スキャンダル 託された秘密 Scandal シーズン2 第7話 ディファイアンス Defiance

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第7話 ディファイアンス Defiance

脚本/Peter Noah 監督/Tom Verica
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サイラスはジェームズに対して二度とホリスの記事は書くなと
警告する。アビーとデビッドを一緒にして置けないとして
オリヴィアはハリソンに頼んで別れさせる。オリヴィアはその
際、アビーの元夫のDVの件を使えば良いと語る。
デビッドは元々テレサ・ダンと付き合っていたが、彼女が怪我
した際に医療記録を知り、デビッドが殴ったのだと疑う。
「良い人の仮面を被った悪党よ!」としてアビーは彼と別れる。

上院議員のエディソンはオリヴィアと付き合い始める。
エディソンはオリヴィアと別れてからの恋愛遍歴を語っていく。
アーティストのシェイナとは5ヶ月付き合った。本を読まない
子で読書が嫌いだと言っていた。その後はマギーと付き合うが
一夫一婦制に反対する女性だったという。そしてポートレット
だと。エディソンはオリヴィアの恋愛について聞きたいという
が話すようなことはないという。記者は私の顔を知っている
のであなたがフィクサーと付き合っていると書かれるのはよく
ないことだという。しかしエディソンは付き合うならば普通は
大事なことを話合う物だろうという。それならば絶対秘密
だとしてオリヴィアは、今日の上院で何が有っても一番で支持を
表明するとの声明を出して欲しいと語る。それが秘密なのか?
と呆れる。そんな中ハリソンからオリヴィアに電話が鳴るが、
オリヴィアは彼を冷たく突き放すと今別の案件を抱えているので
ハリソン一人で仕切って欲しいと語る。

デビッドはアビーに何度も電話し、テレサの件は全くのデタラメ
でありちゃんと説明すると留守電にいれる。
そのデビッドは法廷前でサイラスのパートナーで記者のジェームズ
と遭う。デビッドは石油王のホリスは国の真ん中にパイプライン
を通す気であり、住民や環境活動家は反対しているが、その票を
操作していると語る。パイプラインの投票は全て賛成に決まった
のだという。ジェームズは複数の州で細工したと思っているのか
と問うと、私もこれを見るまでは信用出来なかったとして資料を
渡す。しかしジェームズはこの手のおかしな陰謀論を持ち込む
人は多いのだとしてこの話はなかったことにしようという。
デビッドはこの件で真実を追うと職を失う危険性があり、だから
こそキチンと読んで欲しいと頼む。

オリヴィアの事務所にピアース家のものたちが依頼のために
やってくる。父親のハロルドはピアース・インダストリーズの
創業者で息子・スキップ、そして元妻・アンが依頼人だった。
1年前の演説する姿の中にはハロルドは企業戦士として厳しい
姿勢を見せていたが、現在の映像を見せる。そこにはアンと
別れて以降、孫ほど若いシエナという女性と楽しくやっていて
家の中でバイクを乗り回したり、遊園地まで庭に作ろうとして
いるのだという。夫は精神的に問題を抱えているとして元妻の
アナは語る。

みんなはハロルドの資料に目を通す。
ハロルドは父親の死後・高校を中退し、中西部でラジオのセールス
マンをしていたというアビー。しかし何故そんなセールスマンが
億万長者になっているのか。ラジオの修理を同時に行う中で、
彼は遠くの電波を捉える仕組みを発明し、今ではどの携帯にも
その技術が使われているとハックは語る。離婚したのは先月で
妻には5億ドルを渡したという。アンとは高校時代から恋人関係
で、離婚の条件にもまるで文句も言わずに5億ドルを要求通りだした
のだという。苦労を共にしてきたがこんなのは彼ではないという。
息子のスキップは父の会社でメールボーイから初めて今では
役員まで上り詰めた男。ハロルドの恋人のジエナはハリウッドの
クラブの常連で、リアリティショーにも出演したが1 Seasonで
打ち切りだという。ハックはたまにみると面白いと呟く。
それってただの「中年の危機」ってヤツではないのか?と問う。
しかし責任有る仕事を放り出してバカ女とくっつき家族を捨てる
なんてどうかしているという。父は数十億ドルを生む企業の代表
であり、3日後に株式公開を控えているという。ピアースインダス
トリーズは資産350億ドルだが株式公開で数千億ドルには株価が
上がるという。しかしスキャンダルが発覚したことで、「インス
クラー」という会社は創業者CEOのセクハラ訴訟が表沙汰になり
70ドルの株価が最後には4ドル台になったとアビーとハリソン
は語る。ハロルドの奇行がいつメディアに知られてゴシップの
ネタにされるのか心配だという。会社としてのイメージを
守りたいとのことだった。40年かけて築いて来た実績をどうしたら
守れるのか。正気ではないことを証明して入院させるべきだと
いうアビー。息子を法廷後見人に認定させるんだという。
ハリソンはみんなに「諸君!」と告げる。オリヴィアから仕事の
リーダーをまかされたとするが、チームと呼ぶ方が良いなと
告げる。

