第3話 分かり合えない関係 War and Grease
脚本/Davah Avena
監督/Mary Lou Belli
【Previously on ..】
スペンスはペリの死を見てまさか・・と呟く。ペリの死を
受けてロージーがやってくると、ジェシーはタッカーは自室
で遊ばせているが、母親の死を知って居るがまだ理解して
いないのではないかという。ショー刑事はスペンスはペリ
殺害容疑で逮捕する。スペンスを見た人が居れば無実を証明
出来るという。ストリップダンサーのシナモン(Maria Legarda)
がスペンスが泥酔しながら午前1時から3時まで来ていたと
証言する。ベン(Carlos Ponce)はスペンスが捕まったことを
受けて力になるとし真犯人を突き止めようという。ロージー
は刑事に証人がいることを話すがショーはその証人がストリ
ップダンサーの為に証言の信憑性を疑う。その前に捜査は終了
だとし自白が取れたからだという。ペリを殺したとスペンス
自らが語る。エイドリアンは車イスに乗っている限りはエヴ
リンは留まるという。エヴリンはあなたはもう歩けることは
知って居るとし私は出て行くという。しかしエイドリアンは
我々は共に生きる運命だという。エヴリンはあなたにはウン
ザリしているとして意見は変えないと語る。ダニエラは
従姉妹ホセフィーナの娘で、カルメンの元にやってくる。
実はカルメンは従姉妹に養女にしてもらったという。カルメン
はエルサルバドルに帰そうとするがここのメイドとして雇われ
たというダニエラ。ファッション業界のやり手で半年戻らない
自宅のメイドをマリソルはゾイラに紹介する。そのゾイラは
酔った状態で家主のドレスを試着している際にカイルが来た
ので家主と間違えられたという。カイルはゾイルとキスする
中、自宅に住んでいる母・フランシス(Stephanie Faracy)と
ばったり。同居しているとは知らず焦る中、母は気に入った
が相応しくはないとして語る。PHT STUDIOSの代表・ピータ
ー・・ハドソンはペリの死を受けて記者会見する中、
マリソルとは良い感じの関係になる。しかしテレビで見て
いたジャンヴィエーブは彼は逃げた大きな魚であることを告げ
3番目の夫だと語る。ジャンヴィエーブはマリソルに友達なら
元夫と付き合うのは辞めて欲しいというが、それを否定する。
すると全面戦争に突入だと語る。
【STORY】
ピーターとマリソルは有名レストランに二人で食事にいく。
君は男を見る目と舌が肥えていると語る。舌には自信がある
が男性はどうかなとマリソル。そんな中店員のケリー
(Tara Ochs)は予約は請け負っていないという。マリソルは
尋ねるとお得意様からあなたに予約は入れないように頼まれて
いるとのこと。人様の夫を寝取って恥を知るべきだという
ケリー。ジャンヴィエーブが店には来ていた。彼女はピーター
に会えるなんて嬉しいと白々しく語る。一緒にどうかとして
席は一つだけ空いているという。マリソルと来ているんだと
するとその人ならば残りのご飯を車で食べれば良いという。
マリソルはここまでやるとは・・というとピーターは彼女は
人に注目されたいだけなので無視する間に辞めるというピー
ター。マリソルはピーターにあなたは社長でしょというと、
人を脅すのが仕事ではないかと。食事の予約ほ消されただけ
でこの程度なららば・・というが、駐車係(Robbie Cox)が
持って来たマリソルの車には”尻軽女”(Whore)と書かれていた。
ダニエラは室内でマリファナをしている所をカルメンに
見つかる。一体何をしているのかとカルメンは憤怒しようと
するが・・これは医療用で緑内障なのだという。しかしドラ
ッグはダメだというと、ダニエラはカルメンは”クール”だと
思っていたという。私はクールだとするが、これではママと
一緒だという。折角ママと離れたのに・・と。カルメンは
家の中ではダメだと言っただけだとしドラッグするなら外で
という。私たちだけならば好きにしていい・・私は楽しい女
だから。でもパエウルにばれたらすぐに首だという。
ロージーは私はあなたの味方。でもなにもしていないという。
どうして自首したのかと問うと罪を犯したというスペンス。
でも意識を無くしててペリが殺された夜のことを覚えていない
