第6話 スプリンター爆弾 A Fractured House
脚本/Rafe Judkins
Lauren LeFranc
監督/Ron Underwood
【前回までのあらすじ】
トリプレットはギャレットから聞いたがケネディみたいな家柄なんだ
なと言われる。ウォードは兄のクリスチャンは弟を殴ったのではなく
もっと残酷なことにオレにやらせたのだという。シモンズが潜入から
戻る。フィッツは本物なのかと問う。ハンターはボビーがシールドに
居る事に驚く。メイはボビーが誰なのかと問うエージェントたちに、
ハンターに別れた鬼嫁の話を聞いた事は無いかと問う。タルボットに
ある金持ち議員がコールソンを捕まえたがっていると語る。ウォードは
スカイにお前の父は生きて居る。いつか遭わせてやると語る。
【ストーリー】
ニューヨーク国連本部。
タルボット准将は2012年チタウリが襲いかかって来た時の経験を
語る。彼らは異星人でニューヨークで暴れ回ったこと。その時始めて
シールドの存在が明らかになりアベンジャーズを結成して異星人と
戦う彼らを我々は頼もしく思い信用したが、彼らはそれを良い事に
超常能力を持つ人間を集めて異星人の武器を集めてあらゆる大陸に
基地を作ったこと。全ては人類を守る為。しかしシールドは善意に
つけ込んだという。イタリアのディオーリ外相は准将に一言言いたい
としてあなたがシールドの残党と戦ったという証拠はあるのかと問う。
マーカス・スカーロッティが現れると自分たちはシールドだとして
もう隠れないとし、彼を新しい武器で消滅させる。
ウォードは牢獄の中でも体を鍛えていた。
シモンズは監視しているスカイの元に行くと、彼は毎朝5時半きっかり
にトレーニングを始めるのだという。時計もしていないし光も差さない
のにどうして正確に分かるのか。スカイは観察していたのかとシモンズ
に問う。ここを離れていた間以外は毎日だという。スカイに対しては
よく面と向かって話せたわねと語る。情報を手に入れる為だという。
あのシモンズがヒドラに潜入するとはとスカイは驚くと、4度は死ぬかと
思った瞬間が遭ったという。無事で良かった事を告げると、ウォード
には気をつけてと語る。
国連本部で警報が鳴り、メイもそれに反応して国連が襲われたことを
報告する。ニュースでも取り上げられ、6名が負傷、負傷者は数十人
だという。ヒドラの嫌がらせだというコールソン。ホワイトホール
が部下にシールドの振りをさせて我々を悪者に仕立てようとしている
のだという。政府の通信を傍受するという中、異星人の記号の件は
後回しにしてくれと語るコールソン。シモンズは濡れ衣なんでしょ
と語る。ボビーは犯人の1人はスカーロッティで、昔バートンが
殺されかけたという。傭兵チームのリーダーでヒドラも同然だという。
今回使われた武器の資料をヒドラのラボで見たというシモンズ。報告書
には爆発物の専門家で名前はトシロウ・モリ、沖縄にラボがあると
いう。次に何処を狙うのかを突き止めようという。メイに指揮を執らせる
としハンターも連れて行くよう語る。シモンズはヒドラのHDDを調べろ
というコールソン。
ハンターはメイとボビーに付いていくのかと語る。
君が別れた奥さんをどう思っているか知っているが抵抗が有るならば・・
というコールソン。ホワイトホールが動いたのだとし、直接我々に攻撃
するのではなく世界中をシールドの敵にする気だという。
クリスチャン議員は准将に対して無事で何よりだという。君はシールド
を掌握していると言っていただろうと。信じていたからこそ軍事委員会
で説得して君の部隊に多額の予算を与えたのだという。今朝まで掌握して
いたがあの連中がシールドとは限らないという。弟のことを知られる
のが心配なのか?。心配なのは君が知っていたこと。駆け引きはしない
とし君の弟のことは言うつもりはないという。シールドを永遠に葬る
のだという。
クリスティンはシールドはテロ集団だと語り多国籍警察を結成して
シールド関係者と疑われるものを全て捕まえたいとし、必要とあれば
いかなる手段も辞さないという。ベルギー外相のジュリアン・ベッカーズ
はシールドの関係者かどうかどう判断するのかと問うと、そんなやり方
は断固反対するという。市民権の侵害だという。
クリスチャン上院議員は弟(グラント)に負けないくらい嫌な男だという
スカイ。ウォードの兄がシールドに口を出すなんて・・
ハンターがタルボットは金持ち議員と繋がっていると言っていたが、
この人のことだったのかというスカイ。シールドは圧倒的に人数が
少ないという。ウォード議員の提案が通れば世界中の軍事組織が
シールドを見つけ次第射殺して良い権利を持つので阻止しないと行けない
と語る。ウォードに兄貴について尋ねるという。コールソンは君の家族
ではなくウォードの家族の話をしろよと語る。
コールソンは通信でエージェント・ウォルターズから連絡が有る。
オランダはどうなっているのかと問うと、自己中だらけだという。
ウォード議員の件で危険は冒せないとし、部下に闇に潜んで安全を
確保するよう伝えてくれという。24時間後にまた連絡するとのことだった。
■概要
ヒドラは卑怯なことにシールドが無差別に悪巧みしていることを
印象づける為に、自らが雇った傭兵のマーカス・スカーロッティを
使って我はシールドだとして悪事を繰り返しては、世論に危険な存在
だと呼びかける。
クリスチャン・ウォード上院議員は陣頭指揮を執ってシールド殲滅
の為に世界各国に呼びかけようとするが、ベルギーのベッカーズ外相
はそれに反対するが・・
■感想
今回はヒドラが使ったスプリンター爆弾がメインというよりも、ウォード
家の兄弟の方がメインだった。
この武器に関してあんまり印象に残っていないのだけど、こういう
のを開発することで遺体もなく殺せるところに意味が有るのだろうか?
