キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle8 第16話 婚約者の嘘 Heartbreaker

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キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle 8

http://dlife.disney.co.jp/program/drama/castle_s8.html

第16話 婚約者の嘘 Heartbreaker

脚本/Barry O’Brien
監督/Thomas J. Wright

【ストーリー】

・警備

アイヴス(Michael Cognata)カービィ (Dean Cudworth)は夜勤の
仕事をしながら雑談する。アイヴスはまたメールが来たとし、
その相手はアンジーだという。アイヴスはもう終わりにしたい
と語るが、カービィはようやく連絡が来たのに今度は無視する
のかと尋ねる。「俺は傷つけられたから・・」
結婚14年のカービィからのアドバイスとして
「彼女にチャンスをやれ」

そんな中、突然二人に気が付かれないようにしてワイヤーで
吊り下げられたものが二人が運んでくる荷物を気が付かれない
ようにして持ち去る。気が付いた時には相手の方が先に銃を
発砲する。

・キャッスル家

ケイトは正式にまたキャッスル家に戻ることになり、二人は
料理を囲んでお祝いする。
ケイトはほぼ毎晩のようにしてここに居たが、荷物を運び戻し
隠れることなく共にロクサットを追うことを決意したので
ある。結婚生活の再開。

二人がキスしようとすると突然音楽が流れる。
“ルーシー”に命じてすぐに音を消す。
全て音声アシスタントによって身の回りの事を行えるように
していたリック。ケイトは全てをコンピュータ任せに出来ない
とするが・・

そんなケイトの元に事件を知らせる電話が鳴る。
ようやく自然の摂理となった。

警部(ケイト)は地方検事と会議の仕事があるので先に行って
いて欲しいと頼む。

ケイトはリックが居なくなったところで”ルーシー”に頼んで
人工甘味料のコーヒーを入れてもらおうとするが、ルーシー
はスターバックスを紹介してくれるだけだった。

・事件現場

現場ではラニが遺体を調査していたところ、リックが訪れる。
ラニはリックとケイトが復縁したことを喜ぶ。
「もう二度と馬鹿なことはしないようにね。」

被害者の一人はマイケル・カービイ (Dean Cudworth)
銃創が一つ。
強盗犯はダクトから侵入し、現金10万ドルを奪ったと
いうもの。
当時現場に居たもう一人の警備員のダレン・アイヴス
(Michael Cognata)は警察に事情を語る。

銃声は聞いたが犯人は見ていない。
軍用地並みの警備が破られたことを驚いていた。

当日は普段と変わらぬ様子だった。

リックは現場で香水の匂いに気が付く。
ゼラチンのようなものが現場に落ちていた。
ホワイトダイヤモンドかシャネルの5番

「ワン・ダイレクションだ。やったぞ」

通気孔から垂れ落ちていた。
鑑識が現在採取して調べているとのこと。
それが警報センサーを止めたようだとラニは語る。

エスポはその手口に見覚えがあった。

10年前、54分署にいた時のこと。
ソニア・ルイス(Angelica Celaya)という女性を逮捕した。
彼女は仲間とオークション会社から1000万ドル分の金貨を盗む。
その際にゼリーと香水を混ぜたものを使っていた。
それだけで警報装置を破れるのか?
「ゼラチンがレーザーを遮断し、香水のフタル酸エステルで
センサーが誤作動する」
「厳密にはゼリー80%、香水20%で効果が出る」

今回の現場も同じ配合で9年前の窃盗で使われたものと同一。
しかし一味で逮捕されたのはソニアだけ。
ソニアは服役中だった。
他の容疑者は捕まっていないが計画を仕切っている人物が
いる。通称”ホホジロザメ”

金貨は転売されているハズなので追跡出来なかったのか?
売った形跡がない。しかし金貨は溶かしてしまえば追跡は
不能。

エスポをソニアの尋問役に指名するが自分は恨みを買って
いるとして避けるエスポ。エスポはキャッスルを指名する。
しかしリックは現実の女刑務所は映画と違い楽しくはない
と断る。

・刑務所

ケイトがソニアから話を聞きに行く。
しかし9年前の事を今更容易に話すとは思えなかった。
ケイトは9年前は窃盗で済んだが今回は殺人が絡んでいる
ことを語る。被害者は輸送車の運転手。

減刑するというがソニアの刑期は3か月で仮所出だった。
捜査に非協力だといえば仮出所は無くなるというケイト。
無実の男性が妻子を残して死亡したのだと説得する。

協力しようにもそれはできないという。
ボスは”ホホジロザメ”、その相棒の名前は知らないから
だと。互いに名前を知らなければ相手を売れないからだ
というソニア。私は”アオザメ”相棒は”シュモクザメ”
の通称で呼ばれていた。
ボスは誰なのか?
ジミー・サンチェス、地元の大物。3年前に亡くなって
いる。
“シュモクザメ”のことについて尋ねると、香水ゼリー
は彼のアイデアだったと語る。
彼とはジミーと出会ったスパニッシュ・ハーレムにある
バー「エル・トロ」で知り合った。あの地域は警察官は
相当嫌われている。私にならば話すというソニア。
絶対に仮出所したいのだという。

