CSI:科学捜査班 シーズン15 第2話 100万ドルの失敗 Buzz Kill

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第2話 100万ドルの失敗 Buzz Kill

脚本/Andrew Dettmann
監督/Frank Waldeck

【ストーリー】

ロイド・ブライアントは患者の男性に全部ボクが焼いている
もので味は抜群。効き目もバッチリだという。患者の8割が選ぶ
のは普通に処理した大麻。不安神経症にはパープルディーゼル
がお勧めだという。覚醒とリラックスのバランスが絶妙だという。
松の香りがするだろうとし1オンス320ドルだという。
カードは使えず現金だけ。全て合法だと。
女性・アリソン・ボールが店に入ってくる。メディカルカード
さえ見せてくれれば病気にピッタリのものを用意すると語る。
アリソンは電話が鳴っているのを知ってロイドに電話に今すぐ
出てと語る。アリソンは警備員の視線を気にしつつロイドに接す
る。ロイドの携帯には彼の妻ディーナと二人の子供が人質として
誘拐されている映像が有り、ロイドに言う通りにしてということ
だった。何が望みなのかと問うと、メールに指示が書いてある
ハズだという。家族にはいつ会えるのかとするロイドだが私は
知らないという。そんな中大麻のビンが落下。警備員のレンは
大丈夫かとする中、銃を取り出そうとした為にレンは発砲する。
ロイドは撃つのを辞めろというが時既に遅く女性の胸に銃弾は
貫いてしまう。

現場にCSIが到着する。
サラは誘拐事件が携帯でスマホで行われていることに科学技術
の進歩だという。脅迫も要求も夫の携帯に送信。妻は出勤せず
子供も保育園に言って居ないのを確認したとニックに告げる。
動画とメールは妻・ディーナの携帯を使って送信されている
こと。居場所に繋がるものがないという。
鑑識のデビッドに対して何か分かったかと問うと、被害者の
IDや車のカギ、携帯もなく身元が分かるものがないという。
指紋はどうかというサラに対して指紋がなくツルツルなんだと
いう。あの警備員が撃った一発が親子の命まで危うくするなん
て・・・とニック。

どうしてウチの家族なんだとロイドは嘆く。
彼女のことを見た事はないか?例え店ではなくても近所で見かけた
とか、自宅周辺に来たこと。また見慣れない車が近くに駐まって
いたなどのことはないかと尋ねるが無いというロイド。
妻が保育園に子供たちを送る際に別れ際にキスしたのが最後だと。
今は家族を取り戻す事に集中して欲しいというサラ。
ニックはツルツルの指先は見たことが亡いという。靴底からは
何かないかと問うサラに、粘着性物質がくっついていたという。
来る途中で何処かで踏んだのだろうと。しかし店には何故金が
30万ドルもあるのかとクロフォードは尋ねる。銀行やカード会社
は大麻ビジネスを避ける為で、麻薬絡みの金は差し押さえになる
ことが有るからだという。合法なんだろうとするが、ネバダ州で
はそうでもFBIの見解は違うのだというクロフォード。店の金と
商品を合わせたら100万ドルはくだらないというサラ。頑丈な金庫、
防犯カメラ、警備員が設置して有るというニックは、それでも
大切なものは守れなかったのねとサラ。

ラッセルはギグ・ハーバー事件の資料を見ていた。
ジャレッド・ブリスコ・・7人の女子大生殺し、双子はグルだ
ろうと。エクリーはラッセルに対して何が何でもあげろと命じる。
そこにフィンがやってくる。ギグ・ハーバー事件が頭から離れな
いのか?と問うと、何処から始めるべきか分からないという。
シアトルの時と同じで新たな死体が出るのを待っているという。
フィンはどうするか思いついたという。ウィンスロップはテレビを
見て初めて双子の兄弟がいると知ったと言ったこと。二人は殺し
が始まる前から出会っていたと証明するのだという。そこから道
を辿れば良いとし生まれてすぐに養子になったウィンスロップだが
経歴に養子はなく、ブリスコのことは里親制度という名の地獄の
犠牲者だと言っていたという。公的記録があるでしょうとするが
エクリーはこの件に非協力的だという。フィンは休暇を取ったので
自分でシアトルに行き里親と裁判所の記録を掘り出してくるとい
う。

モーガンはグレッグに捜索指令でパトロールがディーナの車を
発見したとし、自宅から保育園に向かう道だという。警察の話で
はタイヤの音がしたあとにバンが走り去ったというモーガン。
グレッグはそれって青いバンか?と問う、バンパーにブルーの
新しい傷が付いているという。犯人はわざと追突して車を駐めさ
せて、連絡先を聞きに来たディーナを拉致し、そして子供たちと
共に連れ去ったのではないかと推察する。

