第16話 黒幕の狙い Clue
脚本/Justin Brenneman
監督/Steve Robin
【これまでのあらすじ】
アシスタントは現在クワンティコ・FBIアカデミーは閉鎖中だと語る。
守衛所で事件が起きたからだという。レイナはチャーリーに対して母
ミランダに電話してと語る。シェルビーは親が二人とも生きていたと
ケイレブに告げると知っていた事を語る。ミランダはチャーリーが
襲撃に関わっていたとしてリアムに話す。ウィルはケイレブに対して
そろそろマーク・レイモンドの正体を教えてくれという。一体何を
知りたいのかというケイレブ。アレックスはブースに遭う中、10分で
互いに思っていることを全て話そうとし、そしたらもう遭わないと語る。
アレックスに対して犯人(ボイス)は、容器をすり替えろと要求。
アレックスはハンナにその事を告げると、ナタリーの携帯に反応がない
としてアレックスは真実を話していたと語る。
【ストーリー】
— 現在 —
●ブルックリン・ウィリアムズバーグ。
ハンナはアレックスとサイモンの元に行く。陰謀はクワンティコの時から
始まって居たこと。テロリストのことをボイスと呼んでいるというサイ
モン。同期の誰かがテロリストだと思っていたが他の誰でもあり得る
というアレックス。ハンナに対してどう思うかと意見を求めると、
ハンナは嫌みっぽく、「あなたが公聴会でイライアスは単独犯だって
嘘をついたこと?」「あなたを操る目的で爆弾がナタリーに取り付けら
れたこと?」「あなたが爆弾を取り付けられたままのナタリーを情報を
盗ませる為に支局に送り込んだこと?」と問う。大事な機密が大統領選
の警備体制の情報以外に漏れていなければ良いけれど・・というハンナ。
アレックスは”選択肢が無かった”のだというが、ハンナはあなたが言う
ところのテロリストに操られてた人たちが呟いていた便利なセリフだ
とし、イライアスにハッカーのダンカン、そしてナタリー。そのみんな
はどうなったのかと問う。さっき自分で言っていた様にナタリーは爆弾
で吹き飛ばされ、テロリストは今あなたと電話友達になって大事な仲間を
脅迫し私まで巻き込まれたという。上院議員の処方薬をすり替えるハメに
なったが、私は何か(言い)忘れているか?というハンナに対して、サイ
モンは”優しさ”だと語る。薬が無害だと誰が保障出来るのかというハンナ
にサイモンはFBIのラボだという。高血圧の薬だが副作用は熱が出るくら
いだという。テロリストはバラせばその人の命はないと言ったのに
サイモンと私に喋ったとして、あなたが理解出来ないという。あなたは
幾つもの犯罪の責任を平然と認めていることになるとし、犯人の共犯の
罪も含まれるのだという。自分を救うために悪びれもせずに私を盾にして
いると非難する。そんな人を信じろというのかというハンナ。今から
長官に説明に行くというが・・・
— 過去(クワンティコ・アカデミー) —
●AM9:14 緊急審査委員会。
・リアムは事件の影響がないか心配したが、カウンセリングの結果は
問題は無いという。アレックスは父親似で捜査官向きだという。
ドリューは襲撃犯を撃ったが人の命を奪ったという悪影響はないこと。
ブランドンは最近失恋したとドリューに語ると食事の際に女性には
慰めてやってくれと話してくれという。
・リアムはシェルビーには射殺を目撃したので懸念は有ったがでもトラウマ
にならずに対処出来たという。
シェルビーはケイレブが寝ているベッドに入り込むとHを要求する。
ウィルが隣で寝ているんだぞというが・・
・リアムはウィルはキャンパスでの過激な事件に少し動揺しているが勉強
に没頭することで乗り切っているという。
ウィルはケイレブから言われた「システミックス」の件での本を読んで
いた。聞いたのは君が再び組織に入る為に分身を作り手っ取り早く
上の階級にのし上がる為に献金の約束をして組織を内部から潰そうとして
いるって事だという。ウィルは本で知ったが市民を誘拐して外国の農場
に送っている組織であり、ポッドキャストの特許での収益を得ている事。
皮膚が有毒だと信じていること。ケイレブはオレは無謀かとすると危険
だが格好良いというウィル。
・アミン姉妹は?フレッドは保留にしているとし直接犯人と接触している
からだという。OPR(業務査察室)による捜査が終わるまでは検討すること
は無理とのこと。
OPRは君らの供述を取ると語る。レイナの潜入捜査について、自らの意思
かミランダの指示だったのかを知りたいという。
・ミランダはどうか?というフレッドに対してリアムは耐えているという。
我が子を撃ったが対処していれば防げたという。
・クラス全員はどうなのかと問うとカウンセリングでは大丈夫だと言って