・ニューヨーク市警・12分署

矯正局はその意見・計画に許可を出す。
エスポに役割を与えようとするがここでも不自然な対応を
見せる。
エスポは険悪なムードにならないように話し出す。

「ソニアと俺は訳アリだ」
「恋人なんかじゃない。婚約していた」
「刑事と犯罪者が恋愛にあったのか?」(Ryan)
「ある意味、同じ業界だ。職場恋愛のようなもの」(Ric)

出会った際には犯罪者だと知らなかったこと。
電撃的な出会いで彼女も本性を隠していた。

気が付いたのは婚約後。様子が変になった。
妙な時間に出かけて俺を避け始めた。
金貨強盗の話を聞いた時ピンと来て俺が逮捕した。

この件からは外れてとケイト。
エスポは手錠をかけた瞬間に彼女への思いは断ち切ったと
語る。

しかし警察官に連れられてソニアが署のオフィスにやって
くると彼女は眩しく輝いており、エスポの心を揺るがし始
める。

■事件

二人体制で警備していた現金輸送車が犯罪者によって
襲われる。警備システムは軍用並みに強固で、装置を
破る手口から見て10年前の犯罪組織が絡んでいるものと
思われた。当時の犯罪者の一人の事をエスポが逮捕している
ことが判明。更に驚くべきことに彼はその犯罪者のソニア
と当時婚約関係にあった。

犯罪者同士の身元は何一つ知らせれていなかった為に
彼らが知り合ったバーに潜入して人物を特定していく。
ソニアを仮釈放して彼らと接触を図らせるが・・

■感想

今回は男女関係、恋愛事情が色々と勘案されている内容だった。

冒頭の警備会社の二人の内、一人は妻の浮気?で別れそう
な状態。殺されてしまったが子供までいる家庭だ。
そしてもう一人は結婚歴14年の男性。

そして今回はケイトとリックの関係が身内の中ではこれに該当
するが、今回の犯罪にも関わりを見せる犯罪者のソニアは
エスポと元婚約関係にあった。エスポと言えばラニとの関係
のことも有ったしなかなか関係が成就していかない。

個人的にはエスポがソニアを見つめる視線に対してラニが
どんな反応を見せるのか見たかったが、もうそういう感情・
時期にはないのかな。そういうカップル動画はtiktokで腐る
ほどあるけど、脚本が同じでみんなが同じシチュエーション
を繰り返しているだけ。

エスポはソニアへの気持ちが残っている感じだが、
逆に彼女の方はどうなのだろうか。
ソニアはライアンとのコンビに難色を示す。スパニッシュ・ハー
レムにアイルランド系であるライアンは確かに人種の多い
アメリカで有っても不釣り合いだ。

ハヴィを要求したソニア。
そのやりとりは当時付き合っていたであろうことを裏付ける
もの。逮捕した彼を恨んでいるかまでは分からないけど、
会話でのイニシアチブは完全に彼女が握っていた。

“真実と嘘”。
その探り合いによって人間関係は形成されている。
時間がその関係の本質を狂わせてしまうのか。
意外にも会話の中でソニアはエスポのことをからかうが、
彼の優しい家族については嘘をついていない。

実際に刑務所に連れていく途中で家族に合わせる。
エスポの家族は罪の無い幸せそうな家族だ。

中盤にキャッスル家の家庭が対照的に映り、ケイトが
マーサやアレクシスから酒をふるまってもらうシーンが
ある。

結果としてソニアはエスポを裏切った。
エスポもまた愛している女性を逮捕するだけの強い意志を
持っているとしながらも彼は完全に翻弄されて、感情に
よって自らの命を落としかけた。

先日のS8E15「NYPD警察学校」での教えが今になって蘇って
くる。

*ソニアの家族環境

5歳の時に父が出ていき、母親が必死になって彼女を
育てた。悪い選択と妥協の繰り返しの人生。
「状況が違えば私たちが家族になっていた」

■潜入捜査

エスポとソニアで店に向かう。

因みにエスポが運転していた赤の車はDodgeのCharger。
過去二人が乗っている赤いゴツめの車両はこの車だと思って
間違いない。
ライアンとキャッスルがそんなエスポたちを尾行していた
車がToyotaのCamryだ。
キャッスルのスポンサーなのか分からないけど、このドラマ
ではやたらに色んな年式のトヨタのカムリも出てくる。

「EL TORO」に入ると昼間なのに店は人で溢れている。

バーテンダーならば9年前の客を覚えているか。
ホホジロザメについてこの男は情報を持っていた。
三軒先のアパート(6D)に彼の祖母が住んでいる。

アパートに行くが扉が開いている。
その時点でもっと警戒心を持つべきではないのか?

