クイーン・メアリー ~愛と欲望の王宮~ 決断 Reign シーズン4 第8話(26) 地図なき航路 Uncharted Waters

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第8話(26) 地図なき航路 Uncharted Waters

脚本/Erika Lippoldt
Bo Yeon Kim
監督/Fred Gerber

【これまでのあらすじ】

ナルシスは全てリーザにバレたとカトリーヌに語る。シャルル
がランスの修道院に居るのは嘘だとし、フランス国王は行方
不明でしょとリーザ。カトリーヌはニコルという女性がシャル
ルとモー地方の貧しい村で親しくしているのを知る。ナルシス
とカトリーヌはニコルに対してシャルルに王座に戻れと説得
出来たら君も宮廷に招くことを約束する。ボクの統治や国を
脅かすというのかとしてシャルルはリーザの前で問い詰める。
ここはプロテスタントの国だというシャルルの言葉に異端者
なのかと告げる。クロードにやる気じゃないのは分かるが
その結婚はあなたを守るとカトリーヌ。レイスはクロードを
リュックと共有する関係におかしくなり心の毒が広がり止め
られないのでこれ以上はここには居られないという。
スコットランドではジェームズはメアリーに対してボスウェ
ル伯に逢いたいのならばこの酒場に居ると語る。メアリーは
ボスウェルに対して兄のジェームズにあなたの土地の港を
使わせてあげてという。ただでは使わせないというと通商利益
25%だと法外な金を要求される。ダーンリーはキーラに君は
ただ愛してくれると。グリアはまた「忠実な見張り番」から
なのかと。メアリーはいつも正しいことが書いて有ったと
告げる。ダーンリーが浮気していることを知り、関係を持って
ないなんて言わなくても良い、あくまでスコットランドとイン
グランドの王位の為だと語るメアリー。

■ストーリー

●スコットランド

メアリーはダーンリー卿に来るのが遅いことに苛立つ。君の大事
なメディチ家の人を招待するのかとというダーンリーに対して
“私たち”だという。「強さ」と「絆」を示す必要が有るのだ
という。今だけでなく1週間かけて大陸中から招待客が来る
というメアリー。結婚の証人になるため・・中でも大事なのは
メディチ家のルクレツィア(Rose Napoli)。彼女ならば私の
スコットランド統治と私たちのイングランドでの王位継承権
を揺るぎないものにしてくれるのだという。それがボクとの
結婚を辞めなかった唯一の理由だなというと、そうだという
メアリーはこの決断を後悔させないでと語る。他にも驚かせる
情事や秘密が有るなら片付けた方が身のため。確かにキーラ
(Sara Garcia)と過ちを犯したが既に別れている・・過ぎ去っ
たことで君だけだと語る。
そんな中ダーンリーに道楽者と呼ぶ男・マルコム
(Jonathan Koensgen)がやってくる。古い友人だとしてメアリー
に語る。

フィレンツェ公爵夫人とその家族が到着したと連絡が入る。
メアリーは来てくれたことに感謝するとルクレツィアは
大切な従兄弟/フランソワ・ヴァロワの后から呼ばれれば
何処にでも来るという。
マルコムはダーンリーに尋ねる。女王は前の結婚で妊娠出来
なかったこと。もしかして出来ないのではないかと。子供の
出来ない女は濡れ雑巾と同じだと語るとダーンリーはそれ以上
未来の妻のことを悪く言うなと語る。フランソワは病弱で
睾丸に異常が有ったとも言われているのだという。
そんな会話を聞いてしまうフィレンツェ公爵はダーンリーに
激怒する。結婚式でも無礼を働けば私はすぐに帰るという。
メアリーはなんて事をしてくれたのかとしてフランソワは
立派な人でありあなたと大違いだというメアリー。

●フランス

シャルルとニコルが共に歩いて宮廷にやってくる。
その光景をみたナルシスはカトリーヌに対して「あの子は使
える。我々が何ヶ月もかけて出来なかったことを一晩でやって
のけた」と語る。カトリック貴族達のシャルルへの信頼が
戻りつつ有ること。ニコルの指示通りに動いているからだと
いうナルシス。
シャルルは今からここに居る三人の君主及び国家に対する
忠誠を讃えたいとして、デシャン卿(Justin Michael Carriere)
にナイトの称号を与える。
何とかリーザをスペインに戻したが機嫌はよく無いという。
アンリのフランスへの帰国が遅れていることを伝えたからだ
というカトリーヌ。カトリックの教義の為にトルコと戦って
いるので喜んでいると思っていたとナルシス。異教徒の虐殺
は大好きだけどあの子は王位を兄の方ではなくアンリに継が
せたがっているという。リーザがシャルルを国王と認めるのは
アンリが帰国するまでだと。私はメアリーの結婚式に出席
するよう言われたとし私をスペインとフランス双方の代表に
させたがっているのだという・・カトリック連合支援のねと。
しかしそれだけじゃないとしシャルルがプロテスタントで
いる限り改宗がバレるリスクはついて回る。バレたら内戦の
危機だという。一刻も早く妄想の世界から戻ってもらわねば
ならないと。ニコルの説得に期待するしかないと。