のでしょと。ベンが会いに来てくれて思い出すのを助けて
くれたのだという。相談役で親友のベンだというと、ロージー
はそんな人のことは聞いた事がないという。騙されたのよと
し自白もワナだという。しかしスペンスは目を閉じると
ペリを殺した光景が見えるという。殺せる訳が無いとしあなた
のアリバイを見つけたのだという。しかしその証人はストリ
ッパーだろうとし警察には無視されたという。ロージーに
対して大事なのはタッカーだとし、両親が居ないので君しか
いないのだという。施設に入れなきゃならなくなる。君ならば
赤ちゃんのことも知って居て大変だろうがあの子の面倒を
見られるだろうという。あの子の面倒は見るがあなたも助ける
と語る。
すると看守のカーター (Jermaine Rivers)はベンに電話で
連絡する。何か変わったことがあれば連絡して欲しいと
言われたが元妻のアリバイが見つけたといっているという。
ゾイラはカイルを尋ねるがフランシスが対応に出る。
アザリアンの奥さんはブラ一枚で朝刊を取りに出るという。
カイルはいるか?と東都、ロスには家族の用事で居ないという。
出かけるなんて聞いていないとすると私も急に居なくなって
困っていたのだという。あなたも一緒にチャリティーランチが
あるので一緒に行かないかと誘われる。
■Impression
前にも書いたがシーズン4は10話しかない。
あんまり時間がない状況の中で色んな問題を急ぎ足で解決
していかねばならない。
ただ流れから見ると展開は深くなるかなという感じもして
くる。
取りあえずペリ殺害の流れで強欲な妹のシャノンと、ペリの
マネージャーをしていたというベンという男が関わっている。
またゾイラの流れなんてすぐに判明しそうなもの。
そもそもこの人はそんなに金を持っている筈も無い。
社交界のことはジャンヴィエーブと暮らしていたのである程度
理解していたとしてもその辺ですぐにボロが出そうだ。
■現在の問題を要約
・ペリの死を巡る顛末。
スペンスがベンに洗脳されて自白。
その上ペリの妹だというシャノンが出てくる。
ロージーはタッカーの面倒をみるという名目で接近。
ジェシーがロージーを後押ししてくれるし、ロージーはスペ
ンスの洗脳を解いて無実にしようと行動を起こす。
ただしシナモンがベンたちによって拉致されてしまった。
シナモン無しで無実の証明が出来るのか。
ベンは刑務官も味方に付けているようなので少々困難な状況
となりそうだ。
・ピーターを巡る二人の争い。
ピーターはジャンヴィエーブの3番目の夫。現在のピーターは
マリソルとつきあい始めた感じだけどまだそんなに深い仲
でもない。ジャンヴィエーブはゾイラを失ったことで寂しい
だけならまだしも、実はピーターが出て行ったという過去が
ある。ただし怪しい男かと思ったらジャンヴィエーブの方が
浮気をしていたとのこと。
・ゾイラとカイルとフランシス
フランシスとカイルの関係は異常なんだけど、そもそもゾイラ
が嘘をついていることもまた問題だ。
ゾイラは上級社会の味を知ってしまい、今まで仲間だった
カルメンらを下に見るような格好となってしまっている。
カルメンはゾイラの為に手伝ったもののそこにダニエラが
加わり面倒なことになった。
しかしカイルとフランシスの関係もまた怪しい。
でもゾイラはフランシスが居なかったとしても結局上手く
は行かないのではないか?それとも元々マザコンっけのありそ
うなカイルはゾイラのような年上を求めているのだろうか?
・エヴリンとエイドリアン
なんとかエイドリアンとしては彼女を取り戻したい。
心は離れているがエイドリアンの金を無くしては生きていけ
ない。エイドリアンがエヴリンに対して金を使えなくした際
にその後の展開を語る流れが妙にリアルで笑えた。
エイドリアンは全部の金をタックスヘイブンに隠してしまっ
た。元々はエヴリンの遺産だとしていたけれど、その辺の
流れは忘れてしまった。
・ダニエラとカルメン
カルメンとしてはクールな女性であると思われたくてダニエラ
が悪行をしても怒れない。そもそもカルメンには怒る資格が
ない。ただ正直ダニエラが悪行を繰り返してカルメンを
苦しめているのは密かな復讐だと思っていたけど本当に生みの
母親だということは知らないのだろうか?
