[終] Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 S8 第16話 革命 Revolution

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Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 シーズン8

第16話 革命 Revolution

脚本/Michael S. Chernuchin
監督/John David Coles

【STORY】

■Continental Bankcorp.

「コンチネンタルは金の亡者だ」

デモに参加するものたちは拡声器などを使い会社に入るものに向って
声をあげる。

メガネ社長と秘書

気が重いと嘆くメガネは秘書に対して出席者の情報を聞く。

財務省のチーム、証券取引委員会、保険公社からも派遣されて
来ていること。国政には必要でもビジネスには邪魔な連中だ。
あなたに責任はない。

・外で声をあげる男たちの後ろで帽子を被った二人は話し合う。

「聞こえるか? 歴史が動く音だ」
アクセル・カスパー (Stephen Lang)はメルについて語る。

今にも爆発しそうな状況だというメル・シメオン (Jas Andersod)
あとは道を示せばいい。
車を用意する。

・会議

「資本金は基準を満たしていると主張する会社側は何が問題か」

「5万件のローン契約が無認可で結ばれていることだ」

「申し込みがあったまでだ」

「責任転嫁するのかエヴァン (John Rothman)」

●過激派のアジト

アクセル(Stephen Lang)は仲間が来るのを待っていた。
ドアを叩いて中に入ってくる仲間は、
アウディを手に入れたのでしばらくは気づかれないという。
隠し場所は港務局。駐車料はかかるぞ。
アクセルはメルに完成したあるものを見せるが、それを見せた
後その部屋にメルを閉じ込める。冗談はヤメロ。狭い部屋は
苦手だというメル。

そんな中アクセルに電話が鳴り情報の知らせを伝える。

それぞれメンバーは位置に付く。

●移動中

運転手のジェリー・デラロサ(Ezra Knight)はエバンスを乗せて
(2007 BMW 3)で移動の中、MLBのワールドシリーズの話をする。
ヤンキースに乗り換えるとして第6戦も最高だったと語るジェリー。
「私も見たかった。引退したら君と野球観戦が出来るな」

●作戦開始

逃走用の車(2009 Audi A4 B8)がパッシングライトを点滅させる。

走行中ベビーカーを押していた女性ビルギット・カスパー
(Tania Raymonde)が車道に飛び出す。
運転手は急いでBMW車を止めて赤ちゃんが無事かを確かめようと
するが、ビルギットとメルは銃を突きつける。
揉み合う内にメルの銃弾はエバンスに当たると、後から来た
アクセルはその状況を見て憤怒する。

「何故発砲したのか」

メルは仕方なく運転手に発砲。そしてエバンスにもトドメの
一発を発砲して車に乗り込む。

自転車で走行していた男は思わず転倒しゴミ箱に突っ込む。

車はスキール音を発してその場から立ち去る。

■発砲現場

自転車の男性がナンバーを目撃していた。
被害者はピーター・エバンズ。コンチネンタル投資銀行のCEO。
財政援助でジェットを買う男。
もう一人は彼の運転手のジェリー・デラロサ。
ジェリーは市警の退職警官だった。
乳母車には赤ちゃんがいた形跡が何一つない。
犯人は母親に偽装し車の前に飛び出し運転手が外に出ると銃を
抜いて威嚇。残る二人も現れる。そこで問題が起きたようだ

●倉庫街

市警が車を発見。所有者はマービン・チャップマン
容疑者寮とナンバー(New Jersey)が一致。
後部座席には箱があるが一体何が入っているのか。
警棒を使い中身を調べると電子音やコード線が見える。
爆弾処理班を呼べ。

■NYPD

ドアを開ければ肥料爆弾が爆発していた。
ザックがガラスを割って中身を確認したことで事なきを得る。

一時間前に新聞社に届けられたもの。
「アメリカ労働者軍は血税の搾取者に。宣戦を布告する」

「また銀行家が狙われるかも知れない」(Danny)

「ニュースで事件を見た愉快犯の仕業ではないか?」(Eames)

・そこに女性がやってくる。

11段落目を・・
“彼の心も乳母車と同じく空”
“9mm銃を持つ下僕も我々には無意味”

