ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time シーズン3 第2話 伝説の剣 Lost Girl

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第2話 伝説の剣 Lost Girl

監督/Ron Underwood 脚本/Andrew Chambliss
Kalinda Vazquez

【前回までのあらすじ】

何年も前に忘れたものでも見れば今でも泣けてくるんだなと
して、ロストボーイのフェリックスはゴールドに対して人形
を渡す。ピーターパンからの贈り物だと。あの少年を捜しに
来たならばあんたは助からないという。ルンペルは知りたい
のはお前たちを道連れに出来るかだと語る。

【ストーリー】

ルンペルは集めた木材に火をつけると、岩の前で剣を取り出す。
剣で自分の脚を傷つけると、岩には影が映し出され、その影に
対して誰にも見つからない場所にこの剣を隠せとし、私自身
にも見つからないところだと命じる。

フックたちは森の中を進み尾根を目指す。ピーターの隠れ家
を見つけるにはそこにいくのが一番で、何でも見通すことが
出来る場所だという。レジーナは私ならばみんなをあっという
間にその場所に運べるとするが、敵が何処にいるのか分からな
いので派手な魔法は使うべきではないと語る。この世界で
ピーターパンたちを回避出来るのは俺だけだというフックは
元々ここに住んでいたからねという。メアリーはエマに対して
水を飲むかと問うと、エマが未だにメアリーと呼ぶことに違和感
を感じる。以前お母さんと呼んでくれたことを指摘するメアリー
に対してあのときは死ぬかと思ったからだという。
デビッドは剣を使って草や枝を切り分けて道を造り進む中、
フックは歩みを止める。その棘を切るのは止せというと、「ドリー
ムシェード」と呼ばれる枝だという。怖いのは棘ではなくそこから
出るドクで、俺が闇の王に使った毒はこれから作ったのだと
いう。ルンペルは殺し欠けた毒のことかとすると、あれは濃縮
させたものだという。自然のままだとゆっくり毒が体を回り
苦しみながら死ぬハメになると語る。フックはこっちが良い
とするがデビッドは彼を信用せずコッチに行こうという。
フックはエマに対してあんたのオヤジは疑り深いと告げる
と、俺はこの島では悪党ではないと語る。でもピーターパンが
悪役の訳がないというエマ。昔読んだ本のことを引き合いに出す
と、その本は間違っているのだという。ピーター程卑怯な悪役
は居ないという。その本に俺のことはどう書いてあるのかと
いうフックに対して、悪役だが男前に書かれているのか?と問う
と、ヒゲと髪型が男前とするのはね・・と語る。デビッドは
付いたぞと語る。

フックはピーターの住み処はあの辺だと指す。
レジーナはジャングルしか見えない事を告げる。双眼鏡で眺める
フックは最後に来た時よりも更に木々が生い茂っていること
を語る。ここを下りればピーターの住み処に行けるというが、
フックは「暗黒のジャングル」に踏み込んだら最後だと語り、
避けて通らないとダメだという。そのためには体力が必要なの
がキャンプをしようと語るフック。しかしレジーナは息子が
待っているのだとすると、エマもまたレジーナの言うとおり
ヘンリーが待っているという。でもフックの言うとおり生き延
びないといけないとメアリーは語る。
メアリーはデビッドと私は今までの経験から一つ学んだことが
あるとし、遅すぎるとなんてないのだという。

— 昔 —
チャーミング王子は白雪姫の元にかけつけると、ドワーフたち
は白雪は死んでしまったという。しかし王子はそんな姫にキス
すると姫は目覚める。

魔法の鏡は急いで悪い女王/レジーナの居る城へと運ばれて
やってくる。レジーナに対して白雪姫がキスで目覚めるところ
を映し出すと、真実の愛のキスはどんな呪いも解くことが出来
るのだという。結婚式は盛大で王国中が涙することになるという
と、鏡の中の白雪は「王国を奪い返す」と息巻いていた。
やってみれば良いというレジーナ。

