キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C 第5話 花の命は短くて Blue-Eyed Iris

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第5話 花の命は短くて Blue-Eyed Iris

脚本/Cara DiPaolo 監督/Craig Zisk
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【ストーリー】
キャシーは園芸店に買い物にいく。キャシーがレジに並んでいる
にもかかわらず、突然女性がレジに割り込んできて急いでいる
とし、パッパと一瞬で済ませるので先に買わせてもらうという。
しかしキャシーは私もガンなので時間がないとし、そんな邪魔
なものを下ろしてくれというと、死ぬ前にこの花を買いたいの
だという。
帰宅するとアダムに荷物を運ぶよう手伝って欲しいとして
室内に入る。するとアダムは室内のパソコンでアダルトサイト
を見ていた。アダムはすぐに母親に部屋から出て行くよう告げ
キャシーは謝罪して一度は出るが再び部屋に入ってくると、
見ない振りをすることも出来るがそれはやらないという。
あなたはアダルトサイトを見ていたのでしょと告げると、話合い
ましょうとしてベッドに入ってくる。今、変化な時期だという
ことは分かるとし、聞きたいことも一杯あるでしょと告げ、
恥ずかしがることはないという。母さんは母だけどワカランチン
ではないという。一体何をしようとしているんだという息子に
コミュニケーションを取ろうとしているのだと語る。
一緒にアダルト動画を鑑賞すると一度に色々とやるものねと
キャシーは冷静に分析する。普通はここにいくまでに女性は
優しくして欲しいものだと告げると、これは演技だという。
こんな形のみんなサイズの胸は現実にはないと語る。彼女が
今よがり声を立てているのは金をもらっているからで、ただの
芝居だという。男性3人に顔面発射されて喜ぶ女性なんて絶対
にいないと語る。アダムは分かったからもう勘弁してくれと
告げると一人にしてくれと語る。一人にしたら一日アダルトサイト
を見てるでしょというと健康的な子とは言えないという。オレは
もう子供ではないとし、五月蠅い事言うなという。そんな息子
にそういう言い方はしないでと寂しい顔をするキャシー。

キャシーはポールにその件を相談する為にバーにいく。
キャシーはウェイターに注文を頼むが全く振り向いてくれない
ウェイターに激怒。ポールがやってくると彼は仕事で負傷したと
して黒い眼帯をしていた。男のスペーツでちょっとしたという彼
にだからラグビーをすればケガをすると言ったでしょと語る。
流石はキャシーは千里眼の持ち主だという。あのウェイターは
私が何度も呼んでも全然気づいていないし、先ほど園芸店では
オバサンが割り込んできた際に私のことが見えなかったという
のだという。私は透明人間なのかと。
ポールはポークポソレを注文する中、相談したいこととは一体
何なのかと問う。アダムがアダルトサイトを見ていたことを告げ
話合おうとしたら拒絶されたという。ポールはなんて最悪なこと
をしたのだと告げると、キャシーも大失敗だったとして反省する。
色々と女性関係・性教育をしようとしたのだとすると、コメント
したら怒ったのだという。まさか息子と一緒にエロ道がを見るなんて
トラウマ決定だという。しかしアダムは中毒みたいだとし、PCの
閲覧履歴はアダルトサイトばかりなんだという。検索すれば簡単
に見つかるものなんだというポール。しかしアダムはまだ14歳だ
とし、もしかすると実際に関係しているかも知れないという。
しかし14歳だし実際の経験はないよというポール。
ポールは問題は息子とエロ動画を見てオレとは見た事がない
ということだという。エログロは好きではないというキャシー
はゴメンと謝罪する。キャシーは女性を物のように扱うエンタメ
が好きではないという。しかしポールは人によってはそういうの
を望んでいるかも知れない事を語る。そんなの男の願望で妄想
だとするが、確かに想像出来ないかも知れないがそこがキャシー
の美徳で良い所だと思うが、スポットライトを浴びたい人と
裏方に徹したいタイプがいることもタシかでオレはそういう根本
的資質をサポートしてきた事を語る。
アンジェラは口は臭いけど実に的を射たことをいうのだという。
彼女が言うには俺たちは男女として惹かれ有ったのはそこが
正反対だからだと言っているのだという。オレは目立つことが
好きだと。アンジェラとはセラピストのことだというと、
キャシーはそんなことを言う彼女のことを本気でむかついたと語る。
だって君はスカートなんか履きたくないだろうとし、足を見られる
のが嫌いだろうという。アンジェラが言うにはベストな関係は
二人のウチどちらか一方がライトを当たるのが良いのだという。
だから上手く言っていたのだというポール。しかしキャシーは
上手く言っていないから別居しているのでしょと語る。

