第20話 傷 Scars
脚本/Rafe Judkins
Lauren LeFranc
監督/Bobby Roth
【前回までのあらすじ】
ゴンザレスはコールソンに対して信用出来る根拠は?と問うと、あなたの
船の貨物にある秘密を知っているという。ウォードはオレなんて許すに
値しない人間だがキャラは違うという。リンカーンはここが何処かを
知っているのはゴードンだけだとし外の世界から僕らを守っていると
スカイに告げる。レイナには物事を余地する力があるらしいというジャ
ーイン。ジャーインは今後はあなたの能力に基づいて何をすべきか私が
決めるという。レイナはこの施設での決断は何もかも貴方が下している
が誰がそう決めたのかと問う。ボビーはコールソンは世界中のあちこち
で不穏な動きをしている事を告げ、ウィーバーはその動きについて
分かっているのは「シータ・プロトコル」という暗号名だけだと語る。
メイはコールソンにシータ・プロトコルについて教えてくれと語るが、
コールソンは話そうとはしなかった。
【ストーリー】
— 1年前 —
スターウォーズの布団で寝ているサム・ケーニグ。双子のビリーから
電話でアメリカン220便で3分早く到着するという。ビリーはサムが
夕べゲームで卑怯な手を使ったことにグチる。サムはスーツを着込んで
コールソンの到着を待つ。いよいよコールソンがやってくると、彼は
サムの為に”機内販売”のパンフをお土産に持ってくる。
シモンズは上手くヒドラに溶け込んでいると報告が有る。
思ったよりもタフなシモンズだという。スカイはメイの指導で順調に
の後手居るしトリップもよくやっていること。問題は新人のボビーと
ハンターだという。ビリーのビールを全部飲んでしまったと語る。ゴン
ザレスは見つかったのかと問うコールソンに対してまだだというサム。
ヒドラに殺されたのではないかという。フィッツの回復はと問うと
少し進展しているという。メイはコールソンが世界各地を守る理由として
採用の件だとしていることを信じているのかと問うと、そうだとし、
だからこそ長居は出来ないという。作戦名はシータ・プロトコルだと
し、ヘリキャリアを一艘隠し通すのは大変だと語る。
— 現在 —
ソコヴィア危機回避との報道がある。
ガレキの撤去作業がテレビに写る。ゴンザレスたちは幹部たちと話す。
君もフューリーも勢力的に動いて終わりかと問われると、コールソンは
私も会社人間なので仕方が無いという。シールドの崩壊でフューリーは
確信したこと。非常時に安全を守る手段を密かに用意すること。ウィー
バーは世界中に見せてしまったわねと語る。ボビーは多くの命を救った
事を語ると先端の出来事衝撃だっただろうというコールソン。この船が
ヒドラとの戦いに生き残ること。極秘の貨物を守り抜いていたのを知った
時私も衝撃を受けたという。私は更にスパイを送りこまれ仲間の安全を
守れなかったという。あの時自分は長官失格だと思ったという。クーデ
ターで思い知らされたとし、一人で動きすぎたのが問題だったことを
認めるコールソン。フューリーでさえ世界安全保障委員会の助言を仰い
でいたのに・・一つになろうとし、君たちの助言の下で私がシールドを
運営するという。そうすれば地下の基地も船も両方シールドが持てると。
ゴンザレスも反論が難しいとし、君はウルトロンかに何千の命を守った
男だとして、今後も続く間近な戦いはヘリキャリアでは解決出来ない
というゴンザレス。
フィッツとシモンズは語り合う。
毎日スカイはリンカーンに付き添っているという。意識が戻ったらどう
するのかというフィッツに対してスカイは彼を”家に連れて帰りたい”と
言っているが何処のことなのか。私には話してくれないのだというシモ
ンズ。エージェント・パラマスに装置を外しても良いとし、脳内は
比較的正常だというシモンズ。未だに記憶の欠落はあるが行動に影響を
与えてたヒドラの洗脳は消えているという。度分に戻れるというシモン
ズ。キャラ(エージェント33)はバクシが居なくなったのが何よりの救い
だと語る。ボビーと一緒に潜入していたのでしょとシモンズに尋ねる
キャラ。あの時はボビーのことを知らなかったとし、彼女髪の毛も
黒かったし命を助けてくれたという。
スカイはリンカーンが気がつくと私はここだと語る。あの時の私みたい
に裸じゃないしトゲも刺さっていないけどねと。リンカーンはシールド
のエンブレムを見てまさかここは・・・というが、スカイは大丈夫だ
として仲間があなたを助けるのを手伝ってくれたのだという。しかし
リンカーンは助けてくれなくて良かったと語る。ジャーインは反対した
が、今まで安全に暮らしてこられたのは僕らの存在を隠してたから
だという。シールドに気がつかれたとし、アフターライフも気づかれる
という。
アフターライフでは、マイケルはレイナから見たものから助言を得る。
青い光があなたの息子の全身から溢れでてたとし、その時が来たら息子
さんはミストをくぐると美しく変身するという彼女。ゴードンが
