キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C S3 第7話 教会バザーは大騒ぎ How Bazaar

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キャシーのbig C ~いま私にできること~
The Big C (シーズン3)

制作/Darlene Hunt

第7話 教会バザーは大騒ぎ How Bazaar

脚本/Cusi Cram
監督/Jann Turner
プロデューサー/Melanie Marnich

【STORY】

●前回までのあらすじ

・ジョイはポールを登壇させ話をさせると思わぬ人気が出る。
・「人生を楽しみたい?」「スイッチを押せ!」
・アダムは”開封は死後に”と書かれた封筒を見つけてしまう。
それは貸倉庫の鍵だった。そこには両親の写真が正面の壁に
掲げられ、アダムに宛てたプレゼントの山が置かれていた。
その貸倉庫には車も置いてある。

・アダムは叔父さんの家に何日か泊まるとして出ていく。
・少しは距離を置いた方が良い。お前を嫌っているのだから(Sean)
・アダムに近づくジェシー。
「道から外れない分別をください」
・また明日?アレクシス
・電話セックスの仕事で客と会うショーン。
・クーパー夫婦に会う前に養子のことで質問はある?(Cathy)
・アダムは何と言ったのか?(Cathy)
・きっと最高の兄貴になってくれる (Dave)
・赤ちゃん部屋・・僕なら光を取り込める (Dave)
・赤ちゃん?いろいろ大変になるわね。(Joy)
・迎える気が有るのか? (Cathy)
・本来なら間違いだよ(Paul)
・私は欲しいの・・彼女はハンマーを使い壁を自ら壊していく。

■ジェイミソン家

外は雪が降る中、壁に穴をあけたキャシーは満足げ。
そこにデイヴがやってくる。

・工事を待ちきれなくて勢いでやっちゃった(Cathy)
・赤ん坊は生まれるまで待って欲しいな(Dave)
・私を怖がらないでね。この部屋にいっぱい光を取り込みたいの
赤ちゃんが景色を楽しめるようにね。女の子を迎えられるなんて
感激。(Cathy)
・繊細で手がかかるけどね。(Dave)
・アダムは女の子より繊細よ。最初の子だから私も大変だった。
男の子だから好きにさせたの。次の子はしっかり面倒を見る。
また育児ができるなんて。この穴を直さないと不幸な娘になるわ。
いつ窓を作ってもらえる?(Cathy)
・窓枠が届くのは来週だ。明日ベニヤ板でふさいでおこう。(Dave)
・工事費を払うわね。昼食は?(Cathy)
・大丈夫だ、バスでモーテルに戻らないと。
マキシーンが肉を食べたがってる。(Dave)
・分かるわ、私もそうだった。マキシーンに伝えてランチと
ディナーは私のおごり。タクシー代もあげるわ。
・バスは色んな人に会えて楽しい。自分で吐いた痰を
じっと見つめる男とか(Dave)

デイヴを見送った後、アダムが二階から降りて来る。

・居たのね。(Cathy)
・問題でも?(Adam)
・あなたが問題だったことは一度もないわ。(Cathy)
・これを寄付するよ。(Adam)
大事な野球カードでしょ?(Cathy)
・飢餓救済を目的とした教会のバザーで売るんだ(Adam)
・バザーって大好き(Cathy)
・来ないでね。母さんはまたぶち壊すだろ(Adam)
・集会の事は謝るわ。私だって本当は協力したいの。
ヴァイオーラ選手のカードね。小さい時みたいに“ヴァイオワ選手”
って言って(Cathy)
・ヴァイオーラだ。売っていい?
・あなたの物よ。好きにして

