THE FALL 警視ステラ・ギブソン 第3話 新たな獲物 Insolence & Wine

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20 May 2013
第3話 新たな獲物 Insolence & Wine

監督/Jakob Verbruggen 脚本/Allan Cubitt
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ポールはオリビアが寝静まった後、部屋の天井から手帳を取り
出す。オリビアは寝た振りをしてそのことを観察していた。
ポールはその手帳にメッセージを書く。
「空想と現実、動機と行為の狭間に黒い影が舞い降りる。」
「至高の快楽と痛みをもたらすもの。それは殺人か、その影か。」

ステラの元にバーンズがやってくると、特別捜査班を組むこと
を告げ、どのメーバーを入れるのかと問う。誰でも同じだと
しながらも、ステラはブリンクとマッケルロイを指定する。
そんな中バーンズの携帯には警察官が撃たれたとの知らせが入る。
ステラにも銃の携行を求め、その為に射撃の練習をするよう
求める。

ステラはサラの事件に関して、SNSの写真をマスコミに使わせたく
ないとしてなんとかアカウントを消すような方向で進めて欲しい
と語る。
そんなステラの元にフェリントンがやってくると、カテラは彼女
にサラが通報した時のことを彼女の父に話したこと。具体的
対策を取らなかったのはサラの方だとして理解してもらった
と語る。フェリントンは感謝する中、ステラに対して警察官が
撃たれた事件を知っているかと問う。被害者はジェームズ・オル
ソンだと告げ、自宅前で撃たれたもの。彼を明らかに狙ったもの
だという。ステラの泊まったホテルの部屋に”誰か”が来たのでしょ
というフェリントンはその形跡(コンドームなど)は私が消して
置いたと語る。

バーンズはオルソンが殺害された現場にいくと、マスコミと
ヤジ馬で溢れていた。ネッドはオルソンに対して色々と説明
を求めるが、取り合わなかった。マシューはバーンズに対して
オルソンの家族(妻一人、子2人)は家に居る事を告げると、
バーンズは遺族の元へと歩み寄る。

オリビアは朝目覚めると、ポールは弁当を作っていた。
オリビアはママに電話していいかと問うと、オハヨーって言い
たいだけだと語る。ポールは仕事中だから・・というが、許可
する。

アンジェリカは新生児室で娘に対して聖書の言葉を唱え十字架
のメッセージを語る。その光景をサリー・アンは遠くから見ていた。

モーガンの記者会見する様子を息子のアーロンはテレビで目に
していた。アーロンはドラッグパーティーにロスマイクルと
ラングを招待し、娼婦を見繕っていた。その様子を北アイルラン
ド警察のロブが監視していた。
ロスマイクルはアクシデントが起きた事を語ると、娼婦が顔から
激しく血を流していた。ちょっとぶつかっただけだというと、
ロブはすぐに現場のドラッグを処分。ロブはオルソンに電話
するとすぐに来いと語るが、携帯に出たのは現場にいたマシュー
だった。別人だと知るとロブはすぐに携帯を切り、SIMカード
を折って処分する。そんな中ロブの元にオルソンが撃たれて
殺されたとの連絡が入る。ロブはアーロンにもその事実を伝える。

ポールはオリビアを学校まで送る。

ステラはフェリントンとストーンの居る場所にいくと、フェリ
ントンに対して特別捜査班を立ち上げることになったと説明し、
あなたも参加する気はあるかと問う。ただしそうなれば忙しくて
家にはなかなか帰られなくなることを語る。フェリントンは
是非参加したいと語ると、射撃訓練場とその近場で泳げるプール
を探して置いてくれと告げる。

ステラは捜査本部に向かう中、作戦名はどうするのかと問われる。
候補名として、エデン、シルクハット、アラモ、ミュージックマ
ン、ジェネシス、アシュラウなどが出ているという。
ステラは特別捜査班のメンバーが集う中、みんなの前で、色々と
今後の捜査に当たり注意ごとを語る。
フィオナ・ギャラガー、アリス・モンロー、サラ・ケイの三つ
の事件には共通点が有り、同一犯による犯行で有り連続殺人事件
であること。犯人像として女性は除外すること。法医学者の
リードによるとサラは妊娠しており、6週目から8週目だった
こと。その事実は決して外部に漏らすなと。この手の犯人像は
麻薬中毒患者と同じで、やればやるほど欲しくなるとし、どんどん
犯行事件の間隔が短くなっていくという。まるで習慣である
かのように犯行を繰り返していくのだという。
犯人は好みで選んでいて入念に調べ上げていること。被害者の
家には犯行前に一度侵入しその一日か二日後に戻ってくること。
どうやってターゲットを選んでいるのか。それを先ずは調べ
ないといけないという。必ず被害者には共通点が有るハズだと。
この後会見を開くので情報が多数寄せられるハズであり、
一言一句録音し耳を傾けるよう告げる。警察官は大勢いて
犯人は一人で私たちが有利かと思われるが決してそうではなく
犯人は暗闇を自由に動き回り、私たちにはマスコミが監視
されているのだという。

