[N] CSI:科学捜査班 シーズン14 第1話 葬送の時 The Devil and D.B. Russell

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第1話 葬送の時 The Devil and D.B. Russell

脚本/Christopher Barbour
監督/Alec Smight

【前回までのあらすじ】

ホシがヒントにしたのはダンテの神曲「地獄の9つの円」だという
ラッセル。お嬢様のエリスが行方不明だとしてブラスに伝わる。
ネットで送る写真は教会へ連絡して来た客用だとオリバーは語る。
彼はバイオ企業に勤務しているという。おとり捜査でもしたいが
出るのを待っていることしか出来ないという。モーガンは自分が
囮になるとする中、エリーに加えてモーガンも犯人の手に連れ去ら
れる。

【ストーリー】

神父は旧約聖書、ヨブ記の主人公のことを引き合いにだすと
ある人物の葬儀でそれを語る。

犯人はこれまでに”辺獄”、”愛欲”、”どん欲”、”憤怒”で4人の被害者
を出していた。

3日前。
グレッグとニックはモーガンを誘拐した車を取り囲むが中に彼女
の姿はなかった。オリバーの元を探すがそこにも居なかった。交通
カメラにはもう一台SUVが写っていたことから、もう一方の車に
モーガンが乗っていたものだとされた。ヒルとデケーター通りの
角の倉庫前だという。しかし車はそこでももぬけの殻だった。
グレッグは倉庫の中に入っていく。ニックの制止も聞かずにモーガン
を助ける為・・車から血痕が続いていたが、中を見るとモーガン
にしき風貌の女性(デニース)が槍に刺されて死んでいた。
ニックとグレッグにモーガンはどうしたのかと問うと、モーガンでは
無いが髪の毛とドレスが似ている女性が殺されているという。
ラーソンの教会から消えた女性だという。現場の演出は「地獄の第5の
円」だという。鑑識を呼んで調べるというグレッグ。犯人の標的は
エリーでもモーガンでもないのならまだ希望はあるでしょという。
地獄の円はまだ4つだというフィン。残りが多い方が時間もあると
して探し出せると語る。

SUVに乗っていたジェイクに対してラーソンとはグルなんだろうと
問うと女性たちは何処なのかと問う。女なんて知らないという彼。
車2台に運転手は2人・・お前は囮役だったのだろうと。エリーは
教会に来ていたがアンタな話もしていたという。
するとジェイクはSUVで走ったのはラーソンの指示だとし彼に聞け
と語る。

ラーソンに話を聞くと、ジェイクにどんな脅しを使ったか知らんが
裁判では俺が勝つという。これはゲームではないとし、君とテイト
には四重殺人の嫌疑と二人の誘拐がかけられていることを語る。
オレはオリバーにはめられただけだという。ヤツは欲の塊だと。闇の
欲望は弱点にもなるとし、オレはヤツを揺すっていたが金は出さない
というので史買うししたという。秘密を会社や友人にバラしたとし、
かつてはテイラーの禁断の果実だった女・キミーの命の恩人のアンジ
ェラにも話したという。オリバーがゲームの犯人なら全員殺すまで
最後までやり通すという。

エリーとモーガンはある場所に首輪・足枷をされて監禁されて
いた。エリーはモーガンを起こす。モーガンは警察が来るとして
いたがマンションに行って気がついたらここにいたという。ここは
何処なのかと尋ねるとエリーは地獄だという。

アルは被害者デニースは舌骨骨折をしていることから首を絞められて
殺されたのだろうと。胸部損傷は死後のもので槍に刺された時の
ものだというデビッド。演出のされ方に見覚えのある擦過傷だと
いう。ライトを照らしてみると「バーブ・ジー・ソーンズ
(“Barb “the thorns)」と書かれていた。何の意味なのか・・
乾燥した分泌物が付着しているとすると犯行時に犯人の汗が垂れた
ものなのかとアル。犯人のDNAかもと。