一方オリヴィアはシューマン議員のセックススキャンダルの対応
を迫られていた。シューマンはセックス依存のせいにして責任
を回避しようとするが、オリヴィアは院内総務を辞任するのだと
語る。21歳のスタッフとセックスしたこと。しかも妻の親友の娘
と関係した以上これしかないのだとし、党内に支援者がいない
事を語る。私が書いた声明文を読めば上院議員では居られないの
だという。求めているのは心からの謝罪であり、真剣に反省し、
信頼と尊敬を取り戻す為に努力すると約束するのだという。

サイラスはフィッツに対して、スケジュールを語る。
カーマイケル知事は電話を待っていること。息子の様子を聞いて
あげてくれという。東スーダンの情勢の報告会への出席、
予算委員会、ドイツ首相のホロコーストについて馬鹿な発言をした
ことに対して一言いさめた方が良いという。中国の長江が数ヶ月前
から赤く染まっていることetc….しかしサイラスの言葉はフィッツ
には伝わっていなかった。フィッツはシューマン議員のセックスス
キャンダルの件で会見をしているテレビ映像を見ていた。しかし
興味はフィクサーとしてシューマン議員に付き添っているオリヴィア
に向けられていた。サイラスはそれを察して時間が解決してくれ
るというと、人ごとではないので気を付けようと語る。
そんな中メリーが部屋にやってくる。
戻って来ていたなんて聞いていないとし、G8に向かった後、3週間
一度も電話もなかったと語る。赤ん坊は?と尋ねると32週目で
順調だと語る。メリーは祝賀会のリストだとしてそれを見せる。
大統領の誕生日の祝賀会だとすると、大袈裟にはするなという。
今夜友人を呼んで内輪の祝賀会をして二日後は500人を招いて
祝賀会をするという。スティービー・ワンダーも来るとすると
フィッツは勝手なことをするなというが、「人生思い通りには
いかないものだ」と言われる。
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オリヴィアはフィッツと別れてエディソンとの関係を新たに
模索する。フィッツへの思いが残っている彼女としてはエディ
ソンとの関係に於いて、つなぎ止めている意味合いが強く、
公の場に一緒に出ることに躊躇していた。
一方ホリスの件で被害を被ったものたちは、それぞれに行動を
起こし始める。デビッドは記者のジェームズが紙面で
ホリスの石油会社がカナダからパイプラインを通す為に
裏工作しているであろう記事の一端に触れていることに関連し、
その方法論に関してデビッドはホリスの関連会社が投票機の
不正をしているであろう証拠をジェームズに渡して暴いてもら
おうとする。一方クインは自分をどのようにして10時間眠らせて
爆破現場からモテルに連れ出したのかを探っていく。
オリヴィアの事務所としてはハリソンが中心となって株式公開
しようとしている大企業に於ける創業者の家族の問題を解決して
いくことになる。

どの流れも興味深いのでどこから言及すれば良いのかよく分からない。

ドラマの冒頭で描かれるものがドラマとしてのテーマと
なることが多いので、オリヴィアとエディソンの関係を
通して見る”愛”と”秘密の共有”と”排他的状況”という因果な関係が、
ドラマ全般に描かれて、複雑に絡み合い興味深さを演出していた
のかな。

今回のドラマとしては起業家の親子関係はその象徴的な問題
とし取り上げられている。
彼らは仲介者がいてこそ、相手の気持ちを伝えることが出来て上手く
解決を図ることが出来たものの、このドラマにレギュラー
として深く関わっているキャラクターたちの間に存在している問題
に於いては、最早その領域を越えたところでエピソードが回っている
ので、修復など無理なんだろうなと感じさせる。

サイラスとジェームズ、アビーとハリソン、フィッツとメリー、
オリヴィアとエディソン、クインとハックetc…。どの流れも
互いに疑似的であれ愛情は有っても、その気持ちとは裏腹に相手を
裏切っている状況に有って、どの流れに於いても秘密が公になった
時のそれぞれのリアクションは興味深いものとして存在していきそうだ。
ある意味ではフィッツとメリーが一番この中ではまともに思える
のは気のせいか。冒頭で語っているように「中年の危機」で済ませ
そうな関係でも有る。

前々から語っているけど現状ではどう見てもオリヴィア本位の視線で
見ることが出来ずにいるので、早いところジェームズがホリスの件を
通して不正票の流れを暴いて欲しいところ。大抵主人公に肩入れする
ものだけどこのドラマは何処に視点を置いて良いのか未だによく分か
らない。

ホリスに全ての責任を押しつけるのが一番簡単なものが有るのだろう
けど、そうもいかない状況になりつつある。
ただフィッツが最後に撃たれた流れは、ホリスがサイラスに対して
激高した際に発した言葉にも繋がって居る感じがするし、最後に
なってメリーが彼を引き留めようとしたところを見ると、この二人が
繋がって居そうな気がするね。
このどさくさに紛れて不正票の責任の件を有耶無耶にしてしまうのか。