真犯人しか知らないことよ。
ダニーはカルメン・マルティノ特別捜査官(Deirdre Lovejoy)だと
エイムズとダニーに紹介し、捜査はFBIも協力する。

“腐った制度に死 殺人には殺人を”
“昨夜 革命を起こす”

「英語が下手だ」(Zack)
「スペイン語圏の人間かドイツ人かも。過去と現在完了形が区別
されてない」

犯人はあの道を通ると知っていた。

■コンチネンタル投資銀行

バジル・ブルーム (Rob Devaney)から話を聞く。
AIGがボーナスを出せば世間に「税金泥棒」と騒がれる。
ピーターはほぼ無給だった。
政府のやり方はまるでボリシェヴィキだ。

エバンズ夫人に花を送りますというビルギット。
孫が生まれたばかりなのに気の毒だ。

昨夜はトライベッカの店で彼と食事をした。
遅れそうになりメールも送った。
それを知るのは僕とピーター、店員。
予約は秘書のシェリーだ。

ゲイル (Francesca Faridany)はシェリーは出ていったと語る。

●過激派のアジト

シェリーはアジトに戻るとアクセルに対して警察の動きが速いこと
を語る。警察に見られたのか?
警察が見たのはシェリー・スミス・・存在しない人物。

誘拐が成功して居れば・・と父。
民衆の敵の資本主義者を殺したわ。
ネットを見れば俺たちが先陣を切り、民衆は怒りの頂点。

昨日は良い一日だった。よくやったと娘と告げる父。

革命はパーティーではない。

●NYPD

・事情を聴く

ゲイルからシェリーについて話を聞く。
しかし一緒に働いて数か月。
顧客の勤め先や趣味を知りたがっていたという。

・私生活(友人や家)の話はするか?

バーの騒音で眠れないと言っていた。

・・

マルティノ特別捜査官はシェリーの住所も社会保障番号も偽造
だという。

“口紅はつけず、家はバーの近く”

・NYにバーは何軒?

400万軒。

●革命家

アクセル、ビルギット、メルは次の計画は何かを相談する。
また誘拐なのか。今度は政府関係者を・・

アクセルは前回の歯誘拐ではなく殺人だとメルに語る。
選択肢を残すんだ。
ボスを始末したい。いつも難癖ばかりで奴も抑圧者だ。
下手に動けば警察に気づかれる。まだ早いさ。
メルは自分にも責任のある仕事を任せて欲しいという。

「次の仕事は銀行だ」

ビルギットに図面を用意させる。
ウォール街・・やつらの本拠地なのか。
しかしアクセルはメルを殺害する。その姿を見たビルギット
は殺す必要があったのかと口にする。
この男は手に負えない。危険だ。

「痕跡は残さず」だ。

■NYPD

FACEBOOKに支持者も現れていた。
市警とFBIの共同声明だとしてダニーはその資料をザックに見せる。

“本件は単なる通常犯罪”
“万事 市と連邦当局の統制下にある”

ザックもエイムズもこの決断には疑問だが、逆にマルティノ捜査官
はどんな声明を出せというのかと問う。

“欠陥ある制度も共産主義よりマシ”

また爆弾を仕掛ける前に犯人と話がしたいだけ。

車の爆弾の鑑識結果。
材料小麦栽培用。化学肥料の尿素。

しかしニューヨークに小麦農場はない。

国内産の尿素はビウレット含有量0.3%以下。しかしこれは0.5%。

外国産だが輸入経路は? 船だ。

■港湾

貨物船の監督(Michael Pemberton)から話を聞く。

一か月前、ブラジルから尿素が入荷。
梱包方法は5トン積みのコンテナを使いヒックビルへ輸送する。

作業をしたのは9班、6人編成。仕事が無くてクビにした。

その中で外国人は居るか?