■ティムとジゼルの家

ジェシーは先日出会ったばかりのティムとジゼルと3人でセックス
する。

・形而上学的に貴重な体験だった。また震えてる。
今俺のムスコもビックリしてるよ。(Sean)
・面白い人(Giselle)
・ジェリーよりいい(Tim)
・ジェリーは退屈な男だったわね。何に対しても興味なし。
映画も画廊もレストランも嫌いだった(Giselle)
・君らの愛人になれてハッピーだよ。俺は君らの結婚を支える
3本目の車輪だ(Sean)
・朝食を用意する。フェタチーズとホウレン草のオムレツは?(Tim)
・手伝うよ
・ダメ、あなたはベッドで待ってて。朝食を運んであげる(Giselle)

■教会

・犬が欲しかった。親が許してくれなかったの。でもiPadは
買ってもらった(Jesse)
iPadを寄付するなんて(Adam)
・人を助ける為よ。野球カードは?(Jesse)
・あれを寄付することは本当に・・・辛くない(Adam)
・まだ寄付出来そうね(Jesse)
・腎臓とか?(Adam)
・まじめに考えて(Jesse)
・もう何もないよ(Adam)
いい物を寄付したら・・

彼女は服を開ける。アダムは顔を近づけキスする。

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■感想

キャシーはアダムに嫌われているというショーンの言葉に
ショックを受ける中、養子を授かることで二度目の子育てでは
失敗することなく育てることが出来ると希望を持つ。
ポールはジョイとホテルのバーでのミーティングの中で
彼女が講演や本の出版、CM料を受けて別荘で休暇を過ごして
いることを聞いてポールは羨ましく思う。
そんな中彼女からプエルトリコのツアーに同行するようもちかけ
られる。しかしその中には性的関係を示唆するものが含まれており
それを知ったアバブーがいち早く制止する。
アダムは教会のバザーに参加して恵まれない子の為に
彼が幼少期より大事にしていた野球のカードを売りに出して
しまう。ジェシーからはよりいいものを寄付してくれれば
関係を匂わすことを言われてアダムは何か無いかを探す。

おとといは雨と雷が凄かったですね。
雨は降ったり止んだり、時に粒の大きい雨ゆえに屋根にぶつかる
雨粒の音がこれまでにないほど轟音だった。
ただ品川、目黒川、高津区、武蔵小杉辺りの映像はそんな
ものを遥かに超えていたしぶっ飛んでいた。

さて、今回のメインは何だったのだろうか。

それぞれに考えるストレス解消方といえば聞こえがいいが、如何に
して男女の関係を進めていくかに焦点が当たるところが有る。
それらを行うには何かしらの代償があるし、これから下手な形で
芽生えそうなところも多くて何とも言えないところ。

現状を見ると・・
キャシーは息子との関係が上手くいかず、ストレスフル。
アダムは教会でバザーに参加する。
ポールはジョイとのツアーに出るかどうかで激しい葛藤が有り、
ショーンは三人の形で“カップル”ならぬ”三角関係”ならぬ
“スラップル”を経験しようとしていく。

人は元々夢見がちなところもあり、成長するごとに現実を
知って心の輝きを失っていくものだろうか。

今回はそれぞれが持つ欲求・欲望が絡んでくる。
そこはまさにエゴの塊であり、悪意あるものには付け入る
隙を与える要素である。
ウィンウィンの形で進行するならば何も言う事はないが、
無理した関係は確実に生活やメンタルを脅かせていく。

キャシーは反抗期の息子と浮気しそうな旦那と母性を利用された。
彼女の別人格であり逃避する場所としてアイリッシュバーの店員と
射撃訓練にいき、発砲してストレスを発散していく。
店員も彼女との関係が進むことを望んでいるだろう。

キャシーの間でも一番のリスクは、養子の問題だ。
そう簡単に行くはずのないものがトントン拍子でたどり着く
先にある落とし穴。相手の都合のよさに振り回されても、
そのリスクが何処か脳内で変換されて、好奇心という形で
求めてしまっているのか。

「自分」と「欲望」の間には必ず何らかの「障壁」がある。
人が持つ善意や欲望を利用して詐欺の形に利用されて
全てを失う最大のピンチである。
これはシーズン3が始まった当初より誰もが見ていて感じて
いた違和感への答えが今回のエピソードに含まれていたのだ
ろう。