その頃ポールはネット喫茶でアニー・ブローリーについて検索
する。カーソンロビンソン会計事務所の社員だった。
ポールは建築現場を観察しにいく。
すると二人の男たちから声を掛けられて、何をしているのかと
問い詰められる。自分はカウンセラーだと告げ、息子さんが
亡くなったジミー・タイラーの家を訪ねてきたのだという。
二人の男はそのことは知っているとして、彼の家はここではない
として脅すとポールを追い出すのだった。
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ステラが本格的に一連の事件の捜査指揮権を持ち特別捜査班が
編成される中、ステラは一夜を共にした警察官のオルソンが
自宅前で射殺されたことを知る。
ステラはその事実を包み隠さずバーンズに話す中、記者会見を
開いて情報を求めて行く。ステラは捜査官たちに細かい指示を
出して、情報の扱いには注意するよう告げる。

あんまり捜査が進んだ感じがしないところはなんとも言えない
けど、それなりのモチベーションで見る事は出来るものだった。

事件の背景には二つの流れが有り、オルソンが殺害された流れ
とポールの連続殺人事件をきちんと選り分けて捜査する必要が有り
そうだけど、マスコミたちがそれを許していくのかみたいな感じで
進んでいくのかな。
オルソンがあっさり殺されたことは驚きで、この使い捨て感が
なんとも言えないけど、「夫が君のベッドで最後の夜を過ごした」
と知ればどう思うか?というバーンズの台詞からすると、この件
で情報が流出すれば、どうなってしまうのかということも緊迫感
を与えるものが有ったね。これは前回にサラ・ケイの件で
ミスしたフェリントンの流れでも同様に感じるものが有ったけど、
警察官の不祥事や倫理の問題は、このドラマでは問われていきそう
だ。

そもそも現地北アイルランド警察と犯罪グループとの癒着の構図
が有り、政治家との癒着も懸念される中で、犯罪グループ同士の
抗争・シマ争いの背景には警察官も絡んでいて、警察同士でも
グループが違うと足並みの違う相手に癒着している構図が有る
感じでなんとも気難しそうな土地柄である。

オルソンと一夜の関係を持ったことでステラの男性遍歴の一端
でも有る、バーンズとの不倫関係まで判明したけど、
ドラマとしては、女性が主導権を握ることに抵抗感を感じる
男性の劣等感が存在していて、犯人のポールの中にも、自分よりも
地位の高い女性に対して劣等感を抱いているのではないかとする
疑いを持っていくものが有った。

“子供たちは大人のしていることを見ている”
とばかりに、オルソンの死の現場を見ていたのは実の息子だったり、
ポールの娘・オリビアは父親が何かしていることを敏感に感じ取っている。
天井裏に隠す荷物、母の実家に帰郷した際に、ポールにとっては
都合の良い空き家物件を見つけて、そこを拠点にしようとしている
ところなど、不気味な感じが描かれていた。

妻が小児科で子供の生死と向き合い、ポールもまた子供を失うもの
たちとのカウンセリングを行っている現実があるところなど、
子供がキーワードとして浮かび上がってきそうなものがあった。

北アイルランド警察の犯罪組織との癒着の構図とは逆に憎めない
側面としても描かれている。
最初の捜査会議の際に、遅刻してきたグレン捜査官。
同僚のメアリーが電話して会議が始まっているので早く来てと
警告。直前にステラは携帯を切るように話していたのに、
遅刻してきたグレンの携帯が大きな音量を立てて会議中になり出す
ところなど、ちょっぴり滑稽な姿も有る。しかもその場を皮肉る
ようなヒップホップの着信音がなんとも言えない。ステラが
作戦名のことを語り合う際にGenesisという名前が出た際に、
あのバンドは好みじゃないみたいなことを語っていた気がするけど。