花を生けているとキャシーの耳元でゲップをする兄ショーン。
心臓が止まると思ったとし、一体何を食べたのかと問う。
キャシーに何をしているのかと問うと花を観賞しているのだと
いう。本当に綺麗だとし、注目されるように自然界が作ったみたい
だという。蜂を引きつけるように作ったんだという。しかし
ショーンは殺虫剤と化学物質一杯の合成肥料で蜂は絶滅するだろう
と語る。キャシーは何をしに来たのかと問うと、オレの根城に
しているビルが壊されるのだという。談判に行ったが役人は入れて
くれないという。イカレたホームレス扱いだと。その通りでしょと。
公開されている市の予算を調べたらビルの取り壊しを回避出来る
抜け道を探したので資料を3枚コピーして欲しいと語る。
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キャシーは自分がまるで透明人間の様に世間から扱われている
ことを知り、夫のポールからも元々キャシーはスカートを
履くことも嫌っていることから、人から目立ちたいとする性格
ではないのではないかと指摘される。
一方でキャシーは14歳の息子のアダムが性に興味を持ち、一日
中アダルトサイトを見ている事を知り、親として性教育の問題
に向き合おうとする。しかし女性親としては、男児への扱いに
戸惑い、何でも相談に乗るとしては息子からは敬遠されていく
姿が有る。そんな中キャシーは自分は確かに表面的には消極的
な性格をしていると思われているが、内面とは違うものがある
として、翌日から彼女の心情にはちょっとした変化が訪れる。

キャシーが何処まで生きていられるのか分からないので、性教育
の問題に関しても、女性との関係に於いて、アダムが成人とな
ってきちんと付き合うまで彼女が生きていられるとは限らない
中での、息子との対峙する姿。
男性の親子関係でも性教育は難しいものが有ると思うけど、
それが女性親と息子の関係ならば尚更のものが有る。
それはもちろん逆に男性親が娘に性教育する姿とか大変だという
ことは想像に難くないのだけど、例えポールが居ても、この人も
子供っぽいところが有るのでアダムの教育に関しては放置して
いる姿が有るんだろうな。

今回のポールはかなり出オチ感が強かった。
あの眼帯のポールの姿を見ただけで面白かったけど、如何にも
子供っぽさを助長していた感じがする。
ティナはそんなポールのアイパッチ姿を見て海賊みたいで格好
良いとし、本人もおだてられて「パイレーツ・オブ・カリビアン」
のジョニー・デップを狙っていたなんて語るけど、ティナは
ポールの何が好きなんだろうか。

ポールとアダムがランチする姿が有り、家族のことを心配している
姿も有る。アダムもまた母の言動に関して意味不明なことばかり
していることを口にしているので、今までのキャシーは典型的に
マジメさんだったのかな。
「母さんは女だから女は男と違って理論的じゃない。」
なんとなくポールには言われたくないって感じだけど、キャシー
の今の言動は確かにこれまで接して来た人には不審さを覚える
ところが有るのかな。こういう不自然さも一言「ガンだ」という
事実を伝えることで、全てのピースはハマってしまうところが
有るんだろうけどね。それを言ってしまうと同情の視線が集まる
ことも有るし、折角彼女がガンを前にして自分の心を解放して
いるところに制約を与えてしまうところに繋がってしまうのだろうか。

何歳になっても女性は女として見てもらいたいというセリフが
よく恋愛ドラマでは聞かれる台詞だけど、その辺の流れは案外
ショーンとアーリーンの流れの中で描かれたのかも。