人生なのだから色んなケースがある。

今回のショーンは3人で一つの流れを構成していて少し歪な
ものがある。

身勝手なものだが、2人で問題が解決できない場合には
第3の存在によって問題が解決することもあるだろうし、
そこはケースバイケースではある。

「3」という数字は、縁起がいいようだ。
「安定性」「調和」「創造性」「成長」「協力」
を表す特別な数だとされるが、ここでは「2」という数字に
1つ加えた事で蛇足で複雑さを生むものにも思える。
長期的に構えてみれば一つの人生問題の提示と経験を積んで
いく為の過程となるが、一筋縄ではいかなさそうだ

●アダムの身勝手さも相当だ

彼が母親を遠ざけ、それ以外の人に助けを求めたのは何故
なのか。ガンサバイバーである母への心配から始まり、
思春期・反抗期という時期的なものも含めて自然な流れとなる。
流れが形成していけば問題はない。

ショーンが親の変わりが出来ると思えない。
彼の人生観は正常の範囲を超えている。

アダムにしてみれば自分以外の子供を持つことに必死な母親の
姿を見て嫉妬と失望が渦を巻いているのかも知れない。

実は最近見ていて思うのは、クーパー夫妻がキャシーを除いて
アダムと面会し、彼の事をを賞賛して「良い兄となるだろう」
と語ったことがある。
アダムがこのインチキ臭いカップルに、母親を騙して滅茶苦茶
にしてくれと頼んだのではないのかと思うところも想定して
見ている。
この後の展開を考えると観るのが少し怖くなっている。

●教会と詐欺

クーパー夫妻は来るたびに赤ちゃんのエコー写真や検査結果を
持ってくる。
そしてジェイミソン家に通うのは公共機関であるバスを利用して
いる事を口にするとキャシーはタクシー代金を払い、リスクを
かけないように彼女が金を払ってやってきている。
少しずつ金の受け渡しの間には断る流れが弱くなり、支払う流れ
が当然のようになっていく。

キャシーにとって今のアダムは自分には手の負えない存在だ。
亡くなった後にプレゼントしようとして貸倉庫に隠していたもの
をアダムは勝手に鍵を見つけて自分のものにしてしまった。

私も過去に経験があるのだが、信託財産を祖父母から亡くなった
後に受け取ったことがある。就職氷河期世代で契約でしか社員
になれず散々な目を送ってきたものとしては神の存在だった。

アダムはまだ正式には親から贈与されたものではない。
倉庫に置かれた未来のプレゼントを恵まれない子供と称した
教会のバザーに出していたが、未成年者にとってそれは かなりの
問題を生じる。しかし牧師の牧師はそれを一度は問題としながらも
止めることなく抽選会に出品する。

キャシーはプレゼントをもらっても喜ばない相手よりも、より
喜んでくれる相手にプレゼントしようとしたが、結局その相手
も詐欺師だった。今の彼女は一体誰を信じればいいのだろうか。
そうなると必然的にアイリッシュバーに通う事にも繋がってい
くのかも知れない。

■その他

・「Squeeze Joy out of Life!」

ジョイがポールにくれた本

■使用された曲

・Game Called Life by LEFTOVER CUTIES (Main Title Rheme)

■出演者

キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ

ジョイ・クラインマン (Susan Sarandon) がん克服、歓びの探究者
デイヴ・クーパー (Hamish Linklater) マキシーンの彼氏
ティム (Brian d’Arcy James) ゲイ、心理療法士
ジセル (Tammy Blanchard) ティムの妻
ピーター (James Colby) キャシーがバーで知り合う
ジェシー (Kailie Torres) アダムの彼女、高校生
マキシーン・クーパー (Mamie Gummer) 妊婦
カービー(Lee Tergesen) バーテンダー
リック (Michael Chernus) 牧師
(Mark Fisher) ハンサムな男
チェルシー (Meg Heus) バザー、教会員

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