DOC あすへのカルテ2 DOC – NELLE TUE MANI 第5話 親子 L’attenzione (Attention)

リンク広告 テスト




DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2022年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte2/ts/LRPGKZ9NQY/

第5話 親子 L’attenzione (Attention)

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Beniamino Catena

【STORY】

■学校帰り

アンナ (Giulia Briata) は、自動車修理工を勤める
ワルテル (Iacopo Ricciotti)に電話する。
娘のガイア (Virginia Bocelli) を学校に迎えに行き
そのまま連れて来たこと。必要な書類は来ていない
し公聴会がもうすぐ始まるので仕方がない行動だった
と夫に了承を求める。しかも現在の彼女は体調が
悪く、頭が痛くて舌もヒリヒリ、息苦しくて唇は
カサカサだという。ワルテルは眩暈もするのかと
問うと、あなたが来たらよくなるという。
娘のガイアを仕事中の父/夫のワルテルと話をさせる。
ガイアは父に対していつ会えるのかと問うと、会うの
は”金曜日”の約束だとすると、妻は元夫に対して
いつ来ても良いのよと語る。

・裁判所 (Tribunale di Mitano)

アンナとガイアは裁判所の入り口に立ち、セキュリ
ティが見守る中、金属探知機を通る。
すると荷物からではなく体の中から金属片みたいな
ものが映し出される。セキュリティはアンナに銃を
向ける。彼女は弁護士が待っているというが・・
そのまま気を失ってしまう。
そんなやりとりを電話越しに聞いていたワルテルは
心配する。

・屋内水泳場

カロリーナは女友達(Adele Piras)と会話する。
常連客の男性がいつも泳いでいた。イケメンだとして
会話するが、ずっと泳いでいる為に誰なのか確認も
出来ずにいるという。
カロリーナも常連だが、いつも来るときには既に
泳いでいるし、上がるのは私の方が先であると語る。

女友達は今日は来るのが早いとして何か心配事でも
あるのではないかと気を使われる。
リッカルドの事ならば諦めた方が良いという彼女に
対してそれを否定し、父親の事が心配である事を語る。
父は医長に戻ろうとしている。
しかし友達はそれの何が問題なのか分からず尋ね返
すもカロリーナはボーっとした後(回想シーン)
イケメンによろしくと言って立ち去る。

■アンブロシアーノ総合病院

アンドレアはカルーソのオフィスの前で待っている
とカルーソと共にテデスキがやってくる。
アンドレアは次のテストがいつなのかを聞きに来た
事を語る。そんなにテデスキを蹴落としたいのか?
と言うと、争っている訳ではないと彼女の方が答え
る。明後日までには連絡するというカルーソだが、
彼はアンドレアに一つだけ聞きたいことがある事を
語る。

「何故自分に医長が務まると思えるのか」

「僕が患者だからだ。だからこそ患者の不安が分かる」

●病室

カロリーナは救急外来で来た患者の胃の洗浄を行った
ら中からこれが出て来たとみんなに見せる。
それはクリップだった。患者は会社にクリップを持っ
て行ったと主張しているが、入り口に有る金属探知機
を見ると胃の中に異物が有り、警備員から自爆テロだと
思われ大騒ぎになったのだという。ジュリアは何故
クリップが胃に入ったのかを患者であるアンナに尋ね
る。仕事中にそれを口にくわえて偶に間違えて呑み込
んでしまうことがあるという。
元夫のワルテルはそんな彼女の騒動にいい加減にして
くれと語る。
アンドレアはカルテを見ると【鉄欠乏症貧血】とある
ので食べ物ではないものを飲みこみたくなっても仕方
がないことだという。リッカルドは【異食症】という
病名を口にし、貧血の改善をすれば症状は無くなる
筈だと語る。

●医局

アンナの病気について医師たちは語り合う。

テデスキは異食症は拡大解釈ではないかと告げる。
アンドレアはそれを否定し、赤血球が足りていない
し他の症状の説明ね付くと語る。
「疲労感」「頭痛」「舌の痛み」「爪の凹み」
爪の凹みは「スプーンネイル」とも呼ばれているのを
カロリーナが呟く。テデスキは貧血症状なら知って
いるとし、それでもクリップを飲みこむ事は深刻
という。彼女は【精神科の症例】だと主張する。
アンナは働く母で娘との関係は良好で精神的な問題
は抱えていないというアンドレア。