レイナの元へやってくる。貴方の言った通り素晴らしい力で私はただ
受け入れれば良かったというレイナ。ここでの暮らしや他の仲間を
助けるのは私の存在意義だという。ゴードンはソコヴィアの悲惨な状態
を予知したことで価値は証明された事を語る。他には何が見えたのか
と問うと今では一日中見えているとしもう心が乱れることもないと
いう。恐怖や痛みも減ってきたこと。しかし最近は分からないとし
幻と夢の違いが・・と。ゴードンは私が力になるという。夕べ見たのは
キレイで不思議なもの。「大きな石みたいだけど石じゃないもので
突然海になった」という。ゴードンはそれを聞いてその石には深い穴
がいくつも空いていたかと問うと、レイナは何故知っているのかと問う。
ジャーインは破滅だと語るとレイナはミタ事が有るのかと問う。
先祖からの言い伝えで聞いただけだが、クリーのものだという。能力者
を破壊するためのもの。私たちを作ったことを後悔して・・という。
ゴードンに何処に有るかと問うと、クリーの物質ならつなぎ取り近くま
でいけるが正確な場所までは分からないという。レイナは私が一緒に
着いていくと語ると夢で見ているからという。ジャーインは行って見つ
けて来てと語る。
■概要
・コールソンはゴンザレスたちと合流し、今はやるべきことが多く
シールドとして仲違いしている時ではないとして、一つになろうと
告げ、君たちの助言の元で私がシールドを運営する事を語る。
・シモンズとフィッツはスカイたちが何処の世界に居たのか気に
なっていたが、シモンズはスカイからの信頼を失っていた。
・一方メイはコールソンへの信頼に対して揺らぐ中で、今までメイ
にも隠して「シータ・プロトコル」という作戦をしていた彼への
信頼感は益々揺れる。シータ・プロトコルとは、1年前からコールソン
が世界中でシールドへの勧誘を名目に飛び回っていた頃に、行っていた
ことだが、実はフューリーと同じくいざという時のための安全保障
の為に、ヘリキャリアが表に見えないように隠し持っているという
作戦だった。
■感想
今回は相変わらず「信頼関係」がテーマとされたエピソードでした。
ただこの信頼関係って他人と結ぶには確かに難しいものだけど、
シールドにしてもアフターライフの能力者にしても、同じような信念や
能力を持ち合わせているのにその中でさえも、信頼関係を
結ぶのは難しいことが描かれ、その綱引きは至る所で発生している。
自分たちと全く価値観が違う人物と結ぶことがどれだけ難しいことかは
分かるし警戒心を抱くのは当然のこと。正しい選択をするもの同士が
必ずしも対談の場に現れるとは限らないところが有る。
興味深いのは許すものと許されるものの間に時差が有ったことかな。
ハンターはマックのことを前回許している姿が有ったけど、ボビーに
対しては今でもちょっとした歪みが存在している。
ただマックによるとボビーをジラしているんだと語っていた。
でも今回マックが立ち去ることを考えると、前回強引に修正したところ
が有ったのか。
スカイとフィッツとシモンズの間でも、その時差が生じていてスカイは
シモンズのことを許していない感じだし、これはフィッツも同様のこと。
そんなフィッツ・シモンズ、オマケにスカイに関して共通しているのは
ウォードは許せないということかと思っていたけど、フィッツはどちら
かというと性格の違いなのか、
カルを巡る信頼関係とか、レイナを巡る信頼関係など、何処までそれに
値するものなのかと思わせているところで、予想外の所でキャルが
メイに扮してウォードと共に連携していたりするところはなかなか
気難しい状況って感じだな。
そんな中でマックがシールドから立ち去ってしまうことは何を意味して
いるのか。
「フューリーは死んだあなたを生き返らせた。異星人の血を使って。
それはあなたのせいじゃないがかと言って信頼出来ない。」(mac)
「あなたを尊敬しているがあなたが長官である限りシールドに居たく
ない」(mac)
「シールドに入って13年か・・・惜しい存在だ」(col)
■能力者とシールド
この戦いというか信頼関係はなかなか難しいものが有るね。
シールドとしては当然能力者を好き勝手に放置して置きたくないし、
管理しておきたい部分が有る。
能力者としてはシールドが自分たちを怖がり、自由を奪うことは明らか
だと知って、防衛策を採っている訳で、ただ能力者の中にも良い人も
居れば悪い人も居るので、どうにも一緒くたに扱えないところは有る。
能力者は能力者でただ隠れていただけでなく、能力者を増やすための
研究をしていたし、シールドはヒドラとはアプローチこそ違うものの、
能力者を消滅させる為の怪しげな「液体のような岩」のような形状
記憶合金のようなものを所持していて、それを使おうとしているので
はないかというレイナの言葉で動き出す。
ただこのレイナという人物も自分しか見えない未来の映像ということ
も有るので、元々人を洗脳するのが上手い彼女が本当のことを言って