も本当とは限らないとし今日の演習で判断すると語るリアム。
ケイレブはシェルビーにちゃんと話をしようと言うが別に話す事は無い
という彼女。今も死んだ人たちに変わらないという。それより10分間
楽しめると語る。
レイナはどうしたら良いのかと問う。非公式の潜入捜査で私はただの
研修生だという。真実を言えばミランダは解雇されて私が嘘をつけば
私が退学だという。電話の相手はサイモンで退学者同士珍しいカップル
だと語る。週末は逢えるだろうというサイモンに対して抜け出しにくい
のだという。ニマに話したらどうかというサイモン。
先週の事件で再認識しただろうとして人生は突然コントロールが出来な
くなること。立派に対応した捜査現場で今回の様に憂鬱になる体験を
「月曜日」と呼ぶのだとし、今回は月曜日の対象法として演出のテーマ
は「危機管理」だと語る。捜査官はどんな時も冷静さが必要であり疑い
恐れと戦うのだというリアム。
— 現在 —
●FBI支局
ハンナに対してアレックスは長官に話すのは辞めてという。長官に
言えば中区が殺されるという。ハンナはFBIには対処能力があるとし
指揮系統は整っているという。敵もFBI内部にいるとし報告がバレる
という。ハンナはアレックスに24時間待つので、今から私が仕切ると
いう。捜査の判断を下すのは私だという。
クレア・ハースが問題だとし、議員について回ろうと語るハンナ。
●コロンビア大学・学生センター
— 過去 —
●AM11:32 容疑者の逮捕
— 現在 —
●コロンビア大学・ミラーシアター
— 過去 —
●PM1:7 危機管理
■概要
“ボイス”と呼んでいる相手からアレックスが脅迫を受けていることに
関して、最初は信用していなかったハンナも信用せざるを得ない状況
に置かれる。誰にも話すなと言われたアレックスだったが、気がつくと
アレックスはサイモンだけでなくハンナも味方につける。
盗まれた情報は大統領選に出馬するものたちの警護情報なども含めた
ものだった。ハンナは長官に話すべきだとするが、アレックスはFBIの
上層部も決して信用出来るものではないということで、話すべきでは
ない事を告げる。そうしている間にクスリを飲ませたクレア上院議員は
コロンビア大で講演があるということで警護することになるが・・
■感想
面白いのかつまらないのか相変わらず分からない。
ハンナを味方につけられたのであれば、他にも味方につけられそうだ
けど、何処まで”ボイス”がアレックスのことを監視しているのか謎だし
ボイスがアレックスを何処まで自由にさせるのかも分からない状態。
それと現在の世界ではナタリーは先日死んでいることになっているけど、
過去の世界では死んでは居ないはずなのに出てこなかった。
冒頭ではブランドンが最近(ナタリーと)失恋したと語っていたけど、
ミランダが子供の親権の件での休暇を与えた流れみたいことを言って
いたエピが有ったので、過去のエピソードではもう出ないのかな。
っていうか過去のエピソードで出ないと現在の世界では爆死している
ハズだから困ってしまうんだけど(笑)
過去のエピは、アカデミーを襲撃後の顛末として描かれた。
それぞれのメンバーはどれだけ精神的に影響を受けているのか。
緊急審査委員会なるものが招集され、OPR(常務査察官)の合格サイン
が出るまでは色々と再開出来ないところもあるのか。
今回の流れを見て居ると、「絶対に防ぐことが出来ない流れはある」
ということを示唆していたようで、その後の対応に対して何が出来る
のかということをみて居た感じだ。
「人生は突然コントロール出来なくなる」とかネガティブ発言が多かっ
たので、現在の世界のアレックスに対する示唆するものは多いけど、
よくよく考えると現在の世界でのアカデミー同期は殆ど違う道を歩んで
いるみたいなセリフも以前に有ったので、人生をコントロールするなんて
誰も出来ないんだよね。
ただリアムによると「映画のように勝てない状況に遭遇した時には、
その現実を認識し選択肢がないことに気づいてくれ。頭に来るだろう
が時に解決策がないことも有る。」
そんなこと言われたら、現在起きているテロ事件もアレックスに降りか
かる脅迫も選択肢が無い事を示唆しているようでなんだか切ない。
■今回の課題
課題の容疑者逮捕の練習は大したことがなかったな。
全員があっさりと逮捕したって感じ。その後上空高度9000mで飛行機
がジャックされたと時の事を想定して実戦練習を行っていく。
今回は何と言っても「コバヤシマル」。
実はコバヤシマルって何のことかなと思ってwikiで検索すると
「スタートレック」に登場する架空の宇宙艦だとされている。
第2次世界大戦に於いて何かコバヤシマルという戦艦が影響を与えた
という歴史的な史実があったのだろうか?
