第6話 監視の任務 God.
脚本/Beth Schacter
監督/Peter Leto
【ストーリー】
ハッカーのダンカンはアレックスの力になり1200万人の視聴者に向けて
のインターネット放送に協力する。するとアレックスは私は潔白だ
という言葉を発する。
グラントセントラル駅では爆破から2日が経過。
テレビでは新しい映像だとして、先日容疑者のアレックスが無実を主張
したことを受けてFBIも反論する形で映像を公開したというもの。
アレックスはシェルビーとそのテレビ映像をみて居た。そこにはアレッ
クスは箱を運んでいるというだけの映像で、FBIの主張ではその中には
起爆装置が入っているのだという。しかしアレックスはあれは防弾チョ
ッキが入っているものだとシェルビーに思わず声を荒げる。
シェルビーに助けて欲しいとし、ケイレブはサンディエゴに居たのに
事件の何日も前に異動の希望を出してニューヨークに来ていること。
ケイレブに話を聞いて欲しいというアレックス。しかしシェルビーは
クワンティコ以降話していないという。あのケイレブがテロリストなんて
考えられないという。ケイレブの能力を知っているでしょとし、それに
過去だって・・と語る。しかし今は誰もが怪しいというアレックス。
ブースに電話するアレックス。相手が個人アカウントの映像データで
反撃してくることは分かっていたことだという。しかしアレックスは
私ばかりが注目されているが、FBIの映像の中にケイレブが写っている
のかも知れないという。出勤したら調べるというブース。
ブースの隣にはナタリーが寝ていた。誰からなのかと問われると
リアムからだと語りシャワーを浴びる。ナタリーは携帯を覗くと確かに
リアムの名前が有ったので安心してブースが入っているシャワー室に
一緒に入っていく。
— 8ヶ月前 —
ブースはアレックスと共にシャワーを浴びていた。
アレックスはもっとあなたのことを知りたいというが、ブースは自分
には大した話はないと誤魔化す。
一方サイラスがドアを開けるとイライアスからのメモで、「証言録取を
したとし、電話して」と書かれていた。
レイナはサイモンが出てくる姿を見ていた。
●6週目・AM9:00・体育。
体育をしながら話題は恋愛だった。50年代以降女性からだって相手を
誘っているとし相手がゲイでもだとしてレイナにナタリーは声をかける。
ケレイブとシェルビーは共に体育に遅れながらも男女の関係になって
いた。南部美人と一晩過ごしたなんて・・・とちょっぴり皮肉を言いな
がらも飽きる前に言ってくれというケイレブ。休暇のディナーを一緒に
取るのはどうかと誘われるが、シェルビーは既に約束があるとして、
その後車で会うのはどうかと語る。
シェルビーはブランドンにぶつかる。
その光景を見ていたケイレブと分析官の一人は、「いつ”ケネディ”と
“ジャッキー”がくっつくか」の賭けをしていた。ケイレブはシェルビー
の相手がブランドンなのか?と問うと、金持ち同士だし夜には共に姿を
消している事を語る。
一方指導教官はリアムに対してミランダが来なくなって三日目だが
どうしたのかと問う。
その頃ミランダは仮出所したチャーリーと共に家に居た。
そこにリアムがよびにやってくる。仕事はどうしたんだというと、
ミランダはチャーリーが鍵を隠したのだという。しかし玄関に有ったぞ
とリアムは告げると、私はあの子にからかわれているのだという。引き
取るなんて考えるのではなかったというミランダ。まだ三日だが大間違い
だという。あの子は信じられないとし、行動を把握できる気がしない
という。学校を襲撃しようとした子のことをどう分析するのか。
今度は一体何をしようとしているのか・・リアムは視野が狭くなっている
と指摘し事の重大さも責任も認めようとしないといけないと語る。
オレが話をするよというと慕ってくれていたという。ミランダに対して
仕事に来いよと語る。チャーリーも信頼されていると分かれば心を
開くという。
一方今回のアカデミー教官は、ベラ・ロドリゲスだった。
「監視」とは何か。日常生活を送る人の監視は捜査官にとって大事な
スキルで、ここに一般市民のパソコン画像が写っているという。
クワンティコで活動したするデジタル傍受技術班、通称DITUが監視中