いるかどうかは能力者たちの中でも眉唾もの。
一見するとレイナとゴードンが手を組んで、ジャーインはハブられて
いた格好だけど、基本的にアフターライフとして過ごした歳月を
考えると、レイナの方が最近来たばかりの人物なので信用にたる人物
かどうかはゴードンも分かっているのではないかな。
ジャーインとカルが何か画策していた。
カルを差し出していたけど、同時に何かの薬を持っていた。
カルが持っていた薬というのは自分の力を制御するドーピング剤なの
だろうか。それとも能力者を生み出すものなのかな。
ジャーインはミストと同じように液体で能力者を生み出すような研究が
進んでいることが語られた。
■1年前の世界が描かれる。
ちょうどこのドラマのシーズン2が始まる少し前のことなのかな。
作成名のシータ・プロトコルに関して、この1年前の流れで描かれた。
それは非常時に安全を守る為に作っていたヘリキャリアを隠す為の
地下施設だった。
でもこれならメイには話しても良かったのではないのかな。
■過去の記憶
人にはあまり触れられたくない過去があるけど、このドラマのキャラク
ターにそんな傷がない人は誰もいないのだろう。
ウォードとキャラ/エージェント33は行動していたけど、ウォードだって
キャラに思い出されたくないことは有るし、ボビーが今回メイに変身
したキャラと対峙していたけど、ボビーもまた思い出されたくない過去
は有る。その時代のボビーはヒドラとして活動していたが、実際には
シールドが潜入として送り込んだ人物。シモンズは当時のボビーは
髪の毛が黒かったとしているけどね。
メイがボビーを誘って一緒に先に偵察に行こうとしてクインジェット
に乗り込んだ時は別に不自然なところはなかったけど、このメイは
実はキャラが変身していた。ただ脳内は”比較的”正常で記憶の欠落は
あるがヒドラの洗脳は消えているようなことは語っていたよな。
ウォードへの愛情はただ消えなかっただけのことなのか。
ボビーへ発砲したウォードはやっぱり信頼の置けないヤツで、シモンズ
が言うように早く殺しておけばよかったって感じ。
■その他
色んな言葉が飛び出した今回のエピソード。
・アフターライフ
これは以前にも語ったけど、ゴードンが連れて行く能力者の安住の地。
ただヒドラがゴードンのテレポーテーションを見抜いたようにして、
ゴンザレス版シールドも解析済みなので、ちょっと怖いな。
なにやらデスロックのスキャンデータからヒドラの装置を再現した
とウィーバーが語っていた。
・インヒューマンズ
スカイから能力者のことをそう呼んでいることが語られた。
人類を超越している存在。
今までそんな言葉使っているのを見た事もないけど、原語版では使われ
ていたのかな。
ゴードンはインヒューマンズが発する量子エンタングルメントを感じ
とって迎えに来てくれるとしていたけど、それを感じ取れるのはヒドラ
やシールドも同じようで、完全にゴードンは監視されている。
・ソコヴィア危機回避
映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でヒドラが基地
として使っていた場所がソコヴィア。
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=4315
スタークが行き過ぎた行動を取ろうとして危うく地球も危うくなって
いた。
・テリジェン・クリスタル
能力者たちもこれまでの間ただ安全地帯にあぐらをかいていただけでは
ないようだ。意図的に能力者を作るという青いブルーウォーターを
持っていた。これってゴンザレスに使っていたけど、彼が確変するって
ことはないのかな。
・クリーのもの
S2-12にクリー人が登場し、レディ・シフ様まで登場したエピが有った。
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=4236
その際語られたけど、クリー人は戦争の為に、兵士が不足した為に
異星人をテリジェン・クリスタルを使うことで、能力者を作り、戦闘要員
にしようとしていた。かつて遺体が有り、コールソンを生き返らせた
のもまたクリー人のエキスみたいだったけど、ゴンザレスたちが所持
しているクリーのものは、逆にインヒューマンズを破滅させるもので、
常に変形している姿が有った。
レイナはゴードンに船の中の赤いドアの中で見たと話したので、一緒に
それを奪いにいくことになる。この行動がきっかけで、シールドも
能力者は容易にシールド内に爆弾を持ち込むことが出来ると考えたようだ。
・魔除け、そして首振り人形
中国伝統の魔除けはスカイのものでゴンザレスが信頼の為にジャーイン
に渡した。かつてゴンザレスを信頼させる為にコールソンはツールボッ
クスを渡していたよね。
そしてシモンズはスカイからの信頼を得る為に、バスが墜落する前の
逃げる際に取ってきたという首振り人形を渡す。