●イングランド

■感想

今回はスコットランドとフランスがメインの扱いでイングラ
ンドも絡んできては居たけれど、放映枠の尺の関係であまり
時間は割かれなかった。

今頃知ったのだけどバッシュってシーズン4は契約していない
ので出演しないのね。だから彼の姿は残りのエピソードでは
出てこない様だ。
今回の様にドルイドと共に消えた男として時々予言めいた
ものを送って来たりするのかな。

今回の第一の収穫は何と言っても「忠実な部下」が誰なのか
が判明した事と、王族周りには必ず信用出来るかどうかの
人物が一人、二人存在していて彼らを何処まで信用すれば
良いのか分からないという実に気難しい展開になったこと。
この辺は各々の国の項目で言及しようと考えて居るけど、
一つ道を誤れば本当に危険な所を彷徨っており、その助言者
たちを本当に信用すべきかどうかのある意味”ギャンブル”的
要素が込められている。
そもそも王族たちは家族や血縁者でさえも信じられない
状況だからね。そうなった場合、人は誰を信じていけば良い
のだろうか?と思わず考えさせられる。決して王家のものだか
ら幸せってだけの時代ではないことは確かだ。

■スコットランドサイド

いくつかの要素が存在した。
何よりもメディチ家の有力者でフィレンツェに住むルクレツ
ィアがメアリーの元にやってくる。フランソワの従兄弟なの
でその后だったメアリーの応援に来たのだろうけど、運が悪い
ことにダーンリーの不用意な発言で彼女を怒らせた。

ただこの女もずうずうしいことに、やってきて早々許して
欲しければセオドア・デイビス卿の土地をくれとメアリーに
要求してくる。安全はただでは買えないということなのか。

このデイビス卿の屋敷はなんと先日登場したボスウェル伯が
ギャンブルで手に入れたとしており、メアリーからは譲って
欲しいとしてまたしても駆け引きに巻き込まれそうだった。
しかし二人で話したいとしてボートに乗り土地の評価に行き
ながら会話していると突然の鉄砲水が・・。
急いでボートを飛び降りて川岸に戻って濡れたドレスを乾か
すことになる。

ちょっぴりエロイことにドレスを脱ぐシーンが有り、下には
ペチコートを着てはいるけど後ろで靴のように交差して縛ら
れているのがドレスの仕様だった。しかもこういうドレスっ
てコルセットみたいにもの凄くキツク縛っていたりすること
が有って身につけるだけで大変ってシーンがあるよね。

そんな中、この「友には忠実、敵には非情」と語るボスウェル
卿の正体を知ることになる。敵側の人間だったら森の中でバッ
サリ切り捨て御免か、襲われてボロボロ雑巾にされる所だった
けど、話を聞くとマリー・ド・ギースの忠実な臣下で、マリー
は死ぬ前にメアリーのことを頼むと託されたみたい。

当時の情勢はシーズン3の最後の方でも描かれたけど、マリー
はカトリックとプロテスタントの対立の構図で相当厳しい
状況の中で亡くなってしまっている。
マリーの死後はジェームズがカトリック政権の痕跡を徹底的
に排除して何とか王位を守っていた様子。

結論からするとボスウェルが「忠実な見張り番」だった。
ボスウェルは自分の事だけしか考えて居ないダーンリーとの
結婚には反対の立場。

また突如飛び込んできたトリノの商人だというダヴィデ・
リッチオ (Andrew Shaver)という男性。馬から投げ出された
この男は目覚めると何人かのドルイド僧がいて、その中の
一人にメアリーに伝言をして欲しいと頼まれている。
「手に入るのは世継ぎか愛。世継ぎを選べば男の子が生まれて
イングランドの統治者になる。そしてイングランドとスコット
ランドは一つになる」
と。

男はあなたのことを女王様でも女王陛下でなく名前で呼ん
でいた。髪は焦げ茶色、目は透明の瞳で青色。
バッシュなのか。

それを信じて結婚しようとする中、ダーンリーを信用出来ない
兄ジェームズとしては不在の時に彼がキーラと逢い、更に
彼女はまだこの町の宿にいること。メアリーはダーンリーが
残したものだとして追い出そうとするも、実際にはキーラは
病気なので休んでおり、不運なことに宿から連れ出された瞬間
に馬車によって轢かれた。

その件でメアリーとダーンリーの精神的な立場は逆転した。
キーラとは終わっていたという言葉を信用出来なかったこと。
まぁ信用してくれというのも無理が有るが完全にコミュニケ
ーション不足ではあるな。

「秘密だらけのあなたをどう信じれば良いのか?」
「君を驚かせたくてスターリングの宝石職人を訪れていた。
ルビーで作った、テューダーロース。結婚式につけて欲しか
った。」