「12歳の時、リンパ腫が白血化している」

リッカルドは再発の可能性について尋ねるが、テデ
スキはまずは精神科診断であることを語る。しかし
アンドレアはもしも腫瘍ならば放置している内に悪化
してしまう事を語る。当時のアンナの主治医の
エドアルド・ヴァレンティに話を聞くのはどうかと
提案する。テデスキはジュリアに意見・判断を求める
と、両方の線で進めるという。ヴァレンティから話を
聴き、そして精神科の手配をしてと語る。

アルバはテデスキを呼び出すとダミアーノが診断の
件で相談があると言っていると語る。

テデスキはダミアーノの元に行こうとする中、ジュ
リアに対して語る

「アンドレアに惑わされないで。主治医はあなた、
上司は私だ」

リッカルドやアンドレアも一緒に行くとし、互いに
“青い犬”と言い合う。アルバは”青い犬”とは何のこと
なのかと問うと、後で話すと語る。

●ダレーシュ(Rishad Noorani)の病室。

ダミアーノは他の医師たちに患者・ダレーシュの状況
について語る。数日前に「発疹」が出たこと。
「発熱」「腰痛」「脱力感」「吐き気」があること。
ダレーシュ本人はワクチンを打ったせいだという。
ガブリエルは接種したのは黄熱で、息子のサンディープ
(Kelum Giordano)とインド旅行に行く為に数日前に
打ったという。息子は金融業をしていて仕事で世界中を
飛び回っているのに未だ父の故郷を知らないのだと
いう。サンディープは”ムルバット”に行っても仕方が
ないとするが、父は”ムルバッド”だと訂正する。
接種した薬は「解熱剤」「鎮痛剤」。かかりつけ医
は坐骨神経痛と言ったが、異変が出たという。

アンドレアはダレーシュの足を片方ずつ上下させる。
すると右足側は動かすことが出来なかった。
弛緩性麻痺、片側性だった。
仕事は何をしているのか?という問いかけに、
「畜産業」をしていて牛を100頭育てているという。

●医局

【網膜炎】に気が付いたか?
【静脈炎】と【黄班変性症】があるというテデスキ。
急いで分析をして、その間に安全対策を考えましょう
という彼女。
しかしアンドレアは患者への説明はしないのかと
問うと、テデスキは【ウエストナイル熱】の恐れが
あるのだという。診断を下すのはまだ早いと主張する
アンドレア。しかしテデスキは病気は感染力が強い
ので早く手を打たなければならないと語る。
人から人はうつらないが動物からはうつるもので
飼育場を隔離しなければならないというダミアーノ。
アンドレアもそれは分かっているが確定ではない事。
患者が待っているので説明すべきだという。
しかしテデスキは病気がハッキリしてからで良い
としガブリエルが検査室へ行き、アルバが患者を
担当する。

●ダレーシュ(Rishad Noorani)の病室。

サンディープはアルバに尋ねる。

「父の病気は何なのか」

アンドレアは先ほどのカンファレンスで話し合
った事を語る。同僚たちはウエストナイル熱だと
考えていること。それを聞いたダレーシュはエジプト
には行っていないことを語る。

