[F] BONES 骨は語る シーズン7 第13話 決断のとき The Past in the Present

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November 3, 2011
第13話 決断のとき The Past in the Present

脚本/Carla Kettner
監督/David Boreanaz
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法廷でペラント容疑者の仮釈放の是非が問われる。
ハリエット判事、そしてキャロリン検事、そして容疑者のペラ
ントとその弁護士のメグがそこには居た。
キャロリンはこの男の監視用の足輪を外すかどうかの検討を
するなんて信じられないことだという。私の仕事は異常者から
市民を守ることだという。しかしメグはこんな暴言を許すのか
として訴える。ペラント本人はどんな結果が出ても従うという。
軽いイタズラのつもりでやったことが政府を脅かし、社会を
危険にさらしてしまったという。しかし今はハッキングは重大
な犯罪だということが分かると語る。釈放後にはマッキャン
学院が講師として彼を雇うことになっているのだという。
先方は犯罪歴のことを知っているのかという判事に対して、
全ての情報を知らせ裁判記録も提出したことを語る。僕は昔と
は違うとするが、キャロリンは彼はハッカーではなく殺人者だ
と語る。その裁判をブースとブレナンも傍聴していた。
ブースはペラントは捜査中の殺人事件2件の容疑者だとすると
ブレナンはそれに関する資料も揃っていることを告げる。
しかし弁護士はこの一年FBIからの嫌がらせを受けて来たと
告げると、ペラントは僕には24時間の監視装置で監視されている
状況だと語る。しかしブレナンは遺体に仕組まれていた複雑な
暗号の件をラボで分析した事を語る。仮釈放を決めるのは市民の
安全だという。判事はブレナンが提出する資料を検討するまで
の間釈放の裁定は延長すると語る。
そんな中突然ブースとブレナンの携帯の着信音が鳴る。
自分達が設定している音とは違う狼の遠吠えのような着信音だ
った。二人は法廷から出ていく中、それを見ていたペラントは
含み笑いをする。

ハミルトン野生動物保護区。
オフロードカーで走行していたカップルが遺体を発見したという。
カミールによるとその車はGPS方位がミスして逆の方角を示した
のだという。ブレナンはGPSがそんなことになるとはあり得ない
という。
そんな中ブースの元に電話が鳴る。キーズ神父からの電話で、
娘のレイチェルの洗礼式の件で19日に決定したというものだった。
ブースはブレナンに対して本当に洗礼式をしても良いのかと
問うとブレナンは皮肉交じりに「生まれる前に犯した罪を中和
するのにも額に水を拭きかけるなんて素晴らしい」と語る。

ホッジンズは既に現場に来て調べていた。
肉は全て食われていること。被害者は男性で腸骨車上面に
膨らみがないことから30歳代後半だという。内側上顆に骨折。
骨修復から8年前野ひっせつだという。
珍しいキズが有るというブレナン。ホッジンズはピオフィリダエの
卵が付着していたので死後2日が経過しているという。臓器は
全て食べられた跡だった。歯形からして狼によるものだとろうと
いう。骨折痕は28mm。内側上顆から滑車にかけて伸びている
こと。服はポリエステルでウエストはゴムバンドが入っている
というカミールはオペ着だろうとすると、医者であり患者だと
いう。ブレナンはこの人物の骨を私がくっつけたとのこと。
被害者は医師のイーサン・ソーヤーだとすると、ペラントは
私の友達を殺したのだという。ブースにもその事実が伝わる。

スイーツとブース。
ソーヤーは妄想型統合失調症で閉鎖病棟で入院していたこと。
しかし失踪していたのだという。ブレナンとは大学院時代の
友達で骨折痕はスキーで折ったものをブレナンがくっつけた
のだという。スイーツは客観的に見てペラントが犯人とは
言えない事を告げる。しかしブースはプロファイリングで
ペラントが犯人だと証明しろと語る。スイーツは結論ありき
ものならば捜査を下りるという。僕は客観的に分析するだけだ
と語る。

ウェンデルは胸骨に噛まれた跡があるという。恐らく狼のもの
で一斉に5、6匹から噛まれたものだろうと。軟部組織は30kg
も食べられていた。人工知能のプロで人間の行動を数学的に
表した数学者が殺されたと知るがカミールは人は数式なんかで
表せないと語る。
カミールはブレナンに対して噛まれた傷を見ると半分は出血
痕がある為喰われた時には生きていたのだという。しかしブース
は狼は死んだものしか食べないのではないかとする疑問を
投げかける。死んで居るように見えたのだろうとし、麻痺させ
られていたのだという。しかし今の所毒物検査で何も出ていない
事を語る。