防犯カメラ映像(2014年5月10日午前10時14分)を見る。
彼女のことが分からないというサラ。犯人像には当てはまらない
という。自分のしていることを理解している様に見えないし、
躊躇いもある。何よりも場違いだという。車のカギが無く近くに
車も駐まっていないのに彼女はここにどのようにしてやってきた
のか。ニックは近くに小切手を現金化する店がありそこの防犯カ
メラ映像は大麻店の方向を録画しているという。
調べると二重駐車している黒のマスタングが見えるというサラ。
警備員が発砲した直後、いきなり発信していること。

ホッジスは靴底の粘着性物質は糖蜜(廃糖蜜)だという。大麻の
栽培者が使うもので、土壌改良剤だという。

クロフォードはロイドに店を始める際にトラブルなどはなかった
かを尋ねる。僕自身は合法でも中身は違法スレスレのもの。
栽培者は無許可だし、商売敵に売人、運び屋は邪魔だと思ってい
る。周りは悪人だらけだという。ここに現金が幾らあるかを
知っているヤツの仕業だろうという。現在誘拐犯が接触してくる
のを待っているとクロフォードは語る。

モルグのアルの元にモーガンが訪れる。
アルは外科的インプラント、シリアルナンバーで追跡出来るもの
はないという。指紋がない理由は説明が出来るとし、カペシタビン
を服用していたことによる副作用だという。回復期のがん患者
が使用する薬で、彼女は結腸がんの手術痕が有ったという。トッ
クスの結果は興味深いというアル。THCが陽性反応・・マリファナ
を使用しているということ。しかし静脈注射の跡はないという。
モーガンは脇の下が変色していないかと問うと、病歴からして
メラノーマが原因なのか他のものが原因かを調べるという。
するとタトゥーのインクの沈殿した痕だという。レーザー除去して
もALSライトを使えばごまかせないという。モーガンはこのタトゥー
を見た事が有ると告げる。
グレッグによるとブリッジ・ロック・デビルズという地元ギャング
のものだと判明する。
ギャングの女性の逮捕記録を調べると被害者は7年前に逮捕され
たアリソン・ボールだと分かる。自宅はボルダーシティ・クレセ
ント1217だと。

■感想

今回は薬物・ドラッグ系の名称が多く出てくる事件でした。

テーマとしては「待つ」・・・ひたすら待つということ。
誘拐犯からの接触を待たなければ次の行動が起こせない流れ。
そしてシアトルの件でもまた殺人犯が次の行動を起こさなければ
何も出来ないCSIの面々の息苦しさを感じるエピでした。
とにかく「待つ」んだとするけど、感情が邪魔したり、危険を
察知した警備員が待てずに発砲してしまったり・・と。

金曜日は夜にDlifeで「ナンバーズ」を見ているので、CSIで
クロフォード役のAlimi Ballardが登場すると、全く違う声の
Alimi Ballardが一時間後に見るナンバーズの中でも見られる
ことで個人的なことではあるけど違和感が有った。
フィンがシアトルへ行ったことで、クロフォードなどの捜査官
の登場シーンも増えるのか。
ラッセル自身も今回はほぼギグ・ハーバーの件に追われて今回
の事件捜査に関わって来なかったし、最前線ではサラとニック
が主導していた。

■事件

合法麻薬の店が誘拐犯の女性/アリソンによって脅され、ロイド
の妻子が誘拐される中、警備員がアリソンを殺してしまった為に
追跡が難しいものとなってしまった。
捜査していくウチに誘拐の連鎖があり、アリソンもまた弟・スチ
ュアートが誘拐されて脅されている事実が有る。

色々と人間関係が単純そうなコミュニティの中で複雑な様相を
呈したエピ。
結論からすると店主の妻の自作自演で金を脅し取ろうとする流れ
があり、殺されたアリソンの弟の共謀していたというのだから
アホな事件だった。
夫のロイドは努力して成功を収めたのに何故妻は裏切っているのだ
ろうか。麻薬の販売ということで合法とはいえどあまり子供の
生活環境には良くないからなのかなと思ったら、妻のディーナの
底意地の悪さ(笑)ロイドの愛情は本物っぽそうだったけど、妻は
子供が二人もいてよくぞ夫から金を持って逃げようとするものだ。
これぞ”ザ・ラスベガス”ってところなのか。