「深刻な状況なのか?」

まだ確定はしていないし、感染はとても珍しいもの。
何かあればすぐに知らせる事を語るアンドレア。

ダレーシュ側から一つ質問される。

インド旅行の予定を決めても良いのか?」

予定しているのは4か月後のことだと聞いて、アンド
レアは「その頃には何の病気かはっきり分かり治療も
終わっているだろうので問題はない」と語る。

●医局

アンナの件でかつて担当医だったエドゥアルドに
話を聞き、互いの疑問な点を指摘する。

「リンパ腫の再発か?」

「熱も出血も無いので関係が無いだろう」

部屋から出て行こうとするエドゥアルドに対して、

「5分で終わりか?。アンナが心配では無いのか?」

「外科医は忙しく、再発していないので命の危険は
ない」
「15年前のリンパ腫は完治して今は普通に生活を
しているのに何か心配しているのか」

と逆に問われる。

「これが普通の生活か? 病院を渡り歩いて居る。
君は命を救ったかも知れないが、その後のことは
どうか?もっと気にかけても良いのではないのか?」

「命を救っているつもりはない。体を修理している」
「その結果がどうであれ、自分の手柄にしないし、
代わりに罪にも問われない」

【感想】

これまでの展開を見ていると診断はほぼアンドレア
の流れに沿って解決に導かれるようなものだったが
今回に限って言えば、二つのケース共にテデスキ
に軍配が上がるような描き方だった。

今回は珍しく二人の患者を登場させて共に親子の
問題を取り上げた。

普段の状況とは違いコロナ禍の時のことを思い出せ
ば、世界中が同じ状況下で、家族で有っても感染した
患者に近づく事さえ許されなかった。親の死に目に
会う事も出来ず、看病も見舞いも葬式でさえも出来
なかった。

家族というものを広義に捉えれば、同じ空間で働く
ものたちが時間的概念と共に共有している事により
家族のような関係になる。
もちろんそこにはただ一緒にいるだけではなく
専門的知識が求められる中で、同じ目的・目標に
向かって歩み、その中で起きている喜怒哀楽のヒュー
マンドラマをより多く体験・経験したものたちの
ものだ。

上手くいっていない家族を例に挙げると、

・アンドレアとアニェーゼとカロリーナ
・今回の患者であるアンナとワルテルとガイア
・今回の患者であるダレーシュとサンディープ

以上のケースを見ると全てのケースは違う。
一つとして同じものはない(c) SMAP って感じだけど
ここで一つ考えさせられるのは、それぞれ物に対す
る価値や価値観の相違があげられる。

今回のドラマの中では「時間」「金」「仕事」
「信念」「生き方」「美観」「家族」「恋愛」など、
もっともその人にとって生きる上で大切にしている
ものは何かが浮かび上がる。

●医者と患者

医療ドラマに於ける多くの要素として、科間の
目的の違いが争いとして発展することがある。

このドラマでは内科の物語がメインなので、
そこに精神科、外科、感染症科が入ってくると
その差異は患者への対応の違いとして現れる。

患者と最も接する機会が有り、その生活環境も含めて
総合的に判断するのが内科の仕事で有り、
より患者の私生活や心理・信条の奥まで触れていく
のは精神科である。
感染症科はまさにこの時期にこそクローズアッぷ
されているものである。即断を求められる分野で
もあるので、可能性が有ればまずは感染拡大を
防ぐために必要な処置を取ることになる。

●医療従事者の恋愛事情

・リッカルド、アルバ、カロリーナ
・アンドレア、アニェーゼ、テデスキ、ジュリア
・アンドレア、アニェーゼ、ダヴィデ
・ジュリア、ダミアーノ
・エリーザ、ガブリエル、マッシモ
・エンリケ、テレーザ

〇ダミアーノとジュリア

以上の中でも印象に残るのはダミアーノがジュリアを
誘うデートの展覧会での一幕だ。
彼は絵画のオープニングパーティーに招待されて
いるのでジュリアを誘う。そこではアートはともかく
良質のワインが出ること。

「あなたとアートに興味はない。でもワインは好き」

その後の二人の流れも面白く出来ている。

〇ガブリエルとエリーザ

両想いであるのに、故郷の帰国の影が付きまとい
なんとも言えないストレスがたまって悶々として
いる。

〇リッカルドとアルバ

リッカルドはカロリーナの事が気になるのか?
それはドップラー効果ならぬつり橋効果的なもの
で大惨事を共に経験した流れを引きずってはいない
だろうか。
大事な時にアルバが傍に居なかったのは事実なの
だろうけど、彼女は母親との絆を取り戻した訳だし
ね。
ただリッカルドも「珍しい検査」とか症例の為に
デートをすっぽかす程に仕事人間になってしまった
のだろうか。あれだけアルバに会いたがっていた
のにね。

