スキャンダル 託された秘密 Scandal シーズン2 第6話 眠りから覚めたスパイ Spies Like Us

リンク広告 テスト




第6話 眠りから覚めたスパイ Spies Like Us

脚本/Chris Van Dusen 監督/Bethany Rooney
——————————————————–
ホリスはデビッドがサイトロンと我が社の繋がりを調べており
それを知られたら我々全員が刑務所行きだと語る。
アビーはデビッドと付き合う中、サイトロン社はインターネット
セキュリティだけでなく表向きスロットマシンを開発していた
が実は投票装置を開発していた事を語る。あなたが復職した所
なので黙っていようと思ったとするがデビッドはその情報によっ
てまたこの事件の追及を始めようとする。
スティーブはデビッドの自宅に仕込んだ盗聴器からその事実を
オリヴィアに伝える。私がなんとかするというが・・

クロスビーは郵便局員が回収に来ていることを知り封筒を手渡
す。局員が居なくなることを待ってから路上で突然銃を取り出す
とコメカミに当てて発砲・自殺する。その封筒とはオリヴィア
宛のものだった。

オリヴィアとエディソンはデートしていた。
ニクソン談義で花を咲かせる。中国との国交樹立、ウォーター
ゲイト事件。ニクソンは偉大であり、一度の行動で人は図れない
とするオリヴィア。特に大統領ならば尚更だという。エディソン
は共和党員だからそう言ってないか?と疑い民主党員だったら
どうかと問う。エディソンはビル・クリントンの件については
言及するなと告げどうせまた青いドレスの件を持ち出すのだろう
と語る。しかしオリヴィアはクリントンも清廉で優秀な人であり
ドレス一つで全てが変わるわけではないと評価する。
ニクソンは民主党を盗聴していたのに不倫問題と比較しては
ダメだという。しかし中国を変えたとして互いに微笑む。
オリヴィアはエディソンから自宅前まで送ってもらうが、家には
入れられないと語る。あなたと寝る気は無いとし二度目のデート
だと語る。エディソンは同棲までしていたしデートなんて4000回
はしているとするが・・

タイムズ社のサイトに「明日の電力供給」と称する記事が掲載
される。そこにはドイル・エネルギー社はカナダから湾岸地方まで
パイプラインを伸ばす予定であり、そのルートに当たる5つの
州に数百万ドルを寄付したという記事だった。
デビッドとアビーはその件で語り合う。目的はパイプライン
だとし、投票機も爆発事件も全てそこに繋がるのだろうと語る。
それを盗聴していたスティーブ。
デビッドはアビーに対してタンスが空いている事を告げ、君に
(スペースを)プレゼントしたいと語る。こうして一緒にいる
のも良い感じではないか?と問う。

ハックとベッキーはベッドで目覚める中、ベッキーがシャワー
を浴びにベッドから離れた隙にハックは彼女の持ち物を全て
写真に納めて情報を盗む。

サイラスとジェームズは朝食の際激論していた。
特に夕べサイラスがベッドで語った内容が記事として掲載され
ているのである。「ドイル社代表・連邦議会への影響力」。
そのことをジェームズに問い詰めると、一面トップに掲載され
たとしてジェームズはサイラスの激怒などお構いなしに喜ぶ。
「ホリスドイルはフライに目がない脂ぎった田舎者だ。ホワイ
トハウスに入れるのは一重に白紙小切手のお陰だ」とし、
全ては政府高官の話しとして掲載したのである。バガじゃないの
かというサイラスは政府高官と言えば私しか該当しないという。
ジェームズは編集長はこの件で私の事を評価し、記事を書けと
言われているのだという。第二のウッドワード・バーンスタイン
になるとし、本格復帰だという。サイラスは二度とホリスに
関する記事を書くなと言うが・・・

ハックはベッキーの情報を調べようとするがオリヴィアはそれ
を止める。ベッキーは普通の良い人なんだという。しかしハックは
指紋とDNAでの身元調査をして起きたいと語る。
一方オフィスに来たハリソンとアビーはどっちがスティーブンの
オフィスを使うかで揉め有っていた。オリヴィアはオフィスは
使わせられないと語ると、クインはどちらか決めかねているなら
ば私が使うと語る。