ブースとブレナン。
ブレナンはブースに対して言っておくことがあるという。
イーサンにペラントについて内密に相談に乗ってもらっていた
こと。ペラントは数学の天才だが、イーサンの方が上だとし
イーサンの存在はペラントには脅威だったのだろうと。しかし
ブースは病んだヤツに協力を求めるなんて裁判では不利になる
という。この件を話すのは証拠が挙がってからだとし、時には
ルールから外れて動くのも必要だという。正義の為とのこと。

イーサンが収監されていた精神科病院で彼の様子が収められた
VTRをノーブル医師から見せてもらう。ブレナンが産んだ赤ちゃん
のことを「赤ちゃんの顔をした悪魔だ」と叫んでいる人物で
イーサンがあの子を恐れていないのは知っているというブレナン。
しかし一年前に脱走したことがあるとし、失踪前にパソコンが
異常が起きたという。誤って閉鎖病棟から開放病棟に移されて
脱走されたのだという。面会には一人も来ていないという。
ブレナンは彼に最後に逢ったのは2週間前だと語る。その時に
古い数学書をくれたという。ブレナンはノーブルから面会記録
と監視カメラ映像を求める。
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仮釈放の審査が行われる。その審査の対象となるのは、2件の
殺人の容疑が掛けられている天才的ハッカーの男性・ペラント
だった。キャロリンもブースもブレナンも釈放には反対の立場
で激しく抗議すると、取りあえず資料を検討するまでの間
審査は中断する。しかしそうしている間にもハミルトン野生動物
保護区で殺人事件が発生する。狼に喰われた遺体だったが、
骨の修復痕からブレナンは、この遺体は私の大学院時代からの
友人のイーサン・ソーヤーだという。医者をしていたが、
ある時から妄想型統合失調症で閉鎖病棟に入院していたとのこと。
調べていくウチに次々とブレナンがイーサンを殺害したのではない
かとする証拠が見つかっていく。

シーズン7の最終話。
前回の感想書きの中で、BONES8は放送しないのかと書いてしまった
けど、Dlifeさんではそのまんまの枠でシーズン8の放送が
決定していました。自分のページでもそのことを書いていたのに
すっかり忘れているという。年末で忙しくて時間が足りない中で
やりくりしているのでその辺のミスはホントすみません(+_+
誤字脱字・意味不明な文章が有っても許して下さい。

エピソードはS7-6の続きネタ。

BONES 骨は語る シーズン7 第6話 暗号は背骨の中に The Crack in the Code


ペラントが凄腕のハッカーだということで、痕跡を一切残らせず
証拠などを次々と改ざんしてはブレナンにその容疑をぶつけて
いくというもの。あんたが居れば「Pretty Little Liars」の「A」
さんや「Person of Interest」のフィンチさんも真っ青やって感じ
の凄腕の優秀さ。

今回のエピソードの監督をしているのは、ブース役のDavid Boreanaz。
BONESファンならば周知の事実だけど、既に過去4つのエピソード
でDavid Boreanazが監督を務めており、今回は5回目のエピソード
に当たる。

2014年12月現在David Boreanazが監督したエピソード一覧

Season 4, Episode 15
Season 5, Episode 16
Season 6, Episode 11
Season 6, Episode 16
Season 7, Episode 13 <—-今回ココ
Season 8, Episode 24
Season 9, Episode 13
Season 9, Episode 24
Season 10, Episode 10

これまでDavid Boreanazの監督するエピソードは、どちらかと
言うとシナリオとして当たり障りのないところで動いていた
気もするけど、シーズン7、8、9とシーズン最終話を監督している
ところを見ると、かなり監督としても評価を受けているのだろう
ことが伺えるね。

ドラマとしては如何に客観性を持って事件の捜査に当たれるもの
なのかということを、大切な人が嫌疑にかけられることを通して
試すようなエピソードだった。
ドラマに対する役割に関して、各々違った対応を見せるという
辺りの中にその人間関係なり性格なりを見せる。

娘の洗礼式に関して「宗教関係はオレの担当」としていたブース
だけど、ブレナンの価値感を揺るがす事態に陥っていくところ
はなんとも言えない。ただブレナンは最後に「例え子供が居なくても
あなたと一緒になっていた」ようなことを口にする限りでは
子供以上にブースに対する思いがあるようにも思えるし、一時では
有るけど別れを意識したからこその台詞だったようにも感じる。