そういえばこの名前で思い出したが
「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」をS4まで録画してみて居ない。
S3は録画に失敗してしまったが。気がつくともう10年前の
ドラマになってるな。

スコットランドではダーンリー、ジェームズ、ボスウェルの
誰を信用すれば良いのか。

■フランスサイド

フランスもややこしい。
シャルルはニコルに操られているし、そのシャルルはバチカン
からの支援が有るにもかかわらずカトリックからプロテスタ
ントに改宗してしまった。取りあえず宮廷には戻ってきて
玉座に座るが、ニコルの為だけで操られている。

結局このドラマの王族達は周りの意見を聞いて自分で判断する。

ニコルのことをコントロールしようとしてカトリーヌと
ナルシスが影で見守っている。
近い内にナルシスがニコルと関係を持っていきそうな予感が
するが・・それを知ったらシャルルはまた壊れるな。

シャルルのことを何とかしてカトリックに改宗しなければ
今後確実にフランス国内で宗教による内戦が勃発してしまう。

同じくして宮廷ではクロードの夫となったリュックだけど
彼女はレイスのことが忘れられずにリュックとは距離を
置いたまま。夜の生活もなく困り果てているところで
弟であるシャルルにクロードの好きな事について相談する。

姉は星を見るのが好き。
「何が起きようが何処に居ようが星は変わらず輝いている。
進むべき方向と安らぎを与えてくれる」

そんな言葉をよく語っていたということでリュックはベッド
に入る際にクロードにも同様の演出をして心を説かしていく。

またシャルルのこころの闇についてはやはり国王としての
プレッシャーが恐怖として降りかかっているようだ。
改宗したところで結局は状況は変わりない。
押しつける人間をすげ替えるだけだと。そういう時に頼れる
のは家族だとしていたけれど、この家族は異常だからな。

シャルルにはアンリという弟と兄が居るんだね。
その事には全く触れていなかったので史実を知らないと
突然出て来たキャラクターみたく感じるのかも。

■イングランドサイド

エリザベスの前にジョン・ホーキンスという船長が捕まって
くる。元々イングランドの何処かで捕まって居たりしたのか。

ホーキンスは自分はイングランドにも王妃にも逆らっていない
とする。

新世界の周辺の海でスペインから1万ポンドの財宝を盗んだ
疑いが有るという。

ホーキンスは色々と自称探検家としているように、色々と
エリザベスの知らない世界を知っている様で、そんな物品
やら話をするだけで心を打ち解けていく。
昔はトマトは珍しいものだったのかな。
トマトの起源は南米にある。彼らは新世界のことを口にして
いたが、その世界は主に南北アメリカであり、オーストラリア
でもある。大航海時代と言えばスペインとポルトガルが15世紀
から主導して世界を回ったが、そんな強大な国スペインと
四面楚歌の状態に陥っているイングランドが対峙出来るのか
否か。

ホーキンスはやたらと彼女を焚きつけてはイングランドも新
世界を目指すべきことを語っていた。

それを聞いたエリザベスも恐怖心ばかりに縛られていたが、
勅許状を発行してホーキンスに探検と交易を任せることに
なった。

スペイン大使からは挑発行為だと取るとして圧力をかけられる
が、果たしてどうなるのか。

■使用された曲

・Reign End Credits Theme
Written by Trevor Morris

■出演者

Queenメアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
Queenキャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
Queenエリザベス1世 (Rachel Skarsten) イングランド女王、庶子
グリア・カッスルロイ (Jenessa Grant) SC。娼婦の館主
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
Princess クロード・ヴァロワ (Rose Williams) 王妃、カトリーナの娘
Lord ギデオン・ブラックバーン (Ben Geurens) 幽閉、大使へ
Earl ジェームズ・スチュワート (Dan Jeannotte) スコットランドの庶子
ジョン・ノックス (Jonathan Goad) 牧師、ジェームズと協力
King シャルルIX (Spencer Macpherson) フランソワの弟
Lord ダーンリー/ヘンリー・スチュワート (Will Kemp) 王位継承権有り

Lord ボスウェル (Adam Croasdell) マリーの元臣下
リュック・ナルシス (Steve Lund) ステファンの息子
ニコル (Ann Pirvu) シャルルが好意を寄せるプロテスタント娘
ダヴィデ・リッチオ (Andrew Shaver) トリノの商人。伝言を。
ジョン・ホーキンス (Max Lloyd-Jones) 船長、スペインから宝盗む
キーラ・ホワイト (Sara Garcia) ダーンリーの元恋人、病気
(Angela Besharah) キーラが宿泊する宿屋の主人
ルクレツィア・デ・メディチ (Rose Napoli) フィレンツェを統治
マルコム (Jonathan Koensgen) ダーンリーの元を尋ねてくる
Lady パルマートン (Trenna Keating)
ルナール (Michael Longstaff) スペイン大使
Load デシャン (Justin Michael Carriere) ナイトの爵位を得る
セオドア・デイビス卿 モンティース伯という爵位を持つ

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