そんな中、オリヴィア宛の封筒の中に楽譜と10万ドルの小切手が
入って居ることを知る。ドン・ジョヴァンニの仕事なのか?
というハリソン。楽譜を見ていたハックはこれはただの楽譜で
はないと語る。古いスパイ技術・マブヴェーア(ナチ情報部)が
開発した旧式の暗号だという。ハックに何が書いてあるのかと
問うと、「彼らを守れ」として、スパイのことを指していた。
しかもここの中に書かれた名前はオレの名前だとハックは語る。
消印はアナーバーで日付は2日前のもの。クインはすぐに関連した
事件がなかったかネットで調べると、白昼堂々男性が銃で自殺
している事を語る。無くなったのはロバート・ブルックス。
ハックに写真を見せると彼はCIA捜査官のクロスビーだと語る。
B613の作戦指揮官だという。これは相当マズイことだと。
しかし何故そんなに目立った場所で自殺したのかと問うと、
ハリソンはサムライが名誉を賭けて切腹するようなものかと問う。
暗殺ではないということを示すためだろうという。
ハックが出て行こうとする中、ハリソンやアビーたちは彼は
訓練された殺人マシンだったとし、一度マシンにされたら
一生マシンのままだとハリソンは語る。

ハックはすぐに出て行くとすると、みんなをこの件で巻き込み
たくないのだという。B613とはCIAの闇の作戦の極秘プロジェクト
でありオレは幽霊でなければならないこと。本名が出回ったら
即やばいことになるという。オリヴィアに対して、そろそろ潮時
だとして消える事を告げ、それが俺たちのルールだと語る。しかし
オリヴィアはクロスビーは私宛に助けを求める為に送って来た
ものだとし、だから私がこの一件を片付けるという。貴方のことも
任せて欲しいとするとハックは24時間の猶予だと語る。
オリヴィアはみんなにあらゆる情報機関から動向を探るよう指示
する。
——————————————————–

ホリスの件でデビッド検事補やサイラスのパートナーである
ジェームズたちが真相を探ろうとしていることに関連して、
その事実を知る関係者たちは火消しに躍起になる。
そんな状況の中、オリヴィアの元には謎の楽譜と10万ドル分の
小切手が入った封筒が送られて来て、中には一言「彼らを守れ」
と書かれていた。ハックはそれを目にしてこれはCIAの極秘
プロジェクトであるB613の作戦に関わったものの情報だとして、
これが公になろうとしているのであれば自分は姿を消さねばなら
ないとしてハックはオリヴィアの前から去ろうとする。
オリヴィアはハックは私にとって必要な人だとして、なんとして
でも守るので留まって欲しい事を語ると、24時間の猶予を設定
し解決しなければ姿を消す事を告げる。

益々ビッチ化しているオリヴィアの姿が有るな。
彼女の存在を必要悪だとして見ることが出来れば、ドラマとして
も感情移入しやすいところがあるのだろうか。
結局彼女はフィッツ命で(今回G8で日本滞在しているのか肖像画として
登場(笑))、その為にはどんな人物であれ利用して傷つけることも
厭わない姿が有り、現在行っていることも、過去の火消しのための
身から出た錆的なものを削げ落とす為に、周りを傷つけてしまって
いる状況がある。

何よりもえげつなさを感じるのは、傷ついたアビーが涙しながら
オリヴィアの元にすり寄り、謝罪しつつ「親友」を口にするけど、
その親友がアビーのDVされた過去のキズを掘り起こして別れさせた
という現実が有ること。
アビーには恋人と別れさせて、自分は最後にエディソンと別れる
ことが出来ず家に招き入れる姿がある。
不本意だと分かりつつもオリヴィアのことを慕う人たちの気持ち
を利用した格好になっていて、その構図を抜け出せない限りは
なかなかオリヴィア自身に感情移入するのが難しい気がする。
ハリソンがちょっぴり冷めたような感じで見つめている構図が
有ったりしたので、いつでも内部分裂する可能性を秘めた部分は
意外にもこのドラマが持つ興味深い一面なのかも知れない。