【患者】

● アンナ

病気 : 胃の中からクリップが発見される。
(金属探知機によって見つかった)
家族 : 夫・ワルテル(自動車修理工)、娘・ガイア
(小学生)

症状、鉄欠乏症貧血の症状。異食症、疲労感、
頭痛、舌の痛み、爪の凹み。

備考 : 12歳の頃(15年前)患った病気(リンパ腫)。
当時の主治医だった外科医長のエドアルド

クリップを飲みこんだ理由がどうであれ精神科に
任せるべきだと主張した

リンパ腫の再発かどうかを調べる為には骨髄検査が
必要だが、ジュリアは明日に回す。

〇アニェーゼの診察

娘のことでアンナと色々と会話する。
アニェーゼは離婚したことを語り、今のアンナと
状況が似ていることを語る。
アニェーゼは養子のマヌエルと関係が上手くいって
いない。

娘さんの心配ではなく、心配なのはあなた(アンナ)だ
というアニェーゼ。

アンナの摂食障害の原因は精神的なもので、何を
聞いても娘の話になるという。

「子供に対する強迫的な愛着」・・典型的な摂食
障害を患う母親の典型。それは検査の数値にも表れる。

うつ病の一種なのか。
その原因は「離婚」なのか。シングルで子供と向き
合う負担なのか。

〇急変、検査へ

腫瘍も出血もない。ただの貧血なのに何故血圧が
下がるのか。それをはっきりさせるための方法と
して【フェロキネティクス】をあげる。
(放射性鉄を静注すると骨髄に入り赤芽球と結合する
のでそれで赤血球の動きを観察するという手法)

血液検査を続けてこれで最後の採血になる。
放射性赤血球の減少が見られないという状況。

話をしにいくと娘の「単独親権」については話に
なっていた。そもそもこの夫婦ってなんで別れた
のだろうね。

父と娘で主張がぶつかる。

「あの人たちの人生だ。私たちは医者でしょ」
「患者の人生に関わらなければ医者じゃない」
「医者は患者の体を治すもの」
「それは外科医だけの話だ。ここでは出来る限り注意
を払う」

アンナの検査結果が出る。
放射性赤血球の減り方が不自然で一定量が続いた後に
急減しそのサイクルがある。
それを観てアンドレアは心当たりのあるもの。
カロリーナの血糖値がかつて似たような数値に振れた
ことが有ったからだった。

彼女の部屋から注射器が有るのを見つけて確信する。

【ミュンヒハウゼン症候群】。
病院に依存する病気。血液は自分で抜いて捨てていた
という自傷行為が有った。

彼女は子供の頃にリンパ腫で入院した際に両親が
その間だけは喧嘩せずに団結していた事から、
現在も夫が出て行った時に病気を装い、夫の気を
引こうとしていたこと。

最後はアンナも全てを認めて、娘のことを元夫に
任せる。色々と認めることで元夫との関係もよく
なりそうな感じはする。

結果 : sindrome di Münchhausen,

● ダレーシュ(Rishad Noorani)の病室。

症状 : 発疹、発熱、腰痛、脱力感、吐き気。
右足の麻痺で入院している
家族 : 父親・ダレーシュ、息子・サンディープ
備考 : インドのムンバッド出身の畜産農家。

息子とインド旅行に行くためにワクチン(黄熱)を接種
している。
かかりつけ医から【坐骨神経痛】と言われて解熱剤
鎮痛剤が処方される。

〇新たな症状。

・右半身が動かなくなる
足に触れて反応を調べていた所、右足は上げらけない
状態だった。

・網膜炎

静脈炎と黄斑変性症がある(テデスキ)
【西ナイルウイルス熱】の可能性。
もしそうならば飼育場の隔離が必要となる。

※西ナイルウイルス熱は人から人への感染がないが
動物から人にうつる。エジプトでかかる病気だと
思われがちだが、イタリア国内でも発生することが
ある。

〇検査

【ジカ熱】【チクングニア熱】の検査もした方が
良いと主張するダミアーノとガブリエルは思わず
そのセリフを語る時にハモっていた(笑)
※この二つのウスルスは蚊を介して感染する。

