クリミナル・マインド Criminal Minds 11 第8話 覚醒 Awake

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第8話 覚醒 Awake

脚本/Kimberly A. Harrison
監督/Christoph Schrewe

【STORY】

●廃品回収工場/Taylor Expert

ランス・コールマン (William Langan)は自分でもよく分か
らないまま、鎖で柱に縛り付けられていた。何とかして
その場から逃げようとする。

●FBI / BAU

モーガンとルイスはリードからのメールが長いとして
語り合っていた。リードの母の体調はダイブ落ち着いたと
いう。エレベーターに乗るとJJが疲れた顔をしていた。
モーガンは昨夜洒落たディナーと映画でも見に行ったのだ
ろう?と問うが、ルイスは違うと思うと呟く。JJは素敵な
想像だけど午前3時に盛り上がっていたのは赤ちゃんだと。
ルイスはガスが溜まって夜泣きしていた?と問うとJJは
当たりだという。ようやく二人は初対面。噂は聞いている
とJJは語る。ママは寝不足の日々ねとルイス。一人と二人
では大違いだと聞いていたから倍の苦労は覚悟していたが
大変だという。

ロッシにホッチとガルシアは?とモーガンは尋ねると
オフィスに居るけど出てこないという。
JJは「殺し屋ネットワーク」の件なのか?と問う。
進展は特になし・・ホッチは手を尽くしていることを語る。
殺し屋4人に狙われているのでガルシアも怖いだろうと
モーガン。証人保護プログラムを使うという手もあると
ロッシ。

ガルシアに対してホッチは解決の目処が付くまでボディガ
ードを常に一人つけるという。証人保護だと他の州に移さ
れるのでここが安全だというホッチ。ガルシアは一旦家に
帰って安心グッズを取ってきたいというが、今この瞬間
からだというホッチ。必要なものは他の捜査官(アンダー
ソン)に取りに行かせるとのこと。

●事件の詳細

アリゾナ州フェニックスで相次いで二人が拉致され、一人目
が殺された。5日前スティーヴン・ジャクソン
(Guile Branco)は遺体として発見された。フェニックス郊外
の田舎道で発見されたこと。欠勤が何日か続いていたので
気がついたというホッチ。

二人目はランス・コールマン。三日前に出張先のトゥーソン
からフェニックスの自宅に戻るハズが姿を消した。飛行場
のカメラに写っていたが飛行機には乗らなかった。

ルイスによると年間9万人が失踪。男性は5割強。生きて帰る
のは15%だというルイス。JJは検死結果はスティーヴンの手首
に深い裂傷があること。長い間拘束されていたのだろう。
ロッシは被害者を監禁しておける場所を持っている。
モーガンは全身にヤケドと打撲の跡もある。ホッチは過激
な拷問で攻撃性のはけ口にしているが、その一方で
性的暴行はない。ロッシは拷問で快感を得ているんだと。
被害者を心身共に痛み付けることで性的に満足していると
ルイス。暴行の激しさから怨恨だとホッチ。ルイスは復讐
なのか?と問う。ロッシは本当に憎い相手は他に居て、身代
わりにしたのかも知れないという。拷問に何処まで耐えられる
か試している間に死んだとも考えられるという。
JJは2人目・ランスが消えてから72時間が経過。復讐が目的
ならもう殺されているかも知れない。今は生きている可能性
にかけようとホッチ。

・拷問場所
ランスは何とかして外に出る。外はスクラップ場のように
車が積み上げられていた。頂上からヘリコプターが来たので
助かったと思う。
犯人のウィリアム(Todd Lowe)は、ランスに起きろと告げる。
夢だった・・まだこれからだと言う。

●移動中の飛行機

モーガンは眠そうにしているJJにコーヒーを飲むか?と問う。
しかしまだ授乳中だから・・と断る。しかしあとたった45日
と3時間6分の我慢だからとし、カフェインの恨みは怖いわよ
とモーガンに言う。モーガンは”勤め”が明けたら一杯目は
奢ると約束する。

