[E] メンタリスト The Mentalist シーズン2 第23話 夜明けの赤い空 Red Sky in the Morning

第23話 夜明けの赤い空 Red Sky in the Morning

脚本／Bruno Heller
監督／Chris Long

【ストーリー】

・カリフォルニア・サクラメント、ジョルジオのイタリアンレストラン

パトリックはクリスティーナはディナーを共にする。
互いに服を褒め合うがパトリックは一応デート用の服を着たつもり
だがいつもと似ていると言われる。奥さんが亡くなってから初デート
なのかと問われる。そんな中、レストランの給仕のジェラードが食事
の注文を取りに来る。するとクリスティーナはあなたにお母さんから
メッセージだとし、お母さんは不幸だが今は幸せに暮らしているとし
心から愛していると言っているという。またあなたの叔父さんのエド
がこう言っているとし「いけ!タイド」と。私には何の意味か分からない
というクリスティーナ。ジェラードは叔父のエドは5年前に他界した
が60年代にアラバマでアメフトをしていてクリムゾン・タイドという
チームに入っていたという。その時のチームのかけ声がそれだったと
語る。パトリックは不機嫌そうに食事の注文をする。ボクは本日の
スープとラムをミディアムで、彼女にはルッコラのサラダと魚料理をと。
パトリックはまたなのかと彼女にいう。あなたは絶対に信じないのね
というと私はお芝居ではないという。ホントに霊感があるのだというと、
そんなに想像しがたいのかという。よくある事だとして私の元に届く
霊の声・・交信はというと、パトリックは悪かったと語る。

ヴァンペルトは帰ろうとしていた際にパソコンにメッセージが届く。
リグズビーは悪人から?というと、ヴァンペルトはタイミングが悪い
という。リグズビーはオレがやって置くから帰れよと語るが、
ヴァンペルトも設定した捜査キーワードにヒットしただけだと語る。
すると添付参照と書かれたファイルが有り、それをクリックすると
動画が入っていた。何か嫌な予感がするというヴァンペルトだが、
リグズビーはただの作り物だという。動画は家に入り寝室で寝ている
女性を殺害する映像だった。

パトリックはちょっとトイレにいくとしてこのまま関係を続けるべき
か悩む。そして妻との指輪に触れ困惑していた。
パトリックは戻るとクリスティーナに心情を語ろうとするが、電話が
鳴りヴァンペルトから急いでオフィスに来てくれと有った。

一時間前にネットの掲示板にアップされていたもので、その動画を
ハイタワーやリズボンたちと共にパトリックも見る。
メッセージには「私はなるべき自分になりお前の子孫は私をあがめる」
と書かれていた。撮影日は不明だというと、リズは家の外に駐まって
いる車は2008年型だったのでそれ以後に撮影されたものだという。
ハイタワーはレッド・ジョンは今までこの手の犯行映像を送ってきた
ことが有ったのかと問うが、初めてだと語る。
クリスティーンは可哀想だとし、受けた感じから死んだのはつい最近
だという。遺体はすぐに見つかるとし水のすぐソバだと語る。
レッド・ジョンの仕業なのか?それは分からないが興味深いのはどう
してネット掲示板に掲載したのかということだという。リズは
有名になりたくてしたことではないかという。パトリックは犯行現場を
見たい事を告げる。するとリグズビーがベイエリアで殺人事件発生
との連絡を受けたという。被害者は大学生のマーリー・スパロウ。
ルームメイトが30分前に発見したという。ネットとの強い繋がりを
感じるというクリスティーン。

パトリックはハイタワーに対して彼女が同行したいというなら断って
欲しいという。連れて行くならボクは辞めるという。何が嫌なのかと
問うと捜査の助けになるのではないかと語る。彼女の言うことは
推測だというと、あなたのやっている事と同じだというハイタワー。
レッド・ジョンはボクのホシだという。
クリスティーンはそんな会話が聞こえたのか、参加はしないと語ると
ハイタワーはいつでも意見してくれることは歓迎すると語る。
パトリックはクリスティーンをエレベーターのところまで送っていく
と変わったデートだったわねとしまた今度として出て行く。