検査結果がなかなか出ない。
その間に熱は下がった為に軽い感染症ではないか
という「希望的観測」を述べたアンドレア。

〇急変

検査結果と同時に患者の視力が失われる。
そこで初めてウエストナイル熱だったことが判明する。
足は【繊維束性攣縮/fasciculation】

既に命は数時間しかもたないこと。
アンドレアは散々疑ってみたが、すべては最初に
語っていたテデスキのいう事が正しかった。

最後は病名を伝えられたのか分からないが、息子は
父親の近くに寄り添って色々と会話した。
と言っても視力を失っている事や、どれだけ会話に
も影響が有ったか分からない。心電図の数値がゼロ
になった時、医師たちはガラス越しに見守り、
父親の目を息子が閉じた。

結果 : virus del Nilo occidentale

● ガブリエル

ついに心理士・ルチーア・フェッラーリと面談する
ことになる。
ガブリエルもなかなか本音を話そうとしない。
これはまぁ心療内科にいけば最初は誰でもこんな
感じで、相手を信頼できるまで”ぶっちゃける”事が
出来ないんだよね。

発作で出始めたのは緊急事態の後のこと。
ハッキリとしたきっかけは無いという。

しかし院内の医療従事者でPTSDが出たのは、感染拡大
の最中であるという。

当時のガブリエルもまたコロナに感染していたん
ですね。

ルチーア医師から宿題が出される。

「エリーザと別れてから1年に有った特別な瞬間を
5つ書いてきて」

何一つ書くことが出来ないガブリエル。

「次週はエリーザを連れてきてください」
「カップルセラピーみたいなもの。やらなければ
薬は出せない」

日本の心療内科医と違って厳しい。

【その他】

●診察時間が短い?

今回は時間には比較的敏感に要素として映る。
親と子供が一緒にいる時間。
子供も社会人になり家庭を持てば、実家にあまり
寄り付かなくなり、両親との関係も激減する。

患者と関わり合う程に治療に導かれると考えている
アンドレアはみんなが簡単に診察・診断している
ことに違和感を唱える。

・「診断を下すのはまだ早い」
(テデスキがアンナを精神科に回そうとした時の発言)

・「5分で終わりか?」
(エドアルドがリンパ腫の再発はないと語った後に発言)

・「1分しか診察していない」
(アニェーゼがアンナの診断後に発言)

●青い犬

アルバはこの言葉の意味が分からない。
今回は色んな人にこの意味を尋ねるが、教えようと
すると必ず何かが起こる。完全なるフラッグ。
ほぼ100%の確率だ。

・リッカルドに聞く -> 後で話す
・ガブリエルに聞く -> テデスキから電話
・アンドレアに聞く -> アンナの急変

アルバは大変な時に実家に帰省していたことも有って
一体感を味わえないでいる。

ただアルバの母が療養の為に隔離したような場所に
いた時は、まだコロナがどうとか分かっていなかっ
たよね。それ以前に彼女の母親は何か基礎疾患を
患って居たのだっけか。

● ダミアーノとジュリアのデート

落書きの様な絵画が目の前にある。
フォルチェッラと呼ばれる100万ユーロ程度の絵。

ジュリアに部屋を横切って欲しいと頼んだダミアーノ
はある実験を試みる。

ジュリアが歩く姿にゲストたちはくぎ付け。
その間にダミアーノは壁に掛けられている絵を
上下逆さまにするが、誰もそれに気が付かない。

「誰も絵を観ていない。見るのは本当に美しいもの
だけ」

●カロリーナは外科に異動したい

外科と言えばエドアルド医師。
今回は彼と共にプールに行く光景が有るが、
冒頭でのエドアルド医師が水泳に興じているとは
思わなかった。
屋内プールで見た水泳キャップが彼のオフィスに有
った事で判明する。

ただカロリーナを見ていると父親/年上を求める行動
が見られないか?
リッカルドやエドアルドに依存していきそうな流れが
ある感じがする。

内科に居たくないのは父親との患者対応の違いだと
いう。

「オペは完璧な泳ぎだと思っている」

●カロリーナは何を知る?

