クイーン・メアリー ~愛と欲望の王宮~ 決断 Reign シーズン4 第5話 危険な一騎打ち Highland Games

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第5話 危険な一騎打ち Highland Games

脚本/Robert D. Doty
監督/Michael McGowan

【これまでのあらすじ】

リーザは妹のクロードを修道院へ入れようとするがナルシス
が阻止する。カトリーヌはクロードに結婚をさせるのねと
語る。クロードはカトリーヌに対して自分が選んだ相手と
結婚しても良いと約束したことを告げる。レイスは戻って
こないのよとして結婚相手をナルシスが見つけてくる。
結婚しなければ修道院に行く事もあり会う事になる。
誠実な夫になれると証明して見せるとリュック(Steve Lund)に
思っていた以上に悪くはない為に了承する。しかしレイスは
怪我をしながらも戻ってくる。新郎は私の息子だとし君は
死んだと思っていたとレイスに語るナルシス。二人の末永い
幸せを保障するのは私の務めだとしてレイスを牢屋に入れる。
シャルルに対して世間があなたを何て噂しているのか知って
いるのかとしてシャルルが外出するのを止めるが”ウルサイ”
としてカトリーヌを振り切る。メアリーはジェームズに
対してエミリーとは上手く行っているかと問う。彼女に近づ
けばノックスの秘密を得やすいのだというメアリー。
収穫祭で火災が発生。坊やが中に居る助けてと母親が叫ぶ中、
ダーンリーが子供を連れて出てくる。グリアは結婚するのに
幸せそうにしたらとメアリーに語ると、手紙が届いていたこと
を告げる。「気をつけた方が良い。ダーンリーは英雄になる
為に自分で火を付けた。忠実な見張りより」と。ダーンリー
は一体何者なのか・・

■ストーリー

●フランス

母(Kathryn Davis)と息子・アドリアン(James Scallion)
ピクニックのようにして遊びに来る。息子にベリーを探し
に行くのかとして気をつけるよう告げるが・・

母親の不注意で息子が居なくなる事件が発生する。
森には猛獣が居るとするが村人はシャルルが浚ったと言って
いるのだというカトリーヌ。あり得ないというシャルルは
夕べから部屋にいたとしそれを見たものも居るという。
奇妙な様子、鬱いだ様子、謎の夜の外出を見たものもあるの
だという。森を彷徨いているのでしょと。子供をむさぼり
食っていると村人は思っていること。暫く公の場に出ず顔や
口先に血をつけて城に戻るあなたの姿を召使いたちが見て
いるのだという。国王の仕業だと噂が立つのだという
カトリーヌ。平民は王族の噂が好きなだけだろうとし気に
することはないという。しかしナルシスは夕べは教養のある
貴族や公爵が話していたと報告。「国王の病は癒せるのか?
それとも心臓に銀の弾か杭を打ち込むべきだろうか」と。
問題はスペイン王妃だという。あなたが何かに取り憑かれて
いるとリーザが言ったらスペインとの取引・交渉がなくなり
恐怖に落とし入れた異端審問官がフランス宮廷に乗り込んで
国王をさばきにかけるという。それを聞いたシャルルは
今後は母に従うという。現在時間稼ぎのためにリーザには
フランスの大聖堂を巡るよう説得したとし教会の歓迎行事に
参加してもらっているという。評判を取り戻すのは楽ではない
という。ナルシスは腕利きの狩人に怪物を追わせているとい
う。村人達に見せるのだとし怪物ではないと示す。もっと
国王らしく振る舞ってとし、表に自ら式典に出て挨拶する
のだという。出来るわよね?とカトリーヌ。早速手配すると
いうナルシス。
カトリーヌはシャルルと二人になると何が有ったのかとして
あなたを救いたいのだという。どうにも出来ないことだと
いうシャルル。