ドラマ版のスタートレックは初期の頃しかみて居ないのだけど、劇場版
のスタートレックシリーズは殆どみて居るし、昔ホームページで感想
も書いているので残っている・・と言いたいのだけど、コバヤシマル
が取り上げられた「スター・トレック2 カーンの逆襲」の感想だけが
何故か見つからない。「GODZILLA」の感想は残っているので見てみると
>タヒチ島パペートに南太平洋沖で遭難した”小林丸”の生存者が流れ
着いていた
と書かれていた。
「コバヤシマル」はどう行動しても最後は失敗に終わるように設定
してあるテストで、絶望的な状況に置かれたときにどんな対応を
見せられるのかということを調べるもののようだ。
アカデミーが襲撃を受けて精神的にダメージを受けているので、
医療ドラマで言うところの耐久テストのような形で、精神的に耐えられる
のかを試したのか。
ただ以前の人質事件の時にも、アレックスたちは絶対に勝てないような
「コバヤシマル」状態の後付けで負けさせて、そこから色々と学ばせる
ようなことをしていたよな。
あの状況の中で正直乗客員名簿がどうとか調べるのは無理だろうって
感じもするし、40口径銃弾が人と機体を貫通させるというのであれば、
何故捜査機関はそんな銃を機内に持ち込んだんだ?って感じにしか見え
ない。
前提としておかしい設定が多くてそんな間違い探し当てゲームみたいな
感じにも思える。
■アカデミーでの各キャラクター
2人一組になって飛行機が墜落しないように手を尽くして犯人の検挙を
行うというもの。
・アレックスとドリュー
アレックスは父親似で捜査官向きだとされていた。
リアムからはアレックスがリーダーだと指名される。危機的状況では
グループにリーダーが必要だということ。
アレックスが最初に40口径で犯人役の教官を撃ったが、機体に穴を
開けるということでNG。
・ニマとレイナ
今回は任務はお休みだったか。
しかし潜入の件でレイナは当事者だったことも有り、レイナがチャー
リーの居る組織にいた件で、自発的なものなのか、それともミランダ
によって命令されたのかを問われていた。
これも「コバヤシマル」なのか。
ニマとレイナは話し合いをすることになる。
自分を犠牲にするかミランダを犠牲にするか。
コミュニケーションの不足が招いた危機感は、現在の世界のアレックス
の流れにも示唆するところがある。相手のことを守りたかったので話し
が出来なかった。嘘をついてしまうなど、なかなか難しい状況だ。
・ケイレブとウィル
今回はケイレブの件で進展があった。何故彼がマーク・レイモンドと
名乗っているのか。
ケイレブによると親友のロス・エドワーズが教団(システミックス)に
入ってしまい抜け出せずにいること。ケイレブとしては分身を作り
手っ取り早く上の階級に行く為に献金などをして組織に入り込み内部
から壊そうとしている様子。
・シェルビー
発散法が完全に彼女の場合ケイレブとのセックスになっているね。
ウィルが隣にいる時だったり、演習中にもケイレブにベッタリ。
機体でジャックされた時には二人で犯人を倒したけど、身分を明かさず
に居た為に航空保安官によって不審者扱いされNG。
シェルビーはみんなが諦めた際にまだ勝つ可能性は残っているとし、
ただ諦めるのかと語る。
アレックスはケイレブにシェルビーのことを尋ねると、彼女は姉や
両親との過去15年の件で嘘の人生を送らされていたことに憤り人一倍
この演出に肩入れしていた。
アレックスとシェルビーで撤退も降伏もしないとして、二人でこれまで
の欠点を補正して犯人を捕まえたかに思えたけど、
・アイリス
あんまり目立たなかったけど、操縦出来る人を撃ち殺してしまったので
NGになっていた。
■テロ後の世界
クレアはコロンビア大学の学生センターで副大統領選に対する講演が
行っていた。
ブースはアレックスとハンナが会話するような関係になっていること
を疑っていた。ハンナはアレックスに対してブースのことは絶対に
巻き込まないように頼んでいた。
ハンナは自分がクレアにクスリをすり替えてしまった手前、色んな
所で責任を感じているのだろう。
一度目の警備員を押さえ込んだ件はともかく、二度目に於いて現場で
暗闇の中で避難誘導する際に発砲したことで一連の件では降ろされた。
ただ現状「コバヤシマル」化していて、アレックスの周りには死の恐怖
がつきまとっているところを考えれば、抜けられた方が寧ろラッキー
かも。
犯人から要求された封筒の中身はスキャンするとSIMカードのような
ものだった。しかしSIMカードではなくチップだとして狭い範囲で