・カリフォルニア・オークランド、マーリー・スパロウ邸。
パトリックは鑑識に少し外に出て欲しいと頼む。マーリーの遺体を
見ると必ず解決すると語る。パートリッジがやってくるとパトリック
に対して久しぶりだと語る。こっちも作業を早く進めないといけない
のだというとパトリックもすぐに済むと語る。サイキックはエクトプラ
ズムを吸い取っているのかというとそうだと語る。
マーリーはアイオワ出身、ギターを弾いていた、大好きなのはチョコと
スノボと数字パズル。シャイだけど芯は強く高潔で控えめ。酒もタバコ
もせず早くに親を亡くして大学卒業後には親の居ない子を助ける法律家
になるか歌手になりたいのだろうと。レッド・ジョンとの関係はと問う
と全く関係無いという。書類や手帳をCBIに送ってくれと語る。

・カリフォルニア・オリンダ、パシフィックハイツ大学。
マーリーの献花台が設置され花が添えられていた。ルームメイトだと
いうルースと恋人のディランがそこに居た為に話を聞く。
ルースによるとマーリーは良い子だという。おかしいと思ったことは
ないかと問うがないとし留守の期間を尋ねると2日だという。スノボに
マーリーも来るハズだったが彼氏が会いに来ることになっていたから
来なかったという。名前はグレイディ・シップというサイフランシスコ
で警察官をしている人で付き合って一ヶ月だという。マーリーは
夢中だったが、私たちは会ったことがないという。マーリーが彼に
遭いに行くか彼がこっちに来ても車の中でマーリーを待っていたこと。
警察と付き合うのが恥ずかしかったのかもというと、パトリックも
リズもちょっぴりムッとする。マーリーはオシャレで警察は銃を持つ
オタクでしょというとディランはルースに辞めろと語る。ルースは
すぐにリズたちが警察だと知って反省する。

教授のケッチャムに話を聞く。
マーリーのアドバイザーとして勉強面をサポートしていたが良い子だ
ったという。ただ自分の理想ほど頭は良くなかったという。生徒は知識
がない空っぽの入れ物だという。奇妙な偶然があるとし、以前犯罪学の
授業の中で殺人とマーケティングを教えたという。テーマは「商品とし
ての連続殺人犯」で、その時のディスカッションでレッド・ジョンの名前
が出田という。名前を出した人は誰かと問うと9ヶ月前のことで覚えて
いないがクラスの名簿は持っているので探しておくという。

・オーウェン・オライリーズ21
チョウも含めてみんなでこれまで分かったことを語り合う。
チョウはグレイディという警察官は居ないというと、リグズビーは
90年代にリトルロックで隣人を殺して食べ2002年に死刑になったヤツが
いたという。するとパトリックは1989年に半年間ロンペック刑務所に
その人物はいてそこにはオーヴァル・タナーもいたという。レッド・
ジョンの友達だというチョウ。そんな中クリスティーナがジャクリーン
司会の番組で「霊能力者クリスティーナ」としてレッド・ジョンの件
についてコメントしている姿が有った。

