Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 シーズン8 第3話 仮面の貴族 Identity Crisis

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第3話 仮面の貴族 Identity Crisis

脚本/Pamela J. Wechsler
監督/Michael Smith

【ストーリー】

虐待されアイロンで母親に腕を焼かれる弟のアンソニー。兄の
トニー・バリスはそんな弟の面倒を見て傷跡を手当てする中、
突然母親の声が浴室から聞こえる。”私の子供たち”と。
“王室に呼ばれるのに汚い格好ね”という母親に対して落ち着いて
というトニー。そんな中母親は風呂の中に電気ストーブに入って
感電死する。その光景をアンソニーは遠目から見ていた。

ルーキー・ヴァンダーホーベンは夫のグレイに対して例の会食は
断ったと語りあなたの同窓会があるでしょと。案内が来ないから
実行委員に苦情を言ったというルーキー。グレイはそんなの行き
たくないという。しかしルーキーは肥満とか独身とか失業中なら
分かるのに何故かと。プリンストンの高級ホテルは満室だよと
いうグレイに対して妻はスイートを予約して置いたという。そん
な中グレイに電話が鳴る。電話の相手はグレイに対して一生の
お願いだとしそっちに行くので会って欲しいとするが・・辞めて
くれというグレイは迷惑なんだという。
ルーキーは何なのかと問うとモントークの別荘に侵入者が有り
警備会社が確認しているという。パーティーに欠席は出来ない
わというと、君は行ってくれとしボクが対処するからと。大事な
夜に夫抜きでいけと?何を盗まれているか分からないだろうと。

妻は一人慈善パーティーへ。
そこで仲良くしているセイヤー夫婦に会う。妻のエルは夫の
ウォレスにルーキー・パットナムは新婚なのよというと、ルーキー
はヴァンダーホーベンだという。新婚ではなく2年経ったと告げる。
ヴァンダーホーベンってラインベックの?というウォルリスに対
してニューパルツだという。

グレイは電話の男性(弟アンソニー)に会う。
来てくれないと思ったとし20年ぶりの再会だという。

パーティーでは司会者から今回ルーキーは700万ドルの寄付筋を
一人の力で集めたとして賞賛される。

グレイはアンソニーに対して何が望みなのかと問う。生活は上手
くいってそうだなというと努力した結果だという。上手くは言え
ないが僕らは仲良しだったろ「貴族の子供たち」とドイツ語で
呼ばれていたとし、今も耳に残っているという。兄さんは?と問う
と、グレイは悪いなとしてもう昔には戻れないのだとして銃弾で
アンソニーを撃ち殺すのだった。

遺体発見現場。
正面から一発、小型の銃で撃たれて死亡。強盗なのか?という
エイムズ。時計はなし、財布と現金、カードも消えているという。
顔の上にボール紙が有ったこと。ゴーレンは強盗ならば妙だと
いう。エリザベスは射出口は見あたらないが一発で仕留めている
こと。エイムズは傷口が小さいので22口径か?と問うと、ゴーレン
は殺し屋の好みの銃だという。安物のスーツ、白い綿の靴下、
作業用の靴に泥か油脂で汚れた爪。靴下の中からペン駅のロッカー
の鍵が発見。エイムズは捜査官に中身を回収してきてと頼む。
ポケットにビクター・ラスティグのIDが入っているが写真のない
社会保障カードだというゴーレン。免許証は犯人が持ち去ったのか
というエイムズ。300ドルのブランドものの財布が安物スーツの
ポケットに入っているというゴーレン。

ロスに事件報告する。
社会保障カードは偽もの?写真無しのIDが一枚だけだったという。
名前がふざけていますというゴーレン。エッフェル塔を売った
詐欺師と同じだと。殺された修理工も同姓同名かも知れないだろう
というロス。犯人は被害者との関係を隠す為にサイフとIDを仕込
んだんだというゴーレン。ロッカーの中身はコンパジンの処方箋
だというエイムズ。アンソニー・バリス名でフィラデルフィアで
処方されているという。それは吐き気止め薬でロスも食あたりで
飲んだという。写真も入っていたがエイムズはハロウィンのもの
なのかという。しかしゴーレンは否定する。アンソニーは何者な
のか。フィラデルフィアの住所宛の郵便物が有るとし請求書だ
と。特急列車で昼食だというロス。

