第12話 新しい私 Next April
脚本/Ann Cherkis
監督/Janice Cooke
【前回までのあらすじ】
ブレナは写真を見てこれは誰なのかと問う。腹違いの姉妹だという。
ナタリーに遭うブレナだがただ父親が同じってだけだという。
エイプリルは家族に白血病を告白。レオは手術が出来ることを知り
エイプリルは手術を受けてというが、彼は初めから決めていた
ことだとして、意思を変えようとするならもう遭わないという。
レオはエイプリルにボクに賭けるのは間違いであの男に賭ければ勝て
そうだと語る。多くの人が君のことをいたわっているというドミニク
はボクは自分を労ると語る。グリアは同じような志の人と付き合わせ
たいという両親によってブレアと引き離される。彼女はオックスフォ
ードに送られるので戻る頃には両親も忘れるかも知れないとブレナ。
ジョージとサラは互いに昔の気持ちを思い返していた。気持ちは同じ
だが簡単に返事はできないという。しかしジョージは彼女にキス
する。レオが手術することになったとするとベスはアナタの影響ね
と語る。しかし50%の確率だという。エイプリルは放射線治療で髪の毛
が抜け始める。エイプリルはアナタが嫌うので大げさな別れは
言わないとレオに告げる。いよいよレオは手術に挑む。
【ストーリー】
エイプリルは鏡で体の治療の傷を見て髪の毛/ウィッグ、つけまつげ
などを付ける。ハンブルグ医師から骨髄生検の結果問題はなく寛解
しているが定期検査は必要だという。再発の可能性を尋ねると医師は
そんなに怖がらないでと語る。それでもエイプリルが尋ねる為に
再発率は60%だとし良くも悪くも数字だと語る。どっちつかずの状態
では嫌なのかと問うともし再発したらどうするのかと問うと、骨髄
移植になるという。今は居ないが引き続き適合者を探していることを
語る。いざとなればHLA半合致ドナーのお母さんがいるとし、半合致
での移植は珍しくはないという。しかし出来るだけ若いドナーの方が
良いのは確かだとし、ブレナは残念だが不適合だったという。体調は
どうかと問うと疲れ切っているし記憶力も落ちているという。仕事を
始めるまでにはよくなるというと、明日出社するというエイプリル。
じゃあ明日にはよくなるってことにしましょうという医師だが
もう少し休んだらどうかと告げる。早く働きたいというエイプリルは
4ヶ月間も寝転がっていたのだとし、テレビも見飽きたという。
そろそろ普通の生活を取り戻したいのだという。
ウィッグは用意したが一体何の毛なのか分からないというと多分馬の
毛だろうと。エイプリルは医師に感謝しハギする。彼の所にいくのかと
問われる。
レオは手術は成功したが意識が完全には回復していなかった。
音楽を流すエイプリルは脳のためには聞かないとダメだという。
ベッドで寝ているレオにエイプリルは一方的に語りかける。
「調子はどう?」「今日は話せる?」。昨日一時間だけ意識が戻って
母親の声に反応したとし開腹の兆しだとしてきっと治ると言われる。
エイプリルは出社する為に荷物を持って歩いて行く。
ゆっくり歩いて行く彼女は周りの人の脚の早さについていけない。
それでも会社の前に立つと感慨深げにビルを見上げる。
会社に到着するとまず挨拶したのはマロリーとポールだった。
凄く元気そうねというマロリーは髪の毛は抜けなかったのかと問われ
その通りだという。肌が綺麗だというポールはまるで人形みたいだと
いう。
ダニーはエイプリルに遭うとマロリーは性病になったらしいとし
ヘルペスは始めてだったらしいという。お陰で彼女を出し抜けたとし
大学時代ライバルが逮捕された時と同じだという。ローレンスは僕
を昇格させたという。彼が辞めたのねとし、新しいボスはと尋ねる
とアーロン・フィリップスだとし、新聞業界は始めての人とのこと。
彼は忙しい人だという。ラケルはエイプリルを見てウィッグねという
ともう少し切ったらどうかという。ダニーは実はラケルと寝たという
が、夢でだと語る。ドミニクとは距離があるところで目が合うが
特に挨拶もなく過ぎ去っていく。
チャールズ・コーヒー&キッチン。
ブレナはキーランと遭っていた。共に成長して良い感じの関係になって
いた。グレアが戻るのかと問うと、1年くらい遭っていない感覚だと
いうブレナ。両親なんてクソ喰らえたとすると、金持ちはクソみたい
な人を雇うものだろうと。
エイプリルは一応新しい上司のアーロンに挨拶しに行こうとするが
秘書のマデリンから忙しいことを聞かされ、彼は会議中だと言われる。
アポを取ってというと8日後なら会えると言われる。
■感想
いよいよ4ヶ月に渡るエイプリルの化学治療の過程が終了する。
再発の確率は60%。ダメならばHLA半合致ドナーの母親の骨髄を移植
することになると言われるが出来れば若いドナーが必要だという。
一方レオも脳腫瘍の手術が終わっていたが、意識は戻るがまだ
喋られる状況でも目を開ける状態でもなかった。それでも順調に
回復していた。
4ヶ月の空白。エイプリルは会社へと出社して、再び仕事をしていく
ことになる。
■体力が回復していない
エイプリルは入院生活だったので体力が回復していないのに大変そう
だったね。
やっぱりアメリカでは会社を辞める時も出勤するときもダンボール
箱を持っていく姿が有る。ああいうダンボールは会社が用意して
くれるものなのか?
