アストリッドとラファエル3 文書係の事件録
(Astrid et Raphaëlle) 2022 , FRANCE
制作/FRANCE TÉLÉVISIONS,JLA PRODUCTIONS,Jean-Luc
AZOULAY
原作/
制作/Alexandre de Seguins、Laurent Burtin
プロデュース/Jean-Luc Azoulay、Jean-Sébastien Bouilloux
https://www.nhk.jp/p/astridetraphaelle3/ts/39Z2PN93J4/
第8話 オオカミを追え En Souterrain
脚本/Alexandre de Seguins
Laurent Burtin
監督/Éric Le Roux
【STORY】
■スラム地域
パトカー(RENAULT社製 MEGANE III)で警邏中の警察官
の車に向かってゴミを投げつけるホームレスの男・
レオ・ジェルマン (Roger Cornillac)の姿。
“クソくらえ!!”
2人の制服警官は急いで彼のことを追いかけて、
廃墟の中に入っていく。するとソファーに座っている
男の姿が在る。よく見ると顔から血を流して死んで
いた。
・現場に向かうアストリッドとラファエル
ラファエルは司法警察員試験が近いことも有り、
受験するアストリッドに無理して現場に来ること
もない事を告げる。ラファエルの試験前はずっと家
で復習していたこと。しかしアストリッドは自分に
は復習は意味が無く既に頭に入っているので必要が
ないとのこと。寧ろ自分に必要なのは「ストレス管理」
と「想定外の事態への対処」。その為にはラファエル
に付いているのが何よりも試験対策であると
語る。
・フルニエの元へ
床は建物内にも関らず水でぬかるんでいた。
フルニエはアストリッドの所見を求める。
犯行原義の分析は試験の三科目の内の一つだったから
だ。
遺体を見つめるアストリッド。
「被害者は男性で白人。身長約180cm、体重はおよそ
85kg。殴打の痕跡が見られ、それが死因だと思われる。
ただし死因の特定にはフラニエ先生の厳密な解剖を
待った後だ」
そう語る彼女に対してフルニエは試験官を持ち上げる
良い手であると語る。フルニエはただ一つ年齢が
抜けていることを語る。
アストリッドはそれに関しては省略したこと。
路上暮らしの人は生活が過酷な為に実年齢よりも
老けて見えがちなので推定するのが困難である事を
語る。
アルチュールは被害者はホームレスという事なのかと
尋ねる。それを尋ねたのは路上で寝ている割に服装
が綺麗で有ったからだった。
この被害者は【ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群】という
ホームレスの人に多く見られる皮膚疾患を患って居た。
手指にはあかぎれが有り手も荒れている。恐らく歯の
状態も悪い筈。ただスーツに汚れが無い事は違和感
があるのは確かだった。特に襲撃されたとは思えない
こと。死後に着せたのだろうという。ホームレス
だからばれないようにスーツを着せて誤魔化そうと
したのか?というアルチュール。しかしそれだと
すぐに見破れるというラファエル。被害者の服装は
私たちの注意を引かない為ではなく寧ろその逆で
注意を引く為だと語る。
■パリ警察署 / commissariat de Police
ニコラは遺体現場近くで別の路上生活者が持っていた
とする被害者の私物を持ってくる。それは本当に
被害者の荷物なのか? 被害者のIDが入っており、
名前はロラン・ビュルギャンス。荷物を持っていた
人物レオ・ジェルマン(Roger Cornillac)を逮捕した
という。彼に前科はなく、黙秘している状況との事。
レオはラファエルの顔を見ると彼女になら喋ると
言い出す。
・取調室
ラファエルとレオは向き合って事の経緯を話し合う。
彼によると、
「あんたは知らなくてもこっちはあんたの事を知って
いる」
「8年前、仲間が濡れ衣を着せられて逮捕された事が
有った」
アストリッドはイヤホンをしている彼女に、
「スターリングラードの食料品店の強盗事件」の
事だと教える。
レオは話を続ける。
「塗衣を着せられ捕まったのはバスチャン。警察は
見た目で怪しいと決めつけ、ろくにしゃべりもしな
かったが、あなたは違う。あいつの無実を証明して
やったのだ」と。
ラファエルはまだ下っ端の頃の事件で覚えているとし
あの頃は必死だったことを語る。
バスチャンの近況を尋ねると、彼は凍死して亡くなっ
たという。
ラファエルは彼にあなたが今回逮捕された理由は分か
るか尋ねる。ロランの荷物が俺のねぐらに有った