●スコットランド

母の手紙で読んだことがあるというメアリー。ジェームズは
各地から人が集まるものだが今年は特に多いという。女王が
初めて「ハイランドゲームズ」を主催するからだと。貴族、
氏族リーダー、平民もスコットランドの誇り、晩餐会で結婚
を報告するというメアリー。収穫祭でのダーンリー卿の活躍
ぶりはまだ記憶に新しい。火事から子供を救ったこと。平民
は好感を持ったが貴族はそう簡単に靡かないというジェームズ。
帰国が喜ばれたが私を支持する理由がないと興奮は止まる。
婚約を発表する時に目標を掲げるという。それは「イングラ
ンドの王位よ」と彼女。しかしジェームズは公の場で権利を
主張すればエリザベスは戦争行為と見るぞと。あからさまに
言うのではなくダーンリー卿の先祖はイングランドの王族だ
と言えば氏族のレーダーは私の真意をくみ取るという
メアリー。イングランドを征服するためならイングランド人
の花婿も認めるだろうということかと。時に案じて欲しい。
誰を夫にするか統治を左右する重大事であり発表すればかなり
難しいことになると。逢ったばかりで人柄も知らないだろう
というジェームズ。メアリーは同じ意見の人が居るとして
手紙が来たことを語るが彼はボクが送ったものではないと
否定する。王室の使者に紋章を調べさせたが見た事が無いと
いう。封印にはよくある蜜蝋ではなくアフリカ大陸で採れる
シェラックという珍しいものだという。ジェームズは調べて
見るという。メアリーはダーンリーの敵なら私の敵だと語る。

■感想

珍しくイングランドとスペインの存在を抜きにして描かれた
エピソード。勿論エリザベスやリーザが出てこなかったという
だけで背景にある影響力は多大なものがあるのだけどね。

今回は今後関わっていかねばならない相手に対して、その人
となりの人物像は果たして信用に値するのかどうかという
ところの一端を描いたものだった。

最初はきな臭い人物も後々分かっていく内に意識が変わって
いくことも有れば、国民が描いている国王・女王像に対して
信用して国を任せていけるのかどうかの選択がある。

成功する為、目標を成し遂げる為に、大なり小なりズルイ
人間性をむき出しにしなければならないが、それが本来の
人間性と一致するかどうかはまだ正直分からない。

国族といえども生きて行かねばならない訳で、色んな所で
ズルイ工作をして印象操作を行っていく。果たして上手く
行くのかどうか。

意外と最後にはみんな誠実さを感じさせる流れが有った所も
見られたが、結婚を受け入れる人と犠牲にする人で分かれた
ところは興味深いか。

■スコットランドサイド

メアリーたちの流れは幾つか有った。
メアリーらスコットランドではハイランド・ゲームズという
イベントがある。メアリーの解説によるとマルカム三世国王
が始めたと言われるゲームで500年を越える歴史を持つゲーム。
「強さ」と「団結力」を生む為のもの。
ただ正直このイベントってテイラー貴族とダーンリー卿の
戦いによってそれ以外のイベントが何なのかがよく分からな
かった。決闘が始まってしまったけどこれもイベントの一環
なのか?

・エピソード1

・アロイシウスがいよいよスコットランドに来る。しかし
彼にはある悩みを抱えて居る。

話を聞くとアロイシウスは召使いのカレンに惚れてしまった
とのこと。グリアがメアリーに尽力して助けてもらったのに
ね。ただグリアも罪悪感を抱えているようで特に子供のローズ
に関しては、実の父親ではない。

アロイシウスはプロテスタント故に離婚しても許されるが
グリアはカトリック故に離婚すれば二度と再婚は許されない。
それでもグリアはアロイシウスを自由にする寛大さを見せた。

・エピソード2

・ジェームズはメアリーに送られてきた紋章・蜜蝋で封を
された手紙を調べる流れ。
またジェームズにはエミリーと仲良くなるというミッション
があるが彼女は思わずジェームズのアプローチに本気になる。

ただ気になるのは彼女がジェームズの元に来たことかな。
ジェームズがエミリーの家に行った際に色々と情報を引き出
したように彼女も純粋さを見せて実際には情報引き抜きの
戦略に取り込まれていたりしないか?

・エピソード3

これがメインというか本命。ダーンリーという人物はどういう
性格をしているのか。
前回明らかにされた民家に火を付けて子供を助ける戦略で
英雄視されることになったダーンリー。そのことを問い詰める
と意外とあっさりと認めていた。
ずる賢く人物で目的の為には汚いことも平気でする。
貴族のテイラーは地元で腕力がありジェームズも三度戦いに
挑み三度負けている。
ダーンリーは腕に自信が有るのかそれとも何か策略があるのか
練習・訓練をしようともしない。
テイラーは自分に勝てれば服従することを認めており、その
為には何とかして勝利しなければならない。