不自然なのは折角広報を雇ったのに、ステラが結局その広報官
を無視して自ら発言しているし、禁止事項だとしていた情報の
流出もあっさり新聞にサラされてしまっている辺りは、内通者が
いるというところなのか。

用意周到なポールの中でも、”予想外”のことがいくつかの場面で
現れているので、それを足がかりに捜査が進展していったりする
のか。
特にオリビアが夜中に「ポルターガイスト」のキャロル・アンばり
に叫びだしては、「服を着ていない女の人を見た」と語っていること。
そしてサラ・ケイの家から戦利品として取ってきたネックレスの
件で、サリーアンの母が”大人っぽすぎる”ものだとして目にして
いることも気になるところ。
またポールが何をしようとしていたのか建築現場を見て回っている
際に、セラピーを受けて居ることを言いふらしたとして、ジミー
からリズには近づくなと警告を受けていることなども気になる点だ。

記者会見場でのステラの服の胸のボタンが開いていたところは、
視聴者サービスにもならない程度のミスだった。

また被害者が妊娠していたことを知り、ポールはサラ・ケイの
メモを消去しようとしていたけど、妊婦に対しては、ポールの中
では範疇外のことなのかな。

空き家に運び込んだマネキン人形で必死に練習したり、妄想
したりしているけど、サリーアンの祖父が四輪バイクでそこを
訪れ、見つけたりしていく場面が有るのかな。

ステラ・ギブソン (Gillian Anderson) ロンドン警視庁の警視
ポール・スペクター (Jamie Dornan) 心理カウンセラー
ジェームズ・オルソン (Ben Peel) 北アイルランド警察・巡査部長
ロブ・ブリードラブ (Michael McElhatton) 警察、オルソンの上司

テリー・マッキンターフ (Andy Moore) 不審車両で止められる。銃撃犯
メアリー・オトウィン (Brenda McNeill) BBC Newsreader
ギャレット・ブリンク (Frank McCusker) 警部・ステラと共に再検証
ジム・バーンズ (John Lynch) 北アイルランド警察の警視長・ヒゲ
メアリー・マクカーディ (Siobhan McSweeney) 北アイルランド警察・黒髪
ダニエル・フェリントン (Niamh McGrady) 北アイルランド警察・巡査
ブライアン・ストーン (Gerard Jordan) 北アイルランド警察・ダニエルの相棒

モーガン・モンロー (Ian McElhinney) 警察官指揮官で議員
アーロン・モンロー (Eugene O’Hare) モーガンの息子、アリスの元夫
リアム・スペクター (David Beattie) 息子
オリビア・スペクター (Sarah Beattie) 娘・8歳
サリー・アン・スペクター (Bronagh Waugh) ポールの妻、新生児病院
ケビン・マクスウェイン (Gerard McCarthy) 弁護士、サラの同僚
グレン・マーティン (Emmett J Scanlan) 捜査官・ヒゲ
アンジェリカ (Lucy McConnell) 娘のミッチェルが新生児室にいる。
リード・スミス (Archie Panjabi) 教授、検視官
ネッド・カラン (Nick Lee) ベルファストクロニクル社・記者
ケーティ・ベネデット (Aisling Franciosi) ベビーシッター、15歳
ロスマイクル (Tobias Winter) 大物?アーロンに招待される・デブ
ピーター・ヘイニー (Darran Watt) Constable
アーサー・ラング (Alex Romein) 大物?アーロンに招待される・メガネ

マシュー・イーストウッド (Stuart Graham) 現場捜査官
クリラ (Amanda Doherty)
ジェリー・マッケルロイ (Simon Delaney) 警視庁
ナッシュ (Chris Corrigan) ポールが建築現場に居るのを脅す二人組
ジャレッド (Griffin Madill)
リズ・タイラー (Seainin Brennan) ダニエルを失い傷心。夫からDV
ジェームズ・タイラー (Brian Milligan) リズの夫、ポールに警告
マルティナ・ディーン (Tara Lynne O’Neill) 警察の広報担当
— (Julia Dearden) CC Goodhall / サリーの母
アリソン・オブライエン (Jill Crawford) TVNIニュース記者
アニー・ブローリー (Karen Hassan) “カーソンロビンソン会計事務所”
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フィオナ・ギャラガー () 1人目の被害者
アリス・モンロー () 2人目の被害者
サラ・ケイ () 3人目の被害者

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