・ガルシアから情報が入る。
被害者は二人共全米イチホット(暑い)な街の住民。それ以外
に共通はない。ランスのカードは最後に使ったのは飛行場
行きの送迎車だという。犯人は成人の男を浚う自信が有った
んだとホッチ。スティーヴンはジムに通っていて力はある
というJJ。独身貴族ねというルイスは、ワンルームに住んで
仕事はフリーランスの夜間警備員だという。ランスの方は
家庭人。妻のカレン(Sandy Bainum)とは結婚20年だというロッシ。
ガルシアは会社経営していて投資家を探すために週に
一度トゥーソン通いをしていたという。
「動機」は商売上の恨みかも知れない。
スティーヴンがランスに雇われていないか調べてくれとホッ
チ。
モーガンは「拉致の手口」はどうか?と。恐らく不意打ちだ
ろうとロッシ。JJは電気ヤケドのような傷が有るのでテー
ザー銃か何かを使っているという。モーガンは夜に移動中
に襲われていること。犯人は被害者の予定を知って居たの
か。最適な場所、目撃者やカメラもない場所ねとルイス。

「何故二人が襲われたのか」

これが重要だとホッチ。

■フェニックス

ホッチとロッシとJJは地元警察署のデビー・ウェブス
ター (Gloria Votsis)に逢い捜査協力をする。既にカレン
も来ていた。

■Impression

ルイスはJJが復帰するまでのキャラクターかと思っていた
ので、この二人が一緒に捜査することなど無いのかなと
思っていたけど、今回はリード先生が休みを取った事も
有って始めてJJとルイスが対面するというエピソードでした。
JJは元々国防総省で広報官か何かをしていたので顔は知れて
いるかと思うんだけど・・
先日JJだけが出た時には「ルイスはあなたの事を優秀だと
言っていた」と伝聞された訳だけど、今回はJJがルイスに
「あなたは優秀だと聞いた」ことを口にしていた。

またこのシーズンのメインでも有る殺し屋ネットワークの件。
4人の人物がガルシアを狙っているものだと判明。
それを受けてホッチは局内で守るとしていたけれど、
大抵FBIだとしてもどの機関で有ってもボディガードって
もの凄く弱いんだよね。
ガルシアも危機が迫り犯人に拉致されて始めて仲間が助け
に来るってエピがそのウチ有るのかな。
ガルシアって結構危険な目には有って居るんだよね。現場
職員じゃないのに・・

さて今回はフェニックスで起きている事件。
シナリオ/事件を見ていると全く難しい案件でもない。
その割りに随分時間がかかったなという印象だった。

同一地域で発生している事件ならば地理的プロファイル
なんかで簡単に範囲を狭められそうな気がするけど、
リード先生封印の中での犯罪ということで、その辺の捜査
スキルが落ちていたのは確かだった。

私生活ではJJとモーガンの絡みが多かった。
カフェインの件で授乳中のJJはコーヒーが現在飲めない
状況だけど、残り45日と3時間6分と語っていたところを見る
と授乳期間を決めているのかな?
ウチの義理の姉の場合も色々と食事とか気を使っていたけど
(元々カフェインレスな人ではある)、甥っ子とかもう長い事
授乳していた感じ。
そして日夜構わず何時間か置きに必ず授乳になるので
JJが寝不足だというのも分かる気がする。
至る所でJJがあくびしたり眠っていたような印象
も有るので、下手にミスるような場面がなければ良いなと
思っていましたが杞憂に終わりました。
モーガンが意外と子育てを理解していない。ルイスがあきれ
顔で突っ込み入れていましたけどね。

