[終] キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C S3 第10話 天使との出会い Fly Away

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キャシーのbig C ~いま私にできること~
The Big C (シーズン3)

制作/Darlene Hunt

第10話 天使との出会い Fly Away

脚本/Darlene Hunt
監督/Michael Engler
プロデューサー/Melanie Marnich
音楽/Maecelo Zarvos
エディタ/Byron Smith

【STORY】

●前回までのあらすじ

ジョイからプエルトリコのツアーへの同行の誘い。
ジョイがポールを誘っていることを知り「あんた最低」だと
キャシーは文句を言いに行く。
車道に出たジョイはキャシーの目の前で彼女がバスに轢かれて
即死するのを見てしまう。
ジェイミソン家は予定通りプエルトリコに出発。
落ち込むポールに「応援しています」と現地のホテル支配人に
言われる。
講演の間、キャシーと兄のショーンはスキューバをする為
講習を受ける。
「バディと潜る事」
キャシーはショーンと潜る予定だったが、ショーンの前に
現れたクリスティーナという美女の存在。
アンドレアは祖先への敬意だとして今後は“アバブー”と呼んで
欲しいと知り合いに話していく。

教会でのアダムとキャシーの話し合い。
ホテルでのポールとキャシーの話し合い。

「あと40年も続ける自信がない」
「別れたら父さんと暮らす」

とそれぞれキャシーには厳しい言葉が投げかけられる。

そのキャシーにシャーマン先生からの電話がかかる。
来週伺うとして返事する。

「悔いのない人生にしよう」とポールは講演の場で語る。

●スキューバ

ショーンは海に潜水した後、ボートにあがる。
クリスティーナと共に素晴らしい景色だった事を語り合う。
魚を見ていたクリスティーナと彼女の臀部に目を奪われていたショーン。
君は凄く情熱的で完璧なおケツの持ち主だ。
しかしキャシーがボートに戻ってきていない。

ショーンに対してインストラクターは尋ねる。
「君のバディは誰だ?」
「キャシーだ。まだ戻らないなんて変だな」
「一つ目の約束は何だ?」
「バディと共に」
「二つ目と三つ目は?」
「バディと共に」

水中でバディに中指を立てられて別れた。身の危険を感じた。
彼女だけが戻っていないんだ。
妹は水泳部のコーチだ。大事なルールは守る女だよ。俺を
怒らせるためどこかに隠れているんだ。

インストラクターはみんなにキャシーを探してくれと頼む。

●キャシー

その頃キャシーは漁船の網に引っかかり引き上げられていた。
網に穴を開けられた漁師は激怒するが、キャシーはいう。
「ただの穴でしょ。腫瘍じゃないわ」

しかし相手は英語が通じない。
フランス語なんか習っても意味がなかった。
キャシーは丁寧に名前を名乗り相手を宥めようとする。
そしてボートに戻りたいこと。サンフアンでも良いからというが
この船は何処に行くのか・・
エスペランサだ。
サンフアンに連れて行ってくれたら“ディネロ”をあげる。
お金よ。ガソリン代と時給として沢山あげる。
“デニーロ”だっけ?
“ロバート・デ・ニーロ”、”俺に用か?”
サンフアンに連れて行ってくれることになる。
改めて名前を聞くとアンヘル
アンヘルの綴りは“Angel”だった。いい名前・・そしてナイスガイ
だわ。

●ポール

講演後にサインを求められる。
列に並んでサイン会。時に写真を一緒に求められる。
Facebookに投稿してもいいかとファンの一人に聞かれると、
町に看板を立ててもいいよと告げる。

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■感想

ジョイとポールが講演の為に訪れようとしていたプエルトリコ
Puerto Ricoにジェイミソン家 全員で向かう事になる。
しかしキャシーにとってはつらい事ばかりが起きる。
ポールからは離婚を匂わすことを言われ、アダムは二人が別居
したらポール側についていくと言われる。そして何よりもガンの
主治医だったシャーマン医師から連絡を受け腫瘍がまた大きく
なっていることを知る。キャシーは正気を保ちつつ、スキューバ
ダイビングで夢の一つを叶えようとするが、バディだった兄
ショーンもまた別の女性に引き寄せられ、彼女は一人で海に潜ると
彼女は一人だけ船に戻れない状況に陥る。

プエルトリコの位置づけが難しいのは、アメリカ合衆国の自治領
でありアメリカ市民権を持つにも関わらずアメリカの選挙に
参加することが出来ないこと。スペイン統治が続いていた
為にスペイン語を話す人が多く、英語は人口の半分が基礎的な
会話が出来る程度。
講演を行った主都サンフアンでは英語が通じるのだろうけど、
漁師をしているアンヘルはエスペランサの人で有り、プエルトリコ
本島の東にあるビエケス島の南海岸にある小さな島の人である。

「言葉が通じない」

元々アメリカ本土の南西部でも英語が通じないメキシコ移民の
町は有り、テレビ放送ですらスペイン語でしか放送していない
土地があるのだから凄いよね。

このドラマはガン治療をしながら生活するキャシーを中心とした
ドラマだけど、家庭内に於けるコミュニケーションの問題
度々発生している。
ガンが寛解・完治するまではある程度の彼女の我儘は許して
あげて欲しいし優しく接してあげて欲しいのだけど、色んな
考え方があるし、一番の理解者であって欲しい息子のアダムは
自立心の芽生えと共に母親を遠ざけようとしている年ごろなので
衝突にもならない対立がよく起きる。
同じ言語を使いながらもなかなか通じ合えないものたち。

どうせ言葉が通じないのであればプエルトリコに行ってしまえと
いう事で、アダムたちの授業がどうなったのか、キャシーは
仕事に行かなくても平気なのかという事はさておいて、ジェイ
ミソン家の住むミネソタから異国の雰囲気たっぷりの国にトリッ
プしていく。

テーマは何だったのかな。

「年齢」「息子」「子育て」の事に言及することは多かった。
キャシーはアダムが生まれた時に、12歳までに離婚した両親の子供
は同じ道を辿ると考えていたが、現在の彼はもう16歳だ。
子のことをスペイン語では“ニーニョ”というらしく、アンヘルの
子供は4歳みたい。
キリスト教の祭りの中ではマリアとキリストの話に言及され、
ショーンも下半身のムスコのことについてだらしなさに
辟易していた。

■信じるものとの決別?