からだろうとし、俺が殺したと思っているのか?と
逆に問われる。まだそこまでは思っていないという
と、彼はあんたは違っても他の連中はどうせ皆疑って
と語る。
「事実を知りたい」
と語る彼女。
「ロランが殺されているのを見つけて俺はまず
綺麗なスーツを着せてやった。他の仲間は無視され
たがロランだけはまともに捜査をして欲しかった
から」
「他の仲間とは?」
「ロランと同じように殺されたのに捜査部は来ない。
制服が2人来て調書を書いて終わり・・捜査はしない」
「何人が死んだのか?」
「3人以上。3人とも凍死ではなく誰かに殴り殺され
た。そして殺され続けている。誰も気にしないからだ」
■スラム地域
ラファエルたちはレオに案内された地区に行く。
警戒心を持っている路上生活者たち。
レオはそんな人たちに「彼女たちは大丈夫だ」と
言って聞かせる。
ロランの殺人が起きた時の状況をまとめて聞いていく。
・昨日の夕方広場に車を止めている野郎が居た。
ずっと同じ所に止まっていた。これは待ち伏せだ。
・車に乗っていた奴の髪の毛は茶色。体格はガッチリ
して馬鹿っぽい髪型をして、口ひげも馬鹿っぽい形。
・車の種類はよく分からないが電気自動車。車体の色
は白。街で乗るような小型車。
アルチュールは防犯カメラには映っていなかった事を
語る。
すると男は密売のスポットだからだとし、カメラは
直した傍から壊されるのだという。
男の一人はナンバーをメモって置いたというと、何故
メモして置いたのかと尋ねる。すると俺に向かって
車が突っ込んで来て謝罪の言葉一つも無いからだという。
そんなラファエルの元に犯罪資料局に居るアストリ
ッドから電話が鳴る。
■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle
アストリッドの元にいくと彼女の様子がおかしい事
に気が付く。
彼女によるとレオが言っていた3件の路上生活者殺人
事件での所轄の警察署の調書を見つけたという。
簡潔で情報は殆ど書かれていないもの。
情報不足でその3件を関連付けるのが難しい事を語る。
ラファエルはアストリッドが何故落ち着きが無いのか
を尋ねる。
すると三件の事件を関連付ける要素を見つけたとの事。
「それはパパでした」
【感想】
いよいよシーズン3の最終話。
今回はアストリッドの父親の件を掘り下げていく
もので、過去と現在の事件を繋げて、当時のアン
ギュスが捜査上何をしていて、何故亡くならねば
ならなかったのかを解いていくものだった。
ここ数話を見ていると共通するのは麻薬の蔓延や
裏稼業をしている組織の存在が大企業によって
もたらせているものだということ。これが
現実を反映したものかは分からないけどね。
それ故に捜査も慎重にならざるを得ないのだが、
今回のケースは違った意味で慎重を期す形となる。
実はアンギュスの件はとっくに解決されているもの
だと思ったけど、言われてみれば何も分かっていない。
潜入捜査をしているのかと思っていたけど実際には
組織犯罪捜査部に属した刑事だった。
(過去に取り上げたドラマの中で親が潜入捜査官だ
とする話だと、「エイリアス」に始まり「キャッスル」
など有ったのでもそれと似たような設定なのか
なと思っていた)
シーズン3はもっと犯罪資料局内でのアストリッドの
立ち位置が明確化されるかと思ったけど、その部分
での彼女の存在は索引のような状況だった。
最後にサプライズが有り、アンギュスの匂い
(アンバーの香り)と同じ匂いがする人物の存在と
同時に7歳になるアストリッドの弟がいることが判明
する。(既に5話の時にアンバーの香りについては
判明している)
今後のシーズンでは彼女の弟がどんな人物なのか気に
なると共に一緒に生活していくのかどうかが気になる
ところだ。
今回のエピソードを見ていると興味深い要素は幾つも
ある。
中でも興味深く作ってあるのは、「内通者」の存在
だった。
潜入捜査という訳ではなかったけれど、内通者が今でも
存在するという事実は、一連の事件に於いても犯罪
捜査部の面々に危険が及ぶ可能性があり、特に無防備
なアストリッドの存在は脆さと危うさを含んで
興味深い要素になっていたと思う。
そしてその心配とは他所に当時子供だったものが
親の無念を晴らすべくして活躍している今がある事。
これはアストリッドだけではなくラファエルに関して
も言える事で、8年の月日に行ってきた彼女の捜査
方針が間違ってはいなかったことを物語ような流れ
となる。
●導入部を見て・・
事件の発見を誘導する為に路上生活者が取った行動。
警察に目立つような行動を起こして遺体の元に誘い
込んだ。
例えは悪いのだけど、安部首相が殺された殺人事件