・オークランド、アルタ・ロマ1327
・ネバダ州タホ湖
・カリフォルニア州・フランクリン・ハイツ
・カリフォルニア州・サリンジャー・ミル、ホテル・コロナ

■概要

・パトリックは地元のレストランでクリスティーナとディナーのデート。
しかしパトリックは依然として彼女が自分には霊能力があるとして
否定しないことに苛立ちを覚えていた。
・そんな中で、仕事を終えようとしていたヴァンペルトはネットの
検索に網を張っていたキーワードに反応が有り見てみると、なんと
レッド・ジョンの犯行を示す内容だと判明する。すぐにパトリックを
呼んで事件の捜査に乗り出すが、パトリックはクリスティーナが
事件に同行するようならこの事件からは降りると言い出した為に
ハイタワーはパトリックの意見を尊重する。
・被害者は大学生であり苦学生のマーリー・スパロウ。
ヴァンペルトたちが見た内容は彼女が寝ているところを殺害までの
一部始終を撮影している内容だった。
・事件現場、そして大学まで行って話を聞くとルームメイトから
彼女はサンフランシスコで警察官をしているグレイディ・シップという
男性と付き合っていたとのこと。しかし顔は不思議と一度も見た事が
無いのだという。
・教授から話を聞くと、犯罪学の授業でディスカッションした際に、
レッド・ジョンのことを口にした生徒がいるとのことだった。
・グレイディという名前は調べるとリトルロックで殺人で死刑に
なった人物。パトリックは彼の収容されていたロンポック刑務所
にはレッド・ジョンの友達だというオーヴァル・タナーがいたこと
を告げる。
・そんな中、クリスティーナがテレビに出演し、自分の霊能力を
ひけらかすかのようにしてレッド・ジョンについて言及していた為に
パトリックはとんでもないことをしたとして、彼女に警備をつける
様に進言するが・・・

■感想

いよいよシーズン2の最終話。
よく見たらシーズン2の初回の感想をアップしていないままで最終話
を迎えてしまった。
ストーリーだけは書いて有るのだけど、それ以後の内容がまだ書いて
いない。途中の内容を忘れているので今更感想を書けるかな。そんな
作品がウチのパソコンにはもの凄くたまっている。
ストーリーと俳優チェックだけでもある程度は、見忘れた人などには
役に立つのかなとは思っているのだけど・・。かなりの分量になって
いるのだけど、出来れば時間のある時に感想も添えてアップしたいと
思ってます。メンタリストシリーズってDVDを持っていないので、
その内買いたいなとは思っているんだけど。

さて最終話だけ有ってやはりレッド・ジョンのネタに触れてきたけど、
正直、このドラマの放送が先日のシーズン7の最終話を持って終了
したことや最後までレッド・ジョンのことを引きずっているところを
見ると、現在目の前で目にしていることがどれだけ役に立つのか
不透明だし、まだ当分正体が分からないのだろうから、あんまり過度
に期待してみて居ないところも有る。

幾らスプラッター映画好きの人たちでも実際に殺したりはしないだろう
し、元々映画の同好会にはそういう人が集まりやすい傾向とか有った
りするのだろうか?

最終話はレッド・ジョン中心だったので、それぞれのメンバーがクロー
ズアップされるというよりもパトリックが中心だったし、私生活でも
クリスティーナとの関係はどうなのかなと思ったところで、結局
彼女は連れ去られてしまった。もちろん自分から居なくなった可能性
は否定出来ないし、亡くなったとする証拠が見つかってはいない。
最後にレッド・ジョンがパトリックとクリスティーンがデートの中で
語っていた「行け、タイド」の言葉を残して行ったことを考えると、

最初にレッド・ジョンがVTRに犯行を残していたという時点である程度
パトリックの中では模倣犯だとする公算は立っていなかったのだろう
か。彼は自分のことを語られるのが嫌なのか、霊能者のような人物が
苦手なのか。
普通のシリアルキラー(シリアルキラーってだけで普通はないが・・)
って模倣犯とは違うことを示そうとするけど、皮肉にもパトリックを
殺そうとした模倣犯をレッド・ジョンが助けることになるとはね。

パトリックはレッド・ジョンが通り過ぎた後に一瞬安堵の表情を見せた
けど、また一瞬戻って来てクリスティーナのことを告げていった時
には凍っていた。このシーン、検視官のパートリッジがスパロウ家で
パトリックとのやりとりの再現シーンだよね。
パートリッジのことなんて誰も覚えていないかも知れないが、S1-1
で登場している。

[N] メンタリストの捜査ファイル / The Mentalist

第1話 レッド・ジョンの影 Pilot 脚本／Bruno Heller 監督／David Nutter -------------...

