October 19, 2009
第20話 暴露 Exposed
脚本/David Graziano 監督/Terrence O’Hara
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カルは朝食の為に喫茶店にいると、ジリアンとバーンズが店に
やってくる。ジリアンはカルに対して私たちを見張っているの
かとすると、カルは君たちはベッドでシリアルを食べるタイプ
かと思ったという。
そんな中バーンズの元に施設にいた子から電話だとして、外に
出て行ってしまう。カルはそんなバーンズのことを追って
外に出ると、バーンズは黒人の女性・ミシェルと逢っていた。
彼女からは問題が起きた事を告げこの街を出た方が良いと言わ
れる。カルはそんな二人の様子を確認してからジリアンの元に
戻る。
カルはジリアンに対して彼は何か秘密を隠しているだろうとす
ると、バーンズが戻ってくる。オレはDEAだとして、施設で
麻薬のルートの情報を集めて居たことを語る。
カルはその後もバーンズを監視していた。
ミシェルが町を出ろと言っていたのだとして、ベンに相談する。
昨夜は一晩中銃を持って彼の家の前にいた女性だという。
バーンズは外に出ると白とグレーのバンに無理矢理乗せられて
いく。ベンはすぐに関係機関に連絡を入れ捜査官が誘拐された
事を通報する。
カルは研究所に戻るとジリアンに対して個人的な感情は余所
にして協力すると語る。
ベンはDEA捜査官のウィリアムを連れて来る。
カルとジリアンはウィリアムに逢うが、まだ犯人からの要求は
何もない事を告げる。しかし施設の子で関係の有りそうな子を
4人連れてきたという。カルはバーンズと逢っていた女性が
何者なのかに興味が有るとすると、ウィリアムの顔を見て何か
を知っているだろうと問う。カルはバーンズと女性が写った
写真を見せるとここで見せている彼の表情は”恐怖”であること
を語る。
ウィリアムは本人に聞くよう告げ彼女に逢わせるという。
カルはジリアンに対して、”お袋の誕生日”と”この顔を見ろ”と
指示するとこの意味が分かるだろうと語る。
ジリアンはカルがバーンズを調べていた資料が金庫の中にある
ことを知る。パスワードが彼の”お袋の誕生日”であること。
中にはファイルが有り、ローカーやリアとその写真を見る。
カルはジリアンの為にバーンズのことを探っていたのだろう
とローカーは語る。
カルは女性・ミシェルに逢う。
バーンズとは三ヶ月前まで一緒に潜入していた元相棒だという。
現在配置換えになって疎遠になったとすると、カルは表情を
見て、”罪の意識”が見えるという。しかしミシェルはそれを否定し
“恐い”のだと語る。拉致したのはリトルムーンという少年で、
三ヶ月前にビッグムーンという売人が殺されたがその息子だ
という。ムーンはのし上がる為に銃を持ったのだという。
私はバーンズに警告しにいったと。ビッグムーンの商売相手を
知っているのは彼の元ボス・ガスだという。
ミシェルとカルはガスの元にいく。
カルはガスに対してあんたが彼の正体をバラしたのだろうと
問い詰める。ガスはミシェルを見て最近はヤク中も警察官に
なれるそうだと語る。私が警察官だと思うのかと問うと、
ガスはミシェルを尾行していた事を告げ、先週バーンズ(ジア
ネッリ)と三回逢っていただろうと問うと何の為なのかと問い
詰める。
拉致したのかとしてミシェルは銃を取り出すとガスに対して
銃を向ける。カルは本気で銃を向けているようだぞと語るが
ガスは撃てるハズはないという。正体がバレて動揺しているだ
けなんだろうというガス。ガスは昔のよしみで粉をやっても
良いぞと侮辱するとカルは危険だと感じてミシェルを突き飛ばす。
ミシェルは殺すつもりで発砲したがカルが先に彼女に体当たり
したためにガスの体には当たらなかった。銃声を聞いて
ベンとウィリアムもやってくると、ミシェルはガスは銃を持って
いる事を告げる。しかし持っていたのはドラッグだった。
カルはガスに対して助けたのは一つの貸しだとしてリトルムーン
に逢わせろと要求する。
ガスはムーンに電話すると、話したいと言っているヤツがいる
として電話にカルを出す。ムーンはカルのことはバーンズを
拷問して聞き出している事を告げる。ムーンは父親を殺した
人物を捜そうとしていたのである。カルはオレならば力になれる
としてガスの仲介で逢う事になる。
カルはベンに対してミシェルのことをリアたちに調べさせろと
告げオレはバーンズを探すという。彼の命が危ないこと。
カルはジリアンに電話すると彼のファイルが必要だとして
それを指定する場所に持って来てもらう。
それを受け取るとカルは一人で行こうとするがジリアンも
一緒にいくと語る。
すると迎えのバンがやってくる。ムーンの仲間であるハリスと
プレストンがカルたちに覆面をかぶせて、彼らの取引現場へと
連れて行くのだった。