今回は娘を亡くした父親のエピソードでした。
この辛さを一番理解しているのはホッチで有り、そして
色んな意味で似た所が有る。そんな父親の気持ちを理解して
いるからこそホッチがクローザーになるのかと思ったけど
JJが説得し、最終的にはJJとルイスが互いに一発ずつ撃ち
合いフロントガラスを見ると綺麗なくらいに軌道が合わさっ
ていた感じでした。

■The story unfolds

アリゾナ州フェニックスで拉致事件が連続して起きて、
5日前にスティーヴン・ジャクソンの遺体が発見される。
そして3日前にはランス・コールマンが自宅に帰る際に
失踪してしまう。
話を聞くとスティーヴンは独身貴族で、ランスは結婚20年目
に入っても家族思いの男性で出張が有っても2日以上は
家を空けないという暮らしをしている人物。
接点を探そうとするがフェニックスという共通点以外に
なかなか見つからなかった。そうこうしているウチに3人目
の失踪者が出てくる。

■be interested in..

・責任感と罪悪感

当初は被害者の傷から犯人が拉致した男たちを拷問して
いるとわかると、心身共に痛みつけることで性的満足を
得ていることを口にしていた。ただこれは推測違いで、
妄想が引き起こしたところが有るのか。未だに自分の娘の
死を受け入れられない別人格の彼の姿が有る。

結局は「眠り・睡眠」というキーワードの元で、彼が
車の中で仮眠したばかりに娘のタチアナを失った罪悪感が
彼を凶暴にしていた。

しかし彼の妻というのはどうしたんだろうね。

・今回は拉致事件か

失踪と言っても大人を拉致している。しかもリスク性の
高い体を鍛えている男を拉致しては拷問し時に殺害している。

犯人は単純に見て睡眠不足が限度を超えて妄想を目にする
ようになったのだろうか?それとも人格が分離したような
統合失調状態なのか。

そして自分の気持ちを他人にも分からせたくて、敢えて
痛みを与えて、居もしないはずの娘の居場所を聞きだそうと
していた。

被害者たちも一度は助かりそうな時の夢を見る。

ランスは夢の中で監禁場所から逃げた際にヘリコプターが
助けに来る夢を見ていた。

逃走が成功してもやっぱり失敗していたと考えると
「プリティ・リトル・ライアーズ」みたいだね。

・拉致の手口・場所

これは簡単に分かりそうな・・
少しずつ犯人の行動範囲を地理的プロファイルで狭めていく
訳だけど、この作業はそう難しく無い気がする。
二人が失踪した当時の行動を追跡すればすぐに分かったので
はないのか?
色々とガルシアが携帯の電波の基地局を調べていたので
その辺りで事件・事故が有ったであろうことは想像に難くは
なかった。全てを見てから発言しているからそういえるのか。
携帯の電波が忙しい時には回避されるということを知って
いたのでガルシアを狙う敵がそろそろ近づいているのかと
思った。

・検視局のパット

今回のBAUは検視局よりも先を言ってたよね。
ただ確認しただけ。色んな種類の拷問をしているので元軍人
なのか?という疑いは出た。しかしエグイのは被害者が眠ら
ないようにする為にホッチキスで瞼を留めていたという事実。
ホッチがやっぱり娘を失った父親としての気持ちの共有を
図って探したりネゴシエートするべきだったよな。