はまるで改革が進まない組織犯罪の実態をあぶり
出したし、このドラマを見た前日にyoutubeを見て
いたら、動物の親子の話を見て思う所が有った。
子供コアラが母親コアラを助ける為に人の前に
出て来て不可解な行動を取る。お腹が空いている
のか、親と離れてしまったのか最初は分からない。
試行錯誤している内にその子供コアラの意図を察して
誘導されるままにその場所に行くと母親コアラが
ネットに絡まって動けなくなっている事が分かる。
幸いにして母親は助かり、子供コアラの勇気を称える
ものだったが、それを見た後にドラマを見ると
人の行動が情けなくて涙が出る思いがした。
人間ってクソ野郎だ(<-このドラマの調子で言ってみる)
■事件・捜査
被害者 : ロラン・ビュルギャンス
職業 : 路上生活者
(ホームレスに見られるブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
を患って居た)
第一発見者 : レオ・ジェルマン
殺害現場 : 廃墟 / 地下室
死因 : 殴打の痕跡
所見 : 男性・白人、身長180cm、体重85kg
備考)
路上生活者にしてはスーツが汚れていない。
過去に3人以上の同様の傷を負った被害者が居る。
何れも被害者は路上生活者なので警察はまともに捜査
をしていない。
●過去の事件1
ホームレスからの信頼を得る為にはどうすれば良い
のか。
事件が発生しても捜査の優先度は人々からの関心度の
高い方から捜査の人員が割かれてしまう。
8年前に路上生活者であったバスチャンが「スターリン
グラードの食料品店の強盗事件」で犯人として
捕まったことが有り、それを否定して無実を証明
したのが、当時新人警察官のラファエルだった。
そのことにより、ここらで顔の効く路上生活者
レオ・ジェルマンの信頼を得ることで実績解除と
なり、スラムでの聞き込みの流れはやりやすいもの
が有った。
しかしスターリングラードというとロシアの
地名なのかなと思っていた。
先日このドラマの中で事件の起きたパリ東駅の北東
方向にあり、車で約7分(1.5km)の距離にある。
●冒頭から判明していること
現場付近は密売スポット。
車が泊まっていて、その人物の特徴と車のナンバー
が判明している。
また比較的早い時点で、麻薬の密売に絡んだ事件で
あること。
しかし逆に分かっていないのは、路上生活者連続
殺人事件の詳細だ。所轄の警察官はその状況を
詳細に記していない。
捜査の結果、車の持ち主はアクセル・ベンルビ。
アロエベラ社の警備部門の責任者。
アロエベラ社はベルジョーが経営する会社だ。
複数のホームレスに面通しさせてベンルビである事
を示唆する。
■さぁ事件捜査の始まりです
三件(実際にはそれ以上)の路上生活者の事件の関連・
関連付けをすれば犯人を絞り出すことは可能だ。
アストリッドは父親の最後の捜査で情報提供者を
使っていたことを明らかにしているが、父親は
彼らを守るために実名を使っていなかった。
彼らには北欧神話の神の名前が使用されていた。
ドラマの中では5人の路上生活者の被害者の名前が
挙がっているので、それが誰に該当するのか
よく分からないが、「繋がりがある」という事を
証明する事で過去に遡っての捜査が可能となる。
(しかしバシェール警視正からは4件の事件を結び
付ける根拠が北欧神話では捜査の許可は下りないと
された。)
◇「バルドル/Balder」(光の神)
アレックス・ビュルギャンス
◇「ブロック/Brokk」(ドワーフ)
◇「ヘズ」(怪力・盲目)
ロラン・ビュルギャンス
◇「トール/Thor」(雷神・農耕神)
◇「フェンリル」(ロキの息子)
被害者
ナンテール(NANTERRE)、ピュトー(PUTEAUX)、
モンパルナス(MONTPARNASSE)、イヴリー(IVRY)
●封印を解く
アストリッドの部屋の中でも初めて開けた扉がある。
そこは7年間開かずの部屋として存在していた父親
の仕事場だ。
「事件に新たな要素があるとしたらこの部屋の中に
ある筈」
彼女の頭の中に残したセリフは、父親が彼女の
記憶が特別なものがあると思って残したのだろうか。
「この絵を見てお前を寝かせる為によく読んで聞か
せたお話を思い出す筈だ。オオカミを追えば真実が
分かる。 愛を込めてパパより」
●内通者が分かるまでは・・
誰が警察内部で内通者となっているのか分からない。
ラファエルはバシェール警視正でさえも信用せず
アルチュールとニコラに内密での捜査をするように
告げる。ニコラは警視正のことを信頼して居たので
否定していたが、ラファエルは警視正がこの操作部に
来る前の経歴を知らないが為に不自然さを臭わす。
●オオカミとは何?
