キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle8 第15話 NYPD警察学校 Fidelis Ad Mortem

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キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン8

http://dlife.disney.co.jp/program/drama/castle_s8.html

第15話 NYPD警察学校 Fidelis Ad Mortem

脚本/Chad Gomez Creasey
監督/Rob Bowman

【ストーリー】

・港湾の倉庫

夜の静けさとは対照的に銃声が鳴り響く。
撃たれたバルドーは口から血を吐きつつも追いかけてくるフード
の人物から逃げようとする。しかし追いつかれてトドメにナイフ
を突き付けられる。

・キャッスル家

ロサンゼルスから戻ったリックはケイトの為に朝食を作る。
ケイトの出勤前に少しおしゃべりがしたいという彼は
濃いめのコーヒーを差し出す。

「死体も目を覚ますような濃さだ」

ケイトはリックが失踪の件で進展が有ったであろうことを推察。
食事をとろうとすると突然母親のマーサがやってくる。

ケイトとは別れて暮らしていると思っている彼女。
ケイトはリックと母が挨拶している内に陰に隠れて見守る。
マーサは執筆していた本の見本が出来たとしてあなたに
見せたかったのだという。

「マーサのお節介な助言 (UNSOLICITED ADVICE)」

更にマーサは献辞を読んで欲しいという。

「リチャードへ。あなたのしくじり人生がこの本を生みました」

For Richard . Without your constant stumbles in life
the advice in this book would not have been possible

しくじりという言葉に引っかかるリックだが、そんな彼の携帯
が突然鳴り出す。電話の相手はケイト。
寝室から忍び出たという。

「ロクセットをだませてマーサに見破られたら皮肉だ」

ケイトの元にも連絡が入り現場に向かう。

・湾岸地域 / 犯行現場

ケイトは現状まで判明した情報を聞く。
被害者は身元不明、携帯もIDも無い。
指紋を照合している。

ケイトはラニから呼び出された理由を尋ねる。
被害者は背中を撃たれて数分で失血死。その後犯人はわざわざ弾
を摘出している。登録済みの銃なのか・・・
死亡時刻は夜21時から24時。

会話している間に指紋照合の結果、被害者はダニエル・バルドー
だと判明する。警察学校の訓練生。
ケイトはその事実に複雑な表情を見せる。

■NY市警 警察学校 / NYPD POLICE ACADEMY

バルドーの携帯はGPS機能がオフ。
通話記録は5時半に法律事務所に連絡するも1分だけの通話だった。
その件はヴィクラムが調べているとのこと。

訓練生が教官たちに絞られているのを見ると昔を思い出すと
いうライアン。「なんでもすぐに腕立て伏せだ」

ベケットの訓練生時代の記録も飾られていた。
優等生だった頃のケイトのトロフィーや写真。

ケイトは校長に会い、ライアンとエスポは寮に話を聞きにいく。

・校長室

ケイトはマローン校長(James Morrison)に挨拶にいく。
彼はケイトを“伝説の卒業生”だとして歓迎する。

「みんなが君の記録を目標にしている」

校長は既にバルドーの資料を用意してくれていた。
彼の指導教官はオルティス(Michael Bowen)
彼はケイトの指導教官でもあり現役だった。

オルティスが校長室に呼ばれてやってくるとケイトは
喜びを表現する。そしてすぐにバルドー訓練生に
ついてのことを尋ね始める。

彼は苦労人。9歳の時に強盗に両親を殺された。
ハンツボイント出身。マフィアの拠点で出身者の中に
良い警官は少なかった。

ケイトを指導する前にオルティスはフラナガンの逮捕を
試みるも証拠不十分で捕まえることは出来なかった。

バルドーはやる気を持っていた。
しかし頭で考えるよりも感情に流されるタイプで最近
はその傾向が顕著だった。
最近彼がミスを犯した際に原因を尋ねると彼は
「私生活で間違いを犯した」
と語っていたという。

・警察寮

ライアンは自分が居た時よりも部屋が広いことに驚く。
エスポは寮生活ではなく集団生活に関しては軍で十分だ
と語る。

部屋を調べているとレイチェル・デッカー (Elen Woglom)
というブロンドの女性訓練生がやってくる。
バルドーとは同じ班だったという彼女。
昨夜のことを尋ねるとレイチェルは彼に誘いを断られた
とし捜査に加わらせてほしいという。
しかしそれを聞いていた教官から立場をわきまえろと
して一喝される。