・被害者のあれこれ

1人目 スティーヴン・ジャクソン
2人目 ランス・コールマン
3人目 デヴィッド・ホイットフィールド

91年型のマスタングに乗っていた。当然型式から見てもGPS
がついていない。

ランスは飛行機に乗り遅れて会社のカードでレンタカーを
借りていた。

ランスの脱走劇は上手く行ったように見えた。
ただ残念ながらまたしてもそれは儚い夢だった。今度は撃た
れてトドメを刺される。

・プロファイル

・犯人は被害者をサディスティックに尋問。情報を得る為
で苦しめつつ性的快感を得る(H)
・被害者が抵抗すると犯人は喜ぶ(JJ)
・犯人は白人男性、30から40代前半。男の被害者を制圧
出来る腕力がある(MO)
・怒りの力で突き進んでいるので拷問は非常に残酷(RO)
・被害者が完全に屈して必要な情報を打ち明けるまで犯人は
力で支配(Rui)
・拷問の几帳面さから見てPTSDを患っているかも(JJ)
・拷問にかなりの手間を掛けている。動機は根深く個人的な
理由(MO)
・犯人は社交性に乏しく控えめな人物。活動は夜(RO)
・善意や同情心を利用して近づいて突然襲い拉致する(H)
・拷問のエスカレートから絶望的で不安定(Rui)
・必要にかられた衝動的な犯行ではあるが被害者たちは
あくまで何かの身代わり。満足はない(MO)
・動機が解決の鍵(H)

・JJの閃き / 拉致の手口・場所2

トイレで鏡を見ていたJJは閃いた。今回のキーワードと
なっていたのが「カフェイン」。自分がやろうとしている
ことを眠らず見せる為にカフェインを与えた・・天文学的量。
カフェインは血管を広げるから神経過敏になって痛みの感じ
方も大きくなる。

・10号線

トゥーソンからフェニックスのルートを考えると
77号線、87号線、10号線が有る。そして一番早いのが10号線
とのこと。
そして三人目の被害者のデヴィッドは10号線沿いの自動車
工場で働いている。
拉致しやすい場所・・ガソリンスタンド2軒、ダイナー、
休憩エリアが幾つか・・

DRY POINT CREEK / 休憩エリアで三人目の被害者を尾行して
行く姿が有ったし、その前には犯人が過去に休憩して
タトゥーの男に娘が誘拐された場所でも有った。

かつてドラマだったか映画でも国道で必ず起きている事件
を追う内容のものが有ったな。

・犯人

実は今回の犯人はウィリアム・テイラーだった。
5歳当時チャンドラー付近を走っていて疲れて仮眠を取った
際に後部座席にいた娘のタチアナが浚われた。
2015年8月17日のことでタチアナのバレエの発表会の日の
帰り道だった。
彼の手口は「テールライトが消えている」と言って外に
出しては誘拐するもの。

娘を浚われて悲しんでいた父親がどうして殺人犯に変わった
のか。
ストレスが限界に達したものなのか。
生死不明というのは最高のストレスにはなる。
ただしホッチが調べた限りではタチアナは既に死亡し遺体も
発見されている。

あの木の下で殺されていたのだろうけど、木を見ると
「This is Us」の父親との思い出の木か、同じく殺人事件
だと「TRUE DETECTIVE」を思い出すな。

しかしタチアナを殺した犯人は生きて居る。
最後にミシシッピ川ジャクソンで母子の車に近づいて声を
掛けていた。

■Used songs

・Theme from Criminal Minds
Composed by Marc Fantini and Steffan Fantini
・You Are My Sunshine by Leah Andreone

■Cast

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
Dr.スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) 知識力
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省からBAUへ
Dr.タラ・ルイス (Aisha Tyler) BAU

ウィリアム・テイラー (Todd Lowe) 43歳、廃品回収業
タチアナ・テイラー (Lexy Kolker) 7歳の娘、バレエ教室
デビー・ウェブスター (Gloria Votsis) フェニックス警察
ランス・コールマン (William Langan) 二人目の被害者・家庭思い
カレン・コールマン (Sandy Bainum) ランスの妻
デヴィッド・ホイットフィールド (James Morosini) 三人目、自動車工場勤務
Dr.パット・ルイス (Leah Garland) アリゾナ州検視局
(Danette Wilson) 母親
(Akira Akbar) 母親の娘・タブレット
(Tommy Dickie) 被害者のアパート管理人
(Troy Jones) ガイコツタトゥーの男
スティーヴン・ジャクソン (Guile Branco) 一人目の被害者
ゲイリー・リー・サンプソン ヒッチハイクガージャッカー

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