「女性にとってセックスはそこまで重要ではない。セックスより
大切なものが有る。自分を見て欲しいこと。特別な存在だとして
注目されたいこと。全然そんな風には見えなくてもバレンタイン
デーや誕生日がどうでも良いと思っていても心ではそんなこと
思っていないこと。」
「セックスを焦らないで欲しい。自分にとって待つだけの価値の
有ると思ってもらいたい。」と。

今回いよいよキャシーは自分の本能に赴くまま不倫に走ってしまった。
レニーという用務員だが、塗装業者か分からないけど、
最初はアンドレアが彼に好意を寄せて危ないシーンだったから
止めたハズだったのに、彼の優しい心遣いによって惹かれていく
ことになる。
前回のエピソードの感想の中で、NHKBSの翻訳を否定したけど、
今回はBSの翻訳がとても良かった。
特にこのレニーとのやりとりの中で、彼は花を持って学校にやっ
てきたキャシーの両手が塞がっているシーンに於いて、気を使っ
てドアを開けるのだけど、キャシーは「手が塞がっていても心は
自由なのよ」と語る姿が有る。このシーン、有料サイトで鑑賞
するともの凄く素っ気ない。
彼女が履いてきたスカートを似合うと言ってくれたり、教室の
天井にヒビが入って居るところを修復させるシーンは、ドラマ
としての象徴的なシーンでも有るけどね。
彼女、確かにスカートは履いていないけど、結構胸の開いた服を
着ていることも有ってセックスアピールはしているところが有る
ような気がする。

またショーンとマーリーンのやりとりも面白かったね。
オレはキャシーの兄だとする際に、身分証のない彼は妹(キャシー)
とはこんな人物だとして、「カーキ色のパンツが大好きでしょっちゅう
履いていること。誰も見ていないとこっそりタバコを吸うこと。
麻は不機嫌であり得ない皮肉を言うが、一日その状態だ」という。
ショーンは「自分の意思でシステムから離れたのであれホームレス
とは大きな違いが有る」と主張しているシーンを見ると、
先日まで日本で放送していたフジテレビのドラマ「デート 恋とは
どんなものかしら」の中でニートで引きこもりをしている長谷川博己
さん役の男性が、自分はニートではなく高等遊民だと語る姿を
彷彿とさせる。

しかし性教育とはいえ、流石に息子の部屋で一緒にアダルトサイト
を見るとシーンは引くところがあった。気持ちは分かるんだけどね。
時間がないので急に関係を近づけようとしたり、色々と教えたい
気持ちも有るけど、キャシーが女性は好きな相手との関係をゆっくり
と進めたいとするような主張をすることに対して、その行動とは
真逆にズガズカっと入ってくるところは凄いところだったな。

アンドレアとアダムのやりとりは違和感が有ったけど、なんとなく
憎めないところも有った。ショーンとマーレーンの件もなんか
憎めない。そこで踊りながらお尻を触るシーンが有ったし、
アンドレアもまたレニーのお尻を褒めていたけど、アメリカ人は
よく男性のお尻を褒めるシーンが有るよね。
アンドレアがジョギングし始めたのってアダムとの関係を念頭に
しているのか、よく分からないけど、どうなのかな。

キャシーはなんとアダルトサイトの影響なのか、脱毛シーンが
有った。なんか見えそうって感じだったけど(笑)
彼氏に見せるのか・・・女性に?と問われ、自分だと語るところが
また深いところだけど、自分で自分のアソコを見て元気をもらう
ってところが凄い。そして授業中にアダルトサイトを見たり、
レニーにあそこを見せて挑発するところなど、かなり大胆だったね。

■使用された曲

・Game Called Life by The Leftover Cuties
・Come in My Kitchen by The Diplomats of Solid Sound
・Speak On Up by Joe King
・People C’mon by Delta Spirit

キャシー・ジェミソン (Laura Linney) 42歳、妻、高校の教師
ポール・ジェミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェミソン (Gabriel Basso) 高校生
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ
マーリーン (Phyllis Somerville) キャシーの隣人、夫が他界

レニー (Idris Elba) 用務員の黒人
クリスティン (Jessica Carlson) 女子生徒
ティナ (Nadia Dajani) “ラグビービッチ”
— (Jack Ferver) 役場の受付
— (Allison Mackie) 園芸店の女性
— (Scott Terra) 男子学生
— (Tatyana Zbirovskaya) Waxer

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