一方の方もアリソンは教師をしていてガン治療の為に一年間を
休職しているが、教師としては表彰される程に優秀。
その弟が姉に助けを求めて誘拐犯の片棒を担がせようとする。
ガン治療して苦しんでいたという事実を弟は知らないのか?
単なるバカなのか。

しかし一方で人間同士の繋がりの中でもギャングの元仲間が
アリソンを支えていたという事実が有るところなんてのがまた
ギャングを擁護するような流れが有って何とも言えない。
ギャングから抜け出して真っ当な仕事に付いていたけど、助けを
求められると助けるカルヴィン。

■薬物

色んな薬物が出て来た。

・アリソンの指紋が無くなったのはガンの回復期に使用するカペシ
タビン
を使用したもの。

・マリファナを調べていたホッジスのオフィスからはスカンク
デリック
の臭い。

ホッジスとサラのやりとりが面白いのだけど、サラが
「大学の寮のスペース・ボブって男が居たけどその部屋の臭いだ」
「ネコ被っている訳じゃないけど一つ一つに違いが有るの?」

サラのマジメさが伺えるイチシーンって感じ。

・ドクニンジンに含まれるメリアソル
ホッジスが調べていた鳥の糞から出て来たもの。ムクドリが
食べていたであろうベリーに含まれているもので、熱帯雨林限定
した植物だという。
モーガンによってホッジスが調べてもらっていたもの。
モーガンは自分が調べていた証拠からは何も検出されなくて運が
ないとしていたのに対して、ホッジスが
「鳥のフンを調べているボクに運があると?」とダジャレで切り
返していた。

■捜査

・近赤外分光分析法

大麻に関しては成分のカンナビノイドとテルペバドの含有量が
品種によって違ってくるので効能が変わるとして、それを使って
成分分析すると同じ株のものかが分かるという。
またFBIはマリファナのDNAのデータベースを作っているという
ことで、サラは「マリファナのCODISね」と語っていた。

・ルミノール

血痕を見つける為の定番のアイテム。
ブルーのバンが発見されて車内にスチュアートの遺体が発見され
る。そして犯人との位置関係を調べる為にルミノールを吹きかけて
調べると犯人は助手席ではなくて後部座席にいたことが判明。

・ALSライト

指紋、血液、精液等の染みなどを見つける時に使うけど、
今回はタトゥーの跡を見つける為にアルがモルグで使用した。

・IBIS

銃弾の照合に使用される。
スチュアートを撃ち殺した銃弾はフロントピラーに留まっていた。
照合すると5年前のカージャック未遂の弾と一致。
持ち主は正当防衛を訴えていたレミ・ヴァレロ。
スチュアートが働くギャンブルの胴元だと分かる。

■その他

・ラッセルは誘惑される

犯人のディーナがまたトンデモな女。逮捕されて証拠を突きつけ
られるまでは知らんぷり。
誘拐ビデオ撮影では自分の顔が写り込んでいて発覚。そして
決め手はスチュアートを殺した際の血痕が服の袖に付いていた。

ラッセルはそれを突きつけた際に、欲しい物をあげる事を告げる
が、ラッセルは当然それを一蹴した。

・シアトル発フィン

追い出されてしまった感じのするフィンは自らシアトルに行って
双子の件を調べる。
その際にラッセルと電話で状況を語りあう中、1話で再会した元
同僚のダニエル・ショーから食事に誘われる。
24時間仕事をしろとは言わないけど程ほどに・・

■使用された曲

・Who Are You by The Who
・Come With Me Now by Kongos
・Masochist by RAND

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSIラスベガス

ケビン・クロフォード (Alimi Ballard) 捜査官
ロイド・ブライアント (Richard Speight Jr.) 合法医療大麻店
ディーナ・ブライアント (Jama Williamson) ロイドの妻
レミ・ヴァレロ (Andrew Fiscella) 不動産王、銃の持ち主
カルヴィン・レイノルズ (Matthew Risch) 医療大麻、アリソンの友
レン (Clint Culp) Security Guard / ロイドの店の守衛
キーズ (James Ferris) 捜査官、スチュアートの車を見つけたと
アリソン・ボール (Alycia Grant) 教師、大腸がん
— (Asante Jones) SWAT Captain
スチュアート・ボール (Christopher Poehls) アリソンの弟、24歳
— (Jeff Bowser) Customer
マーフィー (Jon K. Farless) CSI Tech / 逆探知
— (Britt Elexandria) Gang Girl
ジャレッド・ブリスコ / ポール・ウィンスロープ (Mark-Paul Gosselaar) 双子

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