ドラマとしては当初は楽観視していたけど、徐々にブレナンに
対する容疑が深まっていくという流れが有り、予想以上に
ブレナンだけでなく、その周囲を巻き込んでいく姿が上手く出来ていた。
ただ正直、コンピュータに関してペラントが天才だったとしても、
それ以外の分野にまで天才的能力を発揮出来るとするにはちょっとした
違和感が有る。ハッキングの能力がコンピュータ社会に於ける
役割の大きさを表していたとしても、殺人とか現実に於ける実際の
行動力がその能力にそのまんま反映されるものかと言われると
違うんじゃないかと思えるよね。

マックスが娘のブレナンを心配するあまり殺人に再び手を
染めるのではないかという恐怖心にも終始包まれていたし、
一視聴者としてはマックスにはこれ以上犯罪に手を染めて欲しく
ない反面、そんなダークさが娘助けたさの力となって発揮され
てしまうのだからなんとも言い尽くせないところだ。

スイーツは偏見をもって事件を眺めたくないことを冒頭では指摘
していたし、この頃にはまさかここまでブレナンに対する不利
な条件が重なっていくことも想定していなかったのだろう。
最後、スイーツはプロファイラーとしてではなく、寧ろブレナンを
知る友人としての証言を行っていた感じがする。
「彼女の冷たく合理的な態度は彼女が作ったヨロイです。繊細な
心を守る為の。」と。

ブースは殺人事件の捜査官としての立場と愛する妻との間に揺れる
役目だった。
「時にはルールから外れて動くのも必要・・・正義の為だ」
というブースに対して普段のブレナンならばそれを否定するところ
も有るのだろうけど、当事者となるとまた違ったところが有る。

常々ブレナンが口にしている
「証拠を集め偏見を捨てて分析しろ」という言葉が重くのしかかって
くるものが有る。
ただ普段ミスには厳しいブレナンが、今回は見逃していたという部分
を見れば、ブレナンの中に人ととしての深みが出た反面、骨と
向き合う能力そのものが落ちているのではないかとする不安が出て
くるのもまた事実。この辺は何度か言及していることだけど・・

骨には毒針が注射されていて、その毒はd-ツボクラリンと呼ばれる
神経筋遮断薬・クラーレで、1940年代の麻酔薬であること。
ホッジンズがブレナンに渡したコンドロデンドロントメントスム
という植物から抽出出来るということで、そんな内輪ネタをどう
やって知り得たのか。
ペラントがブレナンたちの自宅の時計をすり替える姿が映っていた
けど、そういう行動をあらゆるところに張り巡らした結果、知り得た
情報なのか。

アンジェラはもっともブレナンとの関係を強く意識するもので、
カミールも同様にブレナンに対する気持ちはあれど、心を鬼に
して行動を取る姿が有る。
嘘を付けばそれだけ不利な状況に陥ることを理解しているのだろう
し、憤り感をカミールにぶつけようとしている中で、キャロリンが
良い感じでアシストするようにして、カミールが最大の貢献者
だとして、彼女が冷静に対応しなければチームがこの捜査に
関わることは出来なくなっていたことを口にしていた。

現状でどの人物が捜査をすることが出来るのかな。
基本的に全員身内っぽいので、普通の段取りならば例え客観的
対応を見せたとしてもこの一件からはハズされそうな気がするけどね。

ソーヤーが残したメッセージが果たして何を意味するのか。
そもそも証拠としてそれが採用出来るのかだよね。
ドラマの中でも「事実よりも裁判ではどう見えるかだ」とよく言わ
れるものだけど、今回はまさに法の盲点と人間の持つ感情に
よって揺り動かされる話でした。
さてシーズン8ではどんなスタートをするんでしょうかね。

ウルトラマンがピンチの時に、M78星雲からウルトラの家族が集まる
が如く、チーム”ブレナン”集結して、みんなで事件を解決して欲しいぞ。

■検索用キーワード

■使用された曲

・From the Ground Up by ‘Sleeping At Last’
・Moral Panic by Y La Bamba

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、”カム”
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

マックス・キーナン (Ryan O’Neal) ブレナンの父
ウェンデル・ブライ (Michael Grant Terry) インターン
クリストファー・ペラント (Andrew Leeds) 容疑者、ハッカー
Dr.アリソン・ノーブル (Nadine Ellis) 精神科医
メグ・ビニーコムベ (Annie Tedesco) ペラントの弁護士
ハリエット・グローバー (Nancy Linari) 判事
ハイエス・フリン (Reed Diamond) FBI捜査官
キース (Kevin Brief) 神父
Dr.イーサン・ソーヤー (Darin Toonder) 妄想型統合失調症
— (Kevin Scott Allen) Homeless Man

クリスティーン (Patience Kemper) 赤ちゃん
クリスティーン (Ali Louise Hartman) 赤ちゃん

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