まだ何も分からない時には、それが人だと考えて
・フェンリルと繋がりが有る人物
・狼を連想させる特徴がある
・獣のような微笑みを持つ
・毛深い
・タトゥーに狼が入っている。
●犯罪資料局の中から欠けたもの
資料の一部は欠けていた。
ベルジューの供述調書の一部が丸ごと機密文章
扱いで閲覧できなくなっている。
後に調べていくと調査責任者はアンヌであることを
知る。
そして実はアンギュスは当時監察総監の内部調査
で汚職を疑われていたことがあるという事が分かる。
調査の途中で亡くなり、殉職したヒーローの名誉
を守ろうとしたのか。
調査をしたアンヌに聞くと、実はベルジョーと
同じこと・似たようなセリフを語りだす。
「汚職の証拠はなく、無実の証拠もない」
「調査の過程で何度も遭っている内に彼との距離が
縮まり、気が付かぬ内に彼に恋をしていた」
このセリフを聞いてラファエルとニコラの関係を
彷彿させるかな。
■ベルジョーとの対面
ベルジョーが経営するアロエベラ社は利益の10%に
あたる金額をアマゾンの第三風景に凍死していた。
「自然が未来の姿を取り戻し、生物の多様性が回復
するよう促す」
記者会見でベルジョーが発言した言葉だ。
税金対策ではないかとしてラファエルは逃げられない
ように会見場で割り込む。
●アンギュスを知るベルジョー
彼はアストリッドに興味を持つ。
彼はアンギュスの葬儀にも出席したこと。
そして自分たちは捜査し捜査されるウチに親しくなっ
ていったことを言われる。
●アストリッドに接近する
恐ろしいのはアストリッドの家に無断で侵入する
ベルジョーの姿が在ったこと。
ご飯を作っている辺りはドラマ版の「ハンニバル」
のレクター博士っぽい感じがするし
しかしベルジョーは強引にアンギュスとの関係を
語ってみたり、また彼が殺されたのは犯罪との闘い
ではなく罪を犯したせいだったとして、揺さぶりを
かけていく。
「誰にも言わずに倉庫に一人で乗り込んだ理由は?」
「上司や同僚に何も言わずに逮捕に行くのはおかしい
だろう。普通じゃない」
■終盤
物流の要所である倉庫に行くと狼が何かが分かる。
フェンリル(Fenrir)という貿易会社のエンブレム
に該当していた。フェンリルは南米農地で植物油
の原料を栽培しているが、畑の立地からすれば
コカやシケを栽培していてもおかしくはない。
創業者はヴィクトル・リュバンだったが、現在は
ウルグアイにいる男。
そしてフェンリルはアロエベラ社(AloeVera)の子会社。
ノルウェー当局がオスロの裁判所の令状を取って
捜索を行っていることを会議中のアロエベラ社内で
語り、プレッシャーをかける。
現状内通者については分かっていない。
しかし試験の日になって突然アンヌが同行する中、
試験を行う途中、アンヌの前にベンルビやベルジョー
が来る。
終盤は面白く出来ていたが、がっかりするところも
有る。例えばフェンリルの名前はかなり前の段階から
捜査線上に出ていたものだ。そこから何故狼の
マークに繋がらなかったのか。
また可能性として内通者が第二シーズン冒頭から
出て来た彼女がそれに該当するのではないかという
疑いはずっとぬぐい切れなかった。
結果として彼女はベルジョーから当時12歳の息子
を誘拐されて、アンギュスのキャリアを潰すように
命じられたこと。
それだけでなく、なんと彼の事を殺したのも彼女
だった。今回のドラマの流れでアストリッドが
父が亡くなった現場を訪れる際に回想シーンが
入ったけど、額に一発命中する形でアンギュスは
亡くなっていた。
最後に彼女はそんなベルジョーを銃で殺害する。
銃を奪われたアルチュール・・いつも地味に損な
役回りだ。
■その他
●白鯨の船長
アンギュスは過去に組織犯罪部に所属していた。
そして彼はヴァンサン・ベルジョーを疑い、大規模な
麻薬密売が行われていると確信していた。
しかし妄想に取りつかれているとされ、巨大クジラを
追う「白鯨の船長」の様な扱いにしかされなかった。
●回想シーン
1)