で、DITUは今オンライン上で何が起きているかを監視していること。
今までにはない最強の監視部隊だという。エージェントたちは大統領
への過激発言を見つければ投稿者のIPアドレスをシークレットサービス
に送るという。監視方法は向上しているが、監視されている側は
変わっていないので見られているとは思っていないという。
捜査官が探すのは誰かの見られたくない姿かまたは共有したいと思い
つつ批判を恐れて隠している秘密だという。他人の本心を覗く覚悟
は出来ているかとベラ。
— 現在 —
●緊急指令センター
ブースはDITUが独自に爆破前後の駅周辺で写真、動画、交通カメラや
SNSの映像を集めているとアレックスに連絡。映像を見られるのは
担当者だけだとし、その担当者は・・・意外な男だという。
ケイレブはブースに声を掛ける。ケイレブにどう担当になったのかと
問うと、オレが局の歴史上一番の出世頭だろうとし、お前の元恋人
の為に電気イスを復活させると公言したからだよと語る。
アレックスはそれを聞いて話が出来すぎていると語る。ケイレブは上に
コネがあるからなとすると、本人が写っているかも知れないのに証拠
を消されるという。しかし油断しているハズだと。
クレイトンは息子・ケイレブに問題は?と問う。昔からFBIには親族で同じ
作戦を担当を禁じる規則があるというクレイトン。FBI仕込みのテロが
逃亡中なので規則より重大だから志願したのだという。
“あのことが原因か?”というと、父やオコナーとは違うと否定するケイ
レブ。私生活と仕事は近藤しないという。必要なのは集中出来る人間
で中年の危機に溺れるオヤジじゃないという。
サイモンはペアビュワーというソフトをアレックスのPCにインストール
する。ケイレブのPCにも同じソフトをインストールすれば同じ画面
が映し出されるという。爆破の瞬間から遡り映像をまとめるハズだと
いうサイモン。インストールしてくるというと、アレックスは気をつけ
てと語る。
— FBIアカデミー —
●PM1:00・課題 ホーガンズ・アレイ
●PM4:00・容疑車監視
●監視実習
●PM6:25・監視実習、経過時間3時間。
■概要
・アカデミーでは盗聴・監視が課題に出される中、ミランダは親子関係
に悩んで教官の仕事を休み始める。
・アカデミー内では捜査官としてのスキルだけでなく、恋愛について
も熱心にそれぞれの関係を築いていた。
・一方現在の駅の爆破テロ以後、アレックスが容疑者としてスケープ
ゴートにされかかっていたが、ハッカーたちの助けも有り、アレックス
は1000万人の視聴者の前で自分が無実であるという主張を公開する。
・しかしFBIもそれを受けて反論の映像を流す中、アレックスたちは
当時現場に居たのはケイレブだと知り、彼を疑っていく。
■感想
シェルビーを巡るケイレブとクレイトンの親子の争いとか実にどうでも
良いって感じで、正直見て居てとても白ける内容だった。ケイレブが
クレイトンとシェルビーの関係を調べるが為だけにデジタル傍受技術班
(通称:DITU)の担当官としてニューヨークに赴任・転属してきたとすれば、
これ程馬鹿なことはないし、そもそも彼はFBIアカデミーを卒業して
大して月日が経っている訳でもないのに、異動が簡単に認められ自分の
行きたい赴任地で、自分のしたい仕事の現場の指揮を任される程の大物
になっているというのは考えづらい。
グラントセントラル駅が爆破されテロリストが潜伏して第二の攻撃を
企てているのではないかとされる状況の中で、スピード感も求められる
状況の中で、こんな馬鹿話をしてグダグタとした流れを演出しているの
かと思うと相当腹も立ってくるな。
シェルビーはケイレブが何をしているのかを知りつつもアレックスに
は何も言わず保身の為だけに動いている。ホント、FBIになる資格も
持たない人たちだ。ただの時間の無駄だった・・・と言いたいところ
だけど、その後の映像を見つける為の流れもちゃんと伏線として張ら
れていた。
ケイレブがシェルビーに固執して異動してきたとなれば、ある意味では
ストーカーレベルの猟奇的なものがある気がするしね。
サイモンとブースはアレックスに協力的だけど、ブースは何処か抜けて
いる。今回はアカデミー時代と現在の世界がリンクする形で、シャワー