■キャッスル探偵社

ヘイリーはリックがロサンゼルスで起きたことを話して
居ないことを知って臆病であると語る。
彼は邪魔が入って話せなかったが、天の声なのかも知れ
ないことを口にする。

「自分の助言に従え」

そういうと彼は過去に自分が残したVTRに再び目を通す。

「僕が記憶を消すには理由がある。ケイトを守るんだ」

僕のせいで友人を救えなかったと知れば許さないかも
知れない。

そんなリックにヘイリーはそれでも話すのだと語る。

■事件

警察学校の訓練生の男性が殺害される。
遺体を調べると銃弾が抜き取られており、拳銃は登録
してあるものではないかと推察。

警察学校の生徒だった為に訓練校へと足を運ぶ。
そこはケイトやライアンも通ってきた道で、その痕跡も
残されていた。バルドーとは同じ班だったという若い
女性訓練生・レイチェルは捜査同行を求める。
その懇願する女性にケイトは何処か昔の自分を目にし
「知性」を使って彼女をバルドー事件の流れに加えよう
とする。

またリックの記憶喪失時代の動きで進展があるも、
ケイトにはなかなか話せずにいた。
過去の自分からのメッセージによってケイトや家族を
守るためにもこれ以上の深入りは危険だと悟ったから
だった。

■感想

色々と捜査上の流れが、自分たち過去の事情が相乗的に
あふれ出てくる。

被害者の設定としては先日のエピソードと似てなくはない。

過去祖国で不正をしていた男性がアメリカに来て改心し、
過去に培った能力を活かして知り合いの問題を解決していた。

今回の被害者は幼少期に殺された両親の件を冒頭で匂わせ
その中にはなんら警察組織が関与しているのではないかと
思わせる演出がなされている。

過去に起きたことは現在の自分を構成している。
生きていく中で、その部位が経験という形で行動や心理、
人間関係の中で現れてくる。
良い意味でも悪い意味でも体を蝕み、構成していくものだ。

ケイトもリックも訳アリの過去がある。
過去があるのは当たり前だが、特殊な事情が絡んでくると
また違った話になってくる。

ケイトやライアンはこの学校を卒業しているので、二人の
中では複雑なものが入り乱れる。
教官は依然として警察の仕事は体力が大事で訓練を行う。

教官は鼻をへし折るくらいの方が成長すると思って
生徒に厳しく接する昭和男・根性論 (ここはアメリカだが)

レイチェルはケイトと同様に優秀な生徒だが教官は
謙虚さが足りないと思っている。

実際に現場に出て経験したものとして思考力や知性が
必要であることを口にしている。

反復した練習はもちろん大切だ。

そして何よりも職業柄傷ついた過去は不利になる。
人間関係も大事なことだ。

今回はそんな人間関係に於ける「信頼関係」について
言及されていくものだった。
気を許せる相手とはどんな人物なのか。
「同性」「同級生」「尊敬心」「肉親」「恋人関係」
「正義感」

■訓練生殺害事件

被害者のバルドー。
彼とは同期生・同じ班だったレイチェル。
教官には話せないこともそういう人物には話している
可能性がある。

また今回は内部での出来事の可能性が高い。
下に言及した件がまさにそれに該当するからだ。

・監察医務院

ラニによると犯人が取り出した弾の破片が腎臓から
見つかる。凶器の銃はデータベースにあるが、
発射痕・線状痕が検出できる程度のものなのか。

使用したのはNY市警の銃で主に警察学校で使用され
ているもの。
38班の武器庫から紛失。被害者がいた班のものだ。

設置してある防犯カメラは細工され、昨夜7時半から
7時35分までの武器庫の映像は止められている。

その時間に教官は帰宅している時間。
武器庫は38班の者だけが開けられる。

・バルドー事件・容疑者

警官として訓練を受けている38班14名の生徒が容疑者
少しずつ当時のアリバイとか被害者との関係を通して
容疑者を絞り出す。
初期の設定では、正門の記録により犯行時刻に外出して
いたのは10名。

・ペイトン・ブラウン Payton Brown
・デイヴ・チェンバース Dave Chambers
・アレックス・ガルシア Alex Garcia (女)
ウィリアムズ Williams
・レイチェル・デッカー Rachel Decker
ディアズ Diaz
・ライリー・ジョーンズ Riley Jones
・スティーブ・タカタ Steve Takata
スミス Smith
ウィルソン Wilson
・ジェーン・ロペス Jane Lopez (女)
・ダコタ・スカイ Dakota Sky (女)
・キャメロン・ホワイト Cameron White (女)
・テイラー・キム Taylor Kim (女)

こちらの手の内を知る相手にはあらゆる手を使わなければ
あぶり出せないということで彼らを呼んで話をする。

・ケイトは特別教官となる。

「不幸に直面した際は弱いと思われないよう感情を殺す
べきだと思うかもしれない」「でもそれは間違い」
「そんなことをすれば悪魔の思うつぼ」

・バルドーは優秀な男。彼を見習って正義を守る(Chambers)
・むかつきます (Jane)
・僕たちに捜査をさせて (Takata)
・喜んで協力します (Decker)

資料を並べて調べる。
【アリバイの確認、容疑者の排除】

3名には手に同じ印がある。
(向かいのクラブでカラオケをした形跡)

無実でもキャリアに傷がつく。
殺しは初めてだろうから罪悪感に苦しんでいるハズ。
殺しの記憶が脳内で際限なく再生されている。

・極限状態の犯人に高ストレス下で銃を撃たせる。

「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」みたいな展開だな。

欠点をあぶり出そうとするが、正直あまりピンとくる奇抜な
態度を見せたものはいない。

タカタにある欠点
デッカーはみんなから嫌われている(負けず嫌い。仲間に心を
開かない)

バルドーの戦闘装備が寮に無い。ロッカーある。7番。
中からカードが見つかる。

「口をつぐめバルドー 死人に口なしだ」
(KEEP your Mouth Shut , Bardot.Dead Men Tell no Tales)

しかし【ロッカーに入っていたカード】に指紋はない。
筆跡鑑定はブロック体なので難しい。

訓練生7名中3名はシロ、残り4名はボクシング観戦。
(Chambers)(Lopez)(Takata)(Decker)
しかしそのジムは違法ステロイドの密売所
売人は確かに売っていたが顔を合わせていないとして
誰だか不明。ロッカーを介して金と薬の交換。
取引は入場無料の警官優待デーだった。

取引方法はロッカーに【青いカード】が入っている。

・尋問の技術 / Interrogation Techniques

自分の尋問スタイルの確立
“アメとムチ”、”強硬に攻める”
柔軟性をもって容疑者の攻め方を掴んでいく。

容疑者役としてロペス、デッカー、チェンバース

ボクシングはロペスとタカタが先に帰った。
最後に残っていたのはチェンバース。

PED(運動能力向上薬)

チェンバースが突然逃げ出す。
彼の部屋から青いカードと同じ紙。

チェンバースからの取引要求。
犯行時刻にジムにいたことを証明するもの。
脅しのカードは薬の件を知られたのは口止め。
バルドーは代わりに金が必要なので5千ドルを要求してきた。

彼の彼女はデッカーなので金については彼女に聞けとのこと。

・デッカーとケイト

女には男より有利な点がある。
「重心が低いこと」

警察学校の重圧の大きさ
一つのミスがキャリアにずっとついて回る。
バルドーとの交際の件もそうだ。
彼女にバルドーがチェンバースに金を強請った理由を聞く
が彼女は知らない。ただ夜中に出かけるとジョギングの為
だと言っていたこと。運動していたよりも魚臭がしていた。

・凶器の発見

ゴミ袋に入っていた。
銃は拭かれているが弾と弾倉からバルドーの指紋。

■バルドーの行動

被害者バルドーが法律事務所に電話していた件。
事務所の人はそれを覚えていない。

恋人からは上述するように深夜に訓練と称してどこかに
出かけていた。5千ドルをもって近くの店チャイナタウンを
訪れている。

表向きパソコンの修理店、闇取引。
パソコンを調べさせる。

またバルドーの靴底から魚の鱗。
スコットランド産のサーモン。扱う市場は3つ。

・バルドーの生前の映像

殺害される1時間前の映像。
魚市場の前を通り向かいの下着問屋(T&A WHOLESALERS)へ。
フラナガンの表向きの会社。
彼はハンツポイントを牛耳るマフィアのボス。

フラナガンと彼の繋がり。
スパイとして送り込まれていた?

・バルドーのパソコン

フラナガン一味の警察資料がある。
警察の特定の端末にアクセスできる仕様。
マローン校長のパソコンからだった。
5千ドルはパスワードの解析機の購入代金

■取り調べ

フラナガンを揺さぶり情報を得ようとする。
20年間警察の圧力が有った。しかし全て証拠不十分。

フラナガンに息のかかったものが他にもいる。
訓練生の一人が彼の法律事務所が関係する奨学金を受けて
いる。それは恋人だとされるレイチェル・デッカー

フラナガンは母に私を産ませた男。
単なる精子提供者。

父親が誰か公表しない代わりに仕送り、進学資金の提供を
受けていた。

逆に警察学校に入った際には脅されてスパイを
命じられる。ダニーに相談した結果に起きたこと。

人に盗聴装置を付けさせるというのは最終手段のようにも
思える。

彼女の潜入捜査は失敗にも成功にも思えるところ。
感情的になることで危機的状況を生む反面、そこで緊迫感
故の演技や捜査が生まれた。

しかし銃口を付けて話を聞いたことが証拠になるのか。
フラナガンによれば、彼にある条件を突き付けてそれをやり
遂げた後に二人は別れたという。
彼が帰った時に車が尾行していた。
黒いセダン。

尾行した車を調べる。
防犯カメラ映像が暗すぎて分からないけど、警察車両ならば
フォード社のCrown Victoriaだろう

ナンバーから持ち主を探っていく。

それが発覚する間にもケイトは指導教官と銃口を向け合う。
彼をスパイだと疑い尾行したというのが指導教官の言い分。
車の件に言及すると何日も乗っていないとのこと。

その直後に真犯人が発砲してくる。
オルティスが撃たれたが右肩だったな。
マローンは横領を知られたから殺した。
この街を40年守った誇りは歪んだ形で表れてしまった。
その間に3度の離婚、借金。

■リックとケイトの会話

ロサンゼルスのことをケイトに話すのか否か。

「記憶を消した理由が分かった。悪いことだ」
「ロクサットのことを知っていた・・司法省の君の友人が
殺される前に」
「ブラッケンの件も知っていたのか?」
「君を守ろうとした・・君自身から」

お互い相手を守るために嘘をついた。
かつての関係と同じ。

ケイトはリックと飲み交わした後に出ていく。

最後に共闘することを語る。
リックが撃たれたのはロサンゼルスでのこと。
その2時間前、ロクサットが飛行機でロスに来ている。
主要空港は3つ。市営空港を入れるとさらに多い。

■その他

・自信家の逮捕はたやすい
・利口ぶるのに夢中でマッチの落下に気づかない

・女流作家ジョルジュ・サンド

「嘘にも等級が・・」

・話というよりもアイルランドによる介入

・私たちでロクサットを追おう。
ロクサットがロサンゼルスに到着した時の周辺空港から
到着客を片っ端から調べること。

・大事なのはどう行動したかよ

デッカーが警察官になるのを諦めようとした際に
ケイトが語ったセリフ。
感情的になったデッカーはフラナガンを撃ち殺そうとした。
しかしケイトがそれを止めた。

ケイトも一度は不適格だと思ったがモンゴメリー警部に
よって救われた。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヘイリー・シプトン (Toks Olagundoye) フリーのセキュリティ

マローン (James Morrison) 警察学校・校長
レイチェル・デッカー (Elen Woglom) 警察学校の訓練生
Sgt.ジョセフ・オルティス (Michael Bowen) 警察学校・指導教官
ジャック・フラナガン (Wings Hauser) ハンツポイントを牛耳るマフィア
デイヴ・チェンバース (Delon de Metz) 警察学校の訓練生・売人と接触
ダニエル・バルドー (Evan Adrian) 警察学校の訓練生、被害者
(Hal Devi) Company Sergeant
ジェーン・ロペス (Christina Grance) 警察学校の訓練生
スティーブ・タカタ (Andrew Hwang) 警察学校の訓練生
アーサー・スティンソン (Antonio Leon) ステロイド売人

ブラウン () 警察学校の訓練生
チェンバース () 警察学校の訓練生
ガルシア () 警察学校の訓練生
ウィリアムズ () 警察学校の訓練生
ディアズ () 警察学校の訓練生
ジョーンズ () 警察学校の訓練生
スティーブ・タカタ () 警察学校の訓練生
ウィルソン () 警察学校の訓練生

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