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カルはジリアンと付き合っているバーンズのことを調べる中で
彼は何かを隠していると感じていた。ジリアンはカルが詮索
してくることに嫌気を感じるが、バーンズのことを見張ってい
ると不審な動きがあり女性・ミシェルと接触していることが
分かる。バーンズ本人からは自分がDEAの潜入捜査官だとする
事実を聞くがそれでもミシェルと接触していた時の彼らの
行動にどこか納得がいかないカルは調べていると、突然目の
前でバーンズが拉致されていくのを目撃する。
ミシェルやDEAから話を聞くとミシェルは潜入捜査時のバーンズ
の相棒だった事を知る。
3話に渡って登場したバーンズ捜査官との関係の最終章。
この人は絶対に何か裏があると思っていたけど、18話でジリアンに
対して告白したDEA・麻薬捜査局の潜入捜査官というのはどうやら
本当のことだった。
ジリアンは本気で愛していたみたいだし、バーンズ捜査官も
この町を離れられずにいたのはジリアンのことを本気で愛して
いたという事情があるようで、カルがジリアンのことを心配する
のは分かるとしても、なんだか邪魔しているとしか思えないところ
が有った。
相変わらず危険な場所に自分だけは何のリスクもないって顔をして
ズカズカっと歩いて行くところは相当な違和感しかない。
今回の件なんてギャングでジャンキーで復讐の為に正気では無くなっ
ている人物の中に入っていくことでリスキーなものが有ったの
に、いつも通りの捜査をしているってところが現実離れしていた。
まぁ感情のコントロールは得意ってところなんだろうけど・・。
話の進行上は誰がムーンの父を殺したのかまるで分からなかった。
結局捜査の過程で、本来ミシェルが殺害すべき場面で、それが
出来ずにバーンズが殺害したというものが有り、そんな事情の中
には更に何か隠されている事実が有るのかどうかということだった。
カル自身もバーンズがボコボコに拷問されて顔の表情が分からなく
なっているところから、「人間の顔は真実を語る。だから基準値が
必要だ」としていたけど、あの表情では分からないとして、
バーンズを手当てさせる姿が有った。
ドラマとして興味深いのは、ムーンの父を殺害する際ミシェルは
殺せず躊躇してしまったけど、ガスにバーンズの所在を確かめる
時には発砲していたこと。事情を聞くとミシェルはムーンに取り入る
内に男女の関係になり妊娠していたという事情があるようだ。
そしてカルは展開上、ムーンの頭を混乱させる為に内部に容疑者
がいるよう仕向けさせていたけど、手近にいた仲間のハリスは
バーンズの気胸の空気を抜くための穴を開ける為にナイフを
使うことさえ出来ない気の弱さが有るのに、ムーンを殺した人物
に見せるのは少々無理があるような気がした点が有った。
ローカーとリアは相変わらず役割が少なくなり・・・。
エミリーが父とランチの約束をしたが電話が繋がらないとして
心配している姿は可愛らしいところだった。
ローカーたちが講演の為にカルが出ているとしていたけど、
流石は博士の娘。ウソなのは分かるとしている姿が有った。
まぁカルが娘との約束を破るハズはないと思うしね。
興味深いのは、カルの金庫の中から遺伝子検査の結果が見つかった
こと。カルとエミリーは99.999%血のつながりがあるとしていたけど
エミリーは0.001%は違うとしてカルに調査をした理由を尋ねていた。
カルはハーバードでとんでもないパーティーに潜り込んだ際に
抽象的表現で乱交したみたいなことを語っていたけど、カルとゾーイ
が別れた原因って何だったんだっけか?
シーズン1のことをすっかり忘れているので後で感想を見直して
みるか・・。
・Brand New Day
Performed by Ryan Star
カル・ライトマン (Tim Roth) 心理学者・ライトマン・グループ
ジリアン・フォスター (Kelli Williams) 心理学者、
リア・トーレス (Monica Raymund) 24歳、カルの部下
イーライ・ローカ― (Brendan Hines) カルの部下
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) カルとゾーイの娘
ベン・レイノルズ (Mekhi Phifer) FBI捜査官
デーヴ・バーンズ (Max Martini) 麻薬捜査官・DEA、潜入中
ガス (Carmen Argenziano) ムーンと精通する
ミシェル・ルッソ (Danai Gurira) 麻薬捜査官・DEA、バーンズの元相棒
ムーン (Keston John) 麻薬ディーラー
ウィリアム (Christopher Stanley) 捜査官
— (Angela Bullock) Nurse
プレストン (Edward Hendershott) ムーンの仲間、ニット帽
ハリス (Darrell Lake) ムーンの仲間、内気
— (Lisa Moore-Marquez) Bar Patron