リストを見るとその中にドイツ人がいた。使えない男。
口数が多く、政治の話に夢中だった。
ランチ後はいつもハイだった。
ジョン・カルドナー。住所は東22丁目の636番地。

・東22丁目の636番地

しかしその場所は鉄柵でおおわれて私有地ではなくなっていた。
必ずどこかにいる。

・隠れ家

ビルギットはネット記事を読み上げる。

FBI(Federal Bureau of Investigations)とNYPD(New York Police Department)
の共同声明文。

“市と連邦当局の統制下にある”

それを聞いたアクセルは鼻で笑い彼らに統制など出来るはずがないと
語る。こちらは2人で奴らは数十人、数百人を動員しても逮捕できずに
いる。
仲間もいる。ボストンで抗議活動、シアトルやヒューストンでも
それが起きている。
アクセルは昔と同じ。かつては世論に押されてベトナム戦争に突入。
そして今回の敵は銀行だ。

民衆の決起はブルジョアどもを一掃する。
その中心に俺たちがいると示すのだ。

また誘拐するのか?
法律事務所の名簿は残っている。

いや声を上げる時が来た。

■感想

いよいよシーズン8の最終話。

ゴーレンとエイムズサイドの隔週話のはずが、ゴーレンは今回お休み。
前回はミーガンが出産休みでそこにエイムズがパートナーとして
入ったけれど、シーズン最終話に有って何故メインのゴーレンが
出なかったのか。

ゴーレンと言えばドイツ語が話せる(シーズン1の2話など)という
設定・利点もあり、今回の犯罪者がドイツ人であることを考えると、
色々とその設定が有利に働くものがあるだけに残念だった。
とはいえザックはドイツ訛りの英語だとして彼もドイツ語に
精通しているような感じではある。

シーズン8より登場したザック役のJeff Goldblumさんは、
このドラマでも当初はどうなるかと不安の声も有ったけれど、
このエピソードを見れば決してゴーレンにも劣らない捜査スキルと
相手の心理を読む繊細さを持つ役柄を上手く演じたと思う。
ラストの彼の叫びなどはまさにその典型みたいなもの。

シーズン最終話は、資本主義の中に有る不平等の是正を図ろう
とする自称革命家が同志に決起を促す意味で銀行を爆破して
行き、そんな犯人を検挙する為にNYPDだけに留まらずFBIも含めた
ものたちとの間で起きる捜査劇になる。

男は一体何がしたかったのだろうか。
確かに男が語る過去の中に、彼を形成づけるきっかけの話が語られるも
アメリカに来てまでするべきものなのか。
思想はそう簡単には変えることが出来ない。
そして皮肉にもラストで彼の娘として育てられたビルギットは
自らの存在意義や使命感を通して、父親と同様に存在する思想は変える
ことの出来ないものとして、指導・教育してきた父親の言葉に耳を傾け
ようとしない。

革命家とは名ばかりのドイツの逝かれた男の行動は
エゴまっしぐらだった。特に黒人を協力者とは名ばかりに踏み台にした
り、仕事が一段落した後には自らは女性と姦淫している。

娘の存在は実際には他人の娘であり、アクセルにとっては自分の
思想を揺るがしかねないものだった。

ドイツの資産家だった娘がその事実を聞かされた時、人生に於ける二度目
のビッグバンを体験することになる。娘も順調に育っていけばブルジョア
な人物であること。娘の中に起きている心の闇は父親だと思っている人物が
女性と関係を持っていた事によって破壊の道へと歩んでいったのでは
ないか。

実は最後までアクセルの横に常にいる女性が誰なのかは
分からないつくりになっている。名前もジェーン・ドウでは
ないがシェリー・スミスという極ありふれた名前を使用して
いるのも意図しているものがありそうだ。。

ラストのネゴシエートシーンは「クリミナル・マインド」
っぽい味付けがしてあり、人形に込められた思いが実際には
違ったものとして描かれた。

●ちょっとしたこと

細かく見ると80年代のドイツで撮影された写真が面白く利用された。
主に活動期を見ると70年代80年代だったみたいだが、経済的思想の
有り方の違いを見るとベルリンの壁の崩壊を感じさせる。

NYPDとFBIなど役割の違う二つの組織が歩み寄った事と同様に
経済的思想の違う二つのものの融合がスムーズに行われれば
こういった犯罪はなくなるのだろうけどね。

面白いシーンの一つとして容疑者を検挙する際に、いち早く気が
付いたザックとエイムズは即興で演技し合っていることだ。

またこのドラマに影響を与えているかは分からないが、
日本でもバブル崩壊後に起きた大量の不良債権処理を巡り銀行倒産
からの金融危機への懸念を払拭する為に大量の公的資金(12兆円)を
投入して一般の企業や民衆からの反発の声があがったことが有りま
したね。1998年のこと。
アメリカの場合、「ウォール街を占拠せよ」など2010年・2011年辺り
で同様のことが起きているがそれを思い出した人は多いのでは
ないだろうか。