会社の仲間は暖かく迎えてくれたが、何と言っても気まずいのは
別れてしまったドミニクとの関係。
エレベーターで遭いたくないので、階段で上る姿が痛々しい。
また彼女はクスリの副作用なのか記憶力がイマイチはっきりしていない
ところがある。
■環境の変化
驚いたのは上司のローレンスが辞めていたことか。
この人がなんだかんだ言ってエイプリルの力を認めてくれていたよな。
ダニーは一歩先に昇進しているようだ。
新しく新聞社の上司になったのはアーロン・フィリップスという男性。
忙しい忙しいと言っているけど、何がそんなに忙しいのだか・・
エイプリルはアポを取らずに彼に会い挨拶するのと同時に大きな
仕事を任せて欲しいと頼む。
元IT企業の女性で今は会社を売却して子育てをしている女性のインタビ
ュー記事を任されることになる。
しかし録音ボタンを忘れて記事が書けなかった。
記事の内容に関してはダニーが最初はよく書けているとしてくれていた
けど、本音ではダメダメだと語っていた。
インタビューした女性が掴んだ幸せは、今のエイプリルにとっては
まぶしく写るものだっただろう。
ラケルさんは優しかった。アーロンは業界人ではないので彼女としては
あまり上司を良く思っていないところも有る。彼はこの新聞社を
タブロイド誌にでもしようとしているとのこと。勿論会議でのフォローの
時にはエイプリルを助けたかった意図も有るのだろうけどね。
■ドミニクのエイプリルに対する視線
ドミニクはちょっと可哀想な役だったな。エイプリルはもっと可哀想
なのでなんとも難しい視線がそこにはある。
ただエイプリルは全てドミニクには話さなかったこと。しかもその上、
彼女はドミニクではなくレオを取った事実が有る為に別れた訳だけど、
そのせいで彼は会社では冷血男と思われているのだという。
そんな経緯も有ってエイプリルはドミニクに対して「友達に戻ろう」
とした際には、そう都合良くは行かないとばかりの結末が用意された。
■ベスのその後
ベスは無職だったけど、デザイナーを目指して動き出したのかな。
アパレル会社で働きながらそれを行っている感じ。
またドミニクのルームメイト・モーガンと付き合っているのかな。
精神的な病を抱えている人との付き合いは大変だと語っていたね。
■グリアが帰国
オックスフォードに夏休みの4ヶ月の間行っていたのかな。
ブレナとしては彼女との再会を心待ちにしていたけれど、両親が
どうしても許してもらえずグリア自身も大学の学費を出してもらう
手前あまり大きな行動を取れない。
元々はグレアがブレナを目覚めさせたところがあるのに本当に身勝手
な感じがするけどね。
■オリヴィアとナタリーと再会
電話すべきか手紙を書くべきか迷っていたサラ。
夫の愛人だったオリヴィアと遭うのだから憎たらしいのだろうけど、
娘の件では下手に出なければならない為にどうにも難しい立場だ。
でも今のサラにはジョージが居るしかなり憤り感も薄れているのでは
ないのかな。
オリヴィアにメールしようとして散々悪口を書いた内容を下書きした
際に、祖母がまた”間違えて送信ボタンを押した”風を装うところが
小狡い(笑)
フロリダのキーラーゴで小さな生花店を営んでいるという母子。
ジョージは彼女たちのことをよく知っているのかな。
オリヴィアは優しい人だとは言っていたけどね。
■ジョージが表彰される
小児科医として表彰される。
突然のことだったので何のことなのかって感じがするけど・・・
ジョージに対してエイプリルが最高の賛辞・感謝のセリフを述べていた。
今まで家族がジョージと対立していた時とはまるで違うものだったね。
■使用された曲
・Run Run by The Rival
・Everything You Are Is Beautiful by Garrison Starr
・If You Go (feat. Sara Bareilles) by Javier Dunn
・Live Forever by Drew Holcomb
■出演者
エイプリル・カーヴァー (Italia Ricci) ボストンポスト誌、長女24歳
サラ・カーヴァー (Mary Page Keller) 母親、心理療法士
ドミニク (Richard Brancatisano) ボストンポスト誌
ブレナ・カーヴァー (Haley Ramm) 次女
ベス (Aisha Dee) エイプリルの親友
エマ・カーヴァー (Rebecca Schull) 祖母
レオ・ヘンドリー (Scott Michael Foster) ガン患者、政治家の息子
ダニー (Abhi Sinha) ボストンポスト誌
アーロン・フィリップス (Stephen Schneider) ボストンポスト誌上司
Dr.スーザン・ハンブルグ (Merrin Dungey) 白血病の権威
ラケル・アヴィラ (Shi Ne Nielson) ボストンポスト誌
ナタリー・オーティス (Jessica Meraz) エイプリルたちの異母姉妹
キーラン (Augusto Aguilera) タトゥー店
グリア・ダンヴィル (Gracie Dzienny) ブレナのパートナー
ポール・ピータース (John Ross Bowie) ボストンポスト誌
オリヴィア・オーティス (Laura Harring) ナタリーの母、”生花店”
Dr.ジョージ・カーヴァー (Steven Weber) エイプリルの叔父
マロリー (Kelsey Crane) ボストンポスト誌・性風俗関係担当
デビッド・マスターズ (Karl T. Wright) サンフランシスコの医師
パメラ・ダンヴィル (Erin Matthews) グリアの母
ウィル・ダンヴィル (Robert Merrill) グリアの父
マデリン (Kimrie Lewis-Davis) アーロンの秘書
— (Annika Noelle) インターン / ドミニクに気が有る?
ハンター (Nyima Funk) 警察署
ヘレナ・モリス (Kate Avallone) エイプリルが取材
— (Harry Aspinwall) ツアーガイド
— (Phyllis A. Gordon) Woman at Cafe
ヘイリー