今回はガイヤール局長が回想シーンを通して登場する。
アンジュスが殺された事件の捜査が打ち切りになった
とする報告をアストリッドに行った。
彼の組織犯罪関係の事件は分類・第27セクションに
収められる。
2)
アンギュスとベルジョーが会話するシーン。
ベルジョーはアンギュスのキャリアを潰すことも出来る
として捜査を辞めるように脅しをかけた。
●司法警察官試験
バシェールがアストリッドたちの元を訪れて直接
結果を伝える。筆記試験は学校創設以来最高点だ
ったこと。口頭試験に於いては「試験中に起きた
不測の事態という特殊な事情を考慮」されて試験を
犠牲にしても捜査を優先したことが評価の対象と
なる。
アストリッドは警部補扱いでの合格になる。
資料局で働きつつも捜査をすることが出来るように
なった。
●サプライズ
アンヌには長男以外にも7歳の息子が居る。
それはアンギュスとの間にできた子供。
亡くなる前に残したものは事件解決へのヒントだけ
ではなかった。
またニコラとラファエルはいつもの屋上で恋愛話
になる。
「あなたの事を見る目が変わってもう前とは違う。」
「もう友達と思わない」
と言われたニコラ。
ニコラはそれでも気が付かずラファエルからの
告白になり、キスすることになった。
「クソったれ、何なんだよ、まったく・・」
と呟く彼の姿が在りました。
【SOUNDTRACKS】
・My Hero
【出演】
アストリッド・ニールセン (Sara Mortensen) 犯罪資料局・文書係
ラファエル・コスタ (Lola Dewaere) 刑事・警視
ニコラ・ペラン (Benoît Michel) 刑事
カール・バシェール (Jean-Louis Garçon) 刑事・警視正
アンリ・フルニエ (Husky Kihal) 監察医
アルチュール・オンギャン (Meledeen Yacoubi) 警部補
*ジュリアン・フレデリック (Julien Frédéric) 鑑識課
*マティアス・フォレスト (Hubert Delattre) 検事
*テツオ・タナカ (Kengo Saito) タナカ商店
アンヌ・ラングレ (Valérie Kaprisky) 警察学校・犯罪科学担当教官
*マチルド・ニールセン (Elisabeth Mortensen) 母
テオ・コスタ (Timi-Joy Marbot) ラファエルの息子
*ウィリアム・トマ (Jean Benoit Souilh) 社会力向上クラブ
*マックス (Clément Lagouarde) 社会力向上クラブ
*アリス (Lizzy Brynn) 社会力向上クラブ、メガネ女性
*ブノワ (Clément Langlais) 社会力向上クラブ
アラン・ガイヤール (Geoffroy Thiébaut) 局長(回想)
アンギュス・ニールセン (Aliocha Itovich) 父・殉職
ヴァンサン・ベルジョー (Olivier Rabourdin) アロエベラ社・社長
レオ・ジェルマン (Roger Cornillac) ホームレス
(Billel Brima) 帽子を被った路上生活者
(Bernard-Gilles Dailler) 路上生活者
アクセス・ベンルビ (Nicolas Wanczycki) アロエベラ社・警備部門責任者
(Vincent Leprêtre) メガネ 試験官
ロラン・ビュルギャンス () ホームレス、被害者・目の障害
アレックス・ビュルギャンス () ロランの弟
バスチャン ()
ヴィクトル・リュバン () アロエベラ社、不動産購入者
バルドル () 情報提供者・被害者
ブロック () 軟骨無形成症・低身長・情報提供者・被害者
ヘズ () 情報提供者・被害者
トール () 雷神・情報提供者・被害者
ナンテール () ホームレス・被害者
ピュトー () ホームレス・被害者
モンパルナス () ホームレス・被害者
Julien Lamy () 試験官
Erika Tastrof () 試験官