「揺れているけど君の力じゃないよ」とはフィッツ談。
ジョークも冴えている!?
・コールソンとメイの約束
「例の約束を果たさせて。”後でたっぷりあやまる”と言ったこと」
アイドル・スカイ
このドラマを見て居るとみんなスカイに関することになると自制心を
失う。コールソンはその為に交渉の場からは下ろされたし、カルも
遠ざけられようとした。
スカイはメイのバーレーンでの任務を知っていて、女の子がインヒュー
マンズだと知った時の行動について解いていた。私たちのような能力者
の場所が知られたらああなるしかないこと。
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
・Robot Tourist by Tam Nightingale
■出演者
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
デイジー・ジョンソン / スカイ (Chloe Bennet) S.H.I.E.L.D.、能力者
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通
ランス・ハンター (Nick Blood) シールドの傭兵
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
ボビー・モース (Adrianne Palicki) エージェント、ハンター元妻バーバラ
カルヴィン・ザボ (Kyle MacLachlan) “カル”、医者、スカイの父
ジャーイン (Dichen Lachman) スカイの母、顔に傷
ゴードン (Jamie Harris) 能力者
リンカーン・キャンベル (Luke Mitchell) トランジショナー
レイナ (Ruth Negga) 能力を開花
キャラ・リン・パラマス (Maya Stojan) エージェント33
サム・ケーニグ / ビリー・ケーニグ (Patton Oswalt) シールド
ウィーヴァー (Christine Adams) エージェント
ロバート・ゴンザレス (Edward James Olmos) エージェント
オリヴァー (Mark Allan Stewart) エージェント
マイケル (David Douglas) 能力者、レイナに息子を予言してもらう
— (Crystal Coney) 科学者
アリーシャ・ウィットリー (Alicia Vela-Bailey)
コメント
When Agents of S.H.I.E.L.D. originally aired, there were several months (5-7~) months in between seasons, and in-between the stories themselves. So, the “— 1年前 — ” flashback made more sense during the original airing. Season 3 picks up a few months after Season 2 also.
Also, S2E19+S2E20 does a great job at setting up the “self-control/personal responsibility submitting to a larger organization to keep people safe (S.H.I.E.L.D., Sokovia Accords, etc) conflict”, which foreshadows Civil War/シビルウォー
Thank you for writing , mr.Aren.
From time to time and have a look at this drama, when I lost
sight of the series, what time of things of I know no longer you. Also with respect to theta protocol plan, Season 2
It turned in to, but is the word that came out for the first time, and common sense to think, from long before
It is difficult to assemble it only of the facility and that
it was not prepared and plans I will cares.
season3 is broadcast from August 27 In Japan,
but I picked up the drama “Agents Carter” in the previous to my blog.