室に違う女性と入る姿が有ったし、盗聴や監視の件でも、バレてしまい
マズイ状況に置かれることになる。
■6週目の課題
今回は監視と盗聴、盗撮の授業だった。
ただ正直このアカデミーでしていることは一応訓練という形で
生徒たちのスキルに組み込まないといけないので授業している格好だけ
ど、ドラマがあんまり面白くない。
監視されていると分かっているのに盗聴するとか、なんてつまらない
んだろうかとか、ミランダが盗聴を交わしたりして色々とアカデミー性
との駆け引きになるかと思ったけど、そうもならないし、ホントただ
監視していただけ。
結局ミランダは生徒を使ってチャーリーのことを洗い出すとか監視させ
る為に自分の身の回りのことをしらべさせたのではないかと疑ってしま
う。
チャーリーが何をしたのかが分かったのは少し収穫。
殺すべき相手のリストを作成していたみたいで、銃も所持していた
ようだ。ミランダがもみ消し工作をした格好で、そのメモを燃やした
感じだけど、チャーリーは結局何が不満なんだろうな。
監視繋がりで、上述したアレックスに於けるリアムとブースの関係も
暴露された。これで一応アレックスにもブースの謎の一端が伝わった
けど、何故リアムがブースにアレックスを見張らせていたのかに
関しては、父親の件が関わっているだろうという推測でしか計れない
ところがあるからね。
■アカデミーでの各キャラクター
・アレックスとブース
もうアカデミーでの訓練にも慣れたのかHすることばかり。
恋愛も程ほどにして置けば良いのに、もう少しマジメに訓練して
腕やスキルを見せて欲しい。
・シェルビーとケイレブ
シェルビーは楽しむ為に寝ているだけでアレックスもそんな話に
同調していた。ケイレブはシェルビーに本気のようで、彼はシェルビー
には本命が居てそれがブランドンではないかと知ると、彼を訓練中
にミランダの秘書を追いかけるという名目で遠くメーン州まで行くよう
に画策した。ナタリーからはブランドンは私の彼氏だと言われる。
ケイレブはシェルビーに何故嘘をついたのかと責めるけど、そもそも
ケイレブも本気の関係ではなかったのではないのか。なんだかよく
分からない。
・サイモンとレイナ/ニマ
現在がレイナかニマなのか分からなくなるよな。
一応性格的なことをみて居ると、レイナは家庭的、ニマはちょっと挑発
的なところがある。レイナは規則を守る感じだし、ニマはそういうのは
関係無いと感じている。
レイナはサイモンを好きだしニマは彼のことは嫌いだと感じている様子。
今回の二人を見ると・・・
・レイナはシェルビーとアレックスが本命が見つかるまで体だけの関係
で男性と遊んでいるのを信じられないとしていた。
・そんな容疑者監視の時もレイナが流しの下に盗聴器を設置して重大な
話をするのはキッチンだと語っていた。
・レイナはニマに大してサイモンから出かけようと誘われたことを
相談する。ニマは彼は絶対にゲイではないと思っていたことを語る。
・ミランダからはサイモンには絶対に近づくなと言われているとして、
レイナはルールには従うべきことを主張。また誘ってきたらニマが断っ
て欲しいとレイナは頼む。
・しかしニマは断らずにこれかサイモンが部屋に行くとメールすると
レイナはサイモンの前でムスリムを外す姿が有った。そしてサイモン
と心の壁について語り合い、相手のことを信用出来れば心の壁は無く
なると話す姿が有った。
・最後にサイモンはレイナとニマが一緒の部屋にいるところを見て
しまい、ニマがトイレに閉じ込めていた。
■テロ直後の世界
上述したけど、デジタル傍受技術班が爆破現場周辺の爆破前の映像を
集めてそれをケイレブが責任者として処理することになった。
今の時点でアレックスはケイレブが犯人だと疑っているので、彼が
何か重要な情報を消すと思っている。携帯やタブレットのペアリング
同様にパソコン版のペアビュアー機能を使ってアレックスのパソコン
と緊急指令センターのケイレブが調べている動画映像を監視する。
ケイレブのPCにはサイモンが設置していた。
映像として写っていたのはケイレブの父・クレイトンとシェルビーの
姿。それを削除しようとしていたけど、ケイレブは寧ろ削除する
よりも公にしないのだろうか?ケイレブにとっては不都合は何もない
のではないか?
