第5話 正義のために Pinon Tree
監督/ 脚本/
【これまでのあらすじ】
ポールはメキシコならコネがあるので任せろと語る。マイクは
コネとは何かと尋ねるとカザ・カルテルの幹部に面会するとい
う。カリートとシドが争いになる。シドがカリートを殺そうと
する中見守っていたジョニーに対してオレが死ねばルシアも
死ぬぞと言われてジョニーはシドを撃ち殺す。あの赤い鳥と
数字(47)には何かの意味がある。解明する為にボクは戻されたと
して生死を彷徨ったマイクは告げる。アリ・アダミアンを消すた
めに手伝ってくれというポール。作戦は24時間。ペイジは最終的
にどうなるのかと問うとアリは消えて脅威が去るのだという。
睡眠薬を飲まして上手くアリがレイラを殺したように装うが、
アリはこんなに手の込んだシナリオを考えて実際にやり遂げて
しまう男なんて一人しか居ないという。コルビーは拷問され
殺されてしまう。
【ストーリー】
アリ(Rhys Coiro)はポールに対してどういうことかとして
コルビー(Evan Jones)の遺体を見せる。ポールはマルトゥン
(Peter Stormare)の仕業なのかとして惨い殺しに憤りに感じる
が悲惨な死に方だがこいつには勿体ないという。
レイラ・サルキシアン (Maryam Cne)をものにしたいっていう
コルビーの計画を聞いていなかったのかとポールに問う。オレは
全然知らなかったというと、お前の友達がオレを裏切ったのに
知らないで済むと思うのかと問われる。死ぬところだった・・
火傷しなければオレが殺されていたというアリに対して、
よく考えてくれというポールはオレにはアリバイがアリ関われる
訳が無いのだという。マルトゥンに銃を突きつけられた時も
あんたの名を売っては居ないだろうと。
マルトゥンは自ら確かめたのだとし叫び越えは近所に迷惑だから
共犯者の名前を紙に書かせたのだという。血の付いた紙には
“誰もいない”と書かれていた。次はどうするのかというポール。
オレとレイラの関係がバレてマルトゥンの怒りを買うことになった
としオレの仕事の大半はトロス(Val Lauren)が引き継ぐことに
なったのだという。それならあんたをトップの座に戻す手伝いを
するというポールだが、アリはお前とは今後一切仕事をしない
とし、コルビーは名前を出さなかったがどうもお前は臭いと
いう。顔を出したら殺すと告げる。
ローガン(Lawrence Gilliard Jr.)に会うポール。
何故コルビーがサルキシアンの娘に手を出したのかと問う。
ポールはアリが言っていただけだとし、マルトゥンを殺人で逮捕
しようというローガン。しかし無理だというポール。今日中に
アリを逮捕するとし組織の地位を失ったとなれば用済みだろう
という。少し躓いただけで諦めるのか?というポール。ローガン
は捜査官が一人死んだので見過ごせないという。先日オレに対して
「サルキシアンが流した武器で毎日何千もの人間が死んでいる」
と言っていたのではないかという。君はサミー・オマリー(腎臓を
切り取られた男)殺害に関与しているのだとし、その件では優秀
な弁護士をつけるという。バディリョのテープは抹消すると
いうローガン。マルトゥンは?コルビーを殺したのにおとがめ
無しなのかと問うと、テープなんてどうでも良いとしオレを皿
にでも出して差し出せという。何が有ってもとことんアリに
付き合いマルトゥンを潰すというポール。
グレイスランドではポールがアリに拉致されてから音沙汰がない
為に心配し、病院にも運ばれたという知らせが無いという。
捜索願いを出した方が良いのではないかというペイジ。しかし
ジェイクスはそんなことしたら説明しなければいけないので
もう少し待とうという。チャーリーはいつまで待つのよと
いう中、ポールが帰宅する。無事だったとして一同安心するが、
ポールは作戦が失敗したことを語る。コルビーが殺されたこと。
途中までは完璧だったが最後の最後でアリに見抜かれたという。
反対側の手を焼いていたんだというと、マッチを持たせたペイジ
はハッと気がつく。アリに言われてマルトゥンが自らコルビー
を探し出して死ぬまで拷問した・・・硫酸でとポール。それでも
俺の名前は明かすことがなかったのだという。マルトゥンを逮捕
しようというジョニーだが、十分な証拠が無いんだという。
しかし”俺たち”が逮捕するんだというポールは、ここで辞めたら
マルトゥンに逃げられるという。アリから逃れるのが目的でしょ
というチャーリー。コルビーは俺たちが殺したも同然だというと、
無謀な計画のせいだろうと。捕まえたければ一人でやれという
ジョニー。ジェイクスもポールの行動は間違っていると告げる。
ローガンは手を引けと言ったがオレはやると言ったんだとし、