グレッグとニックは現場を調べる。
ニックはこの人形は何かと問うとグレッグはプレギュアス、船頭
だという。地獄篇でダンテはウェルギリウスに9つの円の中を案内
されこのプレギュアスの船でステュラス川(死の川)を渡ったのだ
という。
ニックはドアの幅はどのくらいかと問うと120くらいかというグレッグ。
船の幅は180はあるとし、この中で組み立てたんだというニック。
継ぎ目が見えるとすると、解体する。すると骨組にはバリオールの骨
とされる聖書の中に入れたものと同じだというグレッグ。これまで
の数字はゼロだけだったのに、今回は0と数字が並んでいる。
この数列は何かの暗号なのか。

テイトのメッセージがあるハズだというラッセル。
しかしフィンは彼のアパートには何もないという。しかしラッセルは
もっと探せば必ずメッセージがあると語る。
ホッジズに対して何か出たかと問うラッセル。ボート・SUV・バリオー
ル・・槍と船枝からハロゲン化物(岩塩)が出たという。しかし海まで
480kmもある場所。ネバダの南部には鉱物がどっさりだという。
ホッジスはなんでCSIが囮をしたのかと問う。

デニースの遺体からのDNAの検出はどうかとヘンリーに尋ねる。
すると鑑定したが問題が一つあるとし、アメロゲニン(性遺伝子)が
見つからないという。ラッセルはそんなハズはないとしてやり直す
よう告げる。

サラはサンフランシスコから戻ってくる。保安官がラーソンの供述
の裏を取れと言われたこと。アンジェラことミス・キティは客引きを
して去年逮捕されていること。その時に一緒に居たのがテイトだ
という。しかし逮捕されたのはアンジェラだけだという。テイトは
アンジェラと知り合いだということなのか。強請も事実でテイトの
勤務先のファイロダイン社に話を聞いたらテイトは素行不良で解雇
されていたという。会社や警察、世間を恨んで世捨て人になったと
いう。そんな中アンジェラの居所が掴めなくなっていた。

■感想

シーズン14のいよいよスタート。
WOWOWの方で当時録画しておいたのでイザという時には、
取りあえずバックアッププランは出来ている。シーズン15の方も
録画してあるのでテレ東を待たずとも見られるのだけど、取りあえず
放送順に追っていきます。

ただシーズン13のラストと14の最初のエピソードには繋がりがあり、
このエピソードだけは13が終わった後にWOWOWで見ておけば良かった
かなと思う所も有り、スパンが有った為か内容をイマイチ覚えて
いない。
特に容疑者周りの人物が誰だったのか覚えていないこともあり、
会話しているのを見ても誰のことなのか途中で混乱してしまった。

シーズン13の時の自分の感想を見て、ブラスの元妻のナンシーが
「LAW & ORDER クリミナル・マインド」のバレク捜査官だったこと
を改めて知った。言われないとまず気がつかない(笑)自分も思わず
見直して顔を確認してしまった。

■結局ダンテの神曲「地獄編」は何だった?

シーズン13の時に犯人は被害者は辺獄、愛欲、貪食、貪欲を示唆する
メッセージを残していたので、その後憤怒、異端、暴力、悪意の
犯罪に繋がるのかなと思っていたけれど、それが続いていたのかも
知れないけれど、どうもその流れとしては分かりづらかった。
そもそも身近に恨むべき相手が8人居たというのであれば分かるんだ
けどね。

シーズン13で殺された人物が

テレサ・ヒル 一人目・辺獄(第1の円)
メーガン・ラミレス 二人目・愛欲(第2の円)
クロエ・ルドルフ 三人目・貪食(第3の円)
グレッグ・リー 四人目・貪欲(第4の円)

シーズン14で殺されたのは、
デニース 五人目・憤怒(第5の円)
アンジェラ 六人目・異端(第6の円)
テイト 七人目・暴力(第7の円)

八人目の悪意(第8の円)は、誰に該当したのかな。
異端はエリスに思えるし、悪意はナンシーにも思えるし、おとり
捜査をしていたという意味では悪意はモーガンに向けられた
かのようにも思える。本来はやはりブラスを殺して復讐計画を完成
させようとしていたのかな。

今回のエピソードでは「地獄編」の中で書かれている「地獄の門」
でのソロモン王の知恵を試して、子供の真の母親を見定めさせるが
如く、二人に一人を選ばせることによって、ブラスに対して大事な
ものは娘であり、自分を選ばせたいとする無意識に愛情を求めるが
為の行動が何処かに有った感じ。

売春婦が多く関わっていたのでエリーが犯罪者と精通していた可能性
についても考慮すべきところが有ったのかな。でも流石にその可能性
に言及するにはまさにソロモンの知恵が必要だったのかも知れない。

■親の事情に子供を巻き込んだ故の結末

ブラスがエリーを探していたことはこれまでにも何度となく描かれて
いたけれど、ナンシーのことをそれ程までに愛していたとは思わなか
った。

話を聞くと、エリーは望まれた子として生まれた訳ではなく、
母親のナンシーが当時の夫・ブラスが度重なる浮気をしていた為に、
腹いせに酒場にいた警官と浮気した末に生まれた子だということで、
母親さえも恨んで居たようだ。
母親も殺害したのは良いとしても(良いのか)、モーガンを撃つなんて
ホント腐りきっていた。

モーガンもこれまでエクリーとは疎遠であり、エリーと同じとは
言わないけど、境遇は必ずしも恵まれたものではなかったんだよ
ね。

■兄弟が色々な人を操っていた

犯罪を犯しているものの性癖を利用してジェイクとマシューの兄弟、
そしてブラスの娘が今回関わっていた。
「バーブジーソーンズ」はアナグラムであり、(Barb the thorns)は
並べ替えるとテーベの兄弟(Theban brothers)のことを
示唆していた様だ。「クリミナル・マインド」のリード先生とか
「Numb3rs / ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル」のチャーリー先生
が居たら速攻でアナグラムで何を意図していたのか分かったのだろう
なと思わせた。

DNAが雌雄を示すものがないとしたことからも、技術としてはテイト
が研究していた次世代メモリの保存方法だったけど、エリーの
アイデンティティの喪失感を思うと、示唆するところが大きい
気がする。

ただアナグラムを解いた後にすぐに、アンジェラの遺体の爪跡から
ジェイクの血縁者のDNAだということが分かっていたので、折角の
努力が・・って感じ。

■説得するもの・させられるもの

説得力があるかどうかは謎だけど、今回は二人の人物が犯行を阻止
する為に説得するシーンが有った。

一人はジェイクを説得した神父のラーソン。
とてもラーソンが説得出来るような人物とも思えないけど、一応
面倒を見てくれたという恩があるからなのか?

そしてもう一人はエリスを説得したジム・ブラス警部。
愛するナンシーを殺されたことで自分はもう空っぽだという彼は
銃を向ける彼女に撃てば良いとしていた。
無抵抗な男を殺しても意味がないと思ったのか、それとも愛する
ナンシーのことを言われて動揺したのかよく分からないが、イマイチ
説得力が有ったのかし謎だった。

■使用された曲

・Who Are You by The Who

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部
ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官

ダニエル・ラーソン (Eric Roberts) 牧師、”堕天使の会”、人身売買
ナンシー・ブラス (Annabella Sciorra) ジムの元妻
オリバー・テイト (Tim Matheson) 53歳、娼婦が教会に運ばれる
ジョン・マチストン (James Callis) サヴォア・マガジンの記者
エリー・ブラス (Teal Redmann) ジムとナンシーの娘
Missキティ / アンジェラ・バナー (Tangie Ambrose) 元娼婦 “暴力”
ジェイク・ターランド (Luke Kleintank) 教会にいる男性
コンラッド・エクリー (Marc Vann) 保安官へ
— (John Rubinstein) 司祭
マシュー・ターランド (Lucas Kerr) ジェイクの兄、共犯者
ラスト (Hayley Gripp)

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