ゲームシェイカーズ2 Game Shakers2
制作 / ニコロデオン/バイアコム
第16話(15) ハドソン空を飛ぶ Wing Suits & Rocket Boots
脚本/Dan Schneider、Sean Gill、Jana Petrosini
監督/Nathan Kress
2017年5月20日
【ストーリー】
■Game Shakers
先日完成したスマホ・ピアパッド用のゲーム
「リャマリャマ唾ペッペ」のゲームをしながらそれを
配信するハドソン。ハドソンは相変わらず不思議な
言葉と独特の思考の元でリスナー相手に配信を続ける。
「一体どのゲーム会社が作ったのか」
「ゲームシェイカーズ、僕も社員だから僕も制作に
携わっている」
配信を見守るケンジーは、ハドソンの言動を見て
大丈夫なのかと問う。この配信は世界中の人が見られ
るものだという。
現在の視聴者数は20万人。
発言が滅茶苦茶な為にケンジーはハドソンの配信への
リストを唱える。
「リャマの意味はメスのリャマって事じゃないか。
オスは多分リャムーだよ」
「ピアパッドを舐めてゲーム操作をする」
そんな行動は常識を逸していた。
それを受けてトリップとベイブはハドソンの事を
止めようとするケンジーの事を止める。
ハドソンが配信するようになり、ゲームチャート
は47位から2位に上がっていること。
「ファンはハドソンを見たいんだよ。ハドソンが
ゲームしている姿を見せればゲームが売れる」
ハドソンはソファーに座りほつれたセーターの事を
指摘する。
「一本の毛が出たら引っ張るのが良いんだ。長くなる
んだよ」
・ダブからトリップに電話が鳴る。
ダブは現在ヘリコプターに乗っている所だという。
トリップはウィングスーツは着ていないよね?とし
せめてダイブするのだけはキケンなので辞めて欲し
いと語る。
しかしダブから後ろの窓を見て見ろとし、パラシュ
ートを使ってダブが降臨する。
トリップは父に言う。
「ダイブはもう辞めると約束しただろう」
「約束しただけで守らないのが俺の主義だ」
仔馬を買ってやると約束したけどどうなった?
ホワイトハウスツアーに一緒に連れて行くと約束
したけどどうなった?
仔馬を買っても居ないし、ホワイトハウスには
既に行ってきて立ち入り禁止になったという。
「ウイングスーツでニューヨークの各所をダイブ
しないで・・それは危ない事だし馬鹿なことだ」
というトリップ。
しかし目の前でハドソンが”馬鹿なこと”をしている
事を受けて、そういう奴はそこにいると指摘される。
●学校のロッカールーム
翌日ベイブはケンジーに話しかけるとケンジーの
首に包帯が巻かれていることが分かる。
どうしたのか尋ねると、動物シェルターでボランテ
ィアをしていたらカワイイ野生のイタチが居て
ジャレに来てそのまま噛まれたのだという。
■感想
監督を務めたのは「iCarly」でフレディ役を演じた
Nathan Kress。
彼は「Game Shakers」の中で6つのエピソードで監督
を勤めている。
S1-15 夢のデュエット? A Job for Jimbo
S1-18 爆発!メガシャーク Shark Explosion
S2-8 ゲーム誕生の瞬間? Bear Butt Laser Runner
S2-11 iCarlyに夢中 Game Shippers
S2-15 ハドソン空を飛ぶ Wing Suits & Rocket Boots (<-今回)
S3-6 トリップ救出作戦! Escape from Utah!
今回のエピソードは大きく分けると2つになる。
●ハドソンの行動
ストリーミング配信を元にした彼の言動は、画面を
通して見ている人には面白いものなのかも知れない。
しかし彼はこれまでのシットコムに登場するような
常識外の馬鹿な行動をするキャラクターとして
存在しているので、近くで見守る仲間としては
気が気でない。
ストリーミングはデジタル社会のマーケティング
に於いては欠かせないものなのかも知れない。
ゲームを作る企業としては、ゲームを販売しなければ
ならない。
ハドソンの言動の中でも普段は「馬鹿なことをして
いる」で済むものと、「命の危険性を顧みることの
ないリスク性のある行動」の二つがある。
特に今回は大人になり切れない子供の様なダブによ
ってもたらされたものだった。
最近ダブの中で流行しているのは上空からNewYork
の街にパラシュートでダイブするという行動である。
ストリーマーたちのそんな行動は視聴者を引き付けて
ゲームそのものの楽しさよりも、ストリームを
する人物やその行動に興味持つ。
最近でも登録者数238万人を誇るキプロス人
YoutuberのFidias Panayiotouと他3人のyoutuber
と共に「ただで日本中を旅した」を公開して
話題になったばかりだ。
テキストベースで行われているGoogle AdSenseなど
は厳しいルールが設けられていてBANされれば
二度とアカウントを作ることが出来なくなるが、
YouTubeの場合はまるで音沙汰がない。
個人を訴えても意味がないので私は日本側には
YouTubeを運営する米グーグル社に巨額の賠償を
求めて欲しいと思う。
その内彼らは収益を求めるあまり日本の神社仏閣など
でも暴れたり騒いだりしてエスカレートしていく筈だ。
●ケンジー言動
彼女はこのドラマの中でもトリップと共に冷静な
キャラクターで常識的な言動をする。
曲がったことが大嫌いメガネっ子ケンジー・ベル。
彼女は動物シェルターでボランティアした挙句
イタチに噛まれてしまった。
イタチは彼女が作ったゲームの中にも出て来る。
リスクのある行動をなかなかとらない彼女だが、
イタチに噛まれて体調を悪くした為に薬を処方
してもらう。
薬の名前はスパゼロール。いかにもな名前だ。
副作用として、一錠がコーヒー40杯分に匹敵する
ハイパーアクティヴさ、早口、きゅく単に気分に
変調が出て来るとある。
ハドソンを否定していた彼女が自ら女性ハドソン化
してしまう格好では有ったが、ハドソンの言動は
ハイになるとか思考が遅いとかそんなものではない。
そもそも会話として成り立っているのかと思う時が
有る程に不自然な行動を取る。
●仲間のピンチに一同はどうする?
ハドソンはダブが残したロケットブーツを使用して
上空を飛行する。それをストリーミングで流して
いた。燃料が切れて徐々にランディングしていく
が、降りた先はイーストリバーが流れる
ブルックリン橋のてっぺんだった。
先日のエピソードで頂上がどうとか語っていたので
それを意識しているのかも知れない。
物理的に見て簡単に落ちて行きそうなシチュエーシ
ョンでは有ったが、ベイブやトリップ、ケンジーが
駆け付けた時にはまだ橋の上にとどまっていた。
ハドソンを助けようとしたケンジーは、誤って
橋の上から突き落とすような格好になる。
本当に落下していくところで、
昭和人なら「スーパーマン」のクラーク・ケント
平成人なら「アイアンマン」のトニー・スターク
みたいな登場の仕方でダブが助ける。
■使用された曲
主題歌:「Drop Dat What」 ケル・ミッチェル
■出演者
ベイブ・カラーノ (Cree Cicchino) リーダー
ケンジー・ベル (Madisyn Shipman) 制作担当
トリプルG (Benjamin Flores Jr.) ダブルGの息子
ハドソン・ギンブル (Thomas Kuc) 商品テスト担当
ダブルG (Kel Mitchell) ラップ界のスーパースター
ルースレス (Sheldon Bailey) ダブのBG
バニー (Bubba Ganter) ダブのBG