優秀なフィクサーとはやはり人材を集めて如何に活用出来るのか
というところに尽きるのだろうか。
今回のオリヴィア自身も結局人材を利用はしているけど、彼女
自身が何かをしているという光景があまり無い。
彼女がこれまでに築き上げた人脈を通して解決を図る流れの中、
最終的にはスパイの件ではハックが実働している感じだったし、
彼がいなければどの程度オリヴィアとして行動が出来るのかと
いうことにも繋がる。

今回のハックの流れにしても、結局の所視聴者がアメリカ市民と
しての立場で見ないと感情移入が難しいものがある。
B613の作戦とは世界中で恐らく汚い暗殺活動をしてきたことで全ては
アメリカの為の行動を起こしてきたのだろうこと。そしてアメリカ
国民でさえ国家を歌わなくなるような非道なことをしてきたとする
主張が有り、例えその価値感が資本主義社会として共通する認識が
有ったとしてもアメリカ本位で単独で起こしている限りは、オリヴィア
自身の流れと同様になかなか肩入れするのが難しそうだ。

会議室が気が付くと凄い状態になっていた。
ハックレベルのスパイが6人集まればまぁこうなるだろうなって
ことで、状況はクエンティン・タランティーノ監督の映画
「レザボア・ドッグス」状態だったけど、正直、オリヴィアを始め
としてこの事務所のスタッフたちの手には負えそうもない案件だった。
やれることは少ない感じがしたけど、ハックの迷走している「普通」
でいることの意味が、スパイたちの中にいると上手く抽出される
という辺りの流れは上手かったと思う。

「普通」を求めていた医師が裏切り者として殺害された。
その彼を射殺したのはもっともらしい「普通」の主婦としての顔を
持つ女性だった。ハックの中の自制心が試させるものが有ったけど
セラピーの影響からか口少ないハックの中の言葉に説得力が有り、
みんなにその主張が上手く伝わったかと思った瞬間に制裁を
下して淡々と処理するところなど凄い世界だなと思った。

そういえば今回のサブタイトルは「Spies Like Us」だった。
昔そんな名前の映画を見たことがあるなと思って検索して見たら
ジョン・ランディス監督の映画だった。感想書いたことが有った
気がしてハードディスクを調べていたら出てきたので一応アップ
して置きます。大昔に書いたものなので恥ずかしいものですが・・

●使用された曲

・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer
・Sir Nose D’Voidoffunk by Parliament
・Tell Me Something by Rufus & Chaka Khan
・I Think It’s Going To Rain Today by Nina Simone

オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
リンジー・ドワイヤー/クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA

サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母
ホリス・ドイル (Gregg Henry) 石油王、フィッツ支持

チャーリー (George Newbern) 殺し屋・謎多き人物
ジェームズ・ノバック (Dan Bucatinsky) サイラスのパートナー、記者
エディソン・デービス (Norm Lewis) 上院議員
メルヴィン・フィーン (Sam Anderson) 殺し屋・拷問、現在医師
ベッツィ・レイ (Mary Pat Gleason) “マッチ”、ホテル経営、元事件屋
バリー (Richard Gilliland) サーノフの弁護士
ポール・グレイ (Adam Lazarre-White) 現在大学教授・元殺し屋
マギー・アンドリュース (Sarah Aldrich) “ウィンク”、元狙撃手
ベッキー・フリン (Susan  断酒会とハックと知り合う
ナイジェル・サーノフ (Ron Ostrow) 天才的ハッカー、暴露しようとする
テレサ・ダン (Jennifer Sommerfeld) 元デビッドの恋人
— (Stephen P. Hart) Bureaucrat
— (Tiffany Jeneen) Postal Worker
アリッサ (Brenda Song)
スティーブ・ドハティ (Cullen Douglas) オリヴィアの仲間

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336