停電を起こすというもの。
目的はハンナでもクレアでもなくこの大学の地下にある研究施設に
有ったみたいだ。
■その他
・「スキャンダル」とシナリオが似ている
このドラマと同時に自分は「スキャンダル」S3をみて居るのだけど、
現在「スキャンダル」で起きているテロリストの流れと非常に似てい
る状況だ。中西部で劣勢なのでクレアはオハイオに発つとしていた
けど、フィッツも選挙選での不利な状況を打開する為に言うことを
聞かずにオハイオに発つ姿が合った。
このドラマで言うところの「コバヤシマル」は「スキャンダル」に於け
るB613のようなもののように見える。結局答えは無さそう。
・責任有るものの立場
過去のアカデミーではミランダが責任を取って現場から下りていた。
現在の世界ではハンナが奇っ怪な行動だと取られて結局移転される
ことになったのかな。ハンナが現場からハズされることになる。
・ウィルとケイレブ
ケイレブがやはり計画しているのかな。ウィルのことをケイレブが
誘導したようにも思えるけどね。
ウィルはケイレブの変わりに潜入することを語る。ウィルは過去9歳
の妹を交通事故で失っていて助かる可能性が有ったのに父親は輸血
は宗教上認められないという理由だけで死なせてしまっただけに、
あまり宗教とか組織を好きではないみたいだ。
ウィルがクツ下の底にみんなの顔写真に×印していたのも彼の性格に
起因しているようで・・特に問題が有る行動では
・アレックスの父の言葉
「この世に真実なんてない。あるのは自分の考えと人の考え、それと
世界の記憶。」
だから私は人の正直さを信じることは出来ないというアレックスだが
それでも努力していることを語っていた。
・アレックスの最後の任務
ボイスからの連絡では次の指示が最後だとしていた。一体何が有るんで
しょうかね。
■使用された曲
・Happy Pills by Norah Jones
・My Gun by Tove Lo
・Legends by Sondre Lerche
・All a Dream by Norah Jones
■出演者
アレックス・パリッシュ (Priyanka Chopra) FBI研修生、父が捜査官
リアム・オコナー (Josh Hopkins) FBI特別捜査官・指導、シカゴで問題?
ライアン・ブース (Jake McLaughlin) リアムの部下、潜入
ミランダ・ショウ (Aunjanue Ellis) FBIアカデミー研修部次長
シェルビー・ワイアット (Johanna Braddy) FBI研修生、911で両親を亡くす
ニマ・アミン/レイナ (Yasmine Al Massri) FBI研修生、双子
ケイレブ・ハース (Graham Rogers) FBI研修生、父がFBIの偉い人
ナタリー・ヴァスケス (Anabelle Acosta) FBI研修生、元刑事
サイモン・アッシャー (Tate Ellington) FBI研修生、ゲイ?
チャーリー・プライス (J. Mallory McCree) ミランダの息子
ドリュー・ペラレス (Lenny Platt) 上級生、元NFL
アイリス・チャン (Li Jun Li) 上級生、上海生まれビバヒル育ち
ウィル・オルセン (Jay Armstrong Johnson) 上級生、元航空宇宙局局
ブランドン・フレッチャー (Jacob Artist)
ハンナ・ワイランド (Eliza Coupe) FBI・NY支局、テロ合同班(JTTF)
クレア・ハース (Marcia Cross) 上院議員
ポラード (Victor Cornfoot) Field Counselor
ティム・ケンデル (Kareem Tristan Alleyne) 取り押さえられる救命士?
— (Jason Cavalier) シークレットサービス
— (Peter Michael Dillon) Senior Agent
— (Arthur Holden) 医者
— (Julianne Jain) Red Shirt Staff
— (Albert Kwan) Air Marshall
— (Warona Setshwaelo) トラウマカウンセラー
— (Jeremy Lacombe) NAT (New Agent in Training)
— (Stephen Walters) コロンビア大・学長
ロス・エドワーズ () ケイレブの親友、一緒に教団に入った
ダニエル・バーリン () 教団代表
ヒュー・ウォーレン () 教団代表
ジョン・バスキン ()