シェリー・スミスは冒頭ではコンチネンタル投資銀行で秘書の仕事
をしている。長い間、時を見計らって思想をぶつけるところを
見ると「911 アメリカ同時多発テロ」(2001年)なんかも彷彿と
させる。

そしてどうでも良い事だが、アクセル・カスパーズを演じた
Stephen Langさんは、ロンドン五輪の射撃の競技にトルコ代表として
出た無課金おじさんことユスフ・ディケッチさんに似ていて驚いた。

娘・ビルギットを演じたTania Raymondeさんはハマリ役だった。
「LOST」シリーズのアレックス・ルソー役を演じていた。

■捜査の流れ

●シェリー、カルドナー探し

それぞれコンチネンタル投資銀行の秘書と港湾で荷物の積み下ろし
作業員をしていたものたち。
しかしなかなかそのものたちを掴むことが出来ずにいる。
個人記録が偽造で、周りには身の上話もしていない。
同僚は住所や電話番号さえ知らない。

そんな逃亡犯たち。
ヒントを見つける
西ドイツ赤軍。70年から80年代にドイツで活動していたものたち。
資本主義の打倒を掲げ銀行家を殺害。
ドイツ訛りであることも納得。

赤軍の出した声明文。

「殺人には殺人で報いる」
“This murdering world can be saved only by more murder.”

今回の声明にそっくり。模倣犯か組織の生き残り。

不況下だが過激派と結びつけるには安直過ぎないか。

手口も似ている。
赤軍も血気盛んな黒人青年や若い女を使った。

カルドナーはランチ後にハイだったという証言がある。
港の密売人をあたることになる。

・密売人からの情報

フォーティ (Flaco Navaja)を捕まえて、画像を見せてドイツ訛り
の男を知らないか探る。
いつも薬を買っていた。マイティ・マウスという黒人の売人。
最近妙なことを言っていた。
「スリンキーを殺す」とか「奴は搾取者だ。平等の為に闘う」

●マイティ・マウス探し

モルグに該当しそうな遺体がある。
エリザベスによると、川で発見した遺体。IDは無い。
指紋によるとメル・シメオン (Jas Andersod)
彼が通り名マイティ・マウス。黒人で、彼はアクセルに絞殺され
亡くなった人物。
傷跡からすると電気コードか何かで絞殺された。
爪に損傷はない。抵抗する間もなく締められた模様。
ランチにタコスを食べている。

■第二の犯行

●マンハッタン商業銀行

フォード社、プローブに乗るアクセルとビルギット。
車内に時限爆弾を設置。

作戦遂行直前に昔話をする。
近所の店でソーセージを盗んで捕まった時の話。
後日新聞で店主がナチスの一員だと知った。
大虐殺に加担した男。

爆発した後に第二の声明が有ったことを語る。
「腐った制度に死を」
爆発によって死者はいなかった。

この銀行にも財政援助が行われている。
「血税の搾取者

FBIのマルティノ特別捜査官は尿素爆弾だと語る。
・材料購入場所
・ATMの監視カメラの確認
・車両ナンバーの照会

ザックからの助言
・ベルリンから赤軍のリストの入手
・連邦警察のベルガー警部に連絡しろ

・ベルガー警部によると所在不明の7人のメンバーの情報が送られて
来る。女性は3人。ザックは除外する。4人の中の一人に該当する。

●事件後の革命家

アクセルはロージー・グリッグス (Kathleen McElfresh)とセックス
する。
娘が帰宅して気ますさ爆発。

“お友達”に声明文を読まれていないのか。
活動の真っ最中に父親の行為に娘の意識の変化が見て取れる。

「革命の目的」・・人々が自由に楽しむ為だ。

・新アジト

娘は彼女は危険だとして殺害した事を父に語る。
「痕跡は残さず」でしょ。
父は激怒し、これではただの殺人鬼だと娘を叱る。

「革命はパーティーじゃない」
そういったでしょ。
「決定は俺が下すとも言っただろう」
「計算は俺に任せれば良い」

●アクセル・カスパーズ

ベルガー警部からの当時の赤軍メンバーの情報と監視カメラ映像
を見比べると一人が該当する。

70年から80年代のベルリンの赤軍のリストの生き残りの一人。
元は技術系の学生。恋人も赤軍所属。その女性は服役中に自殺。
アクセルは銀行強盗で5年間の服役。1985年に仮釈放。
仲間と最後の犯行に及ぶ。
銀行家フィヒテの自宅に火炎爆弾を仕掛ける。
妻子共に殺害。共犯者は「空き家だった」と供述。
その後のアクセルは消えている。