毒を飲まされたとしてテイラーは召使いに毒を盛っただろう
ことを突きつける。狡さを知るメアリーはダーンリーを信用
出来ないが、その後の流れでダーンリー自身も毒を盛られて
その食事を食べた様子。

結局戦いになりテイラーの方が優勢。KO寸前だったけど、
メアリーが硬貨のようなものを手に握らせて、テイラーを
殴らせて勝利していた。

■フランスサイド

フランスも問題は山積だ。
イングランドとの関係よりもスペインとの関係が気になって
仕方が無い。今回リーザはお休みだったけど、リーザの
報告次第でシャルルは国王の座を追われるし、クロードも
修道院行き。

そして内部でもナルシスの野心とカトリーヌの子供たちが好き
放題している為に国民からの信頼も得られていない。

・エピソード1

レイスが生きて居た。
クロードとしては当然レイスへの気持ちが存在している。
レイスが生きて居ると知った時のクロードの反応は当然
予期できるものだけど、それをどうナルシスが扱うのか。
リュックは思っている以上に誠実さを持っていてナルシスへの
不信感の方が強いようだ。母親を亡くしてからのナルシスの
家族への扱いの酷さを責めていた。
ナルシスとしてはリュックを善良さを引き立たせる為に、
レイスが生きて居ることを彼からクロードに言わせることに。
反応は当然のものだったが、既にクロードは婚約し初夜を
迎えている。リュックは嘘をついてくれるとし、シャルルも
応援してくれる方向だったが、フランス大法官としてナルシス
は偽証は出来ないとして初夜を過ごしたのだからリュックと
クロードの婚姻関係は成立しているとのこと。
クロードは駆け落ちしようと言うが、もしも捕まれば彼女は
修道院で済むがレイスは王妃を誘拐した罪で酷い目にあう。
またしても愛するものと結ばれないクロード。

・エピソード2

シャルルが毎回謎の行動を取っていて民衆からは森で人を
襲う怪物だと思われている。
口に血をつけて戻って来たりしているから。
そしてそんな状況の中で子供が居なくなり、シャルルが
襲ったのではないかという噂が立つ。このままではマズイと
感じてイメージ転換の為にシャルル本人が人前に出て
猟奇的なイメージを払拭しようとする。
優秀な狩人を使って子供は助からなかったが子供を襲った熊
は捕らえたとして民衆に見せる。しかしシャルルに対する
民衆の気持ちは完全に離れてしまった様で、動物の血液か
何かを被せられた。

シャルルは逃走する中カトリーヌが話合う。
赤い騎士に襲われた時に、サバイバル生活をして自分を守る
ような行動を取る内に生きて居るという実感を湧いたこと。
当時生き延びる為にリスなどを生で食べた時の名残で、
シャルルは森へ行ってサバイバルのような生活をしていた
様だ。そこで初めて生の実感をしていたのだろう。

■使用された曲

・Reign End Credits Theme
Written by Trevor Morris

■出演者

Queenメアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
Queenキャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
Queenエリザベス1世 (Rachel Skarsten) イングランド女王、庶子
Baronセバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。庶子
グリア・カッスルロイ (Jenessa Grant) SC。娼婦の館主
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
Princess クロード・ヴァロワ (Rose Williams) 王妃、カトリーナの娘
レイス・バヤール (Jonathan Keltz) 国王の警備
Lord ギデオン・ブラックバーン (Ben Geurens) 幽閉、大使へ
Earl ジェームズ・スチュワート (Dan Jeannotte) スコットランドの庶子
ジョン・ノックス (Jonathan Goad) 牧師、ジェームズと協力
King シャルルIX (Spencer Macpherson) フランソワの弟
Lord ダーンリー/ヘンリー・スチュワート (Will Kemp) 王位継承権有り

Lord リュック・ナルシス (Steve Lund) ステファンの息子
アロイシウス・カッスルロイ (Michael Therriault)
Lady レノックス (Nola Augustson) ダーンリーの母
Lord テイラー (Chad Connell) スコットランド貴族、反ダーンリー
エミリー・ノックス (Claire Hunter) ジョンの妻
(Christina Fox) 看護師、毒を盛られたと・・ー
(Kathryn Davis) 若い母親
アドリアン (James Scallion) 冒頭、森の中で行方不明になる子
マデリン (Julianne Hobby)
ローズ グリアと海賊の娘
ティンリー シャルルが一緒に逃げた友達
マルテル レイスと戦った
キーラ ダーンリーの元恋人

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