回想シーンはどれもロレンツォに関わるもの。

カロリーナの会話の中で「父のやり方ではミスに
繋がる」ことを口にする。

彼女の口からミスに繋がると言ったのは二度有った。
エドアルドとの会話の時、そしてアンドレアと
会話し、その後リッカルドに心配された時だ。

●トラップにハマる

今回チーム・アンドレアは婆を引くシーンが多い。

特にリッカルドは自販機にお金を入れたが出なかっ
た。アメリカのドラマならキックすれば出て来るぞ。

●家政婦は色々と見るが、医者も色々見る

大事なシーンを観たくない・見られたくない相手に
目撃したりされたりするってシーンが多かったね。

アニェーゼとアンドレアがハグしている所をテデスキ
が観てしまったり、リッカルドとアルバがハグして
いる所をカロリーナが目撃する。病院に居ないはず
のカロリーナがエドアルドを見送る姿をリッカルドが
目撃したりしてね。

●医者の親は医者の子になる?

ダレーシュの親子関係について話し合いが有った際
に息子は金融業をしていて世界中を飛び回り、父親
の畜産業とはまるで違うもので関係は希薄化して
いることを語る。
ルーツであるインドに行くことで親子の絆が感じら
れるのではないかと考えたダレーシュは「希望的観測」
を述べる。

その際、その場にいた医師たちに親や子供の職業
を聞いていた。
テデスキは子供はなく、母親が医者。
アンドレアは元妻が精神科医、娘も医者。
アルバは両親が医者だとしていた。

アンドレアは一緒に働くことで娘との距離が縮まった
とするが、また少しずつ離れつつある。
アルバは最期の段階になってようやく母と和解出来た。

●医者の個人診療

ダミアーノを展覧会に招待したグイーディは金持ち
で、彼から個人診療を受けている。
先日のエピソードでもダミアーノは自分を患者に
売り込む姿が在ったよね。

ジュリアはダミアーノのことを非難していた。
しかし話を聞くと何処か否定ばかりではにいような
主張では有る。

「僕は恵まれていた。好きな仕事に就けて・・でも
コロナが起きて一日16時間勤務。同僚や友人を亡く
しても戦い続けて英雄と呼ばれた。でもその後、
苦情やら告発ばかり・・僕らは罪人か? 医者が恩恵を
受けてもいいはずだ」

「健康の値打ちは?」

●キーアイテム

「飴 (10 Loliipop)」、「旅程表」「水泳キャップ」

●研修医グリエルミ

先週だったか、外科医で働いていてカロリーナに
ちょっぴり意地悪をした彼。なんとリッカルドと
同期だという。

●ミス・イタリア

ドラマの中でジュリアがダミアーノに対して正論
を語ったので「立派だミス・イタリアになれそうだ」
と言われるシーンが有った。実はこのドラマの
アルバ役のSilvia Mazzieriは、2010年にミス・イタ
リアに出場して決勝に進出しMiss Cinemaを受賞して
いる。

【SOUNDTRACK】

・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite

・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医

リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 内科医、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 内科医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 内科医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 内科医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレア娘
*マッティア・ファンティ (Luca Morello) アンドレアの息子
*ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長

*ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師 il piccolo
エドアルド・ヴァレンティ (Gaetano Bruno) 外科医
ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) 元患者アジソン病
*コスタンツァ (Alessia Giangiuliani) 医長の秘書
*マヌエル (Virgilio Mongelli) 里子
Dr.ルチーア・フェッラーリ (Giusy Buscemi) 心理士

アンナ (Giulia Briata) 患者
ガイア (Virginia Bocelli) アンナの娘
ワルテル (Iacopo Ricciotti) 自動車工
ダレーシュ (Rishad Noorani) 患者、畜産農家
(Adele Piras) 美女、プールでカロリーナと会話
サンディープ (Kelum Giordano) ダレーシュの息子
グイーディ (Patrizia La Fonte) 金持ちの個人患者

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336