アパートの管理人の元にいく。
そこはアンソニーが住んでいた週払いのアパート。彼は近くで
働く独身男で半年前から住んでいるという。パートで修理工を
していたようでバスで通っていたという。
室内を見るゴーレンは質素な暮らしだという。これを見るとスーツ
は一張羅だなと言うと、オシャレして会いたい相手ねとエイムズ。
ゴーレンは一年以上前の手紙があるとし、そこには
「おたずねの人物に関する情報は有りません。連絡はこれきりに」
と書かれていた。差出人はコネチカットのメイヴィスという女性
だというエイムズ。

メイヴィスに話を聞くと、3年前にリチャード・フェルペスと婚約し

たという。私たちが写っている慈善パーティーの記事を見てバリス
って人から連絡してきたのだという。リチャードと再会したと
いうこと。リチャードはバリスなど知らないとし、私も彼が同じ
プリンストン大卒だということで信用してしまったが、手紙を見せ
たらおかしな態度になったという。過去を探っていると攻められた
のか?というゴーレン。それで不審に思って探偵を雇ったら彼は
リサーチしていることが分かったのだという。私の様な離婚した
裕福な女性のことを調査していたこと。問い詰めたら理由を話して
くれてその夜はロマンチックに過ごせたが行く朝には彼は消えて
いたのだという。口座は無事だったのか?と問うと金目的ではない
という。お小遣い程度の額を貸したり贈り物はしたことがあると
いうと、ゴーレンはブランドもののサイフとか?と尋ねる。

■感想

今回はゴーレン&エイムズの捜査サイド。

この二人の捜査の時には検死官のエリザベスがわざわざ現場
まで赴いてくるというのはどういうことなのかって感じ。
最後に犯人が捕まった際に地方検事の男性が出て来た際に、

「うぉぉカーバー検事補久しぶりじゃないか」と思ったら別人(笑)
ディーキンスさんとか何しているんでしょうかね。

今回は一見すると単純な事件に見えて意外と深いものが有った。

何よりも今回の兄弟はまるでゴーレン家の事情に似ているのだ。
ゴーレン家の家族の構成をある意味ではもじるような形で
人物配置を換えたのではないかと思ってしまう程だ。

母親は精神を病んでいて、兄は堕落し空想に生きて居るところ
が有る。母親は兄のことを溺愛して弟のことはその空想の中に
入っていないというのはゴーレン家の事情とそっくり。

ただ違うのは賢いのは弟の方で兄と弟の状況が入れ替わった状態
であることか。
それ故にゴーレンとしては色々と複雑な思いで捜査に挑んだこと
であろう。全く憎たらしいシナリオだ(笑)

それにしても最近ロスが女性に対して何処か険悪な発言をして
いる印象も有るな。どうしたんだ?

■事件発生

今回は「嘘」と「詐欺」と「勘違い」の違いが色々と混在した
事件だった。プリンストン大の会員だけが入れる高級レストラン
の”オキシデンタルクラブ”の支配人は”独学”を”読学”と表現して
勘違いしていた。
「”部屋”と”Yシャツ”の”私”」のように「愛するあなたの為」に
待っている人が居たのかどうかは分からないが、
折角会えた世界で唯一の血のつながりを持つ弟のことを、話を
聞かずに撃ち殺してしまうという早急な行動・判断。
金持ちの夫人のことについてはリサーチはばっちりなのに弟の
現状はまるで知らず、最後に現実(血液の悪性腫瘍)を知らせた
上で打撃を与えるという酷な状況を作ってクローズさせるもの
だった。

元々妄想の世界に身を置いているという設定故に現実と虚構の
区別がつかない部分も有ったのかも知れないが、幼い頃に虐待
されていると現実逃避から複数の人格が生まれて一人歩きし、
別の人格もまた生まれて多重の人格が育つ。生きる為のものなのだ
ろうけど、それとはまた違い彼は処世術の一つとして、そういう
生き方が出来るということを発見したのだろうし、愛する母親
から吹き込まれた嘘を忠実に守ろうとしていて、その嘘を心の
拠り所にしていたところが有ったようにも思う。

