メンタリスト The Mentalist シーズン2 第3話 血塗られたバッジ Red Badge

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第3話 血塗られたバッジ Red Badge

脚本/Ashley Gable
監督/Eric Laneuville

【ストーリー】

リズは毎週のようにカーメン医師のカウンセリングを受ける。
私達も使う手だというリズは沈黙を武器に使うこと。相手に不安に
させて喋らせるのだという。君が喋らなくても私には金が入ると
して動じないカーメン。もう5週間も同じ事の繰り返しで意味がない
のに何故こんなことをするのか。銃撃の後にはカウンセリングを
受ける規則があるからだという。簡単に君を解放することはできない
のだという。タナーを撃ったのは私じゃなくパトリックだとし、彼は
1度のカウセンリングで終わっているという。彼の心は健康だからだ
とすると、リズは先生に医師免許を確認させてくれという。私も
6件の事件を抱えており、裁判も2つあるのだという。
するとあなたは12才で母親と死別。弟が3人、今は亡き父親は酒に
溺れて虐待したのだろうという。虐待とは書いていないというと、でも
事実だろうと語る。ここのコーヒーは飲めたものじゃないという
リズ。君の話したいことを話してくれとし、趣味は何かと問われる。
休みの日は何をするのか。そんなこと関係があるのかと憤怒する中、
リズに事件を知らせる電話が鳴る。仕事では仕方がないというカーメン。
どうして私にしつこいのかと問うと、私に話したいことがあるだろう
という彼はまた来週にと語る。

チョウによると匿名で通報が有ったとし、CBIから2ブロックの所に
死体があるというものだったという。ヴァンペルトは問題があるという
とパトリックは死体がないのかと問う。付近をくまなく探したという。
パトリックはリズに対して今日はカウンセリングの日なのかと問う。
それを否定するリズに彼はウソだと分かるとし、額には皺が出来て
苛立っているという。第一カーメンの葉巻の臭いがすると。携帯を
忘れたので苛立っているだけだというが・・
パトリックはビルの壁に蟻が行進しているのを目にする。
知っているかとして、この地球の生き物の重量を全部合わせると
その1/4を占めるのは蟻だという。
リズはゴミ箱を調べて引き上げようという。
ヴァンペルトはこの前私がやったとし、リグズビーは買ったばかりの
スーツなんだという。チョウはそれならジャンケンで決めようという
と、チョウが負けてしまう。

パトリックはリズに今年の秋は雨が少ないだろとし、この蟻は湿気の
ある場所を探して移動するのだという。それならゴミ箱に向かうので
はないかというが、別の場所を見つけたんだよという。
倉庫のドアを開けるとなんと中から遺体が発見される。
遺体は至近距離から胸を3発撃たれているというリグズビー。完璧な
三角形ねと、薬莢が落ちていないので持ち去ったのだとし、プロによる
犯行だという。IDは無いが指紋から調べるしかないと語る。
するとリズはこの男はビル・マクティアーだという。サンフランシスコ
の連続幼女レイプ犯で6年服役していたのだという。何故詳しいのかと
問うと私がぶち込んだと語る。リズはマリーズ・ドーナツを食べて
帰ろうと告げる。

パトリックはリズとゲームをするが、そんな場合かという彼女。
人生はゲーム、時間は幾らでもあるという。君の心を読む
として集中するよう告げる。目を閉じさせると、20世紀の大統領の
名前を思い出せる限り言ってくれという。クーリッジ、ウィルソン、
ルーズベルト、アイゼンハワー、トルーマン、ケネディ、ニクソン、
ジョンソン・・・お札が入っているマグカップに集中してと語ると
リズがカップ4つ並べた中に金を入れていた。君の考えが聞こえる
としてパトリックは一つを選ぶと中に金が入っていた。リズは25%の
確率でしょというが、彼は毎回当てる自信が有るとし、君に聞いた
として心がシンクロしていることを語る。今の君の思考がボクのここ
に伝わってくるという。
ニックネームは聖女テレサだと語ると、何でボスコと古い仲だという
ことをボクに言わなかったのかと問う。
ヴァンペルトは5年前の記事を見つけると、「聖女、小児性愛者を逮捕」
と書かれたリズの記事を見つける。ボスがロックスター並の大人気だ
というヴァンペルト。その髪型は?として写真に写る短い髪型を
チェックするチョウ。この事件で出世したことを黙って居たのねと。
秘密の顔を持つヒーローみたいだとしてヴァンペルトは改めて関心する。
リズは事件のことを知りたいかと問うと、マクティアーはベイエリアで
1年半に渡って6才から9才の7人の女の子を襲ったとし、私は当時
サンフランシスコ市警の刑事でマクティアーを追っていたという。