開発したのは沖縄の日本人科学者のトシロウかと思いきや、技術自体は
大昔のヒドラのスペックだと語っていた。そしてHDDの中身を調べると
設計を担当したのはヴィンセント・ベッカーズ。シールド殲滅に一人
反対していた議員の祖先であることが分かる。
しかし今回グラントを見限っていよいよシールドの監獄からウォード
を移送するけど、これを見て居た95%の人は脱獄することは予想していた
よな。そんな分かりやすいことをコールソンが予期していないハズもない
ので、これは泳がしているところがあるのかも。
■ニホンの描写がアヤシイです
沖縄なので多少異色なのは良いとしても、あの柱に掲げられている
教訓めいた文字は一体何なんですかね(笑)
「転び八起き」「鷹を産む」「を移す」しか見えなかったけど、
掛け軸とかイメージしているのかな。
トシロウ役の人も日系人ではなく、何処に日本が・・って感じでした。
釜いり茶・・確か静岡県のお茶でしょとして、ボビーが飲ませて欲しい
と語り、トシロウの気を惹くためにキスをしている姿が有った。
■身内の過去
ネタ的には身内の過去が多かったですね。
一番驚いたのはメイが結婚していたこと。スカイの母親は死んだと
されているけど実はメイなんじゃないかと思いつつも流石にそこまで
年取っていないし、今回もまたメイがスカーロッティとの対決で
アクション披露する姿(勿論スタントでしょうが)が有ったりして若い
ですね。
そしてハンターとボビーのネタ。
「細かいことを覚えている女」
「オレは器の小さい男じゃない。キスくらい気にしていない」
と語るハンターの姿。
「あんたもマイアミで一週間キスマークが消えなかった」
とメイに突っ込まれていた
そんなメイは今回ハンターとボビーと両方と会話する機会に恵まれた。
ボビーからは結婚しているのか尋ねられて首を縦に振った後は
“それ以上質問するな”光線が激しくメイの目から放たれていたし、
ハンターがメイと張り込み中会話しているシーンでは、彼が一人話しを
して、「あんた五月蠅い」と思わず突っ込まれていた。
先日はメイが一年分の会話しているとされたように、彼女が声に出して
話すことだけで面白いネタになってしまうところが凄い。
■身内の過去のPART2
今回は何と言ってもウォード三兄弟のネタがメインだった。
スカイと博士の件は取りあえず最小限のネタとして留まった。
中国の湖南省で殺されたのは村人ではなくヒドラのエージェントで
お前の母親を浚った連中だという。その際にスカイの父は正気を
失ったとしていた。
またベッカーズ外相の祖父の話なんかも交えてシールドの味方だと
しながらもヒドラに関わっている人物として語られた。
ウォード家に関しては、まだ多くは明らかにされていないけど、
ギャレットといた頃に兄弟の思い出に触れていた気がする。
トーマス・ウォード(Tyler Ritter) 三男
グラント・ウォード(Brett Dalton) 次男
クリスチャン・ウォード(Tim DeKay) 長男
どの人物もきな臭さ全快なのでクリスチャンの言うことを信じるのか
グラントの言うことを信じるのかってことで、ちょっとした駆け引き
が有ったけど、やはり政治家は嘘をつく気がするし、今更グラントが
嘘をついて何が有るわけでもないので、二枚舌なのは長男なのかな。
クリスチャンによるとトーマスとグラントがザリガニ釣りをしていたが
ドライバーで差したような事を告げ、グラントの目の中に悪意あるもの
を一瞬見かけたという。親には私の命令だと言ったこと。今でも
嘘をついていると語る議員。
長男で上院議員を演じていたクリスチャン役のTim DeKayは
先週も取り上げた気がするけど、「ホワイト・カラー」のピーター・
バーク役の彼だった。
■新しいワード
・1940年代のヒドラのリーダーはレッドスカル。
・予言者を研究させてもらえるとしてトシロウは協力していた。
・予言者=オベリスク?
・最後にストレンジャーという人物がタトゥーの彫り師の元に訪れた
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
・Love Won’t Last by Bunny Vincent
■キーワード
■出演者
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
スカイ (Chloe Bennet) ハッカーグループ「ライジング・タイド」
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通
ランス・ハンター (Nick Blood) シールドの傭兵
アントイネ・トリップレット (B.J. Britt) エージェント
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
ボビー・モース (Adrianne Palicki) エージェント、ハンター元妻バーバラ
グレン・タルボット (Adrian Pasdar) 准将
クリスチャン・ウォード (Tim DeKay) 上院議員、グラントの兄
マーカス・スカーロッティ (Falk Hentschel) ヒドラの殺し屋
トシロウ・モリ (Brian Tee) 沖縄のラボ、スプリンター爆弾専門家
セバスチャン・デリク (Brian Van Holt)
ノエル・ウォルタース (Melanie Cruz) シールドのエージェント
ジュリエン・ベッカーズ (Michael Enright) ベルギー外相
アダモ・ディオーリ (Joe Marinelli) イタリア外相、消される
— (Darrel Cherney) タトゥーアーティスト
— (Liberte Chan) ニュースリポーター
— (Chris Wolfe) ニュースリポーター
— (Antal Kalik) Hydra Mercenary
— (Tara Macken) Hydra Mercenary
ヴィンセント・ベッカーズ
レッドスカル
ヴィノトリア・ハンド
エリック・ケーニグ