白雪は民衆が見ている前で演説する。
悪い女王は私の父を殺して私に眠りの呪いをかけたこと。
でも苦しんだのは私だけではないという。悪い女王は国中を
恐怖で支配していること。国はみんなのものであり、共に
戦い国を正当な持ち主の元へ取り返そうという。最初は盛り上
がっていた民衆だが、取り返そうという言葉で一気にテンション
が下がる。そんな中悪い女王がやってくると市民たちは怯む。
みんなが恐れても私たちは恐れないという。悪い女王は戦いに
来たのではないとすると、婚約の祝いに「取引に来た」という。
この国の統治権を放棄してもらいたいとし、私を正当な統治者
として認めるならばお前とこのドワーフ、それに王子を羊の
農場に逃がすという。お前のことは生かして置かねばいけない
と気がついたとし、そうすれば思い知ることになるのだという。
本来手に入るハズだったものを全て私に奪われたということに。
父の墓にかけてこの国を私のものだと誓えと言うと、嫌だと
言うのであれば犠牲者が出るという。明日の日没までに
統治権を捨てろとし、逆らう度に家臣を一人ずつ殺すという。
本来の自分を認めろというと、王女だったのかも知れないが
女王には慣れっこないことを。

— 現在 —
寝ていると、ロストボーイたちの鳴き声が聞こえたエマは
一人目覚める。誰もその泣き声に気がつかず、エマは一人で
森の中に入っていくと、目の前に少年が出てくる。君はエマ
だろうとするとあんたは誰なのかと問う。ボクはピーター
だとすると、ヘンリーは何処なのかと問う。まだ生きて居る
とし彼は特別な子だという。狙いは何なのかと問うと、ボクは敵
と逢うのが楽しみだという。救世主とねと。探すのを手伝う
というと、この地図をあげるという。これがあれば真っ直ぐ
息子の元にいけると。罠なんでしょというと、人を騙したりは
しないという。ヘンリーの居場所は地図にあること。
何故そんなものをくれるのかと問うと。ヘンリーは見つかるが、
ただしどうみつかけるかだという。エマにしか探せないという。
地図を見るが白紙だった。地図が見えるようになりたければ、
本当の自分自身を認めないといけないという。
——————————————————–

■絶妙な構図

今回のドラマを見ていると、三つのパートに分かれていた。

1) エマを中心としたヘンリー捜索の流れ
2) ヘンリー捜索に於けるルンペルの葛藤
3) 統治権を巡る白雪姫と悪い女王とチャーミング王子の関係

それぞれが何処か繋がりがあって求めるものも一緒だけど、
時代が違えば立場や状況、そして性格が変わるようにして、
互いのキャラクターが状況に伴い違うことを言っているところ
が実に興味深く出来ている。

その象徴はメアリーの台詞に集約されていたけど、ネバーランド
でのメアリーはピーターとのゲームならば「勝てるわ」として
いたけど、次のカットで王国を巡る統治権の時代に於けるメアリー
は「勝てないわ」と語る姿が有った。

■自分自身のことを知る

テーマとしては、時代の主要メンバーであるキャラクターが
自らのことを知るということがあげられる。

ネバーランドに於いて、ピーターがエマに与えた課題は、
ヘンリーの居場所を記す地図に於いて、一見すると白紙だけど
地図が見えるようにする為には本当の自分自身を認めないといけ
ないことを語っていた。そもそも本来の自分とはどういうもの
なのか。

おとぎの国に於いて白雪姫が悪い女王との国の統治権を巡る
中で、チャーミング王子はメアリーに対して本来の自分の力を
思い出して欲しいことを語り、巧妙な仕掛けを施す。
7人のドワーフたちが出てきたのは久しぶりで、本来のドワーフ
たちの姿が有ったところがちょっぴり笑えた。

ルンペルに対しても、本当の自分を問いかける流れが有り、
「闇の王」としての彼と「本来の優しい彼」の姿との間で
苦悩する。
突然ベルが出てきた時には驚いたけど、ベルはルンペルが
生み出した産物であり、現状のストーリーブルックの姿を
語ってくれたり、過去にもらった父親からの唯一の人形
に対して見る父への本当の気持ちというものを解いていく流れ
が有る。

■地図に於ける暗喩

「地図」とは広辞苑で調べると、「地球上にある自然物または
人工物を、数値・記号・文字・線などを 使い、一平面上に表現
したもの」となっているけど、人が道に迷ったときや目的地を
調べる時にはとても役に立つものだ。

しかしこのドラマの中に見る地図は、ヘンリーがいる場所への
道筋を知らせるものだけでなく、迷走しているものたちの自らの
現在の感情や気持ちが何処にあるのかということを示すものと
して利用された感じだ。

