
そしてマリソルは親友から秘密を引き出す為に酒を飲ませると
した際には、カルメンはロージーに対してマリソルとバーに
いっちゃダメだと語る。
エルネストとロージーがベッドを共にしているシーンが有った
けど、なんか見えそうだった(笑) エルネストもまた携帯に
ソファーの血痕の証拠を撮るとしていたのに彼女の胸の谷間
ばかりを撮影。マリソルに突っ込まれるシーンが面白かった。
ロージーはテイラーが居ない間にケイティと居る事になった
と聞いてエルネストはヘクターに連絡。
ロージーとエルネストが一緒にいる間に、エルネストは隙を
ついて鍵を開けておきヘクターを室内に入れる手はずを整える。
誘拐されてしまうかと思ったが、ケイティがなんとか逃げる
ことに成功。
ロージーとしては警察に知らせるべきだとするも、相変わらず
テイラーはそれを拒んだ。
その理由はやはり勝手にメキシコからケイティを連れてきて
しまったことと関連があるようだ。
以降テイラーがロージーの前で語ったことは本当の事なのかな。
ケイティの父はジャーナリストで、メキシコのガヴィオタ・
カルテルを取材し出版しようとしていた人物のようだ。
そのカルテルの名前を聞いてロージーもエルネストが絡んで
いることを知ったみたいだ。
今度はエルネストがロージーに本音を語る事になる。
彼もロージーとミゲルを殺すと脅されていたみたいだ。
ロージーは自分の為にケイティを犠牲にしたことを怒っていた
けど家族のためだったことも有って何とも微妙だね。
ここでも警察に言えれば良かったのだろうけどやはりメキシコ
なんかのカルテルって怖いんだろうな。
ただスペンスは既にヘクターが処分したと語っていた。
本当に殺されたのかは分からない。前回殴られては居たけどね。
・カルメンの不倫
カルメンは歌の道がダメだということで俳優の道を歩むことに
したみたい。
カルメンがすっかりパウエル家のメイドとしても自分の態度を
貫けるようになったのが凄いな。
問題になるのはディオンの本当の父親が見つかったこと。
ディオンの両親であるウォレスと母親は元々はそんなに真剣な
付き合いではなかったのかな。妊娠していることも知らなかった
みたいだし、母親が出産後にすぐに亡くなってしまい、ウォレス
の方も別に家庭を持っている。
ただウォレスがちゃんとした家庭で育っているかどうかを
みたいということで生活環境調査の形でやってくる。
実はこのエピソードって、よく考えるとエヴリンとエイドリ
アンの流れが対象的に描かれている。エヴリンも実はエイドリ
アンと同じく金を積んで問題を解決したのだけど、相手が
どう受け取るかの違いによって、結局の所実の親には金の
パワーは逆の形に写ってしまった。
カルメンがエヴリン役を演じて、オーディションでディオン
を雇う。でも私立探偵を雇っていたということを正直に話して
本当のディオンの姿を見せることが出来ていたら、今頃は
違った形になっていたかも知れないんだよね。
カメルンが折角自分の経験を元に説得したのに、セレブたちは
何でも金で解決しようとしていることへの皮肉な結果となった
けど、ウォレスにはディオンの妹がいるみたいだし、家族沢山
の元で過ごした方が子供には良いのかもしれないね。
エヴリンが言っていたけど、離婚になってしまうのかな。
しかしカルメンにはセバスチャンの元に戻って欲しくなかった・・
・ゾイラの妊娠
ジャンヴィエーヴとの20年の関係を一瞬にして否定されて
しまったゾイラは首になってしまった。そこでマリソルから
紹介されたのはゲイルの家のメイドの仕事。
とにかく性格が悪いゲイル。
隣の家に犬がいて吠えるのが五月蠅いという。
ゾイラは自分が妊婦だということを盾にして、なんとか犬を
室内に入れて飼って欲しいと頼みに行く。
しかしゲイルのことを嫌いだという隣人のスージーはゲイル
が嫌がっているならば断るという。
ゲイルはすぐに行動を起こしてその犬を処分場に・・
それを知ったゾイラは犬を取り返してきて、更にチワワを飼う
ように助言したという。
ちょっとしたマリソルと似たような行動だったね。
その後ジャンヴィエーヴがジョイの告白によってネフのした
行為を許せずに別れる事を告げ、急速にまたゾイラの元に戻る
ことになった。
「カップルセラピーを受けましょう。この関係を捨て去る
ことなんて出来ない」と。
■その他
・スペンスは本当に死んだのか?
ヘクターが不気味なことを言っていた。
そのヘクターもエルネストが首を絞めて殺してしまったのか。
もう世の中口封じには殺人か金で解決するという短絡的な行動
が目に余るぞ。
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
テイラー・スタッポード (Brianna Brown) マイケルの妻、元娼婦
マイケル・スタッポード (Brett Cullen) 弁護士
ケイティ・スタッポード (Grecia Merino) 養子・ヴィオレタ
セバスチャン・デュソー (Gilles Marini) カルメンと不倫、不動産業者
ジャクリン・デュソー (Michelle Hurd) レーベルの社長
エルネスト・ファルタ (Cristian de la Fuente) ロージーの夫・警察官
ミゲル・ファルタ (Alejandro Vera) ロージーの息子
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
Dr.クリストファー・ネフ (John O’Hurley) ジャンヴィエーヴの彼
ジョイ (Joy Osmanski) ネフのメイド
ゲイル・フレミング (Julie Claire) 嫌なセリブ
ディオン (Issac Ryan Brown) エヴリンが連れてきた黒人の里子
ヘクター (Antonio Jaramillo) メキシコの組織、ピエロ”ボボ”
スージー (Amy Pietz) ゲイル家の隣人、犬を飼う
ウォレス・ジョーンズ (Todd Williams) ディオンの父親
リック・ドレスデン (Deke Anderson) 私立探偵
マリーク (Ramone Hamilton) 子役
アラン (John Wayne Shafer) 家具屋
— (Ruben Vidal) Birthday Father