今回の単独エピソードはオリヴィアは関わらず、ハリソンに
投げっぱなしの状態だった。自分のことをぞんざいに扱うオリヴィア
とは逆に一緒に現場で行動を起こしているアビーに対して肩入れ
するだけの状況は十分に出来ているので、ハリソンがいつそれを決断し
口にするのか気になって見ていた。それが口火となりオリヴィアが
追い詰められる構図が出来て行くのか。それともフィッツが撃たれた
今回の時点で既にその潮流は動き始めているのか。

院内総務の座を巡る争いに関しては、オリヴィアとエディソンと
シューマン議員の間でよく分からない駆け引きが有ったようにも
感じるし、民主党と共和党の駆け引きもイマイチ流れとしては
よく分からないが、フィッツの発言がオリヴィアとの関係の終止符
を打つ公的流れとなっていたようなので、フィッツにその決意が
出来たというところなのかな。

テレビに写る相手を見る度に互いに感化されたり、最後の最後まで
オリヴィアに固執してずっと監視させていたという辺りがまた煮え
切らないところだけど、無駄なところに自由社会のリーダーは力を
注いでいるからこそ、最後は撃たれるんだよな。

しかし今回は急に無能だと思っていたものたちが覚醒したかのように
して行動を起こし始めた。その最たるはクインの動きだった。
ハックはどの時点でクインの行動が今回のクライアントに対する
調査ではなくクイン自身のことだと気が付いたのだろうか。
10時間眠らせることが出来るクスリがあるとインターネットにかかれ
ているとしてハックにその存在を尋ねる。ハックとしては返答を
拒否することも出来たけれど、エトルフィン(M99)と呼ばれるものだ
と話していた。クインはソノマカウンティ空港から自家用機を
使って自分のことを眠らせたハリソンがそれを実行したと考えている。
自家用機の所有者はヴェルナ・ソーントンのものだと判明して
しまった。

一方ジェームズに関してもサイラスは手綱を引いて管理している
ように思えたけど、ついにこれまでホリスたちが決して口にする
なと言っていた「ディファイアンス」が何のことなのか、その一端
が描かれた格好だった。アメリカ大統領選挙に於けるオハイオ州・
ディファイアンス郡で起きた逆転劇。出口調査など当てにはならない
としてフィッツが身内の祝賀会で得意げに語る中、その中にマスコミ
関係者が紛れ込んでいるということも知らずにペラペラと話して
しまうのだから、実にマヌケだった。サイラスもまるで気が付かない
ところは、補佐官としては失格ではないのか。

●使用された曲

・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer
・Livin’ In The Life by The Isley Brothers
・Why Don’t He Understand by Dolores White
・Crazy by Bettye LaVette

■検索用キーワード

・アラバマ物語の初版本
・フィッツ大統領、50回目の誕生日
・ソノマカウンティ空港のサンディ 航空局のチャック
・歳出委員 ウッドール議員
・ジュディ・ソルティス
・仮説なんて無意味だ。実際に起きた訳じゃないんだろう (ハック)
・ナショナルギャラリー
・ハートロッカーごっこは勘弁だ
・サンタバーバラ
・レッドステートは共和党 ブルーステートは民主党
・ミズーリ州のホーリー議員 対抗馬は洗練潔白なエディソン

オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
リンジー・ドワイヤー/クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA

サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母
ホリス・ドイル (Gregg Henry) 石油王、フィッツ支持

ジェームズ・ノバック (Dan Bucatinsky) サイラスのパートナー、記者
エディソン・デービス (Norm Lewis) 上院議員

ハロルド・ピアース (Chelcie Ross) ピアース・インダストリーズCEO
スキップ・ピアース (Jason London) ハロルドの息子
アン・ピアース (Patty McCormack) ハロルドの元妻、5億ドルで離婚
ヴェルナ・ソーントン (Debra Mooney) 最高裁判事
ジエナ・ニューホール (Kate Miner) ハロルドの再婚相手
トム・ラーソン (Brian Letscher) シークレットサービス
トンプソン (Susan Merson) 判事、法廷後見人を訴える
シューマン (Grainger Hines) 上院議員・院内総務
Dr.クラレンス・ウォルターズ (Bruce Katzman) 医師と見せかけて牧師
— (William Stone Mahoney) Elderly Clerk
— (Zaid Farid) Security Guard
ユセフ (Rajan Velu) 大学生・投票箱・システムについて論文
シュレフ (Wes Robinson) 大学生・投票箱・システムについて論文
— (Erica Shaffer) ニュースアンカー
— (Caitlin Gold) Staffer
— (Brian Mulligan) Janitor
— (Liz Benoit) Reporter
— (Jayson Creek) Reporter
— (Reece Rios) Reporter
— (Mark Benjamin) Senator

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