少々ダニエラの行動が常軌を逸してきており、心配と言えば
心配なんだが・・・
■その他
・ジャンヴィエーブは意外と頭が切れる?
今までゾイラ頼みで何をするにもゾイラゾイラだった。
出産に於いて赤ちゃんを選ばずゾイラを選んだジャンヴィエ
ーブのことを許せずにいるようだ。
それは良いとしてピーターを何とか取り戻したいと考えて
いる。マリソルが邪魔だと知るとあらゆるツテを利用して
マリソルに意地悪する。これぞセレブ同士の結束力なのか。
ただ最後に行きつけの店でアストリッドはマリソルに頼まれて
ジャンヴィエーブの髪型を凄い事にしていたね。
「スカーフを巻けば若い頃のケネディ夫人みたい」
・マリソルとエヴリン
この二人はそもそもかつてマリソルの息子の無実の証明の
為にパウエル家に潜入していたことが有って因縁がある
よね。流石にその件では恨みはないみたいだけど・・
エヴリンは全ての金を奪われたことでマリソルの家に勝手に
飛び込んでくる。「私たち親友でしょ」とは前回のマリソル
とジャンヴィエーブの会話だけど「困っていたら何でも言っ
て」と言われたことを引き合いに出して、エヴリンは勝手に
上がり込んでしまった。
・シャノンはペリよりも酷い女
スペンスによるとそういう女のようだ。
意地の悪さは姉妹で遺伝・共鳴していたのか。
ベンとシャノンの間に繋がりがあり、やはりペリの金を
狙っていた感じだが、問題は誰がペリを殺害したのかという
ことになる。金欲しさに姉を殺せるかな?。
そしてタッカーの精神状態も気になる。
・メイド同士の集い
マリソルが過去のジャンヴィエーブの夫と付き合っていると
知った際にゾイラはどの人かを尋ねていた。ピーターだ
というと一番若い奴だとすぐに分かって居た。
・カルメンの毒舌は相変わらず楽しい
カルメンは何でもリベンジ手帳を持っていてその方法論を
記したものが書かれているものがある。
今回はゾイラの流れに連動している。この二人は子供を
巡って失っているもの同士だから色々と比較すべき要素は
有りそうだ。ただカルメンの場合、娘のダニエラは生きてい
る。タッカー坊ちゃんのだだっ子よりもタチが悪いダニエラ
の無鉄砲な行動。
ダニエラはイケメン男にタトゥーを入れてもらっていた。
「救い無し?」
「悔い無し(No regrets)よ」と。
でもスペルみるとNo regertsになっていた。
■Used songs
■Cast
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) 男性メイド
ダニエラ・マルカド (Sol Rodriguez) ホセフィーナの娘
ピーター・ハドソン (James Denton) 映画製作会社社長
ヴィニー (Jimmy Dempster) 用心棒
ベン (Carlos Ponce) ペリのマネージャー、実は依存症相談役
フランシス (Stephanie Faracy) カイルの母
シャノン・グリーン (Katherine LaNasa) ペリの妹
デヴィッド・ミリナー (Darin Toonder) 弁護士
シナモン (Maria Legarda) バーのダンサー
タッカー・ウェストモア (Carter Birchwell) 息子、キリンちゃん好き
(Robbie Cox) “VALET”、レストランの駐車係
ショーン (Tom Fish) カリスマ美容師
(Wil Gonzalez) 裕福な客
(Chas Harvey) ダニエラの遊び人A
(Sean Michael Weber) ダニエラの遊び人B
アストリッド(Gabrielle Lexa) ヘアサロン、シャンプー係
エレン (Andi Matheny) 金持ち、フランシスの友人
ケリー (Tara Ochs) レストランの受付。ジャンヴィエーブの命令
カーター (Jermaine Rivers) 看守、ベンの連絡
セオドア (Masud Ashley) ホテルの支配人