●ビルギット・カスパーズ

マッハッタンの店で過酸化水素、アセトン、塩酸を別々の店で
購入。

過酸化水素は脱色用に使用。
塩酸はレンガの洗浄に使う。
アセトンは除光液。

混合すれば「過酸化アセトン」。知識があれば爆弾が作れる

それ以外にも数種類の配線、タイマーも購入。

特定の監視対象者がいる訳ではなくカード使用記録をモニター
していたFBI。
全市民の使用記録。
購入したのはロージー・グリッグス。東89丁目534番地。

・カスパーズについて

1986年カスパーズは女の子として入国。
前年に殺害した家族のパスポートを使って入国。
カール・フィヒテと2歳の娘マルタ
観光ビザで入国したきり。

●ロージー・グリッグス

カードを使用した人物だが家に行くと殺されて発見される。
持ち物の中からカードが抜かれていた。
家に購入したものは一つもない。

・ロージーの隣人の女優

ドラマの役が決まってバーに祝杯に行っていた。
そこで男の人に会った。
エイムズがアクセルの写真を見せるとその男だという。
しかし二人で消えてしまった。

「最愛の人は身近に」

イーストサイド「アジアンガーデン」のおみくじクッキー。

宅配したものだろうとしていたので店にいき伝票を見せてもらう。

■地道な足取り捜査

BARを一軒一軒探して回る。
監視している女性と男性が居る。
`「VITO’S pastries」と書かれた車に乗っている。

次は東9丁目の693番地。
そこで食料を買い込んで歩いている容疑者とエイムズたちは鉢合わせ。
すれ違いざまに逮捕する。
娘は向かいの店でワインを購入中だった為にその姿を目撃。

・家宅捜索、そして取り調べ

容疑者の女性が居ないし、爆弾が既にない。

家宅捜索で手にしたものをエイムズが調べて、取り調べはザック
が行う。

室内に有ったもの。
テディベア(ドイツ製)、焦げた跡がある。

ベッド脇には「血に呪われたる者」が有った。

“親愛なるビルギットへ 1996年5月1日”
彼女が12歳の頃。

・アクセルを取り調べるも彼は
「お前に俺をさばく権利はない」
と突っぱねる。
「殺人の権利はあるのか?」

お前は圧政の中でもがくただのならず者だよ。

娘が爆弾を手にして逃げている。
父は「搾取」と闘っているという。

・フィヒテの資料
・コンチネンタルの支店にカンパーズの娘が出現

父親をキューバに送らねばビルを爆破すると主張。

FBIのレイノルズ捜査官 (David Mogentale)も含めてFBIチーム
が銀行を監視。対象のビルギットは中に居る。
右手にはTEC-9を持つ。首にはティルトスイッチをぶら下げる。
バックパックには爆薬が詰まっている。
狙撃したりすればスイッチが入ってしまう。
交渉は拒否。

●ザックとアクセルが交渉する

狙撃手が打った後にザックに支えてもらおうとしている様だ。

ザックはビルギットに洗脳されている事を告げるが、
娘は父親からの教育だと語る。

しかしアクセルは父親ではなく君の両親を殺した男だと語る。
母親の話を聞いたことはあるのか。
ドイツの新聞記事を見せる。
アクセルと二人の仲間が銀行家フィヒテ宅に爆弾を・・
妻・ロザリー娘のマルタが巻き添えになる。
1歳の娘のマルタの遺体は身元特定されずじまい。

写真に写るマルタが持つテディベア

犯罪に手を染めた男の唯一の善行。
親殺しの男の為に命を投げ出すのか?