■それぞれ共通している思い

前回ピーターパンがヘンリーやニールは捨て子(ロストボーイ)
だと感想でも書いたけど、実はこのドラマってみんながみんな
ロストボーイズ&ガールズとしての一面を持っているんだな
ということを改めて感じる。あのルンペルでさえも父親に捨て
られたとしていたね。
ピーターパンはエマに対して両親に捨てられたことを未だに
許せないのだろうとして心理戦を仕掛けてきた感じだけど、
そのエマもまたヘンリーを一度は捨てたという過去が有る。

親に対する複雑な感情さがこのドラマを支配している感じで、
親を求めているけど許せない感情が渦巻いているところが
有るね。そんな本音を引き出すことがネバーランドでの目的
なのか。
メアリーはエマに「お母さん」と呼んで欲しがっているみたい
だけど、流石に年もそう変わらない人物にお母さんはないだ
ろうって気がするぞ(笑)

■偽薬ならぬ偽剣

剣といえば、冒頭ではルンペルが影に剣を持って行かせた。
この剣は何度もドラマの中では出ている「闇の王」としての
力の交代を示唆する為の象徴的なものだろう。

白雪姫の時代に於いては、チャーミング王子が相変わらず
他人任せとばかりに代償と引き替えにルンペルから魔法の武器
を受け取ろうと取引を持ちかける。

キャメロットの国から来た魔術師マーリンの剣だとして
エクスカリバーを白雪姫に引き抜かせることになる。
チャーミング王子が剣を抜こうとした時に岩に突き刺さった剣が
グラついていたところが妙にリアル(笑)で、大根役者な王子が
演技したことはネタを明かす前に察するところが有ったけど、
自分の本来の力を目覚めさせる為に、ちょっとしたことが
きっかけで引き出すことが出来るということを考えれば、そう
いう嘘も悪くはなかったりするんだよね。

■魔法の武器

「信じる気持ち」というのが何よりの魔法の武器。
ネバーランドに来てからというもの、みんながみんなして
「信じる気持ち」を口にしているのだけど、ピーターは結局
エマに対してどうしたいと思っているのか。
鑑賞プレイがお好みなのか、ヘンリーとエマの葛藤を引き出して
は楽しもうとしているのか。

■地味に存在感を発揮するフック

前回一話の中でムーランに対してニールは、君のことは僕たち
の来た世界では君のことは映画になっていると語っている姿が
有った。今回はフックがエマの世界に於いてどう書かれている
のか気にしている姿が有り、自分のことがイケメンとして描かれ
ているのか気にしていた様子。そしてエマへのアピールも忘れな
いフックがちょっぴり好きになってきた(笑)

■悪い女王ブルレジーナ

ブル中野のような髪型をしているテンパった時代の悪い女王が
久しぶりに登場。ぼさぼさ髪の白雪姫も同時に登場したけどね。
この悪い女王時代のレジーナの衣装ってもの凄く胸が開いている
のでかなりエロイ。
しかしネバーランドに於いてはみんなスーツとか着ているので、
森の中を移動して妙に浮いていたりもするんだよなぁ。

■ルンペルもレジーナも弱体化

ネバーランドの世界でも魔法は通じるハズだけど、なんだか
妙に弱くなってしまった。なんでそんなに弱くなってしまった
のだろうか?
ルンペルなどあれだけ威勢良く一人で見つけるとして出て行った
のに、幻覚としてベルを見ている辺り、妙に心細い心情が
存在しているのではないか。
わら人形が捨てても捨てても戻ってくる辺りが妙に怖い。
むかしそんな話を「うしろの百太郎」で見たぞ。

■使用された曲

■出演者

メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋

ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ニール・キャシディ (Michael Raymond-James) ベルファイア

— (Robbie Kay) ピーターパン
— (Giancarlo Esposito) Magic Mirror
フェリックス (Parker Croft) ロストボーイ
— (Paul Lazenby) Mirror Carrying Knight
— (Robert Mann) Peasant
— (Cainan Wiebe) Hooded Lost Boy

*** 白雪姫を助けるドワーフ
? (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
? (David-Paul Grove) ドク
? (Jeffrey Kaiser) ドーピー
トム・クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
? (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋
? (Ken Kramer) ボシー

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