■兄と弟

カインとアベルパターンではなかったけど、当初は兄は弟を
守り弟は兄を信頼しきっていた。
その絆を断ち切ったのは辛い現実であり、母親が死んだこと。
刑事が母親の死を6歳の弟から威嚇して聞き出し、10歳の兄に
責任を押しつけたという経緯が有る。
因果応報という訳では無いが、弟は兄が母親を殺した訳では無い
のにそう証言したことで兄は冤罪で服役。そしてその兄もまた
弟の言い分を聞かずに殺害してしまった。
存在自体が過去を引きずるものとして邪魔となり無条件に殺害して
しまうところは切ない。

この家庭は母親がアーミッシュとして育ったとしていたので、
母親はラムシュプリングの頃に恐らく村を出て華やかな世界に
憧れを抱きそれを求めてニューヨークに出て来たが、現実は
厳しかったというところなのだろう。それ故に母親自体が夢の
中に身を置いていたという経緯が有ることは容易に想像が付く。

■兄のグレイは何を求め、何をしたかったのか

ドラマとしては共通するキーワードは幾つも出てくる。
貴族としての「血統」であり「選ばれしもの」というプライド。
それを否定するものは決して許さず、ロシア語の教師が血統を
疑った時に暴力を振るったとしていた。

彼はラテン語で言うところの「エクス・ノビリス・ボルシア」
東プロイセンの貴族の血統。ハウクヴィッツのプロセイン伯爵家
の人物という設定だった。

弟がまず兄と会った時には「上手く言えないが僕らは仲良しだ
った。”貴族の子供たち”とドイツ語で呼ばれていたよね」と
語る。

そして彼は金持ちの未亡人ばかりを狙って近づき、
「高級マンションに住み、上流社会とのコネを持つ生活。彼が
思い描く理想のライフスタイル」
を求めていたものだった。

■捜査自体は難しくはなかった

ただ今回は物証がなかなか見つからず、ダマされていたとしても
ダマされたものは大した額を奪われていないし、上流社会として
の世間体もあるので起訴するものはいない事情が有った。

「血」がキーワードになるのかなと思っていたし、ナンタケット
島でボートから捨てたものが弟を殺害した22口径の銃でそれが
見つかってクローズするのかと思っていたけど、結局ゴーレンが
自白を引き出してしまった。

10歳の頃の自白・・そして現在は何歳かは分からないが中年に
なってまた自白することになり今度は本当に殺したことを実現
してしまったというところだね。

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事”ボビー”
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕、刑事
ザック・ニコラス (Jeff Goldblum) 刑事、元ロスの相棒
ミーガン・ウィーラー (Julianne Nicholson) 刑事ニコラスの相棒
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

グレイ・ヴァンダーホーベン (Sam Trammell) トミー・バリス
ジュリアナ・モーガン (Mireille Enos) 離婚してトミーに別荘貸す
カム・モーガン (Michael Hobbs) ジュリアナの父・信用調査
メイヴィス・ライトミア (Lacey Kohl) 3年前にトミーと結婚
カル・ハワード (Peter Van Wagner) オキシデンタルクラブ支配人
ルーキー・ヴァンダーホーベン (Jenny Powers) トミーの妻
アンソニー・バリス (Patrick Arnheim) トミーの弟・末期癌
パトリシア・ルミット (Sara Surrey) アンソニーの元妻・スーパー勤務
若い頃のマーク (Nicholas Locicero)
若い頃のトミー (Charlie McGrath)
— (Breeda Wool) 夫人・母
デーモン・ホイットニー (Wole Parks) 地方検事補
アルバ・ガズマン (Nance Williamson) プリンストン大・学生課
ウェンディ・シュレイバー (Starla Benford) ケースワーカー
— (Laura Esterman) アパートの管理人、アンソニーに貸していた
エル・セイヤー (Karen Culp) 慈善パーティー
ウォレス・セイヤー (Jonathan Freeman) 慈善パーティー、夫
ロナルド・グリム (Mark Elliot Wilson) 慈善パーティー司会
ホワン・カスティロ (Sam Kitchin) 捜査官
モンフリューリー (Denny Dale Bess) 捜査官
チェン (Eugene Brell) 捜査官

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