そんな中リグズビーは1ブロック先で凶器の銃が見つかり指紋を調べて
いるという。

リズの活躍は市からも関係者からみ英雄的だと称えられているという。
上司のボスコ警部補とこのケダモノを追いつめて捉えたとして、警察の
鏡だという。ボスコはマクティアーのことを聞いたとして、ドワイヤー
・ウィーランが怪しいという。最後の被害者ケイティの父親だという。

■概要

匿名の電話でCBIの施設があるすぐ近くに遺体があることを聞かされ
一同調べに行く。単なるガセかと思いきや、パトリックは蟻の流れ
を見て遺体は倉庫の中にあるであろうことを指摘する。
中から出てきた遺体は、リズがサンフランシスコ市警刑事時代に
逮捕した連続幼女レイプ犯のビル・マクティアーだった。
当時リズはボスコの下で働いていて、レイプ犯を逮捕した際には
マスコミでは「聖女テレサ」として扱われていたこと。しかしその陰
で被害者は7人を数えていたのだった。その内の最後の被害者・ケイティ
の父親・ウィーランは出所したら殺すとまで言っていたことが分かる。

■感想

まさかカウンセラーが事件に関わってくるとは思わなかった。
大した存在感はなかったけど、徐々に話をしていくウチにリズの過去
に触れていくのかなと。
いずれ彼女のキャラクター像の掘り下げを行うのかと思っていたけど、
今回はリズがビル殺しの容疑者とされて不本意な形で暴かれる過去と
いうのも多かった。

リズは母親を早くに失い、父は酒に溺れて虐待していたこと。
弟が3人するとのことだけど、虐待されていたとするならば今頃その
3人はどんな生活を送っているのかな。

リズはこれだけ立派になりましたって感じだけど、本当にカウンセラー
が言う通りに虐待が有ったのであれば、そのしわ寄せが今になって
現れるということも全くない話ではない。

一番興味があったのはやはりリズの家(部屋)が見られたことかな。

リズの火曜日の夜の記憶

不思議なことにリズは火曜日の記憶というものを尋ねられてまるで
答えることが出来なかった。怪しいかなと思ったら本当に覚えていない。
しかしそんな間にも銃からはリズの指紋が検出されたりして、
ポリグラフでも真っ黒だということで、完全に事件の捜査から外される
ばかりかミネッリからはバッジと銃が取り上げられた。

当初はリズは頭の中に入り込まれることを拒んでいた。
リズの虐待とか幼少期の記憶にまで及んでしまうので嫌なのかなと
思ったんだけどね。

リズはパトリックに助けを求めて、トランス状態から催眠術をかけて
もらって火曜日の記憶を取り戻そうとするが、それでも覚えていなかった。
覚えていないということはクスリを盛られたであろうことを推察
して容疑者の流れに目星を付けていった。

そんなパトリックの睡眠術の中で、本筋とは違うものを引き出していたね。

「スパイスガールズの曲で踊るの?」
「新しい郵便係はセクターだ」
「ヴァンペルトは残業していた。リグズビーと付き合わねば出世するかも」

相変わらずヴァンペルトはカワイイ

ホント美人だなぁ。
リズのことを尊敬し神聖化しているところが有りそう。
彼女に仕事を任されると嬉しそうにしているし、女性としてやはり
男性社会で働いている彼女のことを尊敬しないハズもないところか。

犯人は?

結局資金の流れを調べて行く事で犯人へと導かれていった。
ビルの弟のチャールズの1万ドルが渡されていること。
そして更に100万ドルが振り込まれて居る形跡が有った。
しかしケイマン諸島などの口座からどうやって情報を抜き出すのかな。

リズはオフィス内で暴走した振りをして、カウンセラーのカーメン
を引き出した。会話している中で、殺したものにしか分からない遺体
の傍にあった十字架のポスターのことを話した為に彼がカウンセラー
と称して、リズから指紋なりクスリを盛るなりして誘導していた様だ。

出資金を出していたのは、冒頭で裁判があるとして居たけれど、
その中でリズに対して検察側の言っていることはウソだとして訴え
ていたミルトン・R・ハワードだった。

■使用された曲

■出演者

パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官

バージル・ミネッリ (Gregory Itzin) 署長
サム・ボスコ (Terry Kinney) CBI、レッド・ジョン事件担当

Dr.ロイ・カーメン (Christian Clemenson) カウンセラー
デビッド・チャールズ (Kyle Davis) “ドッグ”、ターニャの弟
ニッキー・ウェイマウス (Mozhan Marno) 検事
ターニャ・デラスク (Bonnie Root) マクティアーの婚約者
エミリー・デラスク (Madison Leisle) ターニャの娘
ヴァーン・ニコラス (Jake Busey) アダルト店、マクティアーの上司
ドワイヤ・ウィーラン (Michael Wiseman) 被害者ケイティの父
— (Nicole J. Butler) Bailiff
ミルトン・ハワード (Ernie Grunwald) 裁判で訴えられる
— (Jim Hoffmaster) Civilian Employee
ウィリアム・マクティアー (Edward Conna) “ビル”、小児性愛者

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