逆にテディベアを持っていたのはアクセルの方であり、
助けたことにより、より他人の娘は自分の娘のように
感じていた様子。

バーダーやゲバラと同じ殉教者になる。

この人たちを殺しても意味がない。銀行の客だ。
「革命には犠牲が伴う」のでしょ。

私に教えた全てより私が大事なのか。

今の世界が正しかった。どんな理念よりも大切なものがある。

■その他

・英語の発音・文法。

ネイティヴの発音ではないというザックに対して、
エイムズは「誰かさんみたい」と語る

「ニコルズか」というダニーのセリフだが、そうなのか?

・ボリシェヴィキ

「ロシア社会民主労働党が分裂して形成された、ウラジーミル・
レーニンが率いた左派の一派」
のこと。

・色気を感じない文章だわ

テロ事件を刺激しない為に警察側は通常事件として公表しようと
する。

それを見たエイムズが放った言葉。

・荒廃とは根が深くそして下劣なものだ

父が娘に聞かせる。
父はソーセージ店で盗みを働いた時、指は曲がったまま。

・フォーチュンクッキー

おみくじが入っていてよく間違えて口に入れてしまうアレ。
アメリカの中華料理店ではよく入っていて手がかりの一つに
なることが多い。ウェイター(Grant Chang)に話を聞いていた

・コート・デュ・ローヌ

次の大仕事をする前にアクセルは食材店でステーキ肉を買う。
ビルギットはワインにこれを選ぶ。
「太陽のワイン」。産地はフランス・リヨンの南を流れる
ローヌ川流域でとれた糖度の高いブドウで醸造されたもの。

「フォルマー」に行け

・毛沢東の書でも読め

・血に呪われたる者 LES DAMNES DE LA TERRE
フランツ・ファノン(著 Frantz Fanon)

民族とは、国家とは、文化とは。ファノニズムとは何か。
ポスト・コロニアル批評の原点。

ポスト・コロニアル思想とはYAHOOの要約によれば

「植民地支配が終わったあとも、経済、政治、特に文化の面で
非公式に残存する帝国主義の影響を明らかにしようとする思想
であり、その性質上必然的に文化的混合性を特色とする」
(YAHOOより引用)

・ティルトスイッチ

水平を保てば通電しない。傾けると起爆する。

■使用された曲

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事”ボビー”
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕、刑事
ザック・ニコラス (Jeff Goldblum) 刑事、元ロスの相棒
ミーガン・ウィーラー (Julianne Nicholson) 刑事ニコラスの相棒
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

アクセル・カスパーズ (Stephen Lang) 革命家
シェリー・スミス / ビルギット・カスパーズ (Tania Raymonde) 娘、ブルーム秘書
カルメン・マルティノ (Deirdre Lovejoy) FBI捜査官
ピーター・エバンス (John Rothman) コンチネンタル投資銀行CEO
(Michael Pemberton) 船内荷役の監督人
バジル・ブルーム (Rob Devaney) コンチネンタル投資銀行
フォーティ (Flaco Navaja) 男 麻薬の密売人
メル・シメオン (Jas Andersod) アクセルの弟子、”マイティ・マウス”
カール・フィヒテ (Josh Banks) ドイツの銀行家
(Grant Chang) 中華店のウェイター
コリガン (Kevin Cutts) 捜査官
ギャビン (Stefano Da Fre) 男
ゲイル (Francesca Faridany) コンチネンタル投資銀行・受付
ジェリー・デラロサ (Ezra Knight) エバンスの運転手、撃たれる
ジェーン・モーガン (Nancy Lemenager) 隣人?
(Melissa D. Madison) 潜入捜査官
ロザリン・ロージー・グリッグス (Kathleen McElfresh) アクセルと寝る
レイノルズ (David Mogentale) FBI特別捜査官・NY支局 SWATチーム
(Maria-Christina Oliveras) ビルギッドが毛染めを買うレジ係
(Kat Scicluna) Protestor 抗議者
ベツィ・ネイラー (Marina Squerciati)
(Alex Webb) スーツ
(Jason Abrams) Demonstrator デモンストレーター
(Evans Forlidas) FBI Agent
(Andy Rose) Court Clerk 裁判所書記官
(Todd Travis Warrick) ESU NYPD
スリンスキー 密売の元締め

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