決別という訳ではないかもしれないけど、ガン再発を考えると
あながち間違いではない。

ポールは講演後に海辺のバーでラム酒を飲んでいるとブランディ
という女性と気が合う。ポールのこの時の名前はブランドンで
CMの撮影の為にやってきた広告会社の社長。妻はガンで他界して
いると語り彼女の誘いに乗る。

アダムは街の教会で受難日の祭り・パレードに参加。
ただ期待外れのものだったようで、キリスト教の信仰度にも
影響を与えるのか。
アダムはそれ以上にこの祭りのテーマを知らせされて何を
思ったのか。
パレードのテーマは「キリストの死」
十字架に貼り付けられたミゲル、ヤギを連れて歩く聖マリア。
キリストの母は馬小屋で息子を出産して苦労した挙げ句、
見返りは息子の処刑に有ったこと。
これを聞いてアダムはキャシーのことを考えただろうか?

アブバーはアダムがサッカーで遊んでいる間に男性と出会う。
名前はミゲル
アバブーは自分のルーツであるアフリカの事を話して、自分は
ミネソタ州の雪景色を活かしたデザインの服を作りたいこと
を語る。
アバブーと称してルーツを忘れないように民族衣装を身に着けて
いた彼女だが、外面で表現する必要はなく「心の中で大事にすれ
ば良いもの」だと言われて何かに気が付いたのか。

ショーンは煩悩によって大事な妹を見失う。
正直このシーズンは後半になってからショーンへの嫌悪感が
徐々に増していく仕様だった。頭は良い筈なのに大バカ野郎。
下品な奴だと思っていたけど大事なものを失うまで気が付か
ない人なんだろうな。
ショーンが尻を追いかけていたクリスティーナなんて更に
腹立つ人物で、軽々しく大丈夫だなんていうなって感じ。
何時間も海にいるまま存在を見失っているんだぞ。

●どうなってしまうのだろうか

・アダムはジェシーと付き合っていたし、牧師のリックたちとの
関係はここ数話見られない。「聖書研究会 BIBLE GROUP」
どうなるのだろう。

・キャシーは言葉が通じないアンヘルとの関係を選んでエスペ
ランサへの道を選んだ。
一度は港に戻ったことでキャシーが生存していることは関係者に
伝わっただろうか?

アンヘルは船の上で妻と娘の写真をキャシーに見せたけど、
亡くなったとは言っていないよね?
キャシーの手術跡に”C”のタトゥーが彫られているのを知った
際に、彼の父親は胃ガンだとジェスチャーを見せていたけど・・

・アバブーのルーツ
ナイジェリア出身の彼女はルーツを守るために自らを”アバブー”
と呼んだり、赤いドレス姿、スカーフを身にまとい生活していた。
学校では黒人生徒連合(BSA)を呼び掛けて仲間を募るがダメだっ
たが、この活動は終わったのだっけか。

■その他

●ちょっと面白いやりとり

アバブーとアダムの間でアルコールを巡りちょっとした面白い
やりとりが有った。

>ここでは私は飲酒可能な年齢よ。あんたはまだ子供(Andrea)
>君以外、誰も僕の歳を気にしていない。(Adam)
>泥酔したらママに怒られるわよ。(Andrea)
>この間 母さんからマリファナを勧められた。(Adam)

●ちょっと面白いやりとり2

ショーンとクリスティーナの間で起きた会話。

>君の考えなんかクソくらえだ!これも全部君のケツのせいだ。
>それに俺のムスコのせいだ。どうかしていたよ
>俺のムスコと君のケツが憎い。

●アンヘルの船 Bola De Fuego II ESPERANZA VIEQUES PR

Bola De Fuego IIは単純に日本語にすると「火の玉」の意味。
メキシコのプロレス、ルチャ・リブレに於けるレスラーの名前
として使われることが多い。
私はストリートファイターIIのメキシコ版の名前かと思った。f

■使用された曲

・Game Called Life by Leftover Cuties (Main)
・Birds Fly Away by Theresa Andersson

■出演者

キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、デブ

アンヘル (Michael Ray Escamilla) 漁師 “Angel”と書いてアンヘル
ブランディ (Betsy Aidem) ポールと海辺で会話

エドゥアルド (Andrew Pifko) プールの清掃業者
クリスティーナ (Elizabeth Twining) 旦那は老人、ショーンと過ごす
ミゲル (Joel Perez) アバブーの隣に座る。
フアン (Michael Nazario) 街中でサッカーをしている
(Michelle Camacho) ポールのファン。スマホでツーショット。
(Jimmy Navarro) ボートのオーナー
(Jack Falzon Arias) 6歳の子
(Luis Enrique Romero) 口論する夫
(Wanda Rovira) 口論する妻

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