これは正義だというと、マイクは正義?だとと怪訝な顔をして
きれい事で済まされるものではないという。死体を増やしている
だけだというマイク。こんなこと辞めないとダメだという。
みんなが立ち去る中でペイジだけはポールに計画は?と問う。
■感想
チーム・グレイスランドの作戦が失敗に終わり、アリは
勘違いして真相を受け取っているものの、またしても捜査に於い
て一人の人間が亡くなった。コルビーはFBIを辞職?している身
だと思っていたけど、ポールがどうなるのか。義理立てして
ポールのことを話しても得することはないだろうし、話した所で
殺されることは明らか。それならば喋らないという選択を以て
ポールたちにアリの逮捕、マルトゥンの組織に対する復讐を
託したのかも知れない。最終的な人生の決断自体は自らが行う
ものだけど、希望をもってコルビーも脅威から取り去る為に
行動を起こしたのだろう。このままビクビクしながら暮らすわけ
にはいかないし。
この件では結局みんなポールに失望しただけで終わってしまった。
良い作戦だと思ったのに・・
一人責任を感じてしまったのがこの作戦に於いて失敗の要因に
なった指の火傷をつけることに失敗したペイジ。ただペイジは
この件は指示されただけだろうし、そんなにアリのことに関して
知らされている訳では無いので責任を感じる必要は無さそうだ
けどね。ただペイジとしては作戦の為にマイクが彼女が拘って
いた少女を死なせてしまった件であれだけ責める姿も有ったの
で少なからず似た様な感じで処分されて闇に葬られた辺りは
皮肉なのかも。
マイクが相変わらず再び死後の世界から呼び戻された理由に
ついて、啓示された情報を元に追い求める光景が有る。
ドラマなので全く無関係ではないのだろうけど、その意味に
ついてポールまでもがすがるような光景が有りなんとも不自然
な感じもする。
またしてもバラバラの案件を淡々とこなしていきそうですね。
チャーリーはジャーメインを追って飛行機で往復している
みたいだけど赤ちゃんのことを考えるとなんだか心配だ。
■各捜査官たちの動き
・ポール・ブリッグス
残念ながらアリの件では失敗。アリはポールが関わっていた
証拠はないけどきな臭い野郎だということで今後は向こうの
方から関係を絶つと言われた。顔を見せれば殺すとのこと。
先日のエピでアリの猟奇さの一旦は感じるところは有った。
邪魔くさいからモーテルの一室を証拠ごと燃やそうとしていた
し、やたらと銃を手にして相手に銃口に向けたりしてね。
ただこう言ってはなんだけど口だけ(笑)
寧ろカリートの方がヤバイ性格していたと思う。
ローガンからはアリを逮捕して終わりにしろとしていた
けれど、証拠はない。マルトゥンに繋がる何かが有る訳でも無い。
今後もアリにへばりついてポールの再逆転劇が見られるのかな。
取りあえず拒絶された立場だったけど、一応アリの店に行って
説得する。
「本物の男と思っていたがトロイから立場を奪い返す根性もない
のか。」
銃を持った相手に挑発できるポールの凄さだね。しかも自分が
渡した銃。
マイクの啓示の件では協力的。
埠頭でコンテナの密輸の流れを監視することを手伝っていた。
さらに今回のポールはジョニーのことも終息させた。
カザ・カルテルの幹部のアルマスの力を借りてソラノファミリー
を制圧させた。一人でメキシコのティフアナの南に行き、そこ
で面会したのかな。山羊を連れた少年が一人いたね。
あの小屋でポールは薬漬けにされたんだっけ?
最後にカリートは人質に取って逃げようとした
けどジョニーは勿論逃すわけもない。
・マイク・ウォーレン
今回はポールの計画が失敗した後、再び自らが受けたとされる
神からの啓示について調べる。
自分が死んだ時に見た映像は、「47」「鳥」「赤」「V」「時計」。
他にも何か有ったのかな。マイクが書いたメモの絵を細かく精査
していないのでよく分からない。一時停止して考えようかと思っ
たけど、この辺はストーリーに身を任せてみようと思う。
10日間検索したりして情報を集めた結果、マイクとしては一番
近い情報として、薬私情で取引を追っていてLAで荷物の受け渡し
が有り、VinxxxとHuma9(ホマーナイン)というキーワードに
目に入った様子。意味はよく分からなかったがVinxxxのVは
時計の針の10時10分。Xはローマ数字の10。Huma9のホマーは
ペルシャ神話の伝説の不死鳥の意味。その鳥が灰の中から蘇る
時の色は赤色。こじつけかと思ったが、ヴィンが二密の情報を
受け取っていたコンテナの番号が11-47-11。
今のところマイクの答えに近いものが含まれているということ
でコンテナを追うことに。
コンテナの受け渡しをしているのはまだ少年のようなバリ島出身
のインドネシア系・グスティ・カデ・ペンディット(通称ヴィン)。