男が重心の長い銃を突き付けてくるが近接でその銃が
役立つはずもない。

銃の男はジョーイ・”シュクモクザメ”

・エスポとケイトでジョーイを取り調べる。

彼にはアリバイがあった。昨夜はニュージャージーの店に
いた。彼が経営するチキン料理店「チキンチキンチキン」
アリバイも確認される。

・内通者の存在

今回の警報装置は金貨の時よりも高性能。
10年も経過すれば警報装置なんかもかなり進化していると
思うけどね。
香水ゼリーが効かない赤外線カメラが犯行時に止められて
いる。被害者カービイのコードが使用されていた。

・カービイの妻を聴取する

マイケルは窃盗団であることを話す。
匿名口座(夫婦共同口座)への入金(1万ドル)の確認。

妻は夫には問題があり悪い人たちからの借金返済が
困難な状況にあっていたことを語る。
先週男の方から接触が有った。
夫はプリペイド携帯で連絡。その携帯はある。

カービイは犯人と連絡を取っていた。
通話記録の中にはソニアの刑務所の番号がある。
ソニアは共犯だ。

しかし最大の疑問は彼女自身も語っているように
何故今犯罪を犯す必要があるのか。
三か月もすれば仮出所の状況である。

■逃走

ジョーイも共犯者だった。
店を立て直す為に見知らぬ男から仕事を受け、50万ドルの
報酬を受けている。しかし盗まれた金はそんな大金では
ない。
ソニアが盗んだ金貨が目的なのではないか。

男はソニアの元カレだという。
割り出すために刑務所の面会記録を調べようとする。

面会者は一人だけ。
アルベルト・ペーニャというソニアの父親。
ソニアの父が死にそうだった。

エスポは父の後妻に金貨を奪われると焦った。
ホホジロザメは父。

ライアンらNYPDが急いでソニアの父の家を尋ねるが既に
彼らはいなかった。
床に落ちていたエスポの血と金貨

家の中の資料では資金洗浄をしていた形跡。
クリーニング店の残高が急増している。
三か月ごとに金貨を売って入金していた。

GPS記録からガス会社の古い倉庫を訪れている。

■その他

・金曜の夜だった。サルサを踊っていた。

10年前ソニアを逮捕した時のこと。容姿は変わらず当時の服
を着ている

木曜日はライアンの家族と食事
ソニアが犯罪者であることをエスポは家族に話していない。
家族の暖かさに触れるソニア。

・監視装置に盗聴器を付けている。暗証番号を入れれば
作動する。プライバシーの侵害。
まだ現場に潜入していないのにリックとライアンは二人の
会話を聞くことになる。

・スパニッシュ・ハーレム Spanish Harlem

>米国ニューヨーク市マンハッタン北部の地区名。 プエルトリコ系
>移民のほか、中南米系移民が多く住む。

・クロナッツで元気づける
NY「ドミニク・アンセル・ベーカリー」で販売しているフレーバー。
ケイトはエスポの任務が終わったら奢るという。
(今回は香りがテーマだったこともある。)

・ルーシーの嫉妬?

ピラミッド型をした音声アシスタント。リックや家族と仲良く
している時に邪魔をする。嫉妬しているのか?

・いつまでも不幸な子供時代のせいにするな
善より悪を選んだのならお前のせいだ。

・無給で一週間の停職になるエスポ。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・Move Bitch (feat.Mystikal & I-20) by Ludacris
・The Knife by Bernard Herrmann
・Ave Que Emigra by Gaby Moreno

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
**ヘイリー・シプトン (Toks Olagundoye) フリーのセキュリティ

ソニア・ルイス (Angelica Celaya) 10年前の強盗犯”アオザメ”

ジョーイ・モンテス (Sebastian Sozzi) “シュクモクザメ”
ヴェロニカ・カービイ (Sandra Thigpen) マイケルの妻
マイケル・カービイ (Dean Cudworth) セキュリティ
ティト (Aris Alvarado) エスポの家、アフロ系
エスポのママ (Elena Campbell-Martinez)
ダレン・アイヴス (Michael Cognata) セキュリティ
ジェンキンス (Jan M. Janssen) 捜査官
アブエラ (Virginia Montero) エスポの祖母? “馬鹿だね”と叩く
ジェニファー (Lidia Pires) アルベルトの傍に居た人?
(Richard Whiten) 監視装置は最新型だ

ライナス (Seth Green) 声・音声アシスタント
ティナ (Tina Grimm)
ルーシー (Aubrey Plaza) 声・音声アシスタント
ジミー・サンチェス () 強盗犯ボス、3年前他界
ロナルド (Gonzalo Menendez) EL TOROのバーテンダー、ソニアの共犯
アルベルト・ペーニャ () 面会者、67歳、ソニアの父”ホホジロザメ”

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