dramatimez.sakura.ne.jp

2015-04-04 18:54

■映像を使ったトリック

出来れば今回の事件は、実際に発生するものではなくネットでの
トリック動画を通して三人の映画研究会の人物が活動している流れ
に踊らされるという展開を期待したかった。
特にウェスリーが犯人ではないかとした際に、写真を見て場所を特定
していくシーンが有ったりしたし、映画研究会の人たちならば、
悪ふざけ的に一般人や捜査のプロが自分たちのトリック動画(殺人)を
見抜けるかどうかの腕試しをしたいみたいな心理があるんじゃないか
な。
わざわざルームメイトの彼女を殺す必要が有ったのか。

■本物のレッド・ジョン

まさか偽物がパトリックを殺そうとしているとは思わなかった。
そしてウェスリーは母親を人質にして脅されて手伝わされている感じ
だけど、その母は生きているんでしょうかね。

助けに来たレッド・ジョンは右利きで銃を撃っていた人物。
靴やコートは男性ものだったし・・・

ウェスリーはレッド・ジョンから足は撃たれたけど、彼の全体像は
一応みて居る。パトリックはまたまたトラウマ化しそうだけど、
ルースたちが殺されるところをイスに縛り付けられたまま目にする
ことになってしまった。

最後にレッドジョンは言葉を残して行った。

「虎よ虎、赤々と燃える、暗い夜の森でどんな不死身の手や目が
その恐ろしき造形を作り得たのか?」
(Tiger, tiger, burning bright . In the forests of the night, what

immortal hand or eye could frame thy fearful symmetry?)

何の引用なのかな。
パトリックはソファーに座ってこの意味を考えて、レッド・ジョンの
現在の精神状況なの、状態を調べていたのかも知れないね。

■その他

・警察の彼は恥ずかしい?

ルースが散々目の前にリズとかパトリックが居るのに、公然と警察に
対する非難の声を上げていた。気がついて思わず止めたけど確信犯だな。

・ブタの血で練習

チョウさんはよく血を見ただけでブタの血だと分かったね。
今回のチョウさんは終始リグズビーと行動を共にしていた。
チョウがYシャツ姿の時に胸板が分かるところが遭ったけど、かなり
厚い事が分かる。ニコチャンマークの練習をしていたことからも
相手はスプラッター映画オタクだとしていた。

・カメラのレンズの蓋

偽物が逃走する際に落としていったことで犯人に目星を付けることに
なった。追いかけていく過程で写真の中から彼の居場所を特定。
パトリックはファストフードのケニーズ・チリのロゴだということで、
特定していくことになるけど、パトリックが突然閃いたようにして
サリンジャーミルにあるホテル・コロナだと特定。
リズに電話していたけど留守電になっていたようで通じず一人で入って
いった為に大変な目に遭う。

・リズの視線

リズがパトリックに対して、彼がクリスティーンのことを好きだという
ことを見抜いた際に、「彼女に電話すれば?」「誰に?」「私だって捜査
官よ」というやりとりが有った。これって今回はエピだった?先週のエピ
だったっけ?記憶が曖昧だ(笑)

■使用された曲

・

■出演者

パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官

マデレイン・ハイタワー (Aunjanue Ellis) CBI局長
クリスティーナ・フライ (Leslie Hope) 霊感・サイキック

ルース (Carrie Finklea) マーリーのルームメスト
ブレット・パートリッジ (Jack Plotnick) 鑑識、パトリックをバカに・・
ディラン (Stephen Sowan) ルースの彼
ウェスリー・ブランクファイン (Cameron Van Cleave) パシフィックハイツ大学
マーゴ・ケッチャム (Kathleen Wilhoite) パシフィックハイツ大学・教授
— (Anne Gee Byrd) 隣人の婦人
ジェラード (Kevin Will) ジョルジオのレストラン・ウェイター
フェントン (Tracy Fraim) FBI捜査官、タホ湖で事件と連絡
マーリー・スパロウ (Eva Mah) 被害者、パシフィックハイツ大学
ジャクリーン・サンドヴァル (Angela Martinez) 司会者
— (Ayo Sorrells) Dorm Monitor
死亡しているジャクリーン (Jennifer Bailey)
マイラ・ハウザー=ブランクファイン () ウェスリーの母