彼の好きなことを経歴で調べて彼の気を引く行動を取る。
マイクはDJと彼の居るボウリング場で盗んだカーステの取引。
ヴィンからその取引を聞いていてDJは捜査官だと語る。
カリフォルニア州では盗んだ盗品を950ドル以上で売ると重窃盗
になるのだと。DJをなぎ倒して見事アクション俳優の夢になる
ヴィンのハートを掴んだマイクは自宅にも連れて行かれて
移民向けの歯医者に侵入して金歯を盗むというセコイ泥棒稼業を
手伝わされた。しかしその先には彼の車のトランクの中に
旧ソ連の化学兵器、マスタードガス、ルイサイト、VXガスまたは
サリンが有り、中身はヴィン自身も知らないだろうことを掴む。
誰に売ろうとしているのか。
・チャーリー・デマルコ
チャーリーは前回マイクにジャーメインの件で手伝って欲しいと
頼んだ際にマイクは快諾していたけど、今はまだ手伝うときでは
ないのかな。何度も西はカリフォルニアから東はマイアミを往復
しているのか。疲れて寝てしまい機内食には飽きたので朝食(ツナ
キャセロール)を作っていたものの寝てしまい火災警報機がなって
いた。
ジャーメインを捕まえるまではのんびりしていられないとして
いるけど、そんなに急ぐ必要があるのかな。
・ジョニー・タトゥーロ
今回は何と言ってもソラノ系のエピが終了。
ポールに頼んでいたらこんなにも簡単に終わるとは思わなかった
だろう(笑)
「見えない所で起きていることも有る」
このセリフがポールからジョニーに語られ、そしてジョニーから
カリートにリレーのように語られた。
最後にカリートの前に現れた際にカザ・カルテルが同時にソラノ
の部下を殲滅させる。
ポールから指示されていたように車のボンネットに白い布をつけ
れば味方だとしてカルテルは通してくれるということで、ジョニー
はルシアを連れて逃げる訳だけど、そこにはカリートの姿も有り
敷地内からは逃げおおせた。
カリートがルシアに怒っている理由が語られた。
幼少の頃の話。
松の木があり、ルシアは木の上まで登ると言った。カリートは
危ないから止めたがてっぺんまで登った後15mの地点から落下。
それを知った父親はカリートのことをムチで叩いて松の木を
切らせたという。
ルシアは俺が愛するものを全て奪って切り倒すのだと。
カリート自身は金もドラッグも組織もどうでもよく、ルシアが
オレの価値を認めてから息絶えることを望んでいるとして
最初から助ける気は無かったみたいだ。
結局車を横転させて、その後国境まで連れて行き逮捕させた。
あれだけ拘っていたルシアとジョニーだが結局は別れを告げる
ことになる。
みんなから励まし(笑)
・デイル・ジェイクス(DJ)
今回のデイルはマイクの件で手伝ったくらいかな。
パンケーキ作っていたり、火災警報装置を棒で突いて壊したこと
くらいしか覚えてない。
・ペイジ・アルキン
ペイジはコルビーを死なせてしまったことへの責任を感じて
ポールの事件を手伝っていくみたいだ。
しかしみんなどうでも良いけどそれぞれの捜査っていうのは
良いんだっけ?
ペイジは基本DEA捜査官なのだから、チャーリーの件を手伝えば
良いのではないのか?ペイジとチャーリーの役割が逆転している
ような感じもする。
■その他
・マディソン
マイクがヴィンと一緒に行動を共にすると家に連れて行かれて
そこにはヴィンの妻だというマディソンの姿が有った。
彼女はニューヨークのダッチェス郡の出身で昔乗馬キャンプに参加
したことがあると言っていた。
よく見ていなかったので分からないのだけど、仕事が終わった
後にマイクはヴィンとマディソンが着替えている姿を見て、
傷跡なのかタトゥーなのか分からないけど何かに気がついていた
よね。
ヴィンの身体を見て怪我しているように見えたけど、被爆してい
るみたいに見えたとか?
■使用された曲
・
■出演者
著作権(DMCA)の関係で俳優リストに俳優名が書けなくなりました。
マイク・ウォーレン …… “リーバイ”、FBI特別捜査官
ジョー・タトゥーロ …… “ジョニー” FBI特別捜査官
ポール・ブリッグス …… FBI特別捜査官
デイル・ジェイクス …… “DJ”、税関
ペイジ・アルキン …… DEA捜査官
キャサリン・デマルコ …… “チャーリー”FBI捜査官
ショーン・ローガン …… FBI捜査官
アリ・アダミアン …… サルシキアンファミリー幹部
カリート・ソラノJr. …… ソラノファミリーのドン
ルシア・ソラノ …… カリートの姉
ダスティ・カデ・ペンディット …… “ヴィン”、泥棒
マディソン・フェイグル …… ヴィンの妻??
コルビー・ムーア 捜査官
レイラ・サルキシアン アリが好き、マルトゥンの娘
トロス・ベルバリアン マルトゥンの姪の義理の兄
マルトゥン・サルキシアン ファミリーのボス