第10話(204) 離ればなれのクリスマス The One with Christmas in Tulsa
脚本/Doty Abrams
監督/Kevin Bright
【ストーリー】
クリスマスイヴの日。
フィービーはジョーイに自分の作ったクリスマスエピソードを
語る。それってフィービーが書いたのかとし良い話だという
ジョーイ。そんなクリスマスムードで一堂が集まり盛り上がって
いたところ、チャンドラーは”さらばトナカイたち、私はタルサ
へ”と告げる。モニカはそんなの聞いていないとしロスもすぐに
帰れないのかと問う。書類仕事が残っていて今年中に済ませない
と首になるのだという。酷いとしあなたは仕事が嫌いなのに・・
というモニカ。好きな奴なんて居ないだろうとして賛同を求める
がみんな仕事が好きだと語る。クリスマスも会えないなんて・・。
でも仕方が無い新年にまた会おうというチャンドラー。モニカ
は大晦日にも会えないのかというと、言ってなかったっけと。
チャンドラーはタルサの職場へ。
社員達もクリスマスに仕事をさせられて不満だった。チャンドラー
は部下に分かっているとしイブだから家族と過ごしたいのだろう
とし、でもこんなイタズラは辞めてという。”死ねMr.ビング”
と椅子に付箋が貼られていた。ウェンディは3階の保険会社を
除いてきたら会場はデコレーションで凄かったとし大きなツリーが
有ったという。ハムを盗んできたというウェンディ。家の子は
今クリスマスの芝居なのよというクラウディア。チャンドラー
はニューヨークに君たちの頑張りを訴えてクリスマスボーナス
をもらえるようにしたという。封筒を配ると社員は中を確認する。
ニューヨークバレエ団に寄付?とケン。チャンドラーはこんな所に
いるのは最低だしこんな仕事は確かに最低だが、君たちは帰れば
家族と過ごせるだろうという。俺は一人でホテルで過ごすのだ
という。誰一人として俺を呼んでもくれないと社員に告げると
ケンは来ますかというが、それを断るチャンドラー。
社員は今家に居たら何をしているのかと問うとチャンドラーは
オーソドックスなクリスマスだよと語る。
セントラルパーク。
フィービーはクリスマスに大事な人の為に詩を書いたとして
ギターで弾き語り。
フィービーとレイチェルはチャンドラーの部屋で何かを探す。
モニカのプレゼントを探しているのだというとチャンドラーは
そんな酷いことは辞めるべきだという。しかし毎年やっている
というフィービー。見つけたことはないのだという。一時間
探したらジョーイの部屋を探すから・・というレイチェル。
探さなくて無くても良いよというチャンドラー。レイチェルは
あなたは悩まないのかとしモニカに何をあげるのかというレイチ
ェル。メイシーズの袋を見つけたとして中を開けるがクツが
片方だけ入っていて、メモにもモニカから”残念でした、私が
ソファーの下に隠すと思う?チャンドラー、やっぱり裏切った
わね”と書かれていた。
みんな集まりプレゼントの交換会。ジョーイとチャンドラーは
レイチェルにプレゼント。車のワイパーだった。私車は持って
いないとすると傷隠しのペンの臭いを嗅いだら買いたくなるよ
という。フィービーにはこれだとすると、トイレシートのカバー。
あのガソリンスタンドで仕入れたのかとして大喜び啜る。ロス
にはコーラ・・・そしてレモンライムのジュース缶。モニカ
にはコンドーム。波形のデコボコ付きだぞとジョーイ。
■感想
今回のエピって過去のエピのつなぎ合わせだっけ??
回想シーンみたいなものが多かったように思えるけど、それが
過去のものだったのかまるで覚えてない。
クリスマスプレゼントを予め探し合うみたいなエピは過去に
見た事が有る気がするし、セントラルパークでフィービーが
変な歌を歌うというシーンは何度となく目にしたような印象も。
チャンドラーだけがクリスマスと年末に仕事でオクラホマ/タルサ
に行ってしまうことも有って、ここのところ遠距離が及ぼす
歪みみたいなものが現れ始めているね。
準ミスオクラホマのウェンディとチャンドラーが職場で二人
っきり。モニカがチャンドラーを心配することになる。
先日のエピではモニカが浮気しているのではないかとして
チャンドラーが心配するものだったけど、いずれにしても二人
の嫉妬心・不安感を煽っているのはジョーイだよな(笑)
ただモニカの心配とは余所にチャンドラーはウェンディに
はっきりと語っていたね。彼女はキレイで頭が良くもしも彼女
が個々にいたら君をぶっ飛ばしていると。
チャンドラーは結婚式の時に自分の夢を語っていた。
子供は4人欲しいこと。1人目は息子、2、3人目は女児双子、
そして4人目はまた男児だと。
またガレージの上をアパートにしてジョーイが死ぬまで住める
ようにするとも語っていた。
電話口でみんながチャンドラーに”メリークリスマス”と語る
のに対してフィービーだけが”わぁわぁ”と語っている所が
笑えた。これだから憎めない。
結局チャンドラーはクリスマスに戻ってこられたけれど、
仕事まで辞めてきてしまった。クリスマスの奇蹟なのか悲劇
なのか。格好良い行動ではあるけど、結局チャンドラー自身
が語る夢を壊してしまったのは彼自身ではないかという感じ
になってしまった。
しかし最後は雪が降り、みんなで窓の外を眺める光景を見ると
このドラマに見る友達関係の良さを改めて感じる流れだった。
■使用された曲
・I’ll Be There for You by The Rembrandts (主題歌)
・We Three Kings of Orient Are (instrumental)
■出演者
レイチェル・カレン・グリーン (Jennifer Aniston) ファッション好き
モニカ・ゲラー (Courteney Cox) レイチェルの親友
フィービー・ブッフェ・ハニガン (Lisa Kudrow) レイチェルの親友
ジョセフ・フランシス・トリビアーニ・Jr… (Matt LeBlanc) “ジョーイ”
チャンドラー・ミュリエル・ビング (Matthew Perry) 会社員
ロス・ユースタス・ゲラー (David Schwimmer) 古生物学
ウェンディ (Selma Blair) タルサ副支社店
ケン (Brian Chenoweth) タルサ職員
クラウディア (Monique Edwards) タルサ職員
ベン (Cole Sprouse) タルサ職員