その後の映像では双子の一人が写っていることが判明。
またナタリーはブースがリアムと連絡を取っているかと思っていた
のに電話中にリアムが会議しているのを見てナタリーは密告する。
■その他
・リアムにも娘がいた
チャーリーに説得する際に、写真を見せていた。フェリックス、ジェーン
ルイーサの三人はリアムの子なのかな。子供が最低でも生きているので
いつか許してもらえるという希望を持ち続けていることを語る。
・アカデミーの生徒
今回の授業で指揮はケイレブやナタリーが執っていた。
他にもアカデミーの生徒としてモニタに名前が映っていたけど、
G.コバーン、L.メイヤー、P.リゴル、A.サーザー、N.シンプソンという
生徒の名前が書いてあった。ドラマとしては主人公レベルの人が最終的
に犯人じゃないとインパクトはないけど、アカデミーの生徒であることに
違いない。
■使用された曲
・Simplethings by Miguel
■出演者
アレックス・パリッシュ (Priyanka Chopra) FBI研修生、父が捜査官
リアム・オコナー (Josh Hopkins) FBI特別捜査官・指導、シカゴで問題?
ライアン・ブース (Jake McLaughlin) リアムの部下、潜入
ミランダ・ショウ (Aunjanue Ellis) FBIアカデミー研修部次長
シェルビー・ワイアット (Johanna Braddy) FBI研修生、911で両親を亡くす
ニマ・アミン/レイナ (Yasmine Al Massri) FBI研修生、双子
ケイレブ・ハース (Graham Rogers) FBI研修生、父がFBIの偉い人
ナタリー・ヴァスケス (Anabelle Acosta) FBI研修生、元刑事
サイモン・アッシャー (Tate Ellington) FBI研修生、ゲイ?
イライアス・ハーパー (Rick Cosnett) FBI研修生、分析官
クレイトン・ハース (Mark Pellegrino) FBI長官
ベラ・ロドリゲス (Valerie Cruz) FBIアカデミー教官
ブランドン・フレッチャー (Jacob Artist) FBIアカデミー
チャーリー・プライス (J. Mallory McCree) ミランダの息子、襲撃未遂犯
— (Erin Agostino) Female NAT
— (Julianne Jain) Field Counselor
— (James Harrington) 夫
— (Hamza Haq) アナリスト
— (Sarah Levesque) 妻
— (Maurizio Terrazzano) Classroom Counselor
— (Chrystee Pharris)
フェリックス () リアムの子、奨学金で名門大
ジェーン () リアムの子、大学を1年休学しダンスの勉強中
ルイーサ () リアムの子、自分はもっと出来ると大学適性試験を3度受けた
G.コバーン () NAT・監視作業
L.メイヤー () NAT
P.リゴル () NAT
A.サーザー () NAT
N.シンプソン () NAT