キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle8 第20話 シェイクスピア的殺人事件 Much Ado About Murder

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キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castleシーズン8

http://dlife.disney.co.jp/program/drama/castle_s8.html

第20話 シェイクスピア的殺人事件 Much Ado About Murder

脚本/Christine Roum
監督/Hanelle M. Culpepper

【ストーリー】

・マスターズ家

「生きるべきか死ぬべきか それが問題だ。どちらの方が高潔か」

舞台上でセリフを覚える練習をするゼイン (Jonny Cruz)。

突然ドアの方で音がしたかと思うとゼインは音がした方に向かおうと
する。しかし次の瞬間彼は腹部を刺されて倒れてしまう。

・キャッスル家

リックが喜んでいるのをケイトは見て喜ぶ。
何かは知らないけど貴重品でしょ?

『YOLOカード』

“人生は一度きり(You only live once)”という意味のYOLOなのか?

それを否定するリック。
若者言葉を完全に超越した芸術品で職人が一枚ずつ手作りしたカード
だと語る。表面にはブラックダイヤモンドの輝き。RFIDチップ
(無線のICタグ:Radio-Frequency Identification Device)が埋め込まれて
いる。所有者は世界中で一万人だけ。僕はその一人に選ばれた。

「ただのクレジットカードでしょ」

鼻につくというケイト。

自分の為にお金を使うたびにYOLOは寄付をしてくれる。

「今夜は君が使ってみるか?今週のデートは君が計画する番だ。」

ケイトはデートのことを忘れていた。
ケイトは焦りながらも計画は完璧なものを作っていることを語る。

僕の”アメリカ独立革命デート”を超えられるかな。
『ハミルトン』を観劇後、”建国の父”の店に行った。

フランクリンに言い寄られた(Kate)
ワシントンは番号をくれた(Ric)

デートはサプライズだとする彼女に対してせめて正装レベル
だけは教えて欲しいという。

James Bondが10としたらThe Big Lebowski は1だ。

するとそこにケイトの携帯に連絡が入る。

「今はLevel.5 “事件現場カジュアルだ”」

・舞台劇場

被害者はゼイン・キャノンなのか?

「アポカリプスランナー」シリーズでお馴染み大ヒット映画スター
演技は下手だったが・・芸は身を助けず。

『ハムレット』の稽古中だったのか。
死亡推定時刻昨夜午後20時から23時
羽根ペンが凶器とは妙な感じ。シェイクスピアの亡霊が演技を
見て殺したのか。ゼインに舞台は無理だという噂だった。

母マーサはブロードウェイ舞台のハリウッド化を嘆いている。

そこに一人の男ジェイク(Andrew Elvis Miller)が劇場を撮影
し既にクラウドにアップしたことを語る。電話を没しゅーと。
しかしもうマスコミにも知られてしまったハズ。

ライアンは女性を連れて来る。
エリン・シャーロフ(Jewel Staite)舞台演出家で真の芸術家だ。
『アンティゴネ』は傑作だった。

エリンはやっとゼインと仕事ができたのに信じられないという。
演劇学校の友人だったが彼は中退して映画界へ進んだ。
ゼインは昨夜怯えていた。これで演技力が試されること。
時々一人で稽古していた。

彼は共演者と寝ることで有名だった。
オフィーリア役の女優とも寝たのか?
ナオミ・フォックス(Emily Goss)は別れて『危険な情事』状態。
彼の高級車はめちゃくちゃ。保健用の写真があるとして
スマホから写真を見せる。
ナオミは変人だが俳優であって殺人者ではない。
ただ彼女はメソッド俳優なので役になりきるタイプ。

ハムレットはオフィーリアを狂気に追い込む。
ナオミが実生活でオフィーリア化したら大変だ。

・ナオミ・フォックスの楽屋

彼女の元を尋ねる。
すると彼女は蝋燭を部屋中に付けて鏡の前で瞑想していた。

ナオミの名前ではまるで反応しない為にリックはハムレット
に謎って彼女をオフィーリアと呼び、警吏の方々が話したがって
いると告げる。「ゼインの無残な死について・・」

「答えなければ汝を裁判所へ連行する」

ライアンもリックに合わせて会話をしようとするがエスポは
それを止めて現実的な話をする。
名優気取りをやめないと逮捕する。すると彼女は現実に戻り
車を破壊した時の弁明や仮に危害を加えるようなことは決して
していないことを語る。
昨日の夜はみんなと飲み歩いていたとのこと。
私はゼインが大好きだったのに彼は浮気していた。
深夜に家に来ては言い訳をして、問い詰めれば逆切れして
「何も聞くな」という。その女性が彼の闇を引き出したの
だという。

・ニューヨーク市警・12分署

ニュースでも女性アンカー(Michelle Alegria)がゼインの
死亡事件について取り上げる。オフ・ブロードウェイの劇場
で発見されたこと。

それを目にするケイトはエスポやライアンに事情を聴く。
何故捜査が始まったばかりの事件の報道が流れているのか。

NY市警の上着を来たパパラッチの仕業だ。

しかもアンカーの女性は捜査を主導するのは作家のリック
と語る。

容疑者のことを尋ねるケイト。
ナオミはシロだが、ゼインの浮気相手の手がかりがある。
昨日の朝彼はリムジンを借りている
行先については運転手からの連絡待ちだった。

そこにライアンがやってくる。
ブラックドア・ホテルのスイートルームをゼインが偽名で借り
ていた事が分かったと報告する。
ブラックドアなら秘密を守るから最高な場所だという。
なんとか事情を聴くとゼインは2週間毎晩女性と過ごしていた
のだと語る。相手は宿泊者ではないので不明だが、今もまだ
滞在していることを告げる。

・ブラックドア・ホテル

ゼインが偽名で泊まっていた場所に行く。
ベッドに赤毛の女性がいる・・なんとそこに居たのはマーサだ
った。

■事件

映画俳優のゼイン・キャノンがオフ・ブロードウェイの舞台上で
殺害される。彼はシェイクスピア四大悲劇の一つ『ハムレット』
を舞台で演じることになり練習に励んでいる中での死だった。
彼は共演者と寝るという噂が有り、ハムレットのオフィーリア役
を演じる予定だった女性とも寝ていたがトラブルが起きていた
事が分かる。しかし殺害された日のアリバイは成立した為に
彼が付き合っていた女性関係を調べていくことになる。

■感想

シェイクスピアの「ハムレット」になぞって描かれていく物語だ
と想像しながら見ていた。
ハムレットの父は弟に殺されて弟は王位につき、兄の妻と結婚
する。

リックの母マーサは舞台役者だったということも有り、事件の
流れに関わってくるのは仕方がないにしてもホテルに泊まって
いたという流れは相当バツが悪いというか気持ちが悪いというか・・

演技指導をするにしてもこんなところでやるものだろうかと
小一時間。彼女によると演技指導だけでなく人生指南をしていた。

ゼインは新しい人生を始めようとしていた。
しかし過去の何かが障害となっているという。

それを聞くまでもなく犯人はすぐにこの人であろうことは想像できる。
過去に一時でも同じ道を歩んだ人。
凶器に使われたとされる羽根ペン(これで人を殺せる?)
これを書いている再生10分後の予想が最後に当たるか気になる。

・見終わっての感想

展開がほぼワンパターン化していて事件捜査としてはいまいちな
ものが有る。関係者の取り調べ、そして携帯の位置情報での
追跡。現在社会に於いて防犯カメラの存在が刑事ドラマをつまらない
ものにしてしまうのではないかと言われるも、今回はその典型の
ようなものだった。
それに対して突拍子もない展開、日本の一般人にはとても理解でき
ない人物関係図。

ドラマのテーマは実際には「サプライズ」とか捻じ曲げられた
「情熱」にあるのではないかと思う。

リックがケイトに求めるデートのアイデア。
ライアンが求める娘の劇のアイデア。
被害者が人生をかけてやろうとしていた事と共に麻薬カルテルの
ボスの思考もまた人生をなめ切ったものとして映る。

しかしこれらをやろうとしているものはプレッシャーが
のしかかっている。新しい分野に足を向けた際には必ず存在する。
ただしそれを楽しいものとみる人もいる。
競争心が情熱の炎を・・・

■捜査

・マーサの証言

彼女は人生指南をしていたということで、彼の内情も把握している
ところが有る。具体的なものではないにしてもその証言は被害者と
加害者を結ぶのにヒントとなるべきものだ。

「過去の障害」
「片を付ける」

マーサはその励ましが彼の死を後押ししたのではないかという
後悔の念が押し寄せる。

・リムジン運転手

事件前にゼインは刑務所に行っていた。
釈放された義兄ジョニー・トロの迎え。
父親の名字が違い、ゼイン自身は縁を切っていた。
再会するもトロは激怒。
トロの罪は不法侵入。12年の服役。
ゼインへの積年の恨みを精神科医が指摘している。
事件には共犯者がいたこと。

・ジョニー・トロの証言

仮釈放10時間で事件を犯したものなのか。
単純に考えても事件を犯すはずはない。
仮に過去の共犯の件でゼインが関わっていたとしても金銭での
解決が妥当ではないか。
精神科医の怒りの指摘は見捨てられたことへの怒り。
面会に一度も来なかったこと。送金も無かったこと。
彼の証言には矛盾がある。
事件のことは黙っていろとして真っ当な人生を送っているよう
指南したのは彼なのだ。

話を聞いていく内にゼインは大金持ちではなく1500万ドルの税金
滞納で破産寸前だった。

「金の入る計画がある」

・現場にいたパパラッチ・ジェイク (Andrew Elvis Miller)

ゼインネタの結末が知りたいとしてライアンたちを尾行してくる。
彼が大作映画を蹴って舞台に立ったのは何故なのか。
ニューヨークに来てから時々ゼインを追いかけていたので協力を
求める。

昨夜4時の劇場の映像。犯行時刻の6時間前。
ゼインがスキンヘッドの男とのやりとりし、プリペイド携帯を
購入する映像。
調べていくとスキンヘッドの男とは4週間前から連絡を取っている。
エスポは彼の顔を見て知っている。
スパニッシュ・ハーレム大物ギャング”ロス・マルディトス”
アレハンドロ。ゼインが育ったのもそこだ。

・アレハンドロの聴取

彼を呼んで話をする。
彼を聴取するのは被害者の過去と現在とのつながりを知るのに
重要なこと。

彼から取引を引き出す為に、弟の刑務所をジョージア州に
移送することを匂わて当初は動じなかったが彼に口を割らせる。

「一か月前にボスと話したい」

・ギャングのボス、エル・オソの正体

アレハンドロのいうボスとはエル・オソ。
脱獄した麻薬組織のボス
メキシコ政府や麻薬取締局(DEA)も血眼で探している。

「俺の小鳥を正しい人に送れば例の人に伝言が届く」

ゼインはビジネスの提案をしてきた。
スター俳優なのでそのボスに会うことができたから。
しかしボスを怒らせ破断になった。

「国民的英雄 かつ悪魔で怪物」
警官も記者も政治家も邪魔者は皆殺しにする。

・ギャング、麻薬、金という名のトレンドキーワード

ハリウッドで麻薬の密売していたのか。

・リックの連れ去り

二人の男に地下駐車場で捕まる。
リックはアウディA8シリーズのロング仕様verを運転。
隣に幅寄せしてきたエル・オソの車はキャデラックのエスカレード。

マスクをかぶせられて、連れていかれた先にはエル・オソが
いた。
リックがゼインの死を捜査していることはマスコミを通して
知らされている。
リックは彼が殺したのではないかと疑う。
しかしエル・オソが殺しを行うならば羽根ペンなど使わない。

・ゼインの狙い、エル・オソの狙い

彼の計画は壮大で悪名高きカルテルのボス、エル・オソの
伝記映画の映画化権を求めていた。
エル・オソ役でオスカーを狙う。
しかしその取引をオル・オソは断る。
ゼインは人気があるが演技は下手なのはギャングの目から
見ても明らかだった。

やる気と演技力を見極める為に「ハムレット」に出演する
よう条件をだした。

逆にオル・オソはリックに伝記の脚本を求む。

・リックが行方不明だと気が付く。

マーサと食事の予定がリックが来ない。
ケイトはアレクシスがくれたソフトで携帯が追跡できるという。
7番街53丁目辺り。
防犯カメラ映像からエル・オソに拉致されたことが分かる。
YOLOカードの追跡。

うまくDEAがエル・オソを捕まえた。
しかし彼が逃げるようとした際にリックが足を引っかけた
ことによって恨まれることになった。

エル・オソと交信していたゼインのプリペイド携帯の番号
が判明する。
メキシコに電話していて、エル・オソの弟・ヘクター (Marco Zunino)
の存在が浮上。堅気の人物で兄を嫌っている。

ヘクターはNY居る。

■デートのアイデア

人生指南を受けていた今回の被害者の流れを見るとデートの
アイデアに関してケイトがライアンに助けを求めるところが
何処か微笑ましい感じがする。

しかしライアンはリックのアイデアのポケットが無限であり
強烈なものだと知っている。
ハロウィンのデートでは地下鉄を舞台にしてホラー映画を再現
したこと。

「麻薬王を怒らせたけどサプライズは楽しめた?」
「僕の拉致は君が計画したのか?」
「そうよ、大胆な救出劇もね」

■その他

・アンティゴネー

テーバイ王家の先王オイディプスの娘

古代ギリシア三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが紀元前442年ごろに
書いた紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。

・セッションの約束をしていた

「セッションってアレの事か」

マーサが被害者と秘密のホテルの一室で会おうとしていた流れから
エスポたちが薄ら笑いを見せながら話をする。

・幼稚園劇の振り付け

ライアンの娘の劇にライアンは振り付けに情熱を注ぐ。
エロディと劇のヴィジョンを話し合う
「子供たちが体現するのは生命の輪。」

ライアンが振り付けしようとするも、最年長でも5歳だとして歌える
のか否かと。

・中南米のギャング

中南米の警察官は現実にギャングに買収されていることが
多く、政治も正しく機能していない。
下手に捕まえようとすれば警察を襲撃するくらいにギャング
の存在が幅を利かせている。

・シェイクスピアも驚きの人生

マクベスには共感するよ。
拷問と言えばあなたはリチャード三世的だ。

猫背の男?
ローレンス・オリヴィエを想像していた。

俺はリチャード三世よりユーモアだ。
そんな側面を描いて欲しい。

・芸術家は題材と自分に忠実なんだ

エル・オソがDEAに包囲を囲まれた際、反撃して銃を撃った時の
状況でのリックとのやりとりでの発言。

・INQUISIDO?

スペイン語の新聞の見出し。機械翻訳したら弟が兄の妻を寝取った
ことが書かれている。ヘクターの会社には資金洗浄の疑いも
かけられていた。

・女性が映画監督になるのは本当に大変なの

・エル・オソからの贈り物

“脚本を書け”

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・Requiem in D minor , K.626:Sequence : VOI.Lacrimosa dies illa
・Greensleeves by Castle Cast
・World on Fire by Zerbin

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
++アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
++ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
++ヘイリー・シプトン (Toks Olagundoye) フリーのセキュリティ

エリン・シャーロフ (Jewel Staite) 舞台演出家
ホルヘ・”エルオソ”・ザマコーナ (Marco Rodríguez) ギャングボス
ジェニー・ライアン (Juliana Dever) ライアンの妻
サラ・グレイス・ライアン (Madelyn Witkin) ライアンの娘
ヘクター・ザマコーナ (Marco Zunino) エルオソの弟、兄を嫌う
アレハンドロ・グスマン (Gabriel Salvador) スパニッシュ・ハーレムの大物ギャング
ジョニー・トロ (Claudio Pinto) ゼインの義理の兄・刑務所
(Michelle Alegria) 3 WLQLニュースアンカー
リッチモンド (Ken Colquitt) 麻薬取締局(DEA) 捜査官
ゼイン・キャノン (Jonny Cruz) 舞台役者
エロディ (Eileen Fogarty) 幼稚園の子供の親
ナオミ・フォックス (Emily Goss) 俳優
ジェイク・キュネロ (Andrew Elvis Miller) パパラッチ
本人出演 (LT Tolliver) NYPD
(Roman Mitichyan) エルオソの仲間
アントニオ・グスマン () アレハンドロの弟。郊外の刑務所

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