CSI:科学捜査班 シーズン14 第12話 エアポート逃避行 Keep Calm and Carry-On

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第12話 エアポート逃避行 Keep Calm and Carry-On

脚本/Thomas Hoppe
監督/Brad Tanenbaum

【ストーリー】

深夜、ラスベガス国際空港にパントランジット航空の便が到着する。
着陸直前の飛行機内で、荷物を下ろそうとしていた客達は、それぞれ
時計を盗まれた・・サイフが盗まれたと声を出す人々がいて、
ケニー・グリーンは犯人を見つけるまでは機内から出すなと語る。

ニックはサラと共に事件の知らせを受けて空港にやってくる。
ニックは空港に来ると次の便で突然旅をしたくなるという。サラは行き
当たりバッタリの冒険旅なのかと問うと、行き先はモロッコだという。
“カサブランカ”でバーでも開くのかと問うと、映画のボビーの役名に
因んでリックと呼んでとジョークを語るニック。

被害者は白人女性30代前半。頭部に鈍器損傷有りというデビッド。
どうやら上から転がり落ちてきたみたいだとしてその跡が見られた。
骨が折れているという。被害者女性はジャネット・リギンズ。
パントランジット111便・ニューアーク発でベガスに来ていること。
10時45分着ということは、来て一時間も経たずに死んでいる事を告げる。

ブラスは搭乗客を調べる。
手荷物からサイフやペンダントを盗まれたという人が多数居た。
犯人を逮捕してくれと言われ、調書を取ったら足止めはしないと語る。
ブラスは3-Dに座っていた長いブロンド髪で白いドレスの女性のこと
を覚えていないかとして、先ほど遺体で発見されたと語る。手荷物の
時計が盗まれたというケニーは目の周りに青タンを付けていた。爺さん
に押された拍子に座席の手すりにぶつかったのだという。ブロンド
の女は早く降りたがっていたとのこと。

被害者がゲートF24から出たということは、トラムに乗ってバケージク
レームまで行ったのだろうとし、預けていた荷物を受け取ったのだという。
ここに居たということだから空港からは少なくとも出ていること。
車に乗ったのだろうが、今、この街ではコンベンションをしている
のでバスもタクシーも行列のハズだという。ニックは歩いて出たのか
と問うと、ニックのようなクツならば歩けるけどヒールでは無理だと
いうサラ。迎えの車で地獄のドライブに行ったのか。
タイヤ痕がうねっているというと、サラは突然計算を始める。
75フィート、定数30 * 距離の75フィートを掛ける。滑り摩擦係数は
どのくらいかと問うと、この地形なら係数は1だというニック。
30 * 75の平方根は・・75kmで走っていたということだというサラ。
物理専攻のヤツって感じ悪いというニック。ブレーキを踏んでいない
ので事故じゃないとし飛び降りたか突き落とされたかだという。
荷物は車中なのか・・

そんな中ニックの体にミドリ色のレーザーが当てられている事を知り
サラを伏せるよう告げる。誰かがそこにいるというと、二人の男達
を捕まえる。ここで何をしていたのかと問い詰めると、飛行機を見て
いただけだという。パイロットにレーザーを向けるのは重罪だとして
航空法の妨害罪だという。殺人が有ったが何か見て居ないかと問う。

被害者黄色いバッグが見つかり中身を調べるサラ。
ラッセルはテロリストの2人を捕まえたのかとしてやってくる。
ニックがレーザーを渡さないとFBIを呼ぶと脅してから親に引き渡した
と語る。手荷物は現場から少し離れたところに落ちていたという。
中にはネバダ州の運転免許証が有り、ジュネット・リギンズ、1432デザ
ードヴィスタと書かれていた。ラッセルはサラに君の免許証を見せてくれ
と頼むと写真を見比べる。写真を見ろというラッセルは裏からライト
を照らすと普通はネバダの輪郭が現れるがジャネットのは出ないとし
ニセのIDだという。

ブラスは2014年1月15日、午後23時のバケージクレーム付近の防犯カメラ
を持ってくる。荷物を受け取らずに出て行こうとしていること。ケニー
グリーンの姿が映っていて、彼は最後に彼女を見たのは機内だと言って
いたこと。私が会ったときには目に青タンを付けていたが・・
ケニーから話を聞くと、偶然バケージクレームで彼女と再会したので
神の導きかと思ったという。ブラスは「私は時の翁が好き」だとして
タイムコードから見てこの時間からゲートを出るまでの2時間に何を
していたのかと問う。あの女が機内と泥棒だとピンと来て問い詰めた
ところ殴られたのだという。その後は女性のバーテンのところで
飲んでいたとのこと。ジャネットのスマホを持っているのは何故かと
問うと取引しようとしていたのだという。オレから盗んだ時計と交換
しようとしていたこと。

ホッジスがその携帯を調べているとニックがやってくる。スマホは使い
捨てだとし、彼女は正体を隠すのに必死だったようだと。機内泥棒する
ならばボクだって正体を隠すという。ベガスの番号のものだとして
こっちに来て購入したスマホだろうという。送信したメールは一件で
午後10時48分。ベガスの番号で「着陸した」というものだという。
相手の番号も登録者はないとし使い捨てだという。通信記録を提出して
もらおうと語る。更に電話もしているとし、13分後の11時1分にナリー
清掃サービス・ノースラスベガスのジェファソン・ナリーという人物
だった。

■感想

ラスベガス空港の敷地の外で女性の遺体が発見される。車から突き落と
されたか飛び降りた感じの死に方をしていた。彼女が搭乗していた飛行
機内では12人の乗客の持ち物から金品を盗まれていたことから、
女性が関与していたのか。セクシーな格好をした女性だった為に、
生前に男性がしつこく言い寄っている姿も目撃されている。彼女の持ち物
を調べると、偽造IDやプリペイド式携帯など徹底的に身分を隠すような
行動を取っていたことから、彼女は犯罪者なのか。

■事件ファイルA

サラとニックが久しぶりにペアを組んで捜査した姿を見た気がする。
この二人やはりもう長年一緒に働いていることも有ってか安定して
見て居られるな。

数字に強いサラに対してニックが「物理専攻のヤツって感じが悪い」
と語っていたところが笑えた。
そんなニックは見る度に無精髭が濃くなっているぞ(笑)

身分を隠していたのは何故なのか。

■関係者

結局飛行機の盗難事件は完全にミスリードを誘うだけのカモフラージュ
事件。ただ詐欺師や窃盗事件の手口が見られて興味深かった。
ブラスが色々と説明していたけれど、盗難事件を調べる際にどの席に
座るのがベストなのかとか色々と語る中で説得力を感じる流れが有った。

結局冒頭に黒人男性を煽っていたハンク爺さんが窃盗をしていた。
「随分とマイルをためているな。グレイバーモーテルを無料で利用出来る」
「インディアナスプリングスの軽警備刑務所のことだ」
「あんたの時計の裏にカタークリスタル・ケニーの名前が彫ってあったり
しないよな?」
「オールインしたらどうか?黒に・・」

まぁクロというのは当然犯罪者であることを指すのだけど、やりとりは
地味だが皮肉に富んでいた。

■被害者の死因

今回は美女ということも有って、モルグで血だらけになっている女性
の姿がより痛々しさを感じた。ああやって証拠を採取して遺体の体を
洗っていくのだろうけどね・・・遺体とは言えどこか見えそうな感じも
したけど、「NCIS」のように遺体の陰部に後光が差すことはなかった。
ただ胸を開いた跡の光景が妙にリアルだった。

死因は環椎後頭関節脱臼。しかし死の前後には多数の骨折痕。
治癒している尺骨骨折、肋骨の骨折など半年前の骨折が有ったり、
目のアザを隠していることが分かり夫から虐待されているだろうことを
知る。しかも何年も前からとのこと。

夫も妻が逃げてきたのをしって追いかけてきたのだから怖い。

■被害者を手助けしたが・・・

被害者のヘレン・モリソンと電話していたジェファソン・ナリー。
二人は幼なじみで高校時代の同級生。ホーボーケンにあるハーディソン
高校。ナリーはこっちの大学に来たがヘレンはニュージャージーに残り
今はサドルリバーにいるとしていた。SNSでそんな彼女のことを見て
いたという。しかしナリーは人妻には関わりたくない事を語り、
別れたことを語る。

しかし実際には逃げる為に色々と手を貸していたこと。ウルフという
架空の人物を作り上げて、架空の身分証を作り、いろいろとルールを
決めていたが、それがある意味ではアダとなってしまった感じ。

元々DVで信用出来なくなっているヘレンはナリーがついたウソを
不審に感じて、結果として殺す気は無かったのに殺すことになって
しまった。
こういうトラブルの有る人に関わるのは相当難しいものがあると
思われ、ヘレンの恐怖も分かるけれど、やはり金まで奪われてしまった
ことがより彼女の中で恐怖心や不安感を煽ってしまったのかな。

■刑務所、囚人を使った脅し

今回は3度そんなことを利用し、情報を引き出すシーンが有った。

・ジェイコブ

ニックにレイザーポインターを使った男。
当時の時のことを思い出してもらう。
「熊手を持った農夫がいた。バンの横に描いてあった」
「モップを持ったバカっぽいおじさんの絵かも」

あそこにいた柄の悪い男達って特別に集めてもらったのかな。

・アレン・モリソン

相当血の気の多い男で、検視室までやってきた。
アルのことをちょっと押しただけだったけど、重暴行罪で逮捕する
という。懲役は3年から13年だとしていたけれど、ニックはそれを
裁くことは出来ないことは理解しているハズだ。
実際にはこけおどしであり、今日が金曜日だったので、月曜日まで
は拘置所に留置するしかないということで、ちょっとした罰を与える
意味が有ったのだろう。彼が言っていたように裁判では勝ちようが
ない。

■その他

・若い頃のヤンチャ

誰にでもそんな一面はあるのか知れないけど、ホッジスは15歳の時に
鉛筆とチョークとヘアスプレーでIDを偽造したと語っていた。
ただホッジスが言ったのは写真を大人っぽくしても自らの容姿を
それっぽく見せかけたということだったのかな。
モーガンからは15歳でも12歳にしか見えないと突っ込まれていた。

・ウルフだけに夜行性

いよいよと夜に行動を取って彼女を逃げさせようとしていたナリー。
しかしその中には彼女と一緒に暮らしたいとする思いもあったのかな。

■使用された曲

・Who Are You by The Who

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部
ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI

ジェファーソン・ナリー (Ethan Embry) ナリー清掃
ケニー・グリーン (Jaleel White) 機内の黒人
ジャネット・リギンズ / ヘレン・モリソン (Ellen Hollman) 美女被害者
アレン・モリソン (Todd Cahoon) ヘレンの夫、虐待
ジェイコブ・ベイカー (Matt Shively) レーザーポインターの青年
ロンダ・ブリッグス (Tammy Townsend) スロッツオブラック工業
— (Corie Vickers) Flight Attendant
ハンク・キャッサマン (Joel Grey) 9-Cの客、機内泥棒の老人
— (Wyatt Carnel) Stoner
— (Anthony Mangano) Male Passenger
— (